気づけば前回の更新から三週間近く経過してしまいました。申し訳ありません。
一応現在も執筆中ですが、学年末試験が迫っているせいで近々余裕がなくあまり時間が取れない状況なので完成度は未だ7~8割・・・本当に申し訳なく感じております。まさかここまで更新が遅れることになってしまうとは・・・。
一応本編は2月頃には更新できそうです。それまでまったりと気長にお待ちいただけたら幸いです。
繋ぎとしてここまで見てくれた方用に一部サーヴァントの情報をまとめた物を投下。ついでにおまけとして円卓の何人かのマテリアルも公開します。
正直設定練ったはいいものの、出せる気配が全然なくてデスネ(´・ω・)
楽しんでいただけたらなによりです。因みにここまで読んでくれた方用にまとめたので、割とネタバレが多いです。注意してね。
あと気が向いたら新しい情報を投下するかもしれない・・・タブンネ。
あ、ちなみに武蔵ちゃんとキング破産ゲフンゲフン山の翁さんとエドモンは無事に合計二万以内で引けました。やったぜ(コロンビアAA略
【真名】アルフェリア・ペンドラゴン
【性別】女性
【身長・体重】171cm/58Kg
【スリーサイズ】B84/W56/H82
【出典】アーサー王伝説
【出身】イギリス
【属性】中立・善
【イメージカラー】白銀
【特技】家事スキル全般、道具作り
【好きなもの】家族、仲間
【嫌いなもの】色々雑な奴、妙に飾り過ぎた代物など
【天敵】マーリン
<概要>
第四次聖杯戦争にてヨシュア・エーデルシュタインに召喚されたキャスターのサーヴァント。本物の貴金属すら霞む銀色の髪と双眸を持ち、黄金比ともいえるプロポーションを持つ絶世の美女。黒のローブとその下に軽装鎧を身に纏った(とてもじゃないが)魔術師とは思えぬ風貌と性格が特徴。
戦闘スタイルは基本的に白兵戦。ただし相応の相手が現れた場合、魔術を駆使したトリッキーな戦法で反撃すら許さない一方的な戦いを繰り広げる。
本来この世界に存在しなかった者であり、どこかの世界から魂が転生し生まれた存在。
性格は努力家。どんなに自身が優れていようが努力は怠らず才能を磨き続ける。その弊害か自己評価は最低。常時自分という存在を下に置き、『家族』と認めた者を上に置き絶対守護を約束する。
真名はアルフェリア・ペンドラゴン。
出生が謎に包まれた者であるが、最初から最後までブリテンの君主アーサーを支え続けた女性であり、国をその身を捧げて救い上げた救国の聖女でもある。その献身は全ての国民を魅了し、彼女が命を落とした時は例外なく全ての者が悲しんだ。
所持している鞘『
子供の頃は普通の性格ではあったのだが、諸事情により自分に引け目を感じており『自分は幸せになるべきでは無い』という考えが積もりに積もったせいか恋愛感情が酷く鈍くなっている。というより、気づかない様に『出来て』しまった。その歪みのせいで酷く歪な性質の献身を多々見せる。
しかし多少歪んでいても尚その美貌と母性的な有様は異性だけでなく同性すら魅了し、そこに居るだけで組織の中核と化す。が、本人は無自覚な上『自分に価値は無い』と思いこんでいるので非常に性質が悪い。
何せ彼女は中核の役目を負っているのにもかかわらず軽々しく自分の命を投げ出す危険な性質を保有しているのだから。
彼女は気づけなかった。他者に取って己が最も価値のある者であると。故に彼女は己が身を捧げられた。捧げてしまった。それがブリテンの崩壊に繋がる最大の一手だというのにも関わらず。
聖杯に託す願いは『円卓の騎士の再臨』。現代にて第二のブリテンを再誕させることこそ、祖国の崩壊へと道を繋いでしまった、だが過去改変を否定する彼女が渇望する願いである。
――――だが、その願いは他の者への引け目から来る願いであり、『彼女自身』の願いでは無いことはアルフェリアは気づいていない。
