帰っておいで故郷へin鎮守府   作:放火後ティータイム

12 / 22
今回は自衛官の方やミリタリー好きの皆様には大変失礼な文になっているかもしれません
……クソ!もう少し自衛隊について調べておけば……!!

あと今回の話でお父さんが体験することは未来永劫あり得ません
ここだけは忘れないで……今回の作品は事故解釈の塊だと……


第十一話 お父さんの出会いと成り立ち

2013年 12月21日 ~上陸阻止作戦から二週間後~

 

例えこの世でどんな出来事が起ころうと必ずクリスマスがやってくるものだ

あの作戦からなんだかんだで二週間が過ぎ佐世保の町は相変わらず廃墟が目立つが

仮設住宅も増え避難民の生活が安定してきた頃で正直クリスマスどころではない状態

そんなある日のことだった

 

 

 

 

 

 

「………ごめん。もう一回言って?俺の聞き間違いかもしれないから」

 

「ですから陸将直々の呼び出しです。二等陸曹……何かしたんですか?」

 

「いや……なんもしてない……本当に……精々叢雲ちゃんの見舞いに行っただけ」

 

「それだけだといいんですがね……」

 

「いやマジで信じて!!俺何もしてないから!!」

 

そう☆俺は陸上で最高クラスの階級 陸将から直々にお呼びだしされているのである(オワタ)

なぜ二等陸曹である俺が呼ばれるのかは分からんがヤバい予感がするの

 

「でも他にも口野二等陸曹や宮古曹長も呼び出されてたみたいなんですが」

 

「英君?それ本当?」

 

「本当です」

 

ナニソレ?仲間出来て喜ぶべきか、普通あり得ないこの状況に不安を持つべきなのか……

まあどちらにせよ……

 

「嫌な予感がするなぁ……」

 

 

 

 

 

 

場所は変わって熊本県健軍駐屯地

なぜここかと言うとここに陸将がいらっしゃるからだ

長い廊下を歩き目的の部屋の前に立つ

生唾をゴクリと飲み込みながらノックをする

コンコンと心地よい音が響いた後に「どうぞ」と返事が来る

 

「失礼します!相浦駐屯地より参りました〇〇二等陸曹です!!」

 

ドアを開けて入るなり敬礼をする

なかにいたのは眼鏡をかけた若干痩せ気味の男性だった

 

「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。さぁ腰をかけたまえ」

 

俺は見るだけで高級なものだと分かる革製のソファーに腰をかける

うお!?なんだこれ!?柔らか!!

まぁそんな俺の驚きを無視し話が進む。当然だね

 

「佐世保市上陸阻止作戦ではご苦労だったね。」

 

「い……いえ!自衛官として当然のことをしただけであります!」

 

「素晴らしい心構えだ。道理で君が『相浦の守護壁』と呼ばれるわけだ」

 

あ…『相浦の守護壁』!?ナニソレ!?おれの二つ名!?

 

「敗走した部隊をまとめて防衛に徹したと聞いている。本当によくやってくれた」

 

「は……はぁ……そ……それで今回の御呼びだしというのは……」

 

「ああ済まない。話がそれてしまったね。これを読んでくれ」

 

そう言って陸将殿は一枚のコピー用紙を渡す

そこにはこう書いてあった

 

『佐世保鎮守府への異動を命ず』

 

 

名前_______【印】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

------は?

 

「こ……これは?」

 

「見ての通りだ。君には佐世保鎮守府の提督の任につくことになる」

 

「し…しかし自分は陸上自衛隊です。なぜ海上自衛隊の部隊に!?」

 

鎮守府と実質海上自衛隊の部隊なのだ

なぜ基地ではなく鎮守府と呼ばれているのかは 艦娘には特別な施設がいる

日本全国どこを探しても通常の基地では運用ができないため

通常の基地と艦娘専用の基地を区別するために鎮守府と呼ばれている

 

「……今回の襲撃で佐世保鎮守府は壊滅したのは知っているかね?」

 

「もちろん存じております。」

 

「その際に提督も戦死したんだ。現在彼の代わりの人材を探している」

 

「まさかそれに自分が……」

 

