ある夏の日に・ローマ編   作:一級狙撃手

1 / 2
はいどうも、一級狙撃手です。

今回は試し上げの新シリーズ、【ある夏の日に・ローマ編】です。

世界観は同じだけど、アリサが出てくる前の話なので、アリサが出てくるとしたら、シャットアウラとの脳内会話だけになります。





既に投稿は終わってしまいましたが、【ある夏の日に】の方もどうぞ。

URL⇒【https://novel.syosetu.org/79383/




それでは、本編をどうぞ。


第一章 一話【ローマにて】

ある夏の日に・番外編

 

 

 

時は2月、本編が始まる5ヶ月前。

 

場所はローマ。状況は戦闘中。

 

相手はローマ正教の末端構成員の武装集団数百人と数十人の魔術師、あとは一般的に言うテロリスト計百人弱の総勢約五百人を相手にこちらの戦力は、学園都市のLVEL5四人にLVEL4が一人、LVEL3が一人にLVEL0が三人、イギリス清教の魔術師が二人、天草式十字凄教が十数人、無所属の魔術師が一人の計二十人強と、シャットアウラ達黒鴉部隊、妹達(シスターズ)、ローマ正教の魔術師が十数人で迎え撃つ。(ちなみに、ローマ正教の魔術師と妹達は戦闘場所が違う)

 

今は、隊を二つに分けて戦っている。ステイル、姫乃を除く魔術師組とその他学園都市&ステイル、姫乃組である。総指揮はなぜかこの俺…上条当麻がとっている。

 

この戦闘は、魔術師の戦闘であるため、他の人を近づける訳にはいかない。かと言って、人払いのルーンなど刻む暇もなければ、カードは戦闘で使うため数を避けない。

 

その為、妹達で人の侵入を阻止(その前に食峰のメンタルアウトで、警察の上層部を操り、避難命令を出させている。なので妹達が相手しているのは野次馬)、その間に敵を倒す。と言うのが今回の作戦だった。(上空に関してはローマ正教の魔術師達が結界をはって隠している)

 

主な戦い方は、まず、紅の能力、【物体反射《テレポートミラー》】を応用して、鏡を砕き、超細かい砂状にしたものをテレポートさせて、対象(鏡)を地面に対して固定させるのではなく、人に対して固定させて動きに対応し、敵の射撃から全員を守る。

 

その上で一方通行は左から、俺が右から突っ込み(俺は姫乃に教わった魔術、【Exacerbate(姫乃が考えた魔術の為、ラテン語ではなく英語。意味はそのまま)】を発動、【幻想殺し《イマジンブレイカー》】を全身に移してから)、真ん中は天草式十字凄教と麦野沈利、電波関係は美琴の強力な電磁波で通信不能に、残りのメンツは残党狩りと敵の別動隊の相手をしている。(別動隊の数は三。上で出てきた人数には、別動隊は含まれていない。上の数はあくまで上条たちが戦っている人数)

 

浜面は敵に関する正確な情報をいち早く提供してくれたし、全部隊(上条隊、天草式隊、黒鴉部隊、妹達隊、ローマ正教隊)の情報を統制、俺に簡潔に伝え、俺からの指示も浜面を通して全部隊に伝えられる。(電波は美琴の電気のせいで使えないため、魔術通信をおこなっている)

 

最優先目標は敵魔術師。(理由は通信をきるため)

 

ここまで、なんとか切り抜けて来た。こっちに着いたのが午後十時、そのままぶっ通しで戦闘をして、今は朝四時、実に六時間にも及ぶ一進一退の攻防が続いていた。だが、こちらにはタイムリミットがある。今日の八時にはこちらのLVEL5の三人は定期健診で一度帰らないといけないのだ。

 

その後、帰ってくるまでは、攻撃は断念しなくてはならない。

 

そもそも、何故こんな事になったのか。それはローマ正教内部の分裂がきっかけだった。

 

上層部に不満をもった末端構成員が武装、ローマ教皇を殺害しようとする。これだけだったら学園都市が割ってはいる必要性がない。そう、そもそもなんで学園都市が巻き込まれたのか。

 

その原因は、今から約二週間前に遡る。

 

 

 

 




次回の投稿はかなーり先になるかと。

ではでは~。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。