俺がTS属性の二重人格者であるのは間違いないんですけど? 作:春の雪舞い散る
取り敢えず当面は由比ヶ浜結衣と葉山隼人隼人は冷遇します
戸塚彩加は性別の障害なく戸塚LOVEです
女体化の比企谷八幡は設定の都合上キャラ崩壊ではなく全くの別人格ですので比較されても困ります
随所に他の作品の言葉が出ますがあくまでも読者、視聴者が真似ていると言った感じですからパクリとか言われましても…完全否定はできませんけどね
以上の事を踏まえて平気な方だけお読みください
比企谷八重
プロローグ
① 比企谷八幡の本人も知らない悩み
「 あぁ、今なんつったよ?このぺちゃぱいがっ!
ナニが性根が腐ってるだ?
ならお前は存在そのモノが腐ってるんだよっ! 八とアタシの事をナニも知らないくせにフザケタ事抜かしてると潰すゾッ! 」
そう低く唸ると
「 比企谷…女子相手にその発言はかなり不味いぞ…それになんだ? お前の声や口調が… 」
訝しげな目でアタシを見ながら
「 その目は節穴かよ?アンタ等が見ている比企谷八幡という男の背が縮んでいってるのがわかんねぇの?
大きな声で言えることじゃねぇけどこの際だからはっ言ってやる、今のアタシがセクハラには当たらないはずだ…何せ比企谷八幡は隠れTS能力者で今のアタシは自称比企谷八重、比企谷八幡の女性体なんだからな
因みに八は今アタシの中で眠っていてアタシの事はナニも知らず自分の事を夢遊病者だと思っている 」
そう言って既にぶかぶかになってるブレザーを脱いで見せると確かに胸部の膨らみは雪の下よりは気持ちふくよかな胸が自己主張していてそれに気付いた雪の下が歯軋りをして悔しがるのを見て笑う八重
「 で、どうするんですか?平塚センセー、今この場で身体検査デモするんですかぁ~っ?
先生のお気に入りだかなんだか知らないけどこの責任どうとってくれるんですか?
アタシは別に構わないですけど怒りに任せて表面に出てきたから当分八には戻れそうにないから明日から当分学校を休みたいくらいなんですけど? 」
そう言って二人を嘲笑うと
「 何をフザケタ事を言ってるのかしら? そんな堂々と 「 どっちがふざけてるんだ、明日うちのクラスは体育があるんだぞ? この状態で男子に混じって着替えろって正気か?
体育がなくたって体格や顔つきに声とかいつまでも誤魔化せるわけないつかすぐにバレるつかお前ダレ? 状態だろうがっ!
それともなにか? 人が必死に隠してるTS体質をカミングアウトしろって言うのか?
今の世の中TS能力者が世間からどんな扱いを受ける知ってて言ってるのかよ?
TSだけでも厄介なのに二重人格者のアタシにどうしろって言うのさ 」」
そう言って睨み付けてやるとさすがにナニも言えなくなったらしい…バカめが
変体を終えたアタシの比企谷八幡の名残はアホ毛と腐った目だけでその特長を知らない者達には身長差がほぼ30㎝もある八とアタシが同一人物に見えるわけがない
今目の前で見ていてさえ信じられないものを見た…そんな顔をしてアタシを見ている
「 わかった? わかったらこれ以上八とアタシに関わるな… 」
忌々しげにそう吐き捨てるアタシだった
② 雪ノ下雪乃は提案する
雪ノ下雪乃はアタシにそう言われたけどそれで
『 はいそうですか、わかりました 』
と、引き下がるような女じゃなかったのはアタシの計算外だった… え、計算してたのかって? 細かい事は気にするな
… 互いににらみ合いながら
「 周期は安定してるの? 」
そういきなりイミフな事を聞いてきたから
「 周期ってナニ? 」
と、首をコテンと倒して呟くと
「 平塚先生、どうやら彼女は女の子が学ぶべきものをナニも学んでないようです
おそらくはTSの発症時期が起因するものでしょうが生理の周期も知らないようですから… 平塚先生に提案があります 」
そう言って平塚先生に向き直り
「 依頼内容を比企谷八幡の更正ではなく比企谷八幡及び八重の両名の学校生活のサポートにしていただけませんか?
