できるだけ無欲で生きていきましょう   作:タクロス

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横浜がCSに行くことができて嬉しい作者です。

前回の二の舞は踏まないように不定期ながらも早めの更新を心がけたいと思っています。

どうでもいい話ですが昨日のFGOのガチャでセイバーピックアップをやっていたので友達にエクスカリバー撃ってみろよと言われてガチャを引いたらアルトリアのオルタが出ました。どうでもいい話ですね。


今回で原作前のお話はラストになります。
短いですが繋ぎのようなものなので勘弁してつかぁさい


お話の前のお話 〜受験とIS〜

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鈴が帰国してから一年後

 

新人は親の仕事の付き添いでフランスやら中国やらアメリカやらを飛び回り、時々実家に帰ったり、テストで満点取ったり、とまあ言ってしまえばいつも通りである。

一夏の方は、姉の千冬に教えてもらいながら剣道に打ち込んだり、将来のために新人に教えてもらいながら勉強をしたり、またクラスの女子を落としていたりと、こちらも大概いつも通りである。

 

だが今日はいつもとは全く違う日である。

 

 

 

受験

 

 

 

誰もが一度は受けるであろう15歳の階段に現れる大きな壁である。新人と一夏は同じ高校を受けた。弾たちは弾たちで同じ高校を受けた。新人たちと弾たちでは受験会場が違うため離れてしまっているが前日にお互いの健闘を祈って最後の仕上げを弾宅で行った。朝から通しで、昼と夜は弾の父親に作ってもらいながら仕上げをしたのだ。

 

結果は上々。新人と一夏は買ってきた問題集を全問正解で終わらせ、弾と数馬も一部は新人と一夏に教えられながらも、だいたいは正解だった。最後に四人で篠ノ之神社というこの町にある神社まで合格祈願を祈りに行った。

 

話は戻って受験当日

 

新人は一夏よりもあらかじめ早くいくことで最後の復習をしていた。彼からすれば楽勝のようなものだが油断はできないのである。そして受験開始五分前。新人は復習を切り上げて周りを見渡すと一夏がいないことに気づく。さすがに五分前に居ないのはおかしいと思ったが時間が来てしまい、一夏がいないまま受験は始まり、終わった。遅れて一夏が参加することもなく誰一人の遅刻者も出ないまま受験は終わり帰り道へ。家に着いてカバンを下ろしてから一夏宅に行くも、インターホンからの応答はなく、二、三時間待っても一夏が現れることはなかった。

 

 

翌日

 

 

目覚ました新人はいつも通り歯を磨いてからリビングに入る。するとそこには新聞を落としたまま固まっている父と、何故かフライ返しを持ったまま固まっている母がいた。何かあったのかと思いテレビを見る。するとそこには、

 

『繰り返します。昨日、政府から初のIS男性操縦者が現れたとの発表がありました。初の男性操縦者の名前はなんと、織斑一夏。あの織斑千冬の弟です。何故彼が突然ISを動かせるようになったのかは不明ですが、昨夜未明にかの天才科学者でありISの発明者である篠ノ之束博士はーーー』

 

テレビでは一夏が初の男性操縦者となったことを知らせる報道が流れていた。新人は興味無いとばかりに他のチャンネルに変えるも、そこでも一夏が初の男性操縦者になったことが報道されていた。そうですかと呟くと同時に、これでは朝一でやっている五分アニメ、ふぇいとDE/GOが見れないと気付くと少し肩を落としながら椅子に座ると味噌汁を啜っていた。

 

「新人、お前一夏君が初の男性操縦者になったて聞いて驚かないのか!?」

「父さん、正直一夏君がIS操縦者になろうとも僕には関係の無いことです。それに僕としては一夏君の安否が確認されたことの方が大事なので」

 

そう、親に告げると白米に手をつけ、卵焼きに手をつけ、味噌汁を啜りを繰り返して食事を終えると日課であるランニング10kmをするためにジャージに着替えると、走りに行ってしまった。

新人が帰ってくると、弾たちから電話があったことを母親から伝えられたので電話をかけると、

 

「一夏がISの男性操縦者になった、って聞いたか!?」

「聞きましたが別に興味無いですね」

 

この二言で会話は沈黙。一分後には電話は切られていた。そして、それが数馬からも正に異口同音の質問をされたので同じように返して同じような反応をして終わった。

 

 

次の日

 

 

土曜日である。が、昨日の一夏の発表が原因で男性IS操縦者を探すために日本中で、ISに反応するかのテストが行われた。新人は興味無いから行こうとしなかったが一応行ってこいという、親からの一言で渋々行くことになった。長い列を待つ間に最近ハマったインドの言葉についての本を読みふけっていると新人の番になる。これで帰れるとISに触れた瞬間

 

 

新人の体はISを装着したままの状態で立っていた。

 

(まずいですね、意識がだんだんと無くなっていくような、まるで魂が抜けていくような気がーーー)

 

ガシャァン

 

新人の意識はここで途切れていた




まず始めに、UA15000、お気に入り件数160件突破。本当にありがとうございます。前回あんなに遅れていたのに見てくださった方がたくさんいてくださったことに感謝を。そして感想を書いてくださったゴオーさん、いつもありがとうございます。感想が書かれているのを見るとにやけてしまうのはなかなか治らないです。


ついに次回で原作入り。どうして新人が倒れたのとか新人たちの恋愛模様は何れ。

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