英雄を知る破壊者と問題児達が異世界から来るそうですよ?   作:星詠みの観測者

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はい、皆様おはこんばんにちは

ご無沙汰しております、星詠でござりまする・・・

割と真面目にやばいと感じています。本当に執筆遅くて申し訳ない(´・ω・`)

の癖に新作のプロットが出来つつあるからほんとに阿呆だろ私

そのうちふらっと投稿されるかもしれないので興味あったら見てください

・・・そんな事より残りも進めろって話ですよね(笑)


皆様の実力が試されるそうですよ?

「これだけの広さを持つ土地が、ただのゲーム盤ですって!?」

 

「如何にも。さて、では再び問おうかのう?おんしらが望むのは試練への挑戦か?はたまた対等な決闘か?」

 

と白夜叉は凄みを効かせながら、問いかけた

 

「・・・十六夜、飛鳥、耀」

 

と先程まで笑っていた龍夜が、真剣な声音で呼びかけた

 

「悪いことは言わねぇ、試練への挑戦にしときな。正直俺らじゃかなわねぇよ・・・。十六夜お前ならわかるだろ?」

 

「・・・わかってるよ、正直格が違い過ぎる」

 

と両手を挙げながら十六夜は言った

 

「参った、こうも凄いもん見せられちゃあどうしようもない。降参だ、白夜叉」

 

「かか、そうか。では試練を受けるということだな?」

 

と白夜叉は笑みを浮かべ言ってきた

 

「ああ、それでいい・・・だがな」

 

「うむ?なんじゃ?」

 

十六夜はその瞳に闘士を滾らせて言った

 

「この世界で過ごしながら、力をつけて・・・いつか、いつかお前に対等な決闘を挑んでやるよ」

 

「無論、俺も同じだぜ白夜叉。今の俺の実力じゃあ到底お前には敵いそうにない。だが・・・俺には・・・俺達にはやるべき事があるんでね?このままにしとく理由にはいかんのよ。」

 

「そういうこった、だから今回は黙ってお前に試されてやるよ、魔王様?」

 

と闘士を剥き出しながら2人は白夜叉に言い放った

 

 

「くくく・・・おんしらは本当に面白い。して、残り2人も同じか?」

 

と2人に問いかけると

 

「・・・ええ、そうね今回は試されてあげるわ」

 

「うん、右に同じ」

 

と2人も返した

 

「そうか・・・では、おんしらを試すとしよう。さて、どんなゲームがよいかのう?」

 

と白夜叉が考えていると遠くに見える山脈から甲高い声が聞こえてきた

 

「うん?何今の声、聞いたことない声だった」

 

「ほう・・・彼奴なら丁度おんしらを試すのによいかもしれんな」

 

といって山脈に向かい手招きすると、巨大な獣が大空から4人の前に現れた。その獣は鷲の翼を持ち獅子の身体をした獣だった

 

「こいつは・・・まさか」

 

「グリフォン!・・・凄い、本物!?」

 

「さよう、此奴こそ鳥獣の王にして、"力" "知恵" "勇気"の全てを備えた、ギフトゲームを代表する獣じゃ」

 

「はは、コイツはスゲェや神話や逸話に出てくる名だたる獣の中でも、まさかグリフォンを拝めるとわな」

 

「ふふ、そうか。では試練について説明しよう。そうじゃのう・・・おんしら4人とグリフォンで先程の3つのうちのいずれかを比べ、背中に跨って湖畔を1周出来ればゲームクリアということにするかのう」

 

と言って白夜叉は紋の入ったカードを取り出した。すると虚空から輝く羊皮紙が現れ、それにゲームの内容を記述していった

 

 

『ギフトゲーム"鷲獅子の手綱"

ゲーム参加者 逆廻十六夜 久遠飛鳥 春日部耀 神無月龍夜

 

・クリア条件 グリフォンに乗り、湖畔の1周

 

・クリア方法 "力" "知恵" "勇気"のいずれかをグリフォンに認められる

 

・参加者側敗北条件 降参、或いは参加者が勝利条件を満たせなくなった場合

 

宣誓上記内容を尊重し、御旗と誇りとホストマスターの名の元に、ギフトゲームを開催する。 "サウザンドアイズ"』

 

「さて、これでよいかのう、では誰が挑戦する?」

 

と白夜叉が言うと

 

「私がやる。と言うか私にやらせて」

 

と耀が自信満々に言った

 

「了解だ春日部、先手は譲ってやるよ」

 

「気を付けてね、春日部さん」

 

「頑張れ、耀」

 

「うん、頑張るよ」

 

と言ってグリフォンに近づき、耀はグリフォンと話を始めた

 

「へぇ、耀のやつグリフォンと対話してんのか」

 

「どうやら、そうみたいだな。春日部のギフトは動物・・・いや、生物全般に関わる何かなのかもな」

 

と十六夜と龍夜は2人で耀のギフトについて考察していた

 

そして、話を終えた耀がいざグリフォンに跨ろうとしたとき

 

「あ、ちょい待ち耀」

 

と龍夜が声を掛けた

 

「ん?どうしたの龍夜」

 

不思議そうに首を傾げる耀

 

「いやなに、グリフォンに跨って1周すんなら多分、てか絶対その格好じゃさみぃと思うからよ・・・と、ほれこれをつけときな」

 

と言って龍夜は黄金の波紋の中から豪華でありながら、かなりしっかりとした造りをしたマントを耀に渡した

 

