ヘタレな男とポンコツオペ子   作:人類種の天敵

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突然思いついたネタ
自衛隊にACが導入されますた。
ガチタン×?→みんなの思いつく数字を記入してね!
重量二脚×?→みんなの思いつく数ry
中量二脚×?→みんrv
特徴
全員グレランかグレキャ装備。
背中もしくは肩に迫撃砲。
あくまでガチタンがアタッカー。
同時期に編成されたアメリカのサンシャイン部隊がシュミレーションによる合同演習の際、グレネードと迫撃砲でフルボッコにされた。
空からヘリコプターでくる敵は迫撃砲を使って上空へ面制圧(面制圧ってナンダッケ)
他にも特徴があったら自由に書き込んでね!(頭のオカシイ発想をお待ちしてまry)


不意打ちを喰らう鴉

午後6時50分。

部屋からこっそりと出てきて寮近くの憩いの場所に到着。

白いパーカーに黒のシャツ、ズボンは黒のモノクロパーティーで組んだ私服の乱れを直して森さんの到着を待つ。

 

「森さん……一体どんな人なんだ……」

 

まだ見ぬ森さんへの期待が膨らみテンションが上がっていく。

G-SHOCKを見ると時刻は8分前。

森さんとの最終シュミレーションを脳内で開始しながら森さんが来るのを待つ。

 

 

 

「………こちらエイミングホーク。目標ACを補足したわ。次の指示を」

 

『こちらオペレーター。エイミングホーク、事前に渡していたカメラを目標に向けて下さい。常盤から100メートルほどの距離の会話も聞き取れるカメラになっているので、それら全てを録音します』

 

「了解よ」

 

…………………脳内シュミレーションに興じる存夜の70メートル先の茂み。

その中には迷彩柄のパーカーとズボンに身を包んで迷彩柄のフードを目深に被った鷹月靜寐がメガホンをカメラに取り付けたような形状の常盤特製盗撮盗聴用監視カメラを目の前にいる存夜に向けた。

 

「お相手の森さんはまだ見えないわね。監視を続行するわ」

 

『了解です』

 

『なー……存夜っちにこんなことしていいのかー?』

 

『ぬ、盗み見はダメです』

 

『クスクス。2人とも、これはアリーヤのご主人様的立場のボクとしてはアリーヤの事はなんでも知らなければならないという、所謂アリーヤを管理する旨の義務であり権利なんだよ。だからこれはボクがアリーヤに施行する正当な管理体制というものさ』

 

靜寐の耳に付けられた小型の通信機から4人の少女の声が聞こえる。

 

淡々と状況をオペレートするカルマ。

他人を監視することにやや不服な齋藤。

つっかえながらダメ出しする佐藤。

それらを全て言いくるめる常盤。

彼女たち4人は現在カルマと存夜の部屋で実行部隊の鷹月が撮影する存夜の姿を観察していた。

 

「レーダーに感アリ。森さんのお出ましみたいよ」

 

カメラの横に付けられたレーダーを見ながら鷹月が呟く。

 

 

そして物語はまた、最初の存夜視点へと戻る。

 

 

「あ、あの…も、ももも、も、森さんかか、かなぁ…アハハハ」

 

7時ジャスト。

証明に照らされぬ暗闇の向こうから誰かしらの足音が此方へ近づいてくるのが聞こえる。

ドギマギと緊張しながら森さん?へと声をかけると、数秒の静寂の後、くぐもった笑い声が聞こえてきた。

 

「随分と、調子良さそうだねぇ……」

 

「え゛……?…………げ、げぇっ!?」

 

憩いの場の証明に照らされた人物。

前髪によって隠れて見えない右目。

左目はやけに細められ俺を射抜く。

三日月のように歪められた微笑み。

漆黒の衣服にハイソックスすら黒。

全身黒ずくめの女が静かに嘲笑う。

 

「え……………と、ど、どなた…ですかね?」

 

頰を引き攣らせながら相手に問いかけると、奴は喉の奥を鳴らして身を捩りながら意地悪く嗤う。

 