もしそれに気づかせてくれるものが居るのならば、きっと――――
――――その正体は様々な神話体系の神々が作り上げた最高の神造兵器人間。『ある者』への抑止と神と人のつながりを戻すことを目的として創造されたが、中に入れた魂が制御できない程濃密なものだったせいかまともに操ることもできず、結果的に骨折り損になってしまった神々泣かせでもある。
が、その役目は何の因果か死後果たすことになる。
課せられた役目は『
時間さえあれば神すら容易く殺せる存在と化すだろう。神々の
<能力>
魔術を修めてはいるが基本的には剣による白兵戦を好む。黄金剣『
剣を失い徒手空拳になろうとも、(何故か)習得している魔改造八極拳によって的確に人体を破壊できるので油断ができない。
ステータスも高水準であり、よほどへっぽこなマスターでない限り大半のステータスがAランクオーバーという破格のスペックを誇る。魔術回路の開閉すらまともに行えない半人前でも多少低下することはあるだろうが、だとしても本人の技量が規格外故に他の英霊に後れを取ることはまずない。
戦闘可能な環境は選ばない。陸だろうが空だろうが水上だろうがお構いなしに彼女はフルスペックを発揮できる。陸は言わずもがな、空中では人外染みた魔力制御による魔力放出によって超高速三次元軌道を披露し、水上であっても湖の精霊の加護によって水面上を駆けることができる。水中に沈んだとしても焼け石に水程度の効果しかないだろう。
燃費はスペックと比較すれば凄まじく良心的。超A級サーヴァント数体分の実力を持つサーヴァントをたかが一体分の燃費で運用できると考えれば費用対効果はトップクラス(彼女自身の魔力生産能力によって負担の大半を賄えるため)。
召喚すればほぼ優勝は確約していると言っても過言では無い。
欠点は襲わなければ反撃しないという非積極的なスタイルくらいか。それでも必要に迫られれば必ず標的を抹殺する機械と化し、一度狙われたら逃げることはまず不可能だろう。
というか本気を出せば聖杯戦争が一日二日で終了する可能性すら否めない。それでも本気を出さないのは慢心では無く、単純に彼女が非好戦的である証なのだ。
その弱点を突き、六騎全てのサーヴァントで叩こうとするなら勝機が見えるかもしれない。一応マスターの方を狙うという方法もあるが、それを行おうとすれば最後彼女の『粛清』が約束されているのであまりお勧めはしない。
魔術回路は
ただし千里眼は所有していないためグランドキャスターの適正は持たない上に、魔術もマーリンから教えてもらった物を独自発展させたものであるため、魔術の質はコルキスの魔女メディアに劣り、魔術師としての完成度はマーリンら千里眼持ちに一歩譲る。更に(外敵ならともかく)非情になり切れないので、魔術師としては一言で言えば『究極に限りなく近い最上』。
余談だが彼女は膨大な経験と知識により、他人が構築している術式に強制介入し(ただしメディアレベルは不可能)魔術を強制終了させる『
この奥義の存在によりメディアやマーリン未満の魔術師は問答無用で一方的に無力化される。
生前の相棒である竜種の王『ハク』を乗りこなしたドラゴンライダーでもある。騎乗の経験は無いはずだが、持前の直感の身で完璧に乗りこなしており、その関係上ライダークラスで無くとも幻想種の騎乗が可能(ただし竜王ハクはライダークラスでないと
そう言った理由で、彼女が戦力として最も期待できる(宝具の数的な意味でも)クラスはライダーである。
宝具の原典などを虚数空間内に保管しているため、どのクラスでも生前猛威を振るい続けた超級宝具の数々を扱うことができる。要するにクラスの意味がほとんど機能していないサーヴァント。他の陣営からしてみれば悪夢の一言。