私が言うのもなんです色々なものを一人で抱えてきた八重さんの力になりたいんです
それにね、八重さん… 貴女の言った女子であることの不都合をまだ理解できてません
もしまだ学校生活を続けたければ取り敢えずは保健室の養護の先生だけにでも打ち明けなさい
で、なければ生理痛で保健室で休むことができないしナニよりまだ始まってないのでしょ? 」
そのいきなり生々しい話しに赤面するアタシを見ながら
「 やはり的中でしたか… 現状は不確定な要素が多く私達は情報が乏しすぎますからご両親、主治医と話し合う必要があると思いますが如何でしょうか?
その上で保健室の養護の先生の理解を得れば保健室登校で当面を凌ぎその間に対策を考える時間が作れます
確かにナニも知らない私たちにどれ程の事ができるかはわからないけど貴女一人じゃ抱えきれない事なのは当事者である貴女が一番よくわかってる事よね? 」
そう言って私の頭を抱えて頭を撫でる雪ノ下は
「 頼りないかも知れないけど私達を頼って… 」
そう言われアタシは泣いた… アタシがアタシと言う自我に目覚めて以来人初めて前で泣いた… しかも大号泣だ
その後何とか落ち着いたアタシをつれて保健室に行き養護の先生に話すと
「 わかりました…まぁ当然と言えば当然の話ですが比企谷八重さんはしばらく私が預かり女子が小学校で学ぶ保健の勉強を教えましょう
雪ノ下さんもその必要性を感じたからこそ私に事情打ち明ける必要があると感じたのでしょ?
私もそれほど知識がある訳じゃないけど比企谷さんのように発症の遅い子はその年令なら知っていて当たり前と言う一般論により知っているものと勘違いされ勝ちなんですが… 」
そう言って雪ノ下を見ると雪ノ下も
「 そうなんですか… 私はなにか嫌な予感がしましたから周期を聞いたのですけど周期と言われてもその言葉の意味を理解できませんでした 」
雪ノ下がそう説明すると
「 そう言う事です、確かに貴女達の年令なら習っているはずの事でも比企谷さんは男子の保健を習ってきているため女子が習うべき事を全く知らないはずです
ですがいつ比企谷八幡君に戻るのかが不明である以上今すぐになすべきはそう言った知識の習得だと思います
症例数が少ないから断言できませんが命に関わる病気ではないが今の医学の力では治癒の可能性はない不治の病
と、言われてるそうですからある日突然TSが治まったとという話は聞いたことがありません 」
その話を聞いたアタシが溜め息を吐くと
「 比企谷、ご両親は今夜ご在宅か? ご在住なら一度今後の事を話し合わなくてはならないと感じたのだが…例えば修学旅行、現状での参加は難しいよな? 」
そう深刻な表情で言われたので気持ちを楽にして貰うために
「 八なら心配要りませんよ、八なら行かなくても良いと知ったら喜んで家でだらだらしてますよ
それに両親も元々八が寝たらTSする体質は知ってますし八はともかく私が男子の部屋で寝るとか親父が認めませんけどだからと言って女子の部屋に行ける訳もありませんからね
八はクラスに友達は居ませんし私に至っては知り合いは雪ノ下しか居ませんから…
いいえ、それ以前にアタシは家族以外の人間と初めてまともな会話をしてるってことに今さら気付きました
なので私も修学旅行に出席しなければいけない意義は見いだせません 」
そう言って修学旅行の出席を拒否すると
「 それに関しては未だ時間はあるから結論を急ぐ必要はあるまい? 」
平塚先生は溜め息混じりにそう呟くのだった
八重ちゃんはいかがでしたでしょうか?
一度書いてみたかったネタですが…
一応書き続ける予定ですのでよろしければお付き合いのほどをお願い致します