お父さんが鎮守府に着任しました。これより私たちのお世話を始めます!! 作:先詠む人
後悔はもしかしたら後でするかも(TOEICの勉強しないで書いてたってことで)
あ、蒼龍さんまで出したらマジパクリの批判を受けそうだから出すつもりはないです。
今日のお父さん(by吹雪)
「お父さ~んおなかすいたにゃしぃ~。」
赤っぽい茶髪の特徴的な語尾で喋る少女が現在進行形で鎮守府の廊下の掃除をしている黒髪の青年にそう言うと、
「鳳翔さんが今急いでご飯作ってるからあと少し待って」
青年は箒で床を掃いながらそうやって返した。その返事を聞いて「わかったにゃしぃ」と少女は食堂の方へと歩き去っていくのを見ながら青年は掃き掃除を続けていた。
数分後、
「よし、掃き掃除終わり。次は拭き掃除だな。鳳翔さんがご飯を作り終える前に掃除を終わらせて早くシャワー浴びないと…」
「お父さ~ん抱っこして~。」
そう言いながら青年が箒を片付けてぞうきんとバケツを探していると、栗色の髪を持つ少女が横から青年の首に抱き着いた。
「はいはい。汗臭いかもしれないけどいいか?」
「いいよ~。」
青年は少女の要求通りに抱っこしたまま拭き掃除をあきらめてその場に胡坐をかき、少女に抱き着かれた。
「あ!文ちゃんだけずるいぴょん!!お父さん私も抱っこしてっぴょん!!」
それを見た桃色の髪の少女が栗色の髪の少女を羨ましがって青年の首に抱き着く。そうすると、いくら小学校低学年程度の体重だとはいえ二人分の体重が急に首にかかれば青年が耐えられるはずがなく
「ちょ!!前に二人は無理だって!!」
そう声を上げることになった。そんな時に栗色の少女が抱き着くところからずっとL字になっている廊下の端の方でこちらをじーっと見ていた銀髪の少女が
「だったら父上の背中は私がもらった。」
と言いながら青年の背中に抱き着き、俗にいうおんぶの体勢へとなったことで青年には3人分の体重がかかることになった。
「お………重いぃぃぃ!!!!」
「「「重くないもん(ぴょん)(ぞ)!!!」」」
「(ハァハァ……う~ちゃんかわいい。
「!??」
「お父さんどうしたの?」
「あ、いや。チョット寒気が…」
「風邪ひいちゃったぴょん?」
「多分それは違うと思うけど…」
「じゃあ、一応医務室に行くか?まだ空いてるだろう。」
「そこまでじゃないからいいよ。ほら、早く食堂に行こう。せっかく鳳翔さんが腕によりを振るって作ってくれた料理が冷めちゃうよ。」
「「「はーい!!!」」」
((((((あの子たち(文ちゃんたち)羨ましいな~。ご飯のときに甘えよ~っと(ぽい!)(かも!)(かな)。))))))
廊下に刺す夕焼け空の日差しが彼ら4人と、それを廊下の窓の外から、夜戦忍者と一緒に天井裏から、さらには先ほどまで菊月がいた廊下の角から羨ましそうに見つめる数多くの艦娘たちを照らし、どこぞのロリコン提督が嫉妬で狂気に浸る中、その視線の先である青年、小鳥遊佑太は
(あ、やべ。提督さんに今日した仕事報告しないと)
と、のんきにそんなことを考えていた。
こんな鎮守府もあってもいいかな~って思ったりする。
文弥生は天使。
感想、評価をお待ちしてます。
この作品が続くかは、それを見て決めたいと思います。