正面から打ち破れる可能性があるのは『マハーバーラタ』の施しの英雄カルナ、授かりの英雄アルジュナ。『ニーベルンゲンの指輪』の竜殺しの英雄ジークフリート。『ギルガメッシュ叙事詩』の英雄王ギルガメッシュ、神造兵器エルキドゥ。『ケルト神話』の影の国の女王スカサハ。『ギリシア神話』の大英雄ヘラクレス、不死身の英雄アキレウス。『古代エジプトのファラオ』の神王オジマンディアス。『旧約聖書』の魔術王ソロモン。『暗殺教団教祖』の初代”山の翁”ハサン・サッバーハなど――――少なくとも最高レベルの英霊で無ければ対抗すらままならないだろう。
例外として円卓関係者であれば一定以上のステータスダウンが望める。が、関係者である以上お互いの手の内は知り尽くしているので、ぶっちゃけ対峙する以前に勝負が決まっている。撃退やある程度の時間稼ぎはできるだろうが、そもそも彼女の関係者が彼女に敵対すること自体まずありえないので、結末は言わずとも分かるだろう。
要するに最終的に根負けして勢力に取り込まれるので、結論的に言えば知り合いであるなら”絶対”に勝てない。むしろ身内では無い方がまだ勝機が存在している。
総評――――近接戦、中距離戦、遠距離戦全てにおいて隙が無い最高峰サーヴァントの一角。
もし彼女が負けるならば、可能性が高いのは彼女の関係者に高ランクの狂化を掛けて嗾けるか(アルフェリアは性格上関係者は殺せない)、地力で拮抗できる同じ規格外のサーヴァントをぶつけるか、マスターの排除しかありえない。それが行えないならば、聖杯戦争の末路はその時点で確定してしまったと言ってもいい。
また、全てのクラスに適正があるのでクラス枠に空きが存在するなら必ず呼べるという汎用性まで存在している(そしてEXパラメータが必ず二個以上存在している破格のスペック)。尚、一番適正の高いクラスはキャスターとライダーである。
因みに彼女が積極的に戦わない理由は「被害が甚大になるから」らしい。ある程度ならば軽くあしらうことで終わるが、彼女が『戦い』と呼ぶのならば、それは同格との戦いに他らなぬ故。
端的に言えば彼女が剣を抜けばそこは爆心地となる。開催地涙目な女性である。
また、余談ではあるが、彼女の存在はかなり不明な点が多いため後世にて色々な形で彼女の伝承が伝わって後付け設定を加えられたりしている。その影響か本来とはかけ離れた性格になったり、思ってもいないことを信仰によって植え付けられたりと、中々にバリエーションが多い人。
結果として彼女は数多くのクラス適正を得てしまった。元より七騎全てのクラス適正はあったが、本来ならばありえないエクストラクラスへと組み込まれてしまう可能性は、ゼロでは無い。
例えば、他人を恨むはずの無い彼女が世界そのものを恨む復讐者と化したり。
例えば、無意識的に万人を魅了する彼女が意識的に全てを意のままにする毒婦と化したり。
例えば、最愛の家族を溺愛する彼女が身内にすら平等に接する万理の調停者と化したり。
例えば、――――外敵を愛さない彼女が全てを愛するが故に人類を滅ぼす最悪の災害と化したり。
<ステータス>
【セイバー】:筋力A++ 耐久A++ 敏捷A++
魔力EX 幸運A 宝具EX
【ランサー】:筋力A++ 耐久B+ 敏捷A+++
魔力EX 幸運A- 宝具EX
【アーチャー】:筋力A+ 耐久C++ 敏捷A++
魔力EX 幸運A+ 宝具EX
【ライダー】:筋力A+ 耐久A+ 敏捷A++
魔力EX 幸運A 宝具EX
【バーサーカー】:筋力EX 耐久EX 敏捷EX
魔力EX 幸運D+ 宝具EX
【キャスター】:筋力A++ 耐久A+ 敏捷A+++
魔力EX 幸運A+ 宝具EX
【アサシン】:筋力B+ 耐久C+ 敏捷EX
魔力EX 幸運A- 宝具EX
【アヴェンジャー】:筋力A++ 耐久A++ 敏捷A+++
魔力EX 幸運? 宝具EX
【ルーラー】:筋力A+++ 耐久A+++ 敏捷A+++
魔力EX 幸運A++ 宝具EX
【ファニーヴァンプ】:筋力? 耐久? 敏捷?
