少年と少女はめぐりあう   作:メガネコ

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UAが20000を突破しました!
たくさんの方に見ていただいて誠にありがとうございます!
感想、評価励みになっています!


今回は、ただのイチャラブ回です。


拙いですが、前回のめぐり先輩笑顔の絵をあとがきの方に入れておくので気になる方は見てください。
絵がうまくなくても、温かい目で見てくださるとありがたいです…。

ご指摘、ご感想があればしていただけると幸いです!


少年と少女の夜は更ける

八幡side

 

 

 

部屋にほの暗い照明がついている。

今現在、俺はお湯で湿らせた濡れタオルを持って先輩の部屋で固まっている。

いや八幡の八幡じゃないからね!

ほんとだかんね!

 

 

目の前ではベッドの上に女の子座りになり新しいパジャマを胸に抱えて顔を真っ赤にしている。

いつもしているおさげではなく、髪をほどいているので大人っぽい雰囲気が漂っている。

一応言っておくが、めぐり先輩はすでに上を脱いでいる。

だから隠しているんだろうけれど…。

それでもやわらかそうな丘の一部が見えているし、フニフ二としている柔らかそうな白いお腹が見えている。

 

 

「背中って、自分じゃ届かないからして欲しいんだ。」

 

そう言いながら、こちらに背中を向けてくる。

その時に背中にかかっていた髪を首に流して拭きやすいようにする。

 

 

白い背中がほの暗い部屋で印象的に浮かび上がっている。

なんで照明暗くしたの!?

いろいろ理性を抑えるのに必死なんですけど…。

 

ぼーっとしていると、めぐり先輩が振り向き

 

「どうしたの??」

 

そう言いきょとんとしている。

 

 

「あ…いや…なんでもないです…。」

 

そう言いながら、めぐりさんの後ろに正座で座り、タオルを背中に当て拭いていく。

タオル越しに女性の柔らかな肌の感触を感じる。

なんで女性の体ってこんなに柔らかいのだろうか。

あまりにも柔らかいから力加減に気をつけながら優しく拭いていく。

背中の中央から首に向かって拭いていく。

 

「八幡君、上手だね~。慣れてるの?」

感心したようにほへーと言ってくる。

 

 

「妹が風邪の時に昔よく拭いてましたしね。」

 

 

 

「へぇ~、優しいお兄さんなんだね。」

 

この人は本当に褒めるのがうまい。

なかなか褒められることがないから照れてしまう。

 

 

「顔赤いよ~。」

からかうように、こちらを見上げてくる。

 

 

気にせず、今度は背中の中央から腰にかけて拭いていく。

背骨に沿って、タオルを這わせていく。

 

「ひゃぅ」

 

かわいらしい声が聞こえてきた。

耳が赤かったのは、きっと怒っているからだろう。

 

 

何となく…。

そう何となくもう一度あの声が聴きたくて、今度はタオルではなく指でスーッとはわせる。

 

 

「ちょっ、しゅ、しゅとっぷ!!」

慌てたようにめぐりさんが言ってくる。

 

 

なんだろう、ころころと表情が変わるのが見ていて面白く笑ってしまう。

 

 

笑っていると、怒った声でめぐりさんが

 

「こそばいから、ダメ!」

 

怒ったように、むーっと頬を膨らませながら見てくる。

 

「す、すいません。面白くてつい…。」

笑いながら、謝ると

 

 

「まあ、八幡君だしいいけどね。」

ポツリとつぶやかれた。

 

 

 

その言葉の意味と、告白のことを意識してしまい自然に顔が熱くなる

 

 

なんとか拭き終わった。

すると、めぐりさんがこっちを向き

「ありがと、おかげでさっぱりしたよ。」

お礼を言ってきた。

 

 

なるべく体を見ないように、

「喜んでいただけて、光栄ですよ。」

 

そう返し

「今日はゆっくり寝てくださいよ?」

と一応言っておく。

 

