少年と少女はめぐりあう   作:メガネコ

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お久しぶりです(´・ω・`)
普段予約投稿してるので作者としては二週間ぶりに投稿してます。
リアルでこの国にいなかったからねしょうがないね。
携帯からだと感想に返信するのはできても、作品を書くことは難しいしね!

とりあえず予定では後六話?ぐらいでエンドです。
というか先に最終回は書いちゃったので、ヒロインズにチャンスあげる回をかけれたらいいんだけどね…。

後お気に入りが急に伸びていてびっくりです。
普通ものすごい勢いで減ると考えていたのに…。
新しく評価してくださった方、登録してくださった方、読んでくださる方に感謝感謝です!



ご指摘ご感想あればしていただけると幸いです。


会議(1)

めぐりside

 

 

 

体育祭の準備がいよいよ本格的に始まった。

今日から実行委員会が開始される。

 

一応奉仕部と私と南ちゃんで打ち合わせはしてきている。

その時に雪乃ちゃんも結衣ちゃんの二人とも南ちゃんと和解は済んだようだ。

今から頑張らなきゃいけない時に内輪もめなんてしてたら意味がないし…。

 

 

 

 

三年の他の生徒会役員も手伝いたいとは言っていたがさすがに受験が近くなっていることもあり、推薦などで終わっている人のみ手伝ってもらうようにした。

南ちゃんも引き受けてはくれたけれど、ここからが本番といっていい。

 

 

信用を失っている人間がリーダーをすることはかなり大変だ。

人の信用を得るのは大変だが、信用を失うのは一瞬。

ここからが踏ん張り時である。

 

 

奉仕部の三人も手伝ってくれるし私一人ではない。

たぶん行けるはず。

 

 

「めぐりさんどうしたんですか?」

そういいながら隣の男性が声をかけてくる。

八幡君だ。

今は彼のお気に入りのベストプレイスにて、私が作ってきたお弁当を食べている。

ちなみに今日のメニューはオムライスである。

 

 

「考え事かな?」

あいまいにぼやかす。

私が不安になっていたら、彼まで不安になる。

頼られているのにそれでは情けない。

 

 

「ケチャップついてますよ。ほら」

柔らかく笑いながらティッシュでぬぐってくれる。

なんだかお子様扱いされている気がするが気のせいだろう。

 

 

「八幡君ってトマトは嫌いなのにケチャップは大丈夫なんだ…?」

 

 

「なんかトマトってグチュッとするじゃないですか。あれがなんかダメなんですよね…。」

そういって苦笑いする。

 

 

「じゃあ今度うんとトマト入れてあげるね!」

にやりと意地悪気に笑みを浮かべる。

 

 

「そ、それはちょっとご勘弁を…。」

アワアワしている彼を見ると楽しい。

自分はS気があったのだろうか?

 

 

「八幡。」

そういって後ろのほうから声がかかる。

見た目はきつそうだが、スタイルの良い青みがかった髪の美人な子がいた。

また女の子……。

しかも名前呼びか……………。

どんな仲なんだろう?

 

 

「ああ、沙希か。相模の件ありがとな。」

こちらも名前で返している。

 

むむむ………。

 

 

「別に気にしないでいいさ。あんたとあたしの仲だろ?」

そういって照れくさそうに笑っている。

 

 

「にしても相模と仲良くなったよな?お前。」

八幡君もなんだか照れているのか、頬がうっすらと赤い。

思わずムッとする。

 

 

「いろいろあったんだよ。じゃあ南待たせてるし。」

そういって沙希ちゃん?は颯爽と帰っていく。

悔しいけどかっこいい女性とはああいう子のことを言うんだろう。

 

 

「おう、またな。」

軽く手を振る八幡君

 

 

沙希ちゃん?は南ちゃんのお友達のようだ。

そして八幡君の何なんだろう?

