ヴィランスレイヤー   作:ジャギィ

9 / 10
◆◆◆◆前回の あらすじな◆◆◆◆

オールマイトの最後の戦いの場で、ヴィランスレイヤーはヘッドショットの撃退を命からがら果たした。仇を討つべくヴィラン連合とソウカイヤを追っていたヴィランスレイヤーは、ソウカイニンジャ、バーンナックルから死穢八斎会との繋がりの情報を得た。ヴィランスレイヤーは止まらない。ヘッドショットを追うため!そして、全ヴィランを殺すために!


ナイト・フォーリング・イントゥ・サンド・ヘル#1

夜を照らす眩いばかりのドウトボリ・アーチのネオンが点滅する。現代社会を如実に知らしめるように疲れ切ったサラリマン、無軌道学生、パンクス、ヤクザが決して狭くはない商店街でスシ詰めとなっている。日常の慣れか、その土地特有の大らかさか、マケグミ思考の諦めか、誰1人文句は言わなかった

 

巨大なアーチに意匠されているのは伝説の四聖獣の一体であるタコであった。西の方角を司るタコは、日本国西に位置するこの土地の人間には強い親しみがあり、罵倒の1つとして使われたり、タコボール(またの名をタコ焼き)と呼ばれる民族料理の食料として使用されるほどである。もっとも、大勢の人たちに四聖獣の真実を知るものはいない

 

日本の都市の1つ、大阪と呼ばれる地に、ニンジャ装束ではなくトレンチコートを着たフジキド・ケンジは居た。家族の仇、ヘッドショットとのイクサの傷を癒すため。そして、ヴィラン連合、ソウカイヤとの関連で知った1つの組織に探りを入れるためだ

 

フジキドは情報を獲得するため、事前に調べていたスシ・バーの席に座っていた。「らっしゃい!ニイちゃん注文は?」「スシソバ1つ」人差し指を立ててフジキドが注文を言う。「ヨロコンデー!スシソバ1つ!」ガタイのいい色黒の店主がそう言うとスシソバを作り出す。息をついたフジキドは、帽子を深く被りニンジャ感覚を集中させた

 

一見にしてみればこのスシ・バー、ドウトボリに数多くあるスシ・バーやタコボール・ショップとさして変わらないように見えるが、よく周りを見渡せば、マイナーどころのヒーロー事務所のサイドキックの姿が確認できる。ここは、大阪をホームにしたヒーローたちが隠れて情報交換を行う穴場の1つなのだ。ちなみにここが選ばれた理由はスシとタコボールがうまいからだ

 

オーガニックマグロを切る音とタコボールを焼く音をBGMに聴覚を鋭敏にする。「このマグロ、鮮度切れだ!」「ご注文の品が、到着ドスエ」「課長め!こき使いやがって!ザッケンナコラー!」「オシャクしますよ。オットット!」「……死穢八斎会の情報は得たか……?」「……こっちは進展なしや。そっちは……?」「おお、アリガト。オットットット!!」

 

「!!」フジキドのニンジャ聴力が、あからさまに場違いな会話を捉えた!無論会話していたサイドキックの彼らは、ヴィランにバレぬよう細心の注意を払っていたわけだが、ニンジャの超人感覚を知らなかったゆえのミスだ。慣れなさから見るに、新人のサイドキックなのだろうとフジキドは当たりをつけた

 

フジキドに気づかず、サイドキック2人は話を続ける。「奴ら自体の情報は皆無だが、死穢八斎と繋がりがありそうな下位組織のアジトならば見つけた」「ホンマか…!?」「明日の明朝、俺を含めたサイドキック数人で調査をする。調査の結果、あるいは俺たちの内誰かの連絡が途切れた時点で即撤退の予定だ」深刻そうな声で呟く

 

関西弁の奇妙な頭髪の男が言う。「なんや随分しみったれとんな。ようやく見つけた手がかりの1つやのに…」「ヴィラン連合やソウカイヤほどではないにせよ、死穢八斎会は邪悪だ。京都でニンジャの目撃情報もある以上迂闊なことはできない」細身の男の言い分は事実であった

 

ヴィラン連合、そしてソウカイヤと繋がりがあるにも関わらず今まで表舞台に少しも姿を現さなかったのだ。フジキドも尋問したヴィラン(ニンジャ)から聞かされるまでその存在すら知らなかったことから、いかにうまく隠し通してきたのかが理解できる

 

(死穢八斎会はオール・フォー・ワンが全盛期の時期に台頭していたヤクザ組織。グレーターヤクザを凌駕する手腕だったものの、そこで止まっていたはずの組織…)ヴィラン連合に派遣されていたニンジャ、バーンナックルは死に際に死穢八斎会という名を呟いた。それを元にフジキドが調べた結果、知れたのはその程度のことだった

 

