特別にCCGで働かせてもらう事となった霊夢
...なぜ特別なのかというと、喰種捜査官は本来、アカデミーを卒業しなければ就くことの出来ない仕事だったから
私に与えられたクインケは私が以前倒した、キャットテイルの赫包を使って作成されたクインケで、私はそれにハクレイと名付けた...
その後、私はCCG最強と謳われている有馬貴将が率いる0番隊にいたが、私は資料まとめ等の雑用係だったので駆逐した喰種はせいぜい、B+レートといったところだった
私が局に入って少し立った頃、真戸呉緒が殉職したという知らせが届いた...
霊夢「真戸さん....」
私は真戸さんのおかげでこのCCGにいる...CCGに入ってからも親切でわたしが0番隊に入隊した時も入隊祝いとして食堂のカレーを一緒に食べた...私は普段、食堂は使わずコンビニで買い物は済ませている...最初無一文だった私を見て、真戸さんはCCGの年収分のお金をくれた年収で軽く1年は生活はできるらしい。食堂では私と、真戸さん、それに亜門さんもいた....真戸さんが3人分のカレーを持ってきた...が真戸さんのだけ色が違っていた...
真戸「私の顔になにか付いてるかね?霊夢君?」
霊夢「いや、辛そうだなあ...と」
真戸「一口食べてみるかね?」
私は首を縦に振った
霊夢「はむ...もぐもぐ...うん、辛いけど美味しいです」
亜門「ば、馬鹿な...ありえん」
隣で屈強な体格をしている亜門さんが驚いているのに私は頬が緩んだ
真戸「亜門クンも食べてみるか?ほれ」
そう言うと真戸さんは亜門さんの口にカレーを放り入れた
亜門「ーーッ」
喰種と闘っても表情をあまり表に出さない亜門さんがカレー如きで泣きかけていた、「フフッ、可愛いわね」私は心の中でそう呟いた...
ある日の夜、CCG内の寮で資料をまとめていると、とある資料を見つけた....
それは真戸呉緒は金髪の少女の喰種に殺されたと亜門の報告書だった
霊夢「金髪の少女...そんなわけないか」
魔理沙は金髪の少女に当てはまる。でも喰種ではない...しかし東京に金髪の少女があまりいないため一層霊夢の不安を掻き立てた
報告書を読んでいると更に興味深いものを見つけた...殉職者、つまり真戸呉緒は金髪の少女の喰種に燃やされて殺されたという証拠だった....
霊夢「この燃え方....八卦路ね...」
真戸の遺体の写真が同封されていたので私はすぐに魔理沙のマスタースパークのせいである事が分かった...
霊夢「マスタースパークね...でもどうして魔理沙が喰種?」
私は異変を色々解決してきたが人殺しの化け物がいて知り合いが人殺しに加担しているなんて経験したことがない...しかもよりによって魔理沙...
霊夢「そうなれば魔理沙はきっと被害者ね」
大方、魔理沙の事だから好奇心に負けて喰種と手を組んだんだろう....でも少し引っかかる事がある...亜門さんはどうやって魔理沙を喰種だと判別したのだろう...赫子は出せないはずだし...
霊夢「はぁー、考えたら眠くなってきたわね」
時計に目をやると針は23時50分を指していた...
私は眠る支度を済ませて、眠りについた...