結構仲がよさそうだけれど…。

 

 

「さっきの子とはどんな仲なの…?」

 

私は恐る恐る聞いてみる。

 

「ただの友達ですよ?」

照れくさそうに笑いながら言う彼は嘘をついていない。

 

 

でも相手の子はそうじゃない。

友達以外の感情を持ち合わせている。

そう女の勘が告げている。

 

 

「はぁ…先は見えないなぁ…。」

思わずぽしょりと言葉が漏れる。

 

 

頭に?をつけている八幡君は放っておくとして…。

新たなライバルに意識がいく。

 

 

基本的に男性は大きな胸の子が好きだというのは聞いたことがある。

小さい子が好きという人もいるそうだけど、そういう人は小さいことを恥ずかしがっているのが好きな人のほうが多いらしいし、実際に小さいのが好きな人は少ないそうだ。

となると

 

 

八幡君はやっぱりおっぱいが大きい子が好きなのかな?」

 

 

「め、めぐりさん?何言っているんですか?」

八幡君がアワアワしている。

どうやら声が漏れていたようだ。

この際だから聞いてみる。

 

 

「大きい子が好きなんじゃないの?結衣ちゃんや沙希?ちゃんみたいな。」

少しすねたような声になってしまう。

私だってあそこまで大きくはないがちゃんとDあるし……C寄りだけど…。

 

 

「いや…別にそういうわけでは…。」

完全に目が泳いでいる。

 

 

思わず顔がムッとしてしまう。

隠さなくてもいいのに…。

 

 

「胸の大きさよりも俺はうなじとかの人なんで……。」

顔を染めながらそう言ってくる。

だから言いにくそうにしてたのか…。

そういうことを言うのって恥ずかしいしね…。

 

 

「めぐりさんきれいですし、そんなこと気にしなくてもいいんじゃないですか?」

 

 

そ、そっか!

きれいか………。

顔がにやけていくのが分かる。

 

「あ、ありがと…。」

 

新しいライバルの出現なんてどうでもよくなってしまうぐらいうれしくなる。

好きな人の一言でこうなるなんて…私は意外と単純なのかもしれない。

 

 

ぽかぽかとした昼下がりの中二人で過ごすのは思いのほか楽しい。

 

 

・・・・・

・・・・・・・・・・・

 

 

 

放課後になりいよいよ実行委員会が始まる。

教室に長机をロの字に並べホワイトボードのある側に実行委員の首脳部が座り、周りには各クラスや部活の部長たちなどが集まっている。

奉仕部の結衣ちゃんと八幡君、先生方からは校長と平塚先生もこの部屋にいる。

校長を呼んだのは表向きに文句を言う人間を減らすためである。

 

 

 

私と雪乃ちゃんが入っていくときは特に何もざわざわとはしなかったが、相模さんが前に立つとやはり周りがざわめき始める。

そこで私がすかさずその流れを切る。

手をパンパンと叩いて

 

 

「今から体育祭実行委員会での会議を始めます。私は現生徒会長の城廻といいます。

今回も文化祭に続いてサポートをしていきます。」

 

周囲の人は皆ちゃんと聞いている。

よしっ

 

「それでは役員の紹介をします。

今回の副委員長は雪ノ下雪乃さんです。

そして委員長は相模南さんです。」

 

 

そういって二人の紹介をする。

案の定南ちゃんのところでのざわつきが多い。

 

 

まあそんなことは元から予測できていた。

だから予定していた通りに行動するだけでいい。

 

 

「文化祭の件では多くの人に迷惑をかけてすいませんでした…。」

そういって南ちゃんが前に出て深々と頭を下げる。

 

 

集団の中では謝ったという事実が大事だ。

今回のような件では特にだ。

 

 

謝ることで責める人間の頭数を減らす。

これは奉仕部の三人と南ちゃん、私で話し合った計画だ。

今回の件では八幡くんや南ちゃんと直接関わりのない人が彼らの悪口を言っている。

ノリで他人について悪く言うという人たちだ。

この人たちは放置しておいても増え続ける場合多い。

 

 

逆に彼らにとってはその人物が誰かよりも、怒りをぶつけていい対象なのかどうかのほうが重要なのだ。

 

こいつは多くの人間に悪く言われているから、何をしようが構わない。

 

