英雄を知る破壊者と問題児達が異世界から来るそうですよ?   作:星詠みの観測者

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はい!皆様おはこんばんにちは!
連載中の小説が滞っているにも関わらず
新しい作品書き出す馬鹿な作者の星詠の観測者です!

息抜きがてらに書いていたら以外と形になってしまったので・・・更新は遅いと思いますがよろしくお願いします!


異世界に呼ばれましたよ?

「人類最古の英雄王の実力、その真意学ばせてもらう!」

 

「よかろう!我が全力を持ってして相手をしてやろう・・・せいぜい多くを学んでゆけ!」

 

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「黒の剣士の実力、その心が示す真意学ばせてもらう!」

 

 

「いいぜ、俺も全力で相手してやる!」

 

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それはある1人の青年の物語

 

 

 

「銀の鴉の実力、その力の真意学ばせてもらう!」

 

 

「僕から学ぶ事なんて無いと思いますが・・・先輩の為にも負けられません!」

 

 

 

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「ふぅ・・・かなりの世界を回ってきたな・・・」

 

 

俺の名前は神無月龍夜(かんなぎりゅうや)何処にでもいる・・・って言うと色々と弊害があると思うが、まぁごく普通?の人間だ

まぁ、ちょっと人間と言うには疑わしいがな

「しかし・・・やっぱりすげぇな『英雄』と呼ばれる人物達は・・・」

俺は今『アクセル・ワールド』の世界に渡り

銀の鴉「シルバー・クロウ」との戦いを終え自分の世界へと戻ってきたところだ

 

 

 

 

 

これが俺が自分が普通の人間だと思わない理由だ

俺には昔から「異世界を自由に行き来する能力」がある

と言っても俺自身にその能力がある訳では無い

俺が持っている「金と銀で出来た懐中時計」を使う事で世界を行き来している。実はもう一つあるんだが・・・まぁ置いておくか

そこで俺は異世界へと行きその世界の「英雄」または「主人公」と呼ばれる人達と闘い、その人達の戦闘技能、または心意気などを学ばせてもらっている

 

 

何故かって?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は俺にもわかってない。

俺は気づいたらずっと1人でいた、持っていたものは懐中時計ともう一つの能力の象徴のある武器(・・・・)があった

そして謎の使命感、それは「人類進化の為の探究」

人類が進化する為に必要な知識を集めると言った物だった

何故俺にあるのかわからないが、とにかくやってみようと思った、その方が面白そうだったから

 

 

「腹も減ったし、飯にするか」

 

と、俺はキッチンへと向けて歩き出した

 

 

 

 

 

 

 

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俺の今いる所について説明しようと思う

現在俺がいる所は宇宙にある広大なステーションで、ここにいるのは俺1人だけである

何故こんな施設があるのか、何故俺1人しかいないのか、

俺は何の為にここにいるのか、そもそもどうやってここに来たのか

全て謎のままである

もしかすると、人類進化の為の探究についての研究所みたいな所かもしれないが真意はわからない

 

 

「今日はこんな感じかな?」

 

考えてもわからない事だらけだが、俺が何者なのかを知るために、これからも人類進化の探究を続けて行こうと思っている

それに、そっちの方が面白そうだしな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、さしあたっては腹ごしらえとしますかね!

 

 

 

 

 

 

 

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「ふぅ・・・ご馳走様でした」

 

 

 

 

 

 

食べ終えた飯の皿を片付け、俺が就寝とかに使ってる部屋へと戻った

「さて、今の時間は・・・と、10時過ぎくらいか」

懐中時計を開いて時計を見てみる

まぁここ宇宙だし、時計これしか無いから午前か午後かは、

わからないんだけどな

「飯も食ったし、風呂に入って今日は寝ようかな?」

と言うが早いが風呂に入ろうと思い準備をしようとしていた時にふと、机の上に手紙が置いてあった

 

 

 

 

 

