霊と魔の東京喰種   作:サニャ

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番外編#2 紫視点 ゆかりん計画

うーん、どっからどうみてもただの東京ねぇ...なにか変わった事とかないかしら....

菫子「あれ?紫さん!彼の顔を見てください!」

菫子の指さす方を見てみると、そこには、歯茎むき出しの少し不気味なマスクを着けていて、白髪の男の子がいた

。白髪は幻想郷では珍しくもなんともないのだけど

「菫子は何か知ってるかしら?」

菫子は答えた

菫子「はい、原作は読んだこと無いんですが、ここは東京喰種の世界ですね」

東京喰種...グールって確か、人を喰らう怪物よね...物騒な世界に来たわね。

とりあえず、彼を拉致して聴き込み調査をするかしら

「ねぇ、ちょっとそこの貴方?」

金木「誰だ!僕は早くコクリアにーッ」 パタッ

私は彼を気絶させた。彼を隙間の中に運ぼう。そして彼が起き次第、聞き込みを始めよう

菫子は帰らせようかしら...

私は菫子を返すために、さっき菫子とあった団子屋に繋げた

「もうこの世界でやる事は彼から話を聞くだけだから貴女は帰っていいわよ」

菫子「分かりました。私を連れていってくれてありがとうございました」

丁寧にお辞儀をして、菫子は帰っていった。さて、彼が起きるまでが退屈ねぇ...いっその事叩いて起こそうかしら?化け物なのだから多分大丈夫よね

私は彼を思いっ切りビンタした

金木「痛いですね...あ、血が」

私の全力のビンタなのに...血くらいで済む....流石グールね。多分、霊夢とか魔理沙だと、腫れて水膨れが出来た上に、3日は寝込むと思うわ

「単刀直入に聞くわ、貴方は博麗霊夢と霧雨魔理沙を知ってるかしら?」

金木「知ってます。魔理沙は僕と同じで喰種化施術を受けたんです」

何ですと!魔理沙が、喰種に!?霊夢は?霊夢はどうしたのよッ!

「霊夢はどうしたのかしら?」

金木「すみません、霊夢さんは魔理沙の親友っていう事以外は分かりません」

「じゃあ、魔理沙のことを知ってる限り話して頂戴」

私は金木から魔理沙の情報をすべて聞いた。魔理沙は、金木と同じく加納に臓器を移植され、半喰種に。それからは魔理沙と金木が一緒に行動していたが、ある時、魔理沙が逃走。コクリアに投獄された。コクリア送りを敢行した者は、紅白の巫女服を着けている奇抜なファッションだったらしい。ってそれ霊夢よ

「巫女服なら、霊夢よ」

金木「そうなんですか!霊夢さんが鳩にいると分かった以上、霊夢さんを連れ出すのも対策がしやすくなる...」

「残念だけど、そうはいかないのよ。貴方は今あったことをすべて忘れるから」

私は金木の記憶を弄って、空間の外に放り出した。さようなら、金木研。さようなら、東京。私は笑顔で幻想郷に帰っていった

藍「紫様!収穫はありましたか?」

私が帰ると真っ先に藍が尋ねてきた

ちょっとビックリさせてやろうかしら

「それがね....」

藍「紫様、機会はいつでもあります。また次の機会に...」

藍が少し不安な顔になる。

「ちゃんと掴めたわよー♪」

藍「!!」

藍が一気に嬉しそうな顔になる。

「藍、忙しくなるわよ!私がいまから言う事をよく聞きなさい」

藍「はい、紫様!」

 

 

 

紫の計画はまだまだ始まったばかりだ!




次回からはまた、霊夢編に戻ります

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