魔力EX 幸運? 宝具EX
【■■■■】:筋力■ 耐久■ 敏捷■
魔力■ 幸運■ 宝具■
<固有スキル>
・騎乗(A++):乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。また、英霊の生前には存在しなかった未知の乗り物すらも直感によって自在に乗りこなせる。
ランクA++は本来ならば騎乗出来ないはずの竜種すら例外的に乗りこなす。
・直感(A+):戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。Aランクの第六感はもはや未来予知に等しい。アルフェリアはそこに膨大な経験と知識を上乗せすることで冗談では無く未来予測演算染みたことが可能となっている(故にA+ランク)。また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。
・魔力放出(EX):武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではないため、非常に燃費が悪くなる。
EXランクともなれば噴射による単独飛行すら可能とする。優れた制御技術が無ければ墜落待ったなしだが、アルフェリアは天性のセンスと並外れた技術でジェット戦闘機すら凌駕する機動性を手に入れた。陸や水中に置いても例外は無い。
・カリスマ(B):軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。生前は王として君臨した三者は高レベル。稀有な才能だが、稀に、持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。
Bランクならば一国の君主としては十分な度量。
・高速神言(A):神代の言葉。魔術を発動するとき一言で大魔術を発動させる、高速詠唱の最上位スキル。呪文・魔術回路の接続を必要としない神代の言葉なので、現代人の舌では発音不能、耳にはもはや言語として聞き取れない。
アルフェリアは独自に魔術を発展させる過程で様々な文献を解析しており、マーリンの助けもあったが自力でこのスキルを習得した。神代以降の魔術師としてはこれ以上の大業は無い。
・大源調和(A):彼女が持つ天才的な魔力操作がスキルと化したもの。その腕前は空間上のマナすら操作し己の魔力へと変換できるほどであり、一時的に地脈の流れさえ土地を傷つけずに改変できるほど。空間上にマナが存在して居る限り、彼女は無限の魔力源を持っていることになる。
……が、流石にサーヴァント同士の高速戦闘中に行うのは聊か難易度が高く、本人も『緊急時に置ける補給手段』としか思っていない。ある意味優秀でありながらも割と不遇なスキル。
・美食の開拓者(EX):彼女の料理人としての側面がスキルと化したもの。彼女が作った料理は例外なく美味になり、作った料理には生命力・魔力自動回復効果、状態異常回復効果、身体能力増強効果等々の効果を持つ。例えおにぎりだろうと最高の料理と化し、死人の様な者でも一口食べれば全回復する。
要するに作った料理はエリクサーになる。
生前の彼女の料理の腕前は(他と比較すれば)確かに優れてはいたが、これは実質信仰の産物。生前より何段階も味が昇華されている。おかげで本人から地味に気味悪がられている(最大限利用してはいるが)。
・救国の聖女(EX):全ての民に慈愛を以て接し、国のために身を捨て救国を成した聖女と称えられた証。
このスキルは所有しているだけでHP/MP自動回復、カリスマのランクアップ、危機的状況での耐久2ランク上昇、常時他者へ軽度の魅了などの効果を発生させる。
後世の信仰により発生したスキル。本人的には「何でこんなのあるの?」的な感じに思っていたりいなかったり。
・悠久なる愛情(EX):生涯通して家族を愛し続けた象徴。
その愛は衰えることなく、歪むことなく、ただひたすら己の家族を愛し続けた。
故に彼女にとって愛する対象を傷つけることは彼女の家族全ての自己否定。
彼女の家族への愛が消えることは天地が反転してもあり得ず。
アルフェリアそのものを象徴する、唯一無二のユニークスキル。自陣営に守護対象が居る限り彼女に負ける道理はない。だが守護対象が敵に回られると苦戦必須となってしまう諸刃の剣。ただし必ず負けるとは言ってない。
<宝具>
『
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:1~99