「はぁ?」

一体どうやったらロックのかかっている俺の部屋に手紙が置いてあるのか

「いや、そんな事どうでもいい・・・いや、良くないけどさ?」

一体誰からだよ?ここには俺以外の人間は居ないはずだろ

気になったので、手に持って中身を見てみると

『悩み多し異才を持つ、少年少女に告げる。その才能を試すことを望むのならば、己の家族を、財産を、世界の全てを捨て、箱庭に来られたし』

読み終えた途端、手紙から眩い光が瞬いた

「うぉ!?」

と咄嗟に目を庇う為に手紙から一瞬目を逸らすと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は空へと放り出されていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な!?一体何が!?」

俺は部屋に居たはずだぞ?

まぁいい、とりあえず今はこの状況をどうにかするか!

(見たとこ上空4000m位か?このままだと地面にぺっちゃんこだな・・・下、湖みたいだけど・・・まぁ威力は殆ど殺せないか)

落ちながら冷静に考えてみる

ふと、周りを見ると

俺と同じくらいの年齢の青年が1人、あとは少女が2人に猫が一匹か・・・

(彼らも手紙を貰ったのだろうな・・・)

十中八九そうだと思う

(なら、助けない手は無いな!)

まずは我が身からだがな!

「翼よ、来れ!」

思い浮かべるは、純白の翼。所謂天使等についているものだ

「はぁ!」

それにより、俺は身体を安定させる

(よし!次は彼らだな!)

安定させた俺は彼らに向けて手を伸ばし、ある魔法を唱える

『三界の理・天秤の法則・律の皿は左舷に傾くべし!』

対象者の重力を操る魔法

黒魔「グラビティ・コントロール」を発動させる

すると

 

「ん?」

『えっ?』

 

急に自分達にかかるGが軽くなった事にそれぞれ驚いていた

説明しないとな

「そのまま、自分の身体を安定させる感じでいれば、ゆっくり降りられるぜ」

と言っておく

「おう、了解だ」

「わかったわ!」

「了解」

と言って3人ともすぐさま身体を安定させる

(凄いな、魔術に怯みもしないとは・・・)

彼等も手紙に書かれていた『異才』と言うものを持っているのだろう

(もしくは順能力が高いかのどっちかだな)

俺達4人はゆっくりと地面に降り立った

 

 

 

 

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「し、信じられないわ!問答無用で引きずり込んだ挙句、そのまま外に放り出すなんて!」

 

 

と、喋り方からしていかにもお嬢様って感じの子が言った

 

 

「右に同じだ、クソッタレ。場合によっちゃあその場でゲームオーバーだぜ、これ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ」

と格好からしていかにも『問題児』って感じの青年が言った

 

「石の中に呼び出されたら、動けないと思うのだけど?」

最もな疑問だな

「俺は問題ない」

「お前は孫悟空か?」

反射的につっこんじまった

「そう、身勝手な人ね」

「やはは」

と、一連の会話を終えたところであたりを見渡してみる

 

 

見た事ない景色だな・・・

 

 

 

「・・・ここ何処なんだろう?」

と猫(三毛猫か?)を抱えた少女がポツリとつぶやいた

 

「さあな・・・わからん」

本当どこだよここ?

 

 

「まぁとりあえず・・・確認だがお前達のとこにも、あの変な手紙が来たのか?」

「そうだけど、そのお前と言う呼び方は変えてちょうだい。

私の名前は、久遠飛鳥よ以降気を付けて。

それで、そこの猫を抱えた貴女は?」

 

「・・・春日部耀、以下同文」

 

「そう、よろしく春日部さん。それで、いかにも凶悪そうなアナタと、不思議な力で私達を助けてくれた貴方は?」

 

「高圧的な自己紹介をありがとよ。・・・見たまんま野蛮で凶悪な、逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子揃ったダメ人間なので、用法と容量を守った上で、適切な態度で接してくれよお嬢様?」

 

「そう、取り扱い説明書をくれたら、考えてあげるわ」

 