「クックック……騙されたとも知らずに……」

 

「は、はぁ?…だ、騙されたって何、がぁっ!?」

 

激突。

頭が一瞬、何も理解出来ずに痛みだけを感じる。

そうして目を開くと目の前は地面、俺はどうやら目の前の誰かに倒されたらしい。

 

「クックック、いやぁ、イギリスの代表候補生を倒したくらいで、随分と調子乗ってるみたいだねぇ……」

 

「ぐ、ぐふぉ……お前…誰だ」

 

必死に顔を上げて相手を見ると、奴は喜色を浮かべて悦に浸りながら俺を見下ろしていた。

 

「クク……モリ・カドル、ただの雇われさぁ。今夜は、君が調子に乗ってるから痛めつけろって依頼されちゃってさぁ……クフフ……ねえ、ガマンしないで鳴いた方がイイんじゃないかなぁ」

 

グリグリと黒いブーツで頰を足蹴されて踏みつけられる。

モリ・カドルは頰に手を当てたまま口を歪めて嗤い、その手に持ったカメラで俺を痛めつける動画を撮っている。

 

「ねぇ、今、どんな気持ち?ねぇ、ねぇ?答えてよぉ………ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ?」

 

俺の顔を蹴り上げ、髪をつかんで持ち上げたモリは自身の顔を近付けて君が悪いほどに「ねぇ」を連呼する。

 

「そんなん最悪に決まってんだろ……」

 

「ククク………あ、そうなんだぁ!あはははは。じゃあ始めようかぁ?」

 

ドスッ……女の蹴り抜いたブーツのつま先が鳩尾を強打する。

目を見開いて力の限り身を捩り、ゲホッゲホッと咳き込む。

 

「あれれ?大丈夫?ちゃんと動画撮ってるからもっと鳴いちゃってイイんだよ?クックック」

 

ガシガシと頭を踏みつけられる。

不意に口の中に血の味が広がる。

どうやらブーツの靴底が歯に当たって口内の皮膚が切れたらしい。

……はぁ、ここに来てから口ん中が切れるの、何回目だっけ。

つーか、こんな理不尽も……何度目だっけか。

 

「ねぇ、君の動画、学園の裏掲示板サイト生で流してるんだけど結構反応イイよ?」

 

グイッと頭を強引に上げられてみたのは、カメラに映る俺の顔と画面中に流れるコメント群。

『ざまあwwww』『男クッソ弱すぎワロタw』『シーネシーネ』『ブフォぶさ面ッ!!』『顔面整形した方がイイね!』『おまいらのコメント酷すぎだろwww』『イイぞもっとやれw』『てかこいつ誰ー?』『1−1組男性操縦者2のモブの方』『モwwwブwww』『バカちゃんと千冬様のイケメンな弟とは別のブサイクな方って言ってやらな』『おまwwそっちの方が酷すwwwwwww』『やったれモリさぁーん』『前歯二本折ればマシな面になるんでないかい?』『まぁ、前よりはマシになるかもめ』『クッソ草生えたwwww』

『てかこいつ男だからって調子乗ってない?www男は女の奴隷なんだからもっと自分の立場くらい理解しろって雑魚wwwww』ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーetc etc etc etc etc エトセトラエトセトラエトセトラエトセトラエトセトラエトセトラエトセトラエトセトラエトセトラエトセトラエトセトラエトセトラエトセトラエトセトラ………………。

 

『つーかwとっとと死ねよw』

 

「がふがっ!?」

 

「あはぁっ、痛かった?ねえ?痛かった?ねぇねぇ?ゴメンねぇ……でも視聴者からのリクエストだからさぁ。クックック」

 

トントン、とモリは黒いブーツのつま先を地面に当てて、そのままコンパクトスイングで俺の腹を蹴りたぐる。

 

「クックック……この視聴率…。イイねぇ。普段の倍以上でついつい笑っちゃうよ。ククク」

 

