カリギュラを3:30で狩れるようになりました。
正直作業だと思います。
「でお前さん、これからどうする?」
「俺は何の指示も受けてないから、そうだなとりあえずエントランスで指示を待つかな。俺の予想ではその内ツバキさんと一緒に指示が来るから」
「その予想の根拠は?」
「現在の様子を見るにツバキさんは教練担当者、俺の現状は新入り作業員となると教育のために教練担当が俺のところにくる。現在の教練担当者はツバキさんと言う感じで話がループする」
「それで?」
「現在、自室が与えられていない俺の居場所として分かりやすいのはエントランスか戦場となればエントランスに居るのが皆のためになる」
「だいたいは正しいな。だが居場所はたぶんどこでもいい」
『第二部隊は至急出撃ゲート前に集合してください』
「こんな感じで放送が入るからな。と言うことで今から俺の部屋に来い」
「リンドウさんの部屋ですか?」
「ああ、そうだが嫌か?」
「いえ、俺はいいですけど。先客が居るのでは?」
「先客?」
俺達はベテラン神機使いの居住区画に着きエレベーターから降りる。
「あの突き当たりの部屋がリンドウさんの部屋ですよね?」
部屋の前に人が居る。あの露出の多い服装の女性はサクヤさんだろう
「ああ、お前さんの言ったとおり。先客がいた。お前さんの予想は当たるな」
「でしょう?」
『訓練生二名と新型神機使いとアポロの搭乗者は至急エントランスに集合せよ繰り返す・・・』
「ほらね」
「だな、あいつ等のことを頼むな」
「そういう展開だったらな、じゃあ俺はエントランスに行くよ」
俺は再びエレベーターに乗りエントランスへ向かう
俺は途中で蒼次を呼び出した。
エレベーターがエントランスに着き俺はゲーム機を操作しながら降りる
エレベーターを降りるとアランとツバメとリンクがいた。
「遅い!」
「すいませんでした!」
つい反射でそう叫んでいた。
「つまらないことで死にたくなかったら私の命令には全てYesで答えろ。いいな?」
「・・・・・・」
「わかったら返事をしろ!」
「はい!」
こんなシーン見た覚えがあるぞ・・・
「お前たちとっていいニュースであり悪いニュースである」
「悪い?」
「お前たちの配属先が決まった」
「俺、第一部隊がいいな~
とアランが呟いたがその願望は直ぐに打ち砕かれた
「お前たちは新しく設立された部隊第零部隊に配属されることが決定した」
「なぜ第零部隊何ですか?普通なら流れを見て第一三部隊を設立するのでは?」
「お前たちの中に普通じゃない奴が二、三人いるからな」
「普通じゃない?」
「そうだ、未来の情報や極秘事項を知り現在開発途中の新型神機を使用する神機使いを操る男と、これまた現在開発途中の新型オラクル機動兵器の試作機を操作出来る男とかな」
ツバキは蒼次を含めて俺らに視線を向けてきた
「と言うわけで完全秘匿の極秘部隊、第零部隊が設立されお前らが配属された。第零部隊の功績が外部に公開されることは無い。公開されたとしてもある程度偽装されてだな」
「そんなー」
アランが落胆して声を出す
「お前等の任務は緊急性の高いアラガミの撃退及び討伐、そして他部隊の援護だ。」
「緊急性の高いアラガミの討伐・・・」
ツバメが呟いた
「それと今回の件でお前等の階級、役職が更新された。アラン・リード訓練生、飛島 ツバメ訓練生、双方共に上等兵に昇格だ。水無月 蒼次中尉、特務少尉に降格だ。リンク・ロード、特殊機動兵曹長に任命。山澤 明史、オペレーターとして採用なお水無月 蒼次特務少尉と同一人物という事情故に貴殿を特務少尉に任命。本部隊の隊長は現在は未定である。次の作戦終了後改めて任命される。それまでの間の指揮は私が取る」
「いえ、それには及びません雨宮大尉。その仕事は俺が引き受けさせてもらいます」
割って入って来たのはリンドウだった
「お前は第一部隊の責務があるだろ」
「次の作戦までの間なんて長くても二、三日、短ければあと数分でしょう?その間に比較的隊長としての活動期間が長い俺がこいつらを一つの部隊として成り立つように教導するってのはどうでしょう?大尉?」
「勝手にしろ。しかし失敗した場合は・・・解っているな?」
「了解であります」
「では後のことは任せた」
ツバキさんはエレベーターに乗って行ってしまった。
「と言うことでこれからしばらくお前等を指揮することになった雨宮 リンドウだ。まあほとんどの奴は顔見知りだな」
「リンク・ロード特殊機動兵曹長です。アルテミスとアポロを操作搭乗します」
「うむ、資料にもそう書かれている。しばらくよろしくな。俺からの命令は三つ死ぬな、死にそうになったら逃げろ、そんで隠れろ、運が良けりゃ隙をついてぶっ殺せ。」
「リンドウさん、それじゃ四つです」
リンクがつっこむ
「悪い悪い、まあとにかく生き残れ、生きてりゃ後は万事どうとでもなる。にしても特務少尉ね~お前は危なそうだからもう一度言っとくが死ぬなよ」
「出撃するのは俺じゃなくて蒼次ですけどね」
「お前も戦場に呼ばれるだろうからな」
「まあ、そうなりますよね・・・オペレーターが戦場に出るとか聞いたことないですけどね」
「まあな」
「第零?部隊に出撃要請です。空母艦跡にヴァジュラの群れを確認。数は・・・10・・15・・23!他の部隊と協同で対応するレベルです。今から連絡を取ってみます」
「いやいい、直ぐ出る。アラン、ツバメ、出るぞ。リンクは例の奴で来い。明史お前はヒバリちゃんの横でオペレーター業務を勉強しろ。」
「よろしくお願いします。蒼次行ってこい」
やはり返事はない。
俺はゲーム機を操作して蒼次を動かす
画面には屋上の映像が映っている。
リンドウ達はヘリに乗り込んだ。
蒼次も乗り込んだ。
「あの、インカムどうぞ」
「ありがとう、こちら明史、聞こえますか?」
『おう、聞こえてるぞ』
『聞こえてます』
『感度良好問題なしだ』
『こちらアポロOK だ』
「聞こえてるなら良かった。リンドウ隊長作戦は?」
『ヴァジュラの群れの先頭に降りて前から潰す』
「リンドウさん達は作戦通りに降下してください。降下のタイミングは自分が出します。リンクは群れの後方に向かってくれ。アポロは大口径ビームが使えるよな?」
『ああ、確かに使える』
「アポロとアルテミスを駆使して後方から数を減らしてほしい。その機体なら楽勝だろ?」
『言われなくても』