「ハハッマジかよ、今度作っとくから覚悟しとけよ、お嬢様」

やはは

と笑って十六夜の紹介が終わった

 

「俺の名前は神無月龍夜だ。助けた事に感しては別に何でも無いから気にしないでくれ。」

 

「そう、わかったわ。以降よろしくね神無月君」

これで各員自己紹介は終わったな

 

 

 

 

 

 

 

(う、うわぁ・・・これまた、手強そうな人達ばかりなのですよ・・・あの金髪の人と白髪に黒髪が混じっている人は特になのですよ・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

ふーん・・・なるほどねぇ・・・

 

 

 

「ま、ここにいてもしょうがないから・・・そこにいる誰かさんに説明でもしてもらおうかな?」

 

 

(な!?)

 

 

 

「あら、貴方も気づいていたの?」

 

「当然、十六夜達も気づいてただろ?」

 

「当然、かくれんぼじゃあ負け無しだぜ俺。

春日部も気づいていただろ?」

 

「風上に立たれたら嫌でも分かる」

 

「へぇ・・・面白い奴だなお前」

 

 

ま、全員気付いてたってことだわな

 

「さて・・・さっさと出てきて欲しいんだが、俺はこう見えて警戒心が高い方でな・・・襲っちまうぞ?」

と若干の脅しをかけてみる。

すると

「い、いやですね〜襲うなんて物騒な・・・」

その時問題児達4人はこう思った

 

『イタズラ仕掛けるなら、今がチャンス!』と・・・

 

 

 

「十六夜!」

「OK!」

と言って出てきた奴目掛けて殴りかかっていった

「ちょぉ!」

といいながら木の上に飛び上がったぞ

「へぇ、ウサギか?」

本当だ、まるでバニーガールみたいな格好してる

木の上に飛び上がった人間ウサギ(仮)を今度は耀が木の上に飛び上がり追いかける

というか、二人とも凄い跳躍だな

さてと、俺は

「来れ、流水の蒼穹!」

蒼色の弓を取り出し、魔力を込めて矢を作る

「ちょ、ちょっと待って下さ・・・」

と耀を振り切ったのか人間ウサギ(仮)は外に出てきた

すると、飛鳥が

「鳥達よ、彼女の足を止めなさい!」

と、言うと飛んでいた鳥達が彼女の足止めをしだした

「な、なんですか!?」

今がチャンス!

「威力低めに・・・穿つは顎!」

と言って水で出来た矢を放った

すると・・・

「ふぎゃ!」

スコーン!と言う音ともに人間ウサギ(仮)の頭にヒットして

空から落ちてきた

「い、いたたた・・・」

といいながら、腰をさすっている人間ウサギ(仮)に4人で近寄り取り囲む。

「あ、あはは・・・」

と言いながら、ウサギは乾いた笑みを浮かべた

 

 

 

 

 

 

 

 

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「い、いやだなあ御四人様、そんな怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ?古来から孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんなウサギの脆弱な心臓に免じてここは1つ穏便に・・・」

「断る」 「却下」 「無理」 「不可能」

 

「あっは、取りつくシマもございませんね♪」

と言ってガックリと項垂れる黒ウサギ

 

その際、耀が不思議そうに黒ウサギの側に立ち

そして・・・

「えい」

「ふぎゃ!」

黒いウサ耳を根っこから鷲掴みし、力いっぱい引っ張った

 

「ちょ、ちょっとお待ちを!触るまでなら受け入れますが、

初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜くとは、何事ですか!?」

 

「うーん・・・好奇心?」

 

「ご自分でも理解出来てないなら、やらないでください!」

 

哀れである

 

「へえ?このうさ耳本物か?」

と言って十六夜が右側を掴む

「・・・じゃあ私も」

今度は飛鳥が左から

「じゃあ俺は、この尻尾かな?」

と言って俺が尻尾を掴む

すると

「はうぁ!・・・し、尻尾はダメでございますぅ〜・・・」

となんか色っぽい声を出して、固まってしまった

「おっと、ごめんごめん」

と言って手を離す

しかし

「いくぜ、お嬢様!」

「いいわよ、十六夜君」

 

