ACE COMBAT Skies Rewritten 作:遠い空
《ジョン・ハーバード》
1967年7月9日生まれ、62歳男性、出身国オーシア。
アークバードⅡの機長を務める白髪のヒゲ白人。愛国軍になる前もアークバードⅡ完成から機長を務め、ユリシーズの破片の破壊などの駆除作業や、アークバードⅡで行われたサミットの準備など、様々な業務を務めた。2028年になり、国家と企業の戦いが熾烈化しアークバードⅡが実戦投入され、国やアークバードⅡのため愛国軍に加わる。かつて軍人と傭兵であった経験から、戦闘指揮能力は優れている。
1986年4月、18歳の時にオーシア空軍に入隊。戦闘機パイロットとして腕を上げるも、上司と意見の食い違いから、1990年8月、23歳の時に退役。
しかし、戦闘機パイロットの経験が忘れられず1991年4月、23歳の時に世界で最大の規模を誇る、ノルデンナヴィクにある傭兵派遣会社『マクミラン・マーセナリー社』に入社。それからは傭兵として1995年のベルカ戦争や1997年のユージアクーデターに参加する。ちなみに、その会社にはサイファー、スカーフェイス1がいた。しかし戦争経験を通し、戦争の残酷さを目の当たりにしたことと、国を守るために戦う軍人を見て、『国を守る信念』ということが気がかりになり、ユリシーズ衝突後の2000年2月、32歳の時に退社しオーシアに戻る。退社を期に、今まで付き合っていた女性と結婚し、子供を授かる。
『国を守る信念』の答えを見つけるため、オーシアをユリシーズの破片から守るアークバードの宇宙飛行士を目指し、2006年8月、39歳の時に宇宙飛行士になる。その後、戦闘機パイロット経験から、アークバードの操縦を任せられる。1年間の訓練の元、無事アークバードのパイロットになる。
2010年10月、43歳の時、環太平洋戦争によってアークバードが実戦投入される。ユークトバニア潜水空母シンファクシにレーザーによる支援攻撃でオーシア軍の突破口を開くことに成功する。この時は『国を守る信念』というものがまだはっきりしていなかったが、ベルカ残党団『灰色の男たち』によるアークバード占拠で、その答えが見え始める。ほとんどの乗員は口止めのためベルカ人に始末されてしまうが、ジョン・ハーバード含む3人はアークバードの操縦やレーザーの扱い方を教えるため、生かされていた。しかも、アークバードによるユークトバニア、オクチャスブルク核攻撃や、失敗した時の第二次作戦オーシア核攻撃、SOLG再稼働準備などの情報を得る。ジョン・ハーバードはなんとかしてベルカの陰謀を阻止するため行動する。そしてアークバード、オクチャスブルク核攻撃の日に隙を得て敵を倒し、アークバードの操縦系統に細工を仕掛ける。そして他の仲間を助け脱出カプセルで脱出した。彼がこのように行動したのは核兵器使用を阻止するためである。特に、オーシアには家族がいる。大切な人を死なせないためにも、国を守るため行動したのである。このことから、彼は答えを見つけることができたのである。
2011年2月、43歳の時、その功績が称えられ、戦争の真実が公になってないことから、ハーリング大統領に秘密裏に愛国者の授与式が行われた。
それからは、宇宙飛行士として働き続け、2018年5月、50歳の時、アークバードⅡが完成し、ハーリング大統領の薦めで機長に任命される。それからは、ずっとアークバードⅡの機長を務める続けたのである。
《イワン・アレンスキー》
1994年9月23日生まれ、35歳男性、出身国ユークトバニア。
アークバードⅡの艦載機部隊『アルタイル』の1番機でアルタイル隊の隊長を務める茶髪白人。
元はユークトバニア空軍のエースパイロットだったが、ユークトバニアが崩壊してからソンバーグ大統領らが創設した愛国軍に入る。
戦闘機の操縦技術はアルタイル隊の中でも随一で、かつてSu-35BM単機でADF-01レーザー搭載の5機編隊を撃墜した記録を持つ。(エスコンゲーム設定だと単機で50機撃墜とかなりそうなぐらいの実力)
静かな性格だが、国や人を愛する気持ちは誰よりも高く、みんなから慕われている。