最大補足:800人
由来:不明
魔術師マーリンが作り出した『選定の剣』の贋作。機能こそ類似しているものの、王を選ぶと言う機能が欠如している『欠陥品』としてマーリンが蔵に入れていたが、後にアルフェリアに授けられ生涯を共にした愛剣となる。
能力は最初こそ線先から細い魔力光線を放つだけと言う物であったが、湖の乙女が魔改造を施したことで『
外見は『
本来ならばセイバーおよびライダークラスでないと所持できないが、原典が虚数空間内に存在するのでどんなクラスでも振れるようになった。
『
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:―(最大解放時1~50)
最大補足:1人(最大解放時100人)
由来:無し
アルフェリアが作成した魔術礼装『
能力は吸血と吸血した対象の経験と記憶の保存。吸血対象の魂なども収めることができる。ただしサーヴァントなどの霊体に対して効果は薄い(効かないわけではないが)。
吸血した血を解放することで辺り一面を血の池に変え、自由に操作することで範囲攻撃を可能にすることもできる。しかし一時とはいえ中身が空っぽになり、出した血液の回収にも時間がかかるのが難点。
更に、死徒を殺したという事象が蓄積され過ぎたせいで『神秘殺し』の能力を得てしまっている。
つまり、神秘を殺すことのできる『死徒』にとっても『英霊』にとっても天敵と成りうる宝具である。
そして何より特筆すべきなのは内包されている数多の魂の中で最も色濃い物――――元”魔王”ミルフェルージュ・アールムオルクスの疑似顕現が可能という事。全盛期と比べ発揮できる身体能力は三割以下にまで落ちており、魔眼の使用に重度なる制限がかかっているがその力は依然強大。
この剣の存在により、アルフェリアを相手にするならば実質超一級サーヴァント二体以上を同時に相手する覚悟が無ければならない。
本来ならばセイバーまたはアサシンクラスでないと所持できないが、原典が虚数空間内に存在するのでどんなクラスでも振れるようになった。
『
ランク:A++
種別:結界宝具
防御対象:1~50人
由来:不明
湖の乙女ニミュエがアルフェリアに授けた宝具であり、『
後継機と比べて防御能力は大幅に劣っており、絶対防御とも言えない劣化版ではあるが応用力や効果範囲ならばこちらの方が上。障壁強度自体も『
不老不死の効果はなく、劣化版として所有時効果は『老化遅延』『高速再生』となっている。
クラス共通宝具。どんなクラスで呼ばれても必ず存在する守りの盾である。
『
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:1~70
最大補足:200人
アルフェリアが唯一後世に遺せた聖遺物であり、彼女の手自ら作った伝記。大量の幻想種の素材を使われているせいか凄まじい神秘を内包している。現在現物はイギリス・ロンドンの大英博物館に保管されている。……のだが、それは実は偽物であり、過去にこの聖遺物を巡って血みどろの争いが起こったことから魔術協会が厳重な封印をかけ、とある魔術師に預けた曰く付きの一品。
開くだけで無詠唱でAランク以上の大魔術の連射を可能とし、中規模の儀式を必要とする特殊な魔術も儀式の過程をすっ飛ばして実行することが可能な代物。注いだ魔力次第では疑似的な魔術工房自動作成機にも成りうる。
副次的な機能として魔力の無尽蔵生産が可能であり、これが健在であるのならば彼女はほぼ半永久的に現世への現界が可能である。問題点としては、他の魔術師に感づかれる危険が著しく高まる。
キャスタークラス限定宝具。他のクラスでは使用することはできない。例え手にすることができても、発揮される効力は三分の一にまで低下してしまう。
『
ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ1~40
最大補足:100人
アルフェリアが自作したキャメロット一の弓兵、トリスタンが愛用する弓『
音を矢として打ち出す機能は欠けているので、元となった『
アーチャーおよびライダークラスでないと使用不可だが、原典が虚数空間内にあるため全クラスで使用可能。
『
ランク:A
種別:対城宝具
レンジ1~500
最大補足:500人
『