ドスンと俺の頭の上に自分の尻を乗せたモリはカメラを自分が映る角度まで持ち上げてピースサインを決める。

 

「クク、調子乗り男性操縦者粛清完了……なんてねぇ?クク」

 

ケラケラと嗤うモリ。

だがしかし!俺の顔に自らのシリを乗せたのがこいつの運のツキ!!痛みを忘れた俺は最後の死力を振り絞って両手を組み合わせて奴の尻をとっついた。

 

「◯リアナバンザァァァァァァァァァァァァァィィイイイッッッ!!!」

 

「ーーーッ!!?は、はひっ!?あひっあ、あへぇ……!?」

 

ズブッとシ◯アナにとっつかれたモリが身体を小刻みに震わせてぴょんっと飛び上がる。

俺の顔から小ジャンプして着地するも両膝はガクガクと震えてぺたんとシリを着ける。

 

「あ、あは……あへへ……ク、クク……ま、まだまだ……力が残っへは……なんてぇ……」

 

プルプルと震えながらこっちを見るモリの瞳を涙で潤んでおり、その両手が抑えつけるのは大胆に覗かれるおパンティーでも、乱れたスカートの裾でもなく、先ほど俺の両手によってとっつかれたシリ◯ナである。

 

「くっ……遊びは終わりだっ!」

 

シリを抑えながらモリが俺の顔面を蹴りまくる。

恥じらいの表情を浮かべていることから、どうやらモリはシリア◯の経験がまるでない生娘だったようだ。

 

「へ……へへ……お前のシリアナは随分と深く挿入ったようだなぁ……ぶべらっ!?」

 

「く、くそぅ……こ、この姿で…こ負けるわけないんだ………!!」

 

「ごぶばぁ!?ベブホッ!?ズベン!?えるぉぉ!?ゲヌビブ!?」

 

顔面を6回ほど蹴りたぐられて、やっと奴の攻撃が終わる。

モリは肩で息をしながら、両手はちゃんとシリアナをさすっていた。

 

「きょ、今日はこの辺で勘弁して……ひうぅっ!?」

 

シリアナの激痛が頂点に達したのだろう。

モリはまるで風のように何処かへと走り去っていった。

そして、俺の意識も風のように速やかに消えていこうとする時。

 

「だ、大丈夫!?AC!」

 

「………たか、ちゅき……?」

 

「今人呼んでるから大丈夫よ」

 

ギュッと握られる手。

暖かい温もり。

もう、忘れてしまっていたような。

懐かしい………感……覚…………………。

 

「…………」

 

「あれ?AC?……」

 

『エイミングホーク?どうしました?』

 

「ACが……よかった。眠っただけみたいね」

 

靜寐の手を握り、すぅすぅ、と寝息を立てる存夜を、靜寐はホッとした表情で眺めた。

 

『とりあえずACを連れて寮に帰投してください。それと、IS学園の裏掲示板サイトはこちらで調査します………モリ・カドルとやらについても』

 

「分かったわ」

 

 

 

 

そして靜寐は存夜をおんぶしながら、誰もいない通路をカルマからオペレートしてもらい、静かに部屋まで辿り着く。

その時に感じた違和感は、男である存夜の体重が思っていたより軽いこと。

何時もは前髪が瞳までかかっていて、あまりパッとしない表情の存夜が、寝静まっていると、あとげない顔に変わること。

………眠っている時も、何かに怯えるように力強くしがみつくこと。

 

「………でも、私たちから聞くことじゃないわよね」

 

意外に可愛い寝顔を晒す存夜を堪能しながら部屋まで辿り着いた靜寐は、「帰ったわ」と言って部屋の扉を開けた。




ヘタレイヴンのモリでもやるときゃやるんだよ。
ヘタレ同士のズベンにも空中切りかましてただろう?ヘタレには強いんだヘタレには。
まあ、最後にシリアナバンザァァァァァァァァァァァァァイされるあたりはご愛嬌。
そういえばモリの一人称はどうしよう

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