霊夢視点~
私は楽園の巫女博麗霊夢、ある晴れた日の午後、私は魔理沙と茶を楽しんでいた、そんな日常もとある異変によって終わりを告げた....
魔理沙「最近どうだ?異変もあんま起こらないから暇してないか?」
霊夢「そうね、最近はこの神社からも出てないわね」
魔理沙「なら今から人里にでも飯食いに行くか?」
霊夢「それはいいわね」
~人里~
魔理沙「何が食べたい?」
霊夢「うどんがいいかな?」
魔理沙「うどんか!私はキノコがたっぷり乗ったうどんがいいかなー」
何気ないやりとりをしていると私達はある店の前で立ち止まった
魔理沙「あん...ていく?」
霊夢「こんな場所幻想郷にあったかしら?」
魔理沙「入ってみようぜ!」
私達はあんていくという店に入っていった...
魔理沙「誰もいないぜ?」
霊夢「不思議ね...!?」
結界が貼られていない...?つまりここは幻想郷では無い...
魔理沙「どうしたのぜ?」
霊夢「魔理沙...ここは幻想郷とは別の世界かもしれない....って魔理沙?」
目の前から魔理沙が消えていた...
霊夢「う...」
意識が薄れていく...........
霊夢「んん...あら、ここはどこかしら?」
私が目覚めると神社より狭い部屋にいた...構造をみるにアパートの中のようだ....外には高いビルが建ち並んでいる...ここは都会のようだ
霊夢「アパートだとしたら他にも住民はいそうね」
私は住民に挨拶をしに回った...が、私以外に人の気配は無くあっという間に最後の部屋に差し掛かろうとしていた...
霊夢「すみませーん、ここに引越してきた博麗霊夢ですけどー」
本当は何故ここにいるのか分からないんだけど引越した事にしておこう...暫らくすると扉があいて中から紫色の髪をした美しく綺麗な女性が出てきた...まぁ、私の方が美しいけどー
リゼ「あら?新入りさん?その服装珍しいですね!私は神代リゼと言います」
服装の事を指摘されて私は少し恥ずかしい気分になった、ここでは巫女服は珍しいのか...
霊夢「これしか洋服がなくて....あと気になっていたんですが、他には誰も住んでいないんですか?」
リゼ「ええ、少し前まではいたんですけどね....みんな引越してしまいました」
リゼという女性が寂しげに言った
リゼ「そうだ、中でお茶でも飲みませんか?ついでに私の服を貸してあげますよ」
お茶...!良いわね!ちょっと失礼しちゃおうかしら
霊夢「ええ!ありがたくあがらせて頂くわ」
私は彼女の部屋を見回した...女の子らしいピンクの壁紙とか人形とかが飾ってあるわけではなく、綺麗に整理整頓がされてあってビジネスウーマンといった感じだった...
霊夢「お仕事は何をされているんですか?」
私が訊くと彼女は仕事はしていないと言った..生活費とかはどうしてるのかしら?
リゼ「あ、お茶淹れてきますね」
私はお茶を淹れているリゼをなんとなく見ていた...すると少し異変に気づいた...彼女からはほんの少量の妖気が感じられる...私はひそかにお札を取り出した
リゼ「お茶持ってきましたよー♪そのついでにあなたは死ぬわよォ」
両目が赤く......ッ!?
そう思った時リゼの尾てい骨あたりから鞭のようなものが飛び出してきて私の左胸を貫いた...