戦闘では冷静に判断し、確実に敵機を撃墜する。彼の生きている時代には珍しく、タイマンでの正々堂々としたフェアプレイを望む。特に、自分以上の実力を持つ者との戦いを望んでいるが、今のところ叶っていない。
《フォード・マクドネル》
1996年11月18日生まれ、33歳男性、出身国オーシア。
アークバードⅡの艦載機部隊『アルタイル』の5番機を務める金髪白人。
元はオーシア空軍のエースパイロットだったが、ソンバーグ大統領らが創設してからは愛国軍に入る。
エレーナ・ダニエリというユークトバニア人の愛する嫁がいたが、ゼネラルリソースの戦いに巻き込まれ死亡。以降、彼はオーシアの為というよりも、彼女の復讐のために戦うようになった。
実力はアレンスキーより劣るが、並以上の強さを持つ。特に視野が広く、状況に応じた臨機応変な戦闘が優れている。
SF小説好きで、特にタイムスリップ小説が好みらしく、アークバードⅡがタイムスリップした時には誰よりも冷静に行動し、ジョン・ハーバードにアドバイスをした。
《コウセイ・ヒヤマ(飛山鋼生)》
1995年4月9日生まれ、34歳男性、出身国オーシア。
アークバードⅡの艦載機部隊『アルタイル』の5番機を務める丸坊主日系人のガチムチ。
元はオーシア空軍のパイロットだったが、ソンバーグ大統領らが創設してからは愛国軍に入る。
実力はいたって普通のパイロットだが、悪運だけは非常に強く、機体がボロボロの状態で帰還したり、エネミーラインにイジェクトしても必ず生きて帰るなど、あのオメガ11を翻弄とさせる男。しかし別人である。
豪快な性格で、難しいことは考えずゴリ押しで解決するなど、脳筋である。
仲間思いで自分が犠牲になっても仲間を助ける。けど、何かと生きて帰る。
生まれもオーシア、育ちもオーシア、オーシアから離れるとホームシックになるなど、オーシアを愛している。
これは、かつてエネミーラインでイジェクトし、逃げている中、自分の故郷がどれだけ素晴らしいところから理解したからである。ゆえに愛国心は誰よりも大きいと言えよう。
ちなみに名前はイジェクトマスターの特徴を考え、戦闘機から『山』のように高く『飛』び、『鋼』のような肉体で必ず『生』きて帰ることからつけました。
《ケイン・ソンバーグ》
1972年10月1日生まれ、57歳男性、出身国オーシア。
2021年に就任したオーシア連邦第49代、オーシア初の黒人大統領。オーシア連邦第48代大統領ビンセント・バーリングの意思を引き継いで、ユークトバニアと友好を築き、平和活動に取り組んでいた。
しかし、ゼネラルリソースの拡大によりオーシアの存亡が脅かされる中、オーシアを守るために戦う意思を表明した。
ユークトバニアが滅亡してからは正式にユークトバニアも仲間に加わり、愛国軍と正式に命名。以降、ゼネラルリソースと戦いを繰り広げることになる。
愛国軍では、オフロスキー元首と軍のリーダーを務める。冷静な性格だが、かつてオーシア陸軍だったため、戦いになると熱くなる。その性格の故に、優しそうな見た目に反しているため、たまに周りから引かれる。
《セルゲイ・オフロスキー》
1972年5月5日生まれ、57歳男性、出身国ユークトバニア。
ユークトバニア国家元首であり、政府首相の白人元首。オーシア同様、ニカノール元首の意思を引き継いでオーシアと友好を築き、平和活動に取り組んでいた。
ゼネラルリソースの拡大により、ユークトバニアを守るため、オーシアよりも先に戦いを挑んだ。しかし、ゼネラルリソースから最大の脅威と判断され、ユークトバニアが先に滅亡する。
それからはソンバーグ大統領と共に愛国軍を編成し、ゼネラルリソースと戦い続ける。
ソンバーグ大統領同様、愛国軍ではリーダーを務める。かつてユークトバニア陸軍だったため、愛国軍に入ってからは平和主義な印象から好戦的な印象に変わる。その変貌っぷりに、はじめは引かれまくりだが、しばらくすると頼れる軍事参謀となる。
《アビサル・ディジョン》
1997年10月10日生まれ、32歳男性、出身国エルジア。
元エルジア空軍の金髪白人。エルジア空軍時代はエルジアのエースパイロットとして腕を上げいた。