「分かってるよ、お休み~八幡君」

そういうめぐりさんの顔は微笑んでいて、こちらもなんだか温かい気持ちになる。

 

「おやすみなさい、めぐりさん」

 

そう言い立ち上がろうとする。

それなりに長い時間、正座をしていたため足がしびれていたのか、立ち上がろうとした時ふらついてしまった。

 

 

「うわっ!」

 

 

そのまま前に倒れていく。

 

 

 

 

 

目の前にめぐりさんの首がある。

ほの暗い中にうっすらと浮かび上がる白い鎖骨。

 

少し目線を下に動かすと、さっきまで隠されていたものが見えている。

由比ヶ浜や陽乃さんほどではないが、しっかりと存在を主張している白い胸。

呼吸をするたびに、そのふくらみが上下に動く。

 

そして柔らかそうなふくらみの先に、桜色の………。

 

 

そこまで行ったとき、視界がふさがれる。

めぐりさんが、手で俺の目を覆っている。

とっさに謝る。

 

 

「その、いや、本当にすいません」

 

 

「し、仕方ないよ。こっちが頼んでたし。」

 

 

気まずい雰囲気が漂う…。

 

 

「降りてくれない……?」

 

「あ、はい。」

そう言い急いでめぐりさんの上から降りる。

 

 

「お、お休み」

後ろから声をかけられる。

 

「お、おやすみなさい…。」

後ろを見ないようにしながら、足早に部屋を出る。

 

 

明日からどう話したりすればいいのだろうか…。

 

 

 

 

めぐりside

 

 

たびたび年下のように扱われているのに、反抗心をもち、彼をからかいたくなってあんなことを言ってしまった。

私らしくないと本当に思う。

 

 

パジャマのボタンを一つ一つはずしていく。

衣服がベッドの上にカサリと落ちる。

八幡君は今背中を拭くタオルを作りに行っている。

 

 

私は、その間に自分でふけるところは拭いていく。

さすがに前側を拭いてもらうのは、いろいろまずいし。

首から腕にかけて優しく拭いていく。

次に鎖骨から自分の胸へ。

 

それなりにある自分の物を柔らかくもむ。

自分の手の中で形を変えるそれを見ながら考える。

自分のスタイルに自信がないわけではないが、由比ヶ浜さんや陽さんと比べて大きいとは言えない。

基本的に男性は、大きい方が好きだということを、何かの雑誌で読んだ。

 

「八幡君も大きい方がいいのかな?」

 

思わずそうぼやく。

 

 

明るいところだと自分の体がはっきり見えてしまう。

私は一つ思いついた。

 

「そうだ、暗くすれば、見えにくくなるからお互いそんなに意識しなくていいんじゃ…。」

 

私はそう思い部屋の照明をダウンライトに変える。

オレンジ色のこの光の中なら明るくないし、かといって全く見えないわけでもないしちょうどいいだろう。

 

 

彼がノックをし部屋に入ってくる。

 

・・

・・・

・・・・

・・・・・

 

私は次に着るための衣服を胸に抱えて、ベッドの上で女の子座りをしている。

 

八幡君は入ってくるなり固まってしまっている。

どうやら彼もそんなに異性の裸に慣れているというわけではないらしい。

そのことに少しうれしさを感じている自分がいる。

 

 

「背中って自分じゃ届かないからして欲しいんだ。」

 

そう言いながら、彼に背中を向ける。

その時に背中にかかっていた髪を首に流して拭きやすいようにする。

 

 

彼から返事が返ってこず不思議に思い振り向き

「どうしたの??」

 

そう言い彼の顔を振り返りながら見る。

 

 

顔を真っ赤にしながら

「あ、いや、なんでもないです…。」

といった。

 

どうやら私のことをちゃんと意識はしてくれているようだ。

そんな彼を見て胸の中がほんのり暖かくなる。

 

 