この問題児2人はそうでは無かった

 

「えっ?ちょ、ちょっとお待ちを!」

 

『せーの!!』

 

左右に力いっぱい引っ張られた黒ウサギは、言葉にならない悲鳴を上げた

 

 

 

 

 

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「あ、有り得ない・・・有り得ないのですよ。話を聞いてもらうために小1時間も消費してしまうなんて・・・学級崩壊とはきっとこのような状況をいうに違いないのです」

 

「悪かったから、話を進めてもらえないか?」

 

1通り黒ウサギをいじり倒した後、俺達4人は岸辺に座り込み、彼女の話を聞くだけ聞こうという程度に耳を傾けた

 

「それでは、気を取り直しまして・・・

ようこそ、『箱庭の世界』へ!我々は御四人様にギフトを与えられた者達だけが参加できる『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼンさせていただこうかと召喚いたしました!」

 

「ギフトゲーム?」

 

「そうです!既にお気づきだと思いますが、皆様は普通の人ではございません!その特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵でございます。『ギフトゲーム』はその恩恵を用いて競うゲーム。そしてこの箱庭の世界は恩恵の保有者が面白おかしく生活出来るために作られたステージなのでございますよ!」

 

なるほどね、要はこの世界『箱庭』は膨大なゲーム盤って事かな?・・・何処かの盤上の世界を思い出すよ

 

そして、気になることも言っていた

(普通の人間では無い・・・か)

薄々と感じていたのだが、やっぱりそうだったのか・・・

(修羅神仏や、悪魔、精霊、星・・・ねぇ?)

残念だが、この力授かった物では無さそうなんだよな・・・

(ま、おいおい調べていくか・・・)

 

 

とそんな事を考えているうちに、飛鳥、耀の2人が黒ウサギに質問していた

 

ん?内容はきちんと聞いていたよ

ギフト保有者の事、コミュニティの事、主催者の事ギフトゲームのチップの事、ゲームの開始方法

後はギフトゲームが法とは似て非なる物という事

しかし、暇を持て余して修羅神仏がゲーム開催って・・・

そんなんでいいのかこの世界

 

そして、話の続きは黒ウサギのコミュニティに行ってからと黒ウサギが提案したところ、今まで聞いていた十六夜が

「待てよ、まだ俺の質問が残ってるぜ」

威圧的な声を上げて立ち上がった、その顔は軽薄な笑みではなく、至って真剣な顔をしていた

それに気づいた黒ウサギは、少し身構えながら聞き返した

 

「・・・・・・どのような質問ですか?ルールですか?それともゲームそのものについてですか?」

 

そう聞き返した黒ウサギの言葉を鼻で笑い

 

「ハッ!そんな物はどうでもいい、心底どうでもいいぜ。俺が聞きたいのは手紙に書かれていたことたった一つだけだ。」

と言って俺達を、この周りを、世界を見渡した後言った

 

 

 

「この世界は・・・面白いか?」

 

 

俺も、飛鳥も、耀も黙って黒ウサギの返答をまった

 

 

「・・・Yes!ギフトゲームは人を超越した者達だけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界よりも格段に面白いと黒ウサギは保証します!」

 

と言って満面の笑みを浮かべた

 

「・・・そうか、なら楽しみにしておくぜ」

と言って十六夜もまた笑った

 

 

 

(さて、成り行きとはいえこの先どうなるのかな?)

 

 

俺の元いた世界よりも格段に面白いそうだしな・・・

十六夜と同じく楽しみにしよう

この世界で繰り広げられる、神魔の遊戯を・・・

 




いかがでしたか?
今書いてる小説はこれも含めて
必ず完結まで持っていこうと思います!
頑張りますので応援よろしくお願いしますm(*_ _)m

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