帰っておいで故郷へin鎮守府   作:放火後ティータイム

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長らくお待たせしてしまい申し訳ありません
色々文句を言いたいでしょうが言い訳を活動報告の方にのせておきますので
文句はそこで…


第十六話 お父さんは少し怒る

「……で…なんでお前がここにいるんだ?あきつ丸?」

 

「そ…それは…」

 

あのライブでの衝撃の再開の後、しばらくあきつ丸と話をして楽しんだ後、鳳翔一家と別れ

自宅へ帰宅したらあきつ丸がいたのだ

 

「鳳翔から大抵の奴らの退役後を聞いているがお前…確か北海道在住のデザイナーだったはずだ」

 

「せ…せっかく佐世保まで来たので父上にご挨拶しようかと…」

 

「心拍数の乱れを確認…ダウトです」

 

こ…こら…フェーミナ…そうやって勝手に謎の分析するの止めなさい…

そ…それはともかくだ…

 

「お前…まさかだとは思うがなんも計画たてずに佐世保まで来やがったな!?」

 

「うう…ホテルの予約くらいとれると思いまして…」

 

「お前なあ…だいたいまだまだ焼け野原だらけの場所にホテルなんてあるわけねぇだろ!

 いちばん近くても佐賀とかだぞ!佐・賀!

 それになぁ…二万の客が直で帰る訳じゃないんだぞ!?そんな簡単にホテルなんて

 予約出来るわきゃないだろうが!!」

 

「うう…面目ない…」

 

こうなったのなら仕方ない…

今晩は家で泊めることにする

 

「すまんフェーミナ…客間として使ってた部屋あっただろ?そこ掃除しといてくれないか?

あと来客用の布団の準備も…」

 

「承知いたしました」

 

俺達のやり取りが面白かったのだろうか…フェーミナはクスッと微笑むと薄暗い鎮守府

の奥へと消えてった

……あいつ…珍しく笑ってたな…

 

「だいたい何故連絡を寄越さなかった?連絡さえ寄越せば迎えにも飯の準備だってしたんだぞ?」

 

「急な連絡は迷惑かと…思ったのであります」

 

ああ…こいつ…変わってない

こいつは真面目で他のあきつ丸とは違って自分を表に出せない性格だった

特に陸軍艦艇の艦娘ということで海軍迷惑をかけまいと自分より他人を心配するような奴だ

そう思うとあきつ丸らしいと笑みさえ出てくる

 

「迷惑なわけあるか

 流石に今日みたいにあまりに突然すぎるのは困るが

 ちゃんと連絡さえ寄越せばいつでもこっちに来てもいいんだぞ?」

 

「了解であります…」

 

「…口調ぐらい普段通りにしてもいんだぞ?」

 

「こちらの方がいいなれておりますので…」

 

「……そうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

毎度恒例となった帰省した艦娘と居酒屋鳳翔で飲むという儀式を終え

翌日あきつ丸を長崎空港まで送った

 

「次来る時は連絡くらい寄越せよ」

 

「うう…申し訳ないであります…」

 

「別に謝らんでもいいさ…次に気を付けりゃいいだけだ」

 

「ご主人様…あきつ丸様」

 

「おお…そろそろ時間か…ありがとうフェーミナ

 いつでも帰って来るといい…ちゃんと計画をたててからな」

 

「うう…傷口に塩を塗るのは止めてほしいのであります…

 ではまた帰ってくるのであります。お世話になったのであります」

 

 

 

 

 

 

秋津丸を見送った後軽トラに戻ると助手席に大きな袋と提督殿、フェーミナ殿へ

と書かれた置き手紙が置いてあった

 

「俺達のぬいぐるみか…こりゃびっくりするほどそっくりだな

 あいつ夜中までこれ作ってたのか」

 

袋の中身は俺とフェーミナのぬいぐるみだった

可愛いくつくられているので怖い見た目で評判なことを知っているしている俺やフェーミナは

そのぬいぐるみと俺の顔を比べながら笑いあった

 

今でもぬいぐるみは執務室に大切に飾っている

 




もと佐世保の住人だった私ですが佐賀県はマジで近いです
自分の住んでた場所だと車で40分ほど走れば着きます
伊万里の温泉とかめっちゃ行ってました

そんなことより本編を書くのは久々過ぎて色々心配
特に秋津丸はまだあまり性格や口調を理解してないのでキャラ崩壊起こしてそう
後ほど言い訳を活動報告で発表しますので是非…

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