ゆっくりと私の後ろに座りタオルを背中に当て拭き始める。

背中の中央から首に向かって。

力加減もちょうどよく、タオルの温度もあったかくて気持ちが良かった。

慣れてるんだ………他の女の子とかで経験済みなのかな…。

私は疑問に思い彼に尋ねる。

 

 

「八幡君、上手だね~。慣れてるの?」

 

 

 

「妹が風邪の時に昔よく拭いてましたしね。」

 

 

今時なかなかそんなことをしあう兄妹なんているんだと感心し

 

 

「へぇ~、優しいお兄さんなんだね。」

 

と思わず褒めてしまった。

 

 

彼からの返事が返ってこないので首をまわし後ろを向くと

頬を赤く染め照れていた。

 

 

なんとなく意地悪したくなり

「顔赤いよ~。」

からかうように、彼の顔を見つめる。

 

 

彼はこれ以上反応するとまずいと思ったのか、返事をせず今度は背中の中央から腰にかけて拭いていく。

その時背骨に沿って、タオルがはっていく。

こそばさを感じ

 

「ひゃぅ」

と声がもれる。

 

 

すると彼はそれを面白く思ったのか

今度はタオルではなく、彼の指が首から腰の方までスーッと這って行く。

 

 

私は、耐えられず

「ちょっ、しゅ、しゅとっぷ!!」

噛みながら、やめるように伝える。

 

 

彼は私の反応が面白かったのか笑っている。

彼をからかおうとしていたのは私の方なのに…。

少しムッとしてしまう。

 

 

「こそばいから、ダメ!」

と怒ったように言うと

 

 

「す、すいません。面白くてつい…。」

笑いながら謝ってくる。

 

数日前まで泣いていた彼が、今は楽しそうに笑っている。

 

 

私はそれがうれしくて

 

 

「まあ、八幡君だしいいけどね。」

思わずつぶやいた。

彼の顔が赤かったのは、気のせいではないだろう。

 

 

・・

・・・

拭き終わり、私は彼にお礼を言う。

「ありがと、おかげでさっぱりしたよ。」

 

彼は顔をこちらからそむけたまま

「喜んでいただけて、光栄ですよ。」

そう返し

「今日はゆっくり寝てくださいよ?」

と続けていってきた。

 

 

なんだかんだ言って、いろいろ気の利く優しい子なんだ。

そう思い、思わず顔がほころぶ。

この人を好きになってよかった。

そんな思いが胸の中に広がっていく。

「分かってるよ、お休み~八幡君」

 

「おやすみなさい、めぐりさん」

 

彼が立ち上がろうとする。

だが、それなりに長い時間、正座をしていたため、足がしびれていたのか、ふらついている。

次の瞬間

 

「うわっ!」

 

 

そう言いながら倒れてくる彼の下敷きになっていた。

ただついてないことに、さっきまで胸を隠していたパジャマを驚き落としてしまっていた。

彼の視線がゆっくり自分の首から降りていくのを感じ急いで手で覆う。

たぶん見えていないはず…。

 

「その、いや、本当にすいません」

彼が、すまなそうに謝る。

 

「し、仕方ないよ。こっちが頼んでたし。」

 

気まずい雰囲気が漂う…。

 

「降りてくれない……?」

 

「あ、はい。」

 

 

彼の体温が自分から離れていくのを感じ少し名残惜しさを感じた。

へ、変な意味ではなくてね!!

 

 

「お、お休み」

 

 

「お、おやすみなさい…。」

 

 

そう言い彼は足早に部屋を出ていった。

私は明日どんな顔で彼に会えばいいのだろう……?

 

 

 

 

少年と少女の夜は更けていく。

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?


【挿絵表示】


初々しい反応の二人がかけていたらいいのですが…。
絵の方は、二期のアニメのどこかのシーンの物です。
シャーペンでささっと書いたので、うまいかと言われたら微妙です…。
ポンカン様のような絵をかけるようになりたいw

最後まで読んでくださりありがとうございました(^o^)丿

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