霊と魔の東京喰種   作:サニャ

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霊夢視点#10 逆転

あんていく襲撃戦、私達博麗班は中心部からはかけ離れて、雑魚喰種の殲滅を任されていた。

 

二福「今中央はどうなってるんでしょうね」

「そうねぇ、きっと篠原さん達が梟を討ってる頃かもね」

 

その時、隻眼の梟ー芳村は討たれたが、突如現れた隻眼の梟ーエトによって篠原幸紀、黒岩巌、鈴屋什造らは大きな損害を被っていた。

 

その頃、霊夢達は突如現れたアオギリのタタラと戦っていた

 

「アオギリ、何でここに!?」

二福「.....」

キジマ「倒しましょう!博麗準特等!ガハッ」

タタラの赫子にキジマさんが倒れた...

「キジマさんっ!」

その時、私の左胸を赫子が貫いた........................................................................

 

 

二福「〜♪」

タタラ「これでいいのか?宗太」

二福「ええ、ありがとうございます」ニコッ

タタラ「上司を嘉納の喰種施術に通すとはお前も悪いな」

二福「いいんですよ、きっと今頃有馬さんが魔理沙を捕まえているはずです。一気に立場が逆転する様を見て楽しむのが面白いんです」

タタラ「問題は霊夢が成功するかどうか...か?」

二福「失敗しても何とかなりますって」

.....

私が目を覚ますと研究所みたいなところにいた

 

嘉納「目覚めたんだね、霊夢君。施術は成功したよ。私の最高傑作だ、金木くんを超えたかもしれないね。あと一体、オウルこと滝沢君も成功したんだけど彼にはちょっとした実験をして、敢えて君には何もしないで見ようと思う」

何を言っているの...この人は...施術って一体何を....

私の考えが悟られたのか彼はこんなことを口にした

嘉納「自分の身体を見てごらん」

そう言われて自分の身体を見ると背が縮んでいて、顔も幼顔になっていた...

「どういう事なのよ!」

嘉納「Rc細胞の再構築。見た目の通り君は子供の喰種になったんだよ...君は新たに生まれ変わった、子供の喰種として」

「ハァ?さっきまで私は準特等だったのよ?そんな私がどうして喰種なんかに」

嘉納「素晴らしいことじゃないか...それに君はすごい力を秘めている。飛ぶ能力はそのままに今までより格段にパワーアップしているよ」

「狂ってるわね...」

嘉納「私は狂ってはいない...物事を正すために動いているだけだ、霊夢君。私の願いを聞いてはくれまいか?」

「嫌よ」

嘉納「魔理沙君は、今、金木君と一緒にCCGにいる。半喰種の捜査官。Qsとしてね」

「魔理沙が!?」

嘉納「そこで君は、CCGの闇を理解して彼女達をここに連れてきて欲しい」

「言っている事が滅茶苦茶よ、貴方が魔理沙や金木をCCGに移したんじゃないの?」

嘉納「いや、違うな...」

「じゃあ誰なの?」

嘉納「それは答えられない。とにかく、連れてくるんだ」

「....分かったわよ」

嘉納「君は優秀だね」

「.....」

嘉納「じゃあ早速行動してくれたまえ、それと君はアオギリに入れておいた、アジトの場所はここに書いてあるからこれを見て行きなさい」

こうして、私と魔理沙の立場は一気に逆転した。そういえば紫はどうしてるんだろう...私が喰種になった事も知ってるんだろうか....

アオギリ...私を倒したタタラが所属する組織...そこに私も入れられている...

 

私は研究室を出て、アオギリのアジトへと向った


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