「その通り。そのまさかさ。君が選ばれたんだ」

 

なぜ選ばれたか……俺には分からなかった

 

「しかしなぜ海上自衛隊ではなく陸上自衛隊の隊員……それもなぜ自分に?」

 

「海上自衛隊の艦隊はほとんど壊滅し、そちらを復旧させるのが優先的に行われている

今回の襲撃で全国各地で防衛を強化していてな…なかなか人員を派遣できん」

 

だから陸上自衛隊なのか……

確かに陸上自衛隊が14万の隊員数に比べ海上・航空は両者とも5万程度

陸海空どの自衛隊も被害が出たが特に海上は深刻だ

航空も制空権を取るために多くの機体が撃墜されたのだろう

 

「事情はわかりましたが、なぜ自分なのでしょう?他にも優秀な隊員はいるはずです」

 

「……今回の襲撃で艦娘の運用方針の変更と実戦経験が理由だ」

 

きっと長くなるのだろう

陸将殿は口に水を含み大きく息をすってからこういった

 

「正直艦娘の運用は海上も航空も我々にもよくわからんかった

艦娘をどう作戦に参加させるか考えたが、結局被害が出たところに数人で

援助に向かう……つまりただ闇雲に出撃させるしかなかった

鎮守府が本格的に建設された直後の出来事だったからな。

艦娘とて人であることに間違いない

ならば我々陸上自衛隊が適任だ

特に君のように実際に手柄を得た人物が頼りなのだ

だから今回は特別な異動なのだ。」

 

「し………ししししかし!じ…自分のようなものがこのような重大な任を

いただいてもよろしいのですか!?」

 

もちろん自衛官になったからには自衛官としての役割をしっかりこなす

しかもそれで多くの人が救えるのなら引き受けない理由はない

だがやっぱり自分でいいのか?とおもってしまう

 

「……君は実際にやり遂げたじゃないか

寄せ集め同然の即席の部隊で大勢の市民を救い、結果として大勢の隊員の命も救った

この異動を受けるにせよ受けないにせよこれだけは君が誇るべきものだ

別に無理強いはしないゆっくり考えて…「受けます」……ほう」

そして辞令(?)にサインを入れる

こうして俺は提督へとなったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

普段の作業着(迷彩服)と全く違う真っ白な制服を身につけ

必要最低限の修復が済んだ鎮守府正門へと立った

 

緊張のあまり大きく深呼吸をする

俺は意を決して鎮守府へと入った

 

中に入ると艦娘らしき少女がいた

向こうもこちらに気付き敬礼をする

 

「初めまして、本日よりこの鎮守府に着任し……た……ってえええ!?」

 

「……?急にどうしたの?提督……ってえええ!?」

 

お互いが口をあんぐりと開けて

 

「「叢雲ちゃん(自衛官さん)!?」」

 

間違いない。あのとき自分が助けた叢雲だ

右手の火傷がそれを証明している

 

呼吸を整え俺は改めて

 

「この鎮守府に着任した提督だ。これからよろしくな」

 

そう言って握手を交わした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………っで終わりだな」

 

「懐かしいわね。あのあと英君が来て、雷ちゃん…隼鷹さんたちが来て……」

 

「最初は大変でしたね。特に資源が……それに口調も変わりましたよね」

 

「……?そうか?」

 

フェーミナを忘れたかのように三人で思い出話をしてしまった

フェーミナに「すまん」と謝れば「大丈夫」ですと今まで見たことがない笑顔で

微笑むもんだから驚いた

 

そして叢雲達と居酒屋鳳翔で飲んだ結果、アルコールが抜ききれず

帰る時間が遅くなってしまって叢雲が喚いてたのはまた別の話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい☆2500文字に渡る駄作執筆本当にありがとうございました☆と
殴りながら自分に言ってやりたいです(実際にやってます)

今回の作品に無理があったのは反省してます
あと終わりかたにしまりがない……トホホ(;´д`)

次回から良くなるよう努力します……

次回、霧島組の再来か……提督IOVEな高速戦艦にするか迷ってます
意見あったら感想欄でいいので書いていただければ……

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。