まずはそういう人たちの責めてくる理由をなくす。

これで大分被害は減るし、これからの悪口も減るはず。

 

 

「それとこの場をかりて、比企谷さんあの時はすいませんでした。」

八幡君のほうを向いて深々と謝る。

 

 

これには周りの人間も驚いている。

それはそうだろう。悪評を広めていた人間がそれを本人にこんな大勢の前で謝るなんて…。

普通ならありえないことだ。

 

 

そこに八幡君も

「…別に気にしなくてもいい。俺もあんなやり方しかできなくてすまない…。」

そう謝り返す。

 

聞いている人たちの中で何人か口を開こうとしている人間がいる。

 

まずいなぁ…ここで乱されると少し面倒だ。

私がそう考えていると、校長が

 

 

「何があったかは分からないが…。過ちは誰にでもある。

それを認めて次の糧にすればいい。

それができるのが若い人たちの特権だよ。」

 

 

そう優しく二人に話しかける。

校長がそういってくれたおかげで、口を開こうとした人たちも何も言わなくなった。

正直何も頼んでいなかったのに、ここまで生徒の反応を見てしてくれるなんて…。

心の中でお辞儀をする。

 

 

「話を遮ってしまったね。相模君それでは続きをよろしく頼むよ。」

そういってこちらに主導権を渡してくれる。

 

 

「はい。ではまず各クラスに対する準備の割り当てを決めていきたいと思います。」

 

会議のスタートはうまく切れたみたいだ。

ほっと一息つくと、雪乃ちゃんも安心したかのようにこちらを見て微笑んでいる。

 

「なんとか出だしはうまくいきましたね、めぐりさん。」

 

 

 

「そうだね…。あとは南ちゃんをうまくサポートしないとね!」

 

 

 

「ええ、まだ始まったばかりで気は抜けないですけどね…。」

少し不安そうに言う。

 

そうまだ序盤も序盤。

これからが正念場である。

 

南ちゃんのほうをちらりと見るが足は少し震えている。

それでもしっかりと事前に決めていたことなどを発表していく。

何人かからの質問にもちゃんと答えれているし、今のところは大丈夫そうだ。

 

・・・・・

・・・・・・・・・・

 

 

一日目は何もなく終わる。

まあやったことはといえば、次の会議までに体育祭の種目の案を出してくることと、それぞれのクラスに担当を周知することなので話し合いというよりは、こちらから頼むだけ頼んだという形だ。

 

それでも問題が起きなくてよかったというのはある。

 

 

「めぐりさん、お疲れ様です。」

八幡君がそういって声をかけてくれる。

 

 

「私は何もしてないよ…。相模さんの方が少し気になるかな…。」

なんだかんだ言っても足は震えていたし。

 

「たぶん大丈夫ですよ…。ほら。」

 

沙希ちゃんが南ちゃんの迎えに来ていた。

 

 

「川崎のおかげであいつは大丈夫だとは思いますよ。」

 

 

 

「そっか…。ならいいんだけれど…。」

私はまだ不安をぬぐいきれなかった。

 

まだ初日始まったばかり。

 

そして会議は荒れ始める。

 




次回 めぐりキレる

校長についてはスペック説明のところの話数に書いてあるのでそちらをごらんになってください。

今回はおっぱい回でしたね。え?違う?
この話を作る際に男女の友人たちで二時間近くおっぱい会議をしてました。
思わず中学生男子かよと思いましたよ…。

結果めぐぱいは、C寄りのDになりました。
私はDよりのCだと思うんですがね。
服の膨らみ方からして、D以上は絶対ないですし、かといってBだと小さすぎる…。
Dなら揉んでる感も出るし、ちょうどいいよね。とかそんな感じです。

完全には、はさめないけれど。
作者は純粋なのでナニを挟むのかはわからないんですがね?
本当ですよ?心は澄んでいますから。


【挿絵表示】

元ネタ知っている人いるのかな…?
女性ならわかるのかな…?

最後まで読んでくださりありがとうございました('ω')ノ

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