短けぇ・・・です。
「あれは・・・、
〝あおば〟に魚雷攻撃した目標に、短魚雷を撃った。短魚雷が命中したのは、伊168だった・・・。
「何故
「一応、艦娘を出して回収させよう。」
「了解。艦娘出撃用意。」
『艦娘出撃よーい。』
「・・・。」
『
CICに旗艦の艦娘の声が聞こえ、艦娘達は帰投し始めた。照月は、CICで、CIC要員、砲雷長、艦長と共にその様子を眺めていた。
「対潜戦闘用具収めー。」
「対潜戦闘用具収めー。本艦は、これより公開演習ルートに戻る。繰り返す。本艦は、これより公開演習用ルートに戻る。米軍、海上幕僚監部、付近を航行中の潜水艦に連絡を入れよ。」
「終わった・・・のか・・・?」
文句を言ってきた薄い紫色のスーツを着たちょびひげのある1人の男性が照月に質問してきた。
「え?ああ、はい。以上で、対空、対潜戦闘訓練を終わりします。」
「「「おおー!!!」」」
照月がその言葉を言った瞬間、〝あおば〟CICは、見学者によって歓喜に包まれた。
「凄かったですねー!!!」
「本当に戦ってるのかと思っちゃったー。」
「腹減ってた事忘れてたぜ!!!」
子供たちからも歓喜の声が聞こえてきたので、子供たちが不安がってるかも知れないと思っていた照月はひと安心した。
CICを見学した後、艦内食堂で見学者の人々が昼食を食べている。それを隅で見ていた照月は、虚しさで胸がいっぱいになりながらカレーを頬張った。
「(お姉ちゃんと食べたかったな・・・。)」
「すみません、ここいいですか?」
照月がそう思っていた時、一般公開に参加していたある男性に話しかけられた。
「あ、はい。」
「それじゃあ、失礼します。」
照月がそう言うと、男性は向かい側に腰掛けた。
「どうですか?」
「え?」
食事中に、いきなり一般人の男性に問いかけられて、照月は、ビクッとした。
「艦娘のお仕事は楽しいですか?」
「!!!」
「艦娘」という言葉が男性から出た瞬間、またもや照月は、ビクッとした。そう、一般人の誰一人にも話してない艦娘だということがその男性にバレていたからだ。