大陸戦争により、エルジア空軍だった父親を失う。ちなみに彼の父親は当時のエルジア空軍エースの黄色中隊初期メンバーの3番機だった。
父親はエルジアの進める戦争行為に反対したため、エルジア軍の謀略により殺された。それを知ったのは、父親に憧れてエルジア空軍に入ってからのことである。
このことから、父親を殺したエルジアを憎む。その後、エルジアはゼネラルリソースに飲み込まれるが、彼はそのことを喜んでいた。ゼネラルリソースの支配下になってからは自らGRDFに入隊、GRDFで数少ないエースパイロットとなる。
のちに、彼はゼネラルリソースの科学者マーサ・ヨーコ・イノウエと出会い恋愛関係になる。そして彼女の電脳実験により、人類初の電脳化した人間となるが、実験を危険視したゼネラルリソース保守派により工作活動が行われ、肉体を失う。
それからは誰もいないエレクトロスフィア内で精神が荒んでいき、クーデター軍『ウロボロス』を組織し、全人類電脳化という凶行に出る。
しかし、ニューコムのサイモン・オレステス・コーエン博士の開発した人工知能NEMOにより、彼は完全な死を遂げるのである。
《エレーナ・ダニエリ》
1997年12月24日生まれ、32歳女性、出身国ユークトバニア。
マクドネルの妻である赤毛の白人。おっとりした性格で、相手の心を癒す優しさと抱擁力を持つ。
旅行先のオーシアで道に迷っていたところ、たまたま休暇中で散歩していたマクドネルに道を教えてもらったのが出会いの始まり。お互いSF小説好きということがあって意気投合。オーシアで観光名所を見るはずが、マクドネルとのSF小説トークで時間を費やしてしまう。しかし、これを期に小説友達となり、度々連絡し合うようになる。
気が付けばかなり親密な関係になり、マクドネルから告白を受け、これを承諾し恋愛関係になる。
それから彼女はオーシアに引っ越し、休暇の少ないオーシア空軍のマクドネルと少ない休暇を使って2人の時間を大切に過ごす。そしてマクドネルのプロポーズを受け、2人は結婚する。国籍をオーシアに移し、幸せに満ちた夫婦生活を過ごす。マクドネルが愛国軍に入隊してからも彼女は彼に尽くした。
2人の愛は実り子供を宿すが、2029年12月にGRDFの攻撃に巻き込まれお腹の中の新しい命と共に死亡する。
彼女の死は大きく、マクドネルをどん底に陥れてしまった。しかし、彼女はマクドネルの記憶の中で今も彼に大切にされながら生き続けている。
《ニコライ・ベレゾフスキー》
1994年4月20日生まれ、35歳男性、出身国ユークトバニア。
アークバードⅡのコンピュータ管理主任を務める赤毛白人。コンピュータの仕組みやプログラミングに長け、若くして主任を務める。実は8歳の頃からコンピュータに興味を持ち始め、11歳の頃にはコンピュータを組み上げ、プログラミングも理解していた。14歳の頃からハッキングに目覚め、ハッカーとなる。
ハッキングがバレないようなところしかハッキングしていなかったが、環太平洋戦争時の16歳の時、面白半分でユークトバニア軍のコンピュータにハッキングする。その中で、グランダー社の兵器運搬を裏付ける極秘文書や、ニカノール元首幽閉の報告書を発見し、戦争の影に気付く。彼は文書のコピーを取り、戦争反対派の友人の大学生に渡した。これをきっかけにユークトバニア工科大学生によるレジスタンスが創設された。
さすがに軍のコンピュータにハッキングしたため、軍に気付き逮捕される。しかし、真実が公になり、レジスタンス創設の一役者であることが判明し、レジスタンスと共に評価が変わった。
一応、軍のコンピュータにハッキングしたため留置所入りだった。しかし20歳の時、釈放を条件にユークトバニア軍にスカウトされた。理由はコンピュータの扱いに長けた人材が不足していたからだったが、彼は自分の能力を生かせるならと思い入隊する。
その後はユークトバニア軍の情報管理職に就き、仕事によってはテロリストのコンピュータにハッキングを仕掛けたりもした。
ユークトバニアがゼネラルリソースに飲み込まれてからは、人生を変えてくれたユークトバニア軍と愛国軍に入隊し、ゼネラルリソースの戦いに参加した。