騎士王がロキファミリアに入るらしいですよ 作:ポジティブ太郎
この作品に登場するセイバーことアルトリア・ペンドラゴンは
セイバールートでのセイバーになります。
プロローグ
道の往来で金髪碧眼の少女が立ち尽くしていた。
「ここはどこでしょうか?」
エルフやドワーフ、アマゾネス、小人族、獣人などの自分の世界では存在していない種族がいる自分の知らない世界に来てしまったことに少女アルトリア・ペンドラゴンは戸惑いを隠せない。
「とりあえずあそこにいる女性にこの世界のことを聞きましょう」
少しでもこの世界についての情報を手に入れるため、私は道を歩いていた白いブラウスに亜麻色の髪の女性を呼び止めた。
女性はこの世界のことについて快く話してくれた。私のいる場所は、迷宮都市オラリオ
というこの世界で唯一
そして、
私はこの『冒険者』という単語に興味を持った。
「どうしたら冒険者になれますか?」
と無意識に口が動いていた。
「冒険者になるためには、神様たちが運営している
と女性は朗らかな笑み浮かべて言う。
「??」
神?
「えっとー、つまりですね、この世界にはたくさんの神様がいて、その神様たちが
自分の派閥にいる人達に与えている力が
なるほど、少しだけ分かってきました。どうやらこの世界の神とは信仰の対象に
なっている者ではなく、この世界では私の世界で信じられている神が本当に実在し
ているらしく、その神々が組織している
先ほど言っていた力、
「引き止めてすみませんでした。ご親切にありがとう」
見ず知らずの私に懇切丁寧に説明してくれた女性にお礼を言う。
今の情報を元に私がすべき行動は一つ。どこかの
ダンジョンでお金を稼ぐこと。かのブリテンの王であった私も空腹には耐えられない。
ほら、腹が減っては戦はできぬといいますし......
ともかく、今から早急に入れてもらえるファミリアを探さなくては。
アルトリアはお腹の寂しさを感じながらファミリア探しを決意した。
情報を集めて回ること数時間後、運良く大勢の冒険者たちが出入りしている
建物『ギルド』を見つけた。
(うぅー お腹が減って死にそうです)
アルトリアは空腹の限界を感じながらギルドへと足を早めた。
次回変態女神と天然娘が登場する予定です。
本格的に盛り上げていきたいと思います!