俺が安息の日々を求めるのは間違ってないっ!よな? 作:春の雪舞い散る
拙い文章ではありますがお付き合いのほどをよろしくお願いします
バレンタインのイベント以降土日がなくなっていて社畜人生まっしぐらな日々を送っている俺です
そりゃもうカル○ン猫まっしぐらを上回る勢いでまっしぐらなまである
えっ?何でお前がそんなに忙しいんだよって?
いや、大した理由はないぞ?
誤解が誤解を生んで俺がお菓子作りが得意な男子と間違った情報が広まっちまってあちこちからお呼びが掛かってるんだよ
けーちゃんの保育園とか蒼空が通ってる小学校の学童保育とかな?
後は雪の下家とか川崎家とか三浦家とか一色家とか雪の下家とかからお呼びだし
ご近所の奥様方の集まりに呼ばれたりとかもあったが母ちゃんが苦笑いして頭を下げて来たら断りようがないだろ?
おまけに金居さんと一色の奴が面白がってお菓子作りを俺に仕込むは俺みたいなのがお菓子を作っているのが珍しいのかは知らんが家庭科クラブの部員が一気に増え来年度は勿論再来年度も安泰な感じまでさえある
そして卒業式
お世話になった家庭科クラブの先輩達に感謝の気持ちを込めてクッキーを焼きたいって話を聞いたから
「あー、俺も城廻先輩に渡したいからその代わりに手伝うわぁ~」って話がナゼか全卒業生に贈るって話になりばたばたになって焼いた前日
まぁ家庭科クラブとヘルプに入る奉仕部の活動実績になるから良しとしとくか
そして今、更に頭が痛いのがバレンタインをやったんだからと言わんばかりのホワイトデーのイベントを期待されているのと個人的には小町にバースデーケーキを充てにされてしまっていることだ
調子にのって小町と大志の入学祝い代わりに一色に習ってマカロンを焼いたのも不味かった
いや、味はそう悪くないと言うかそっちの意味の不味いじゃないぞ?
上手くできなきゃディスられ上手くできたらできたで更なる災厄を招くしかないであろうこの負のスパイラル?
逃げ道はあるのかよ?
………いや、全く無かった
ただ逃げ場が無いだけじゃなく小町のバースデーパーティー参加人数を聞いて愕然とした
「 今年の誕生日ケーキはお兄ちゃんが焼いてくれるんだよぉ~っ♪ って話したら参加希望者が増えちゃったっ♪ 」
( いや、増えちゃった~って笑って言うレベルじゃないでしょ? その人数 )
つかそんだけの大人数どうするの?ケーキ、お兄ちゃん一人じゃ賄いきれないよ?
そう思って頭を抱えていたら
「 大丈夫だよ、比企谷君… クリスマスの時の部屋を用意するから任せといてよ?
お礼は又マカロンを焼いて事務室に差し入れてあげてよ、君の焼いたマカロン… かなり好評だったからね 」
そう言って誉めていただけるのは良いんですけど相変わらずナチュラルに人の心を読むのは止めてもらえませかね? 陽乃さんやそれにケーキの問題が解決してないんですがね…
「 八幡、何のためにアタシ等が居るのさ? 」
「 サキのゆーとーり、八幡はもっとあーしらに頼れっ!」
「 そーですよ、先輩… ケーキやおやつはアタシや金居先輩にお任せください、後の料理は川崎先輩が主体に頑張ってくれますからね 」
そう言って皆が笑い掛けてくれていた…
えー、今回の前奏は如何でしてたでしょうか?
次話は受験で抑えていた小町が弾ける…そんなお話を描けたら良いと思ってます
それでは皆様、次話までのお別れです…ごきげんよう