四人が帰投して支部長室に入ってきた。
ちなみに明史は先に支部長室に来ていた。
「先ずは祝辞を言わせてもらおう。初陣の成功おめでとう。早速だが山澤特務少尉、戦果の報告を頼む」
「了解です。今回の戦闘によりヴァジュラ計23匹の掃討に成功、死者は無し、アラン・リード上等兵が軽傷を負いました。」
「数だけを見れば充分すぎるほどの戦果だ。だがアルテミスとアポロの存在を考慮すればもう少し戦い方があったのではないかと思うが・・・そう言った所は今後の実戦の中で磨いていけばいい。さて、君達が気になっているであろうこと、リーダーの任命をしようじゃないか」
リーダー任命
果たして誰になるのか
正直誰になるのかさっぱりわからない。
「正直、私も決めかねていてね。リーダーの資質はあるものの前線に立たない者、リーダーの資質はあるものの基本として単独行動をせざるを得ない者、前線に立つものの少々腕に問題があるもの、前線に立つものの柔軟な思考が出来ないもの、どうしたものかリンドウ君、君はどう考える」
「自分ですか、自分は山澤特務少尉とリンク特殊起動兵曹長を推します。今回の戦闘における最大功労者はリンク特殊起動兵曹長です。しかしそうなるように指揮したのは山澤特務少尉です。なので二人のダブルヘッダーでどうでしょうか」
「ダブルヘッダーか、面白いな。確かに一理ある。当面はそれで行こう。では隊長二人以外は下がってよし。ご苦労だった。」
明史とリンクを除く他全員が退室した。
「君達には、他の隊の隊長以上の権利が与えられる。私のお抱え部隊という名と一緒にな。この意味を理解してくれると有難い。ではデーターベースを更新しておくように以上だ下がってよし」
明史とリンクは退室した。
「君たちには期待しているよ。」
このとき支部長の目的を知っているのは明史とリンク以外では存在しなかった。
自室は一応ベテラン区画にあるらしい。
リンクの隣部屋だ。
現在の階級は特務少尉、役職はオペレーター
オペレーターでこの階級はスゴいんじゃないか?
と俺は思ってる。
続いて蒼次の情報を更新する。
こっちに関しては簡単にしか書けない。
俺は彼に関して何でも知っているようで何も知らないのだ。
知っていることは階級と容姿ぐらいだ。
ささっとターミナルに書き込む。
討伐履歴に関してはこっちに来てからのやつだけ書き込む、ゲームの時のやつも書き込むとエライことになるからな。まだ2069年だよ?まだクアドリガとかボルク・カムランとかシユウ堕天とか出てないよ?そんななのにハンニバル神速種とかカリギュラとかウロボロス堕天とかアルダノーヴァとか書いたら混乱するだろ?
そんなこんなで自慢したいという心を押さえつけつつオーガテイル×1ヴァジュラ×24と書き込む。
そうして書き込みを終了して。
俺は自室へ移動する。