(((組織の規模は?人数は?目的は?…分からぬならば、直接聞き出すまで!)))フジキドは胸の奥で燃える憎しみを自覚する。ヴィラン連合、ソウカイヤ、そして死穢八斎会、相手取るには大きすぎる規模!数!対してフジキドは誰1人味方がいない孤立した状態だ。敵視していないヒーローも己を捕まえるためにやってくるのだ

 

四面楚歌!だがフジキドは復讐を諦める気など毛頭もない。(ヴィラン連合も、ソウカイヤも、死穢八斎も、全てのヴィランを皆殺しにする!そしてヘッドショット!家族の仇のキサマを必ず追い詰め、殺す!)フジキドは再び決意するとニューロンから意識を浮上させた

 

後ろを振り向くと、秘密会話にしていた2人のヒーローの姿はもうどこにもいなかった。他に情報を確保できないか再度ニンジャ聴力を強めた時、物を置く大きな音が鳴った。発生源はフジキドの目の前からだ。「スシソバお待ち!」「ドーモ」見ればカウンターの上に湯気だったスシソバが置かれていた

 

コト。フジキドのカウンターの上にまた物が置かれた。笹舟めいた容器の中で8つに収まるタコボールだった。しかしフジキドが注文したのはスシソバ1つのはずだ。「これは?」「ニイちゃん、観光で来たんか?ウチは常連が多いから、初めてのお客さんにはタコ焼き1個サービスしてんねん。よお食わんと大っきくなれんで!」「それ、いっつも言ってんで!」「ニイちゃん、もう諦めてもらっとき」ニカっと笑う店主に隣の常連客が笑う

 

そのあまりにありふれた日常を見て、フジキドの胸中に渡来したのは哀愁と懐かしき記憶だ。(父さんと兄さんも、同じことをよく言っていた)学年で1番背の低かったフジキドを見て、笑いながら茶碗に米を多く盛る長く太い腕に、幼かったフジキドは憧れていた。もう2度と見ることはない家族の幸せに満ちた顔

 

フジキドは爪楊枝にタコボールを突き刺して言った。「ありがたくいただきます」「食べ食べ!」言われるがまま、タコボールを口にする。次々に食べる。食べたことのない食べ物であったが、フジキドはそれに物理的熱さとは違う、一種の優しみのような温かさを感じた。それはほんのひと時とはいえ、フジキドの心を僅かに癒した

 

CRAAAASH!!「アイエエエエ!!」外から悲鳴が聞こえた。その瞬間、温かみを思い出したフジキド・ケンジの心は冷徹無慈悲なヴィランスレイヤーの心へと変わった!フジキドの変化に気づかない店主と店員と常連客が言葉を漏らす。「今日もか!」「乱闘か?ヤクザか?ヴィランか?」「ヴィランや!火ぃ吹いとる奴が暴れとる!」

 

ヴィランというワードを聞いた店主の行動は早かった。即座に客を店内に避難させ、店員にヒーロー事務所への電話を掛けさせる。30年この街で店をやっていたベテランだからこその判断力だ!「ニイちゃんもはよ奥に行き!…あれ?」店主が目を向けた先にいたはずのフジキドはすでにいなかった。タコボールが入っていた笹舟容器は空で、ショドー用紙とブンチンめいた形で置かれた、少し金額の多い紙幣と小銭だけがあった

 

「勝手に避難したんか!」焦って置いたのか金が少し多い。言いたいことはたくさんあったが、とりあえず今はヒーローがやってくるまで客を安心させようと動き出した。「……あれ?スシソバのお椀はどこや?」余裕のある店主はカウンターの上にあったはずのお椀の消失に首を傾げた

 

 

 

 

 

 

 

一方、外では火を吹き荒らすヴィランがドウトボリ・アーチを焼き尽くしていた。ガラスが熱に耐えきれず破裂し、そこから漏れた電気火花がさらなる被害を拡大している。「くっ、最悪だ!これから準備しなきゃならないタイミングで!」「プロテクションはん、今は市民の避難と救助が先やわ!」「分かってる!」防護ヒーロー“プロテクション”は流麗ヒーロー“フルーエント”に対して苛立ちながらも答えた

 

2人の前では、ガラの悪い男が口から火の息をそこらに吹き散らしていた。サイドキックであれどプロのヒーローである2人にしてみれば、この程度のチンピラを即座に捕らえることなど容易である。ではなぜ2人は動けないのか?それはヴィランの背後で、別のヴィランが人質をとっていたからであった!ナムサン!