「・・・これ、すっごく高価な物そうだけどいいの?」

 

「ソイツは『王者のマント』って言ってな冷気や灼熱から自分の身を守ってくれる代物だ。なに、ちょっとやそっとじゃ壊れんから、遠慮なく使ってくれ」

 

と言った

 

「うん、わかった。ありがたく使わせてもらうよ」

 

と言ってマントを羽織り、今度こそグリフォンの背に跨り、飛翔し加速しながら湖畔を回り始めた

 

「大丈夫かしら、春日部さん」

 

「なに、春日部なら大丈夫だろう。・・・それより龍夜、さっきあの蛇神を縛った黄金の鎖も、マントを出した金色の波紋から出してたよな。それってなんだ?」

 

と十六夜が疑問に思っていた事をぶつけた

 

 

「あれか?うーん、まぁ俺のギフトみたいなもんかな?」

 

「あら、随分便利そうなギフトを持っているのね」

 

「確かに、なかなか面白いギフトもあるもんだな」

 

「まぁ俺にもよくわかんけどな・・・と、どうやら戻ってきたようだぜ?」

 

と言って3人は話を切り上げ、湖畔の方を見ると丁度、こちらに向かって戻ってくるところだった

 

そして、耀の勝利が決まった所で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耀の手から手綱が離れ、グリフォンの身体から落下した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「春日部さん!!!」

 

 

 

 

 

切羽詰まった声で黒ウサギか叫び助けに行こうとした所で、十六夜と龍夜が彼女の手を掴んだ

 

 

「十六夜さん、龍夜さん!は、離してーーーー」

 

「まぁ待て、黒ウサギ」

 

「大丈夫だ、黒ウサギ」

 

そういった2人はじっくりと耀を見ていた

 

すると

 

 

「えっ・・・」

 

「おっ、スゲェな」 「な?大丈夫だろ? 」「凄いわね春日部さん!」

 

4人とも驚きに満ちていた

 

それもそうだろう、なぜなら耀は空をまるでそこに道があるように歩いてこちらに向かって来ているのだから

 

そして、慣れない飛翔をする耀に近づいたのは、苦笑した十六夜だった

 

「やっぱ春日部のギフトは、他の生き物の持つ特性を手に入れる事の出来るギフトだったんだな」

 

「むぅ・・・違う、これは友達の証。けど、どうしてわかったの?」

 

 

「なんとなく。ま、お前が黒ウサギにあった時に風上が〜って言ってたろ?普通の人間じゃ到底出来ない。なら春日部のギフトは他種族の能力を何らかの形でギフトとして手に入れるもんじゃないかと思ってな。けど・・・それだけじゃ無さそうだな」

 

「確かにな、グリフォンのスピードが実際どんくらいか分からんが少なくとも俺の知っている生物の中で、あんなスピードに耐えられる生物は地球にはいねぇと思うしな」

 

興味津々な2人の視線を躱し、飛鳥と黒ウサギの元へ向かった

 

「うむ、たいしたものだこのゲームはおんしの勝利だ。ところで・・・おんしのそのギフトは先天性のものかのう?」

 

白夜叉も耀のギフトに興味を持ったらしく、聞いてきた

 

「ううん、違う。お父さんから貰ったこの木彫りのおかげ」

 

と言って首にかけていたペンダントを取り出して見せた

 

「どれどれ・・・・・・これは」

 

「材質は楠の神木ですね、しかし神格は残っていませんね。・・・中心に向かう幾何学線に、中心に円状の空白」

 

「んー?耀、親父さんの知り合いに生物学者の人っている?」

 

「私のお母さんがそうだよ」

 

「となるとこの図形は・・・系統樹を表してんのか、白夜叉?」

 

「おそらくのぉ・・・ということは・・・、いやはやこれは凄い!人の手で作られたとするのなら、おんしの父は神代の天才じゃ!まさか、人の手で系統樹を完成させ、ギフトとして確立させるとは!正真正銘"生命の黙示録(ゲノムツリー)"として過言のない名品じゃ!」

 

耀の見せたペンダントを見て、黒ウサギ、十六夜、龍夜、白夜叉がそれぞれの考察を述べ再度確認した白夜叉が言った

 

「この木彫りの円形は生命の流転いわゆる輪廻を表し、再生と消滅を輪廻の中で繰り返しながら進化して行く、世界の中心へと進む事を表している。うむ、これは凄いぞ実にアーティスティックな作品じゃ。わしが買取りたいぐらいじゃ!」

 

「ダメ」

 

「むぅ・・・こればかりはしょうがないのぉ・・・」

 

「それでですが白夜叉様、実は私達はギフトの鑑定をお願いしに来たのでありますよ」

 

と黒ウサギがここに来た経緯を今更乍に話した

 

「む、鑑定とな・・・よりにもよって専門外なのじゃが・・・」

 

「そこを何とか出来ないのか、白夜叉」

 

「うむむ・・・」

 

と少し悩むと

 

「ふむ・・・試練を無事クリアしたおんしらには何かしらのギフトを与えなければならんのぉ・・・まぁよいか、先行投資ということじゃ贅沢じゃが良いものをやるかのぉ」

 

と言って白夜叉が手を叩くと4人の前に輝くカードが現れた




はい、という訳で(何が!?)今回の更新はここまでです

ではまた次回お会いしましょう

因みに新作はBanG Dream!×仮面ライダーエグゼイドの作品となっております

私初のオリ主5人という何ともチャレンジャーな事をしております

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