 

「徒党を組むヴィランが増えたと聞いていたが、これほどまでに厄介とは…!」「ハッハァー!俺たちに刃向かうからこうなったんだよ!」人質を怯えさせながら奥にいるヴィランが嘲笑する。「俺の“個性”は手に触れたものの水分を吸収する“個性”!俺が右手で掴んでいる人質が見えるな?近づいたりすればこいつの水分をゆっくり吸い取って殺すぜ!」「アイエエエ……」人質の女性は涙を流している

 

「ブウウゥーーー!」「チッ!」無差別に燃やす炎がヒーロー2人に襲う!プロテクションは両手をコンクリートの地面に当てると、あげた掌に吸い付くようにコンクリートが壁になったではないか!プロテクションの“壁生成”は掌に触れた無機物を、強度の増した壁状に変化させ吸い上げる“個性”だ。防御向きの“個性”だが、壁の材質は変わらないため木を壁にすれば燃え、水を壁にすれば泥程度の強度しか確保できない

 

コンクリート壁が炎を遮る!「アイエエエ!?」ナムサン!悲鳴の方向を見れば、アーチの装飾品であるタコが燃え盛って落下している。「アイエーエエエ!」着地地点には避難が遅れた市民!「ハイヨー!」行動したのはフルーエントだ!彼が懐から紙のような細長い何かを取り出すと途端にそれは鋼鉄なスプーン状の物体に早変わりしたではないか。先端でファイアータコを受け止め、市民の危機を防ぐ

 

フルーエントが叫ぶ。「パニックになりなさんな!安心して、落ち着いて逃げんさい!」「は、はい!」「ありがとう、フルーエント!」人々は感謝の言葉を残してドウトボリを後にした。危険地帯にいる人々が人質以外完全に避難しきったタイミングで、フルーエントはファイアータコを地面に落として、巨大スプーンを再び紙に変えて折り畳んだ。懐から取り出した新しい黒紙がスタン銃に変わる

 

フルーエントの“個性”は“紙変化”、物体の70%が視界に入りきった固体ならば、どんな物も紙に変えることができる“個性”である!救助には多くの医療物資等を容易に持ち運べるため、非常に強力な“個性”といえた

 

だが、片や防御、片や救助に使うことが多い“個性”であるがゆえに、対人特化の“個性”とは相性が悪かった。ましてや相手は人質をとっているのだ「テメー!俺らの邪魔すんなっちゅうんが聞こえんかったんかワレ!?」「キレてねーで、テメエは火ぃ撒いとけ」「せやけど!」火吹きヴィランが叫ぶ

 

「ガード、救助…それくらいやらせとけ。俺らの目的はできるだけ多くのヒーローを呼んで足止めすることなんだからよ」「足止めだと?」「ハハハ!そうだ!」勝ち誇ったかのように、命令していたヴィランが言う。「俺らはヒーローがクソみたいに蔓延った世界を革命するためにいる!」「ズルーッ!ズズルーッ!」

 

「この計画が成功すれば、俺は組織でも幹部になることができる!そうなりゃ俺の人生は」「ズルルーッ!ズズズズーッ!」「……さっきからうっせえぞコラ!」セリフを遮るソバをすする音にキレて、反射的に音の方へ向く。そこには炎に囲まれたベンチに座り、スシソバをすするニンジャがいた!

 

「ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」「アイエエエ!?」人質の数人がNRS(ニンジャ・リアリティ・ショック)で気を失う。そして全員が驚愕する!彼ら彼女らは見たことがあるのだ!オールマイト引退のキッカケとなった全国中継、そこで流れた恐ろしいイクサを繰り広げたニンジャの存在を。「テメエは!?」「ドーモ、初めまして、ヴィランスレイヤーです。おちおち食事も出来んな、この街は」

 

食べ終えたソバの容器を置いて、ヴィランスレイヤーは見据える。「なんでテメエがここに!」「通りすがりだ。だがオヌシには聞くことがある」そこに火吹きヴィランが不意をついてヴィランスレイヤーに火を吹き付ける!アンブッシュだ!「ブウウゥーーー!」「グワーッ!」ナムアミダブツ!赤黒のニンジャは炎を包まれ地の上で転がる!

 

「何がヴィランスレイヤーや、大したことないやんけ!焼け死ねやヴィランスレイヤー!」「なんちゅうことを!」生きたまま人を焼くという残虐行動にフルーエントは憤る。だが誰も気づいていない。ヴィランスレイヤーは1つもダメージを負っていないことを

 

「イヤーッ!」ヴィランスレイヤーは火がついた直後に全身を地面に叩きつけ、物理的ダメージや熱エネルギーを地面へと逃した!ゴウランガ!これはチャドーの奥義、グレーター・ウケミ!見る間にヴィランスレイヤーを包んでいた炎が消える!起き上がったヴィランスレイヤーはすでに火吹きヴィランの目の前まで移動している

 

「エッ!?」生きている事実に驚くがもう遅い。「イヤーッ!」「アバーッ!?」ヴィランスレイヤーの鋭利なチョップで火吹きヴィランは頭から真っ二つにされ爆発四散!「サヨナラ!」己がつけた火を浴びて、ヴィランは惨殺された。人質をとるヴィランを、ヴィランスレイヤーは睨みつける。「アイエ!」「次はオヌシだ」

 

蛇睨みを食らったカエルめいて硬直!躙り寄るヴィランスレイヤーの存在に、人質の多くが戦慄する。「アイエエエエ!」「ヤメローッ!ヤメローッ!」「タスケテ!」ヴィランスレイヤーの目的など知る由もない市民は涙を流して命乞いをする。そして、その救いに答えるヒーローは2人いた!

 

「ハイヨー!」紙を中距離ヌンチャクに変えてフルーエントはヴィランスレイヤーを狙う!だがこの程度のカラテでニンジャを捕らえることなど不可能。「イヤーッ!」高く跳躍しヌンチャク回避!「犯人を刺激させたらアカン!プロテクションはん!ヴィランスレイヤーを止めるで!」「分かった!」

 

それを聞いたプロテクションはフルーエントの前に出て、フルーエントは空中のヴィランスレイヤーにスタン銃を撃ち込む。「食らえや!」BLAM!BLAM!「イヤーッ!」だがヴィランスレイヤーは近くにあった街灯に手を伸ばし、そのまま街灯を軸に姿勢制御!ワザマエ!「ダメかい!」フルーエントはリロードしながら呟いた

 

街灯に直立不動で立ちヴィランスレイヤーは警告する。「ヒーローに用はない。去れ」だが、ヒーローたちの返答は怒りだ。「人質見捨てて逃げるヒーローがおるかいな!」「まったくだ」「ムッ!」見ればヴィランスレイヤーの真下から迫り上がるコンクリート壁に乗ってプロテクションが接近しているではないか!

 

ジャンプし、ヴィランスレイヤーに蹴りを入れる!「ふん!」「イヤーッ!」相殺!「ぐわ!」細い街灯の上でもブレないヴィランスレイヤーは、ブレーサーを脚に叩きつけ反撃した。強い衝撃にプロテクションは空中で姿勢を崩し、そのまま炎に落下!「クッ!」しかし、彼は己が生み出したコンクリート壁に掌を当て、新たに作り出した床壁に着地して難を逃れる。ワザマエ!

 

ヴィランスレイヤーがフルーエントとプロテクションを見下ろしていると、足元の街灯の変化に気づく。「何!!」ヴィランスレイヤーが立っていた街灯が渇いているのだ!街灯の根元の場所にヴィランがいた!ヴィランが触れている掌の部位から、徐々に街灯が朽ちてゆく。「イヤーッ!」コンクリート壁の頂点に移動する

 

ヴィランは人質から手を離しており、その瞳には錯乱の狂気に満ちていた。「ひひひ…俺の“水分吸収”は即効性はなく、さらにダメージも微々たるものだ……さっきまでそうだった…」「ヌッ!」ヴィランスレイヤーのニンジャ動体視力が捕らえる!視線の先に転がっていたのは体内に液体を注入する針がついたビン。「だがしかし!クスリを使えばこんなことだってできる!」

 

「クスリやと!?まさか…」「“トリガー”か!」ヒーロー2人が声を上げる。“トリガー”とは“個性”の力を一時的にブーストさせる強化薬の名称であり、日本では禁止の違法薬物である!ヴィランスレイヤーは“トリガー”がいかに厄介であるかを理解していた。「オヌシには聞くことが増えた。イヤーッ!」ゆえに錯乱ヴィランの腕を切り落とすべくスリケンを2発投擲した!

 

おお、しかし見よ!バチュン!「ぐああ!イッテエエ!」「何!?」腕を削ぐべく放たれたスリケンは、ヴィランの手に触れた瞬間塵に消えた!なんたる吸収速度!だが衝撃は消すことができず、腕を仰け反らせ痛みに悶えていた。「クソが!ナメやがって、許さねえ!」ヴィランは両掌を地面に押し当てた。何をするのかがヴィランスレイヤーにはすぐ理解できた!スリケンを投げるべく再び構える、が

 

BLAM!「させんわ!」「ヌゥーッ!イヤーッ!」スタン銃弾をブリッジ回避して地面に着地!「プロテクションはん!今のうちに人質をみんな避難させたってくれ!多分やけどあれ」そしてフルーエントは、深刻な顔つきで叫ぶ!

 

「ーー砂地獄作る気やで!!」瞬間、ヴィランを中心にすり鉢状の地獄が生み出された




タイトルの意味は「砂地獄に落ちる夜」

他の小説にうつつを抜かした結果、かなり時系列の飛んだ話を投稿してしまった。しかしジャギィは奈良のシカ研修に赴いていたため、磁気嵐の関係上こういうことはややある。つまり投稿が遅れたことは何もおかしくない。イイネ?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。