弓に取り付けられた三本の弦を一本の弓を打ち出すことに使うことで普通状態の最大出力の三倍の速度と威力を生み出した、破壊力に特化した宝具。放たれた弓の速度は極超音速(凡そマッハ5.0)で撃ちだされ、更に矢に強力な回転力が掛けられていることで破壊力・貫通力を両立させた『城攻め』の一矢。当然、英霊でも生身で直撃すれば最低限瀕死は免れないほどの威力を誇る。
欠点としては着弾距離が離れれば離れるほど威力が落ちていき、最低Bランクまで低下する。
因みに最大射程は約1200Km。地平線の果てまで届く。
アーチャーおよびライダークラスでないと使用不可だが、原典が虚数空間内にあるため全クラスで使用可能。
『
ランク:EX
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大補足:1000人
ロンゴミニアド。聖槍。星を繋ぎ止める嵐の錨。
真実の姿は、世界の表皮を繋ぎとめる塔であるという。真名解放時にはランクと種別が変化する。
十三の拘束によってその本来の力を制限されてなお、星の輝きをたたえて輝く、最果ての柱。穂先が回転することで膨大な魔力の渦巻く極大規模の旋風を発生させ、それを圧縮し相手へ放つ技。絶大な災害の破壊力によって相手を粉微塵に粉砕する。
アルフェリアは本来の持ち主ではないが、一度とはいえ所持を許された。つまり『聖槍に認められた』という功績を以て限定的ながら彼女の宝具となった。
不完全な出力といえど『世界の柱』。常識外の魔力を以て相手を容赦なく葬り去る。
仮の担い手故に解放できる封印の数は十二まで。だが並のサーヴァント程度の相手ならば六つ解放するだけで十分な効果をもたらすだろう。
ランサー及びライダークラスで無ければ使用不可。原典も虚数空間には存在しないので、本当に限られた条件下でしか使用できない。
『
ランク:EX
種別:対陸宝具
レンジ:―
最大補足:―
幻想種の王、竜種。その頂点に立つ竜王ハク――――アルフェリアが生前従えた竜の王を呼び出す召喚系宝具。
人が決してたどり着くことのない世界の裏側に存在しており、その姿は正しく『王者』を体現したような美しくも雄々しいと言われている。当然乍らその膂力、耐久性、敏捷性は全てが桁外れ。巨大な図体からは決して想像できない高速移動に直角機動すら可能とする機動性は他の幻想種の追随を許さない。
そして何よりその口から放たれる竜の息吹、『
力、防御、速さ共に最高峰の『幻想種の王』の名に恥じぬ竜である。
――――が、ハクは世界の裏側で『強くなり過ぎた』ためが神獣に片足を突っ込んでしまっており、その影響で現世では酷く弱体化している。本来ならば即刻裏側に送り返されても不思議では無いが、それに抵抗できているのは幻想種たちの頂点故か。だがやはり長時間の抵抗は難しい様だ。
何かしらの対策をしなければ、短時間現界した後に強制送還を喰らってしまうだろう。
因みに主人からも雄かと思われていたが、実は雌である。つまり正しくは『幻想種の女王』となるのだが、本人が大して気にしていないので全く訂正される気配が無い。
呼び出すことはライダーの特権。他のクラスでは不可能、なのだが……ハクの方から現世に現れるので、この宝具の存在意義が問われているのはここだけの話。
『
ランク:A+
種別:結界宝具
レンジ:1~500
最大補足:1000人
虚数空間、本来ならば存在しえない世界に辺り一帯の空間光景を(ハリボテではあるが)全て複製し、虚数空間内に周囲の景色を再現。そして対象と自身の存在する空間の座標を『反転』させることにより虚数空間に自分と対象を閉じ込めるという『結界』宝具。
彼女の許可が無ければ絶対に抜け出せない悠久の監獄、一度閉じ込められたが最期、発動した彼女を倒そうが出られない絶対閉鎖空間である。大蜘蛛を虚無の底に閉じ込めたことから発生した後天的な伝承系宝具。
発動にかなりの魔力を消費するが、一度発動すれば相手を確実に脱落させられる凶悪な宝具でもある。
ただし対界宝具の類か、虚数空間でも耐え切れない莫大なエネルギーで空間を歪曲破壊すればその限りでは無い。その性質のため英雄王の乖離剣との相性は最悪。
キャスター限定の宝具。伝承系であるが故に他のクラスでは使用不可。
『
ランク:A++
種別:対国宝具
レンジ:1
最大補足:1人
アルフェリアの全身に埋め込まれた竜の因子と超一級の魔力炉――――ヴォーティガーンの心臓に大量の魔力を送り込むことで因子を爆発的に活性化させ、全身をかつてブリテンを焼き滅ぼしかけた魔竜ヴォーティガーンへと転身させる。当然ながら変化の際には苦痛を伴い、元に戻るときもまた激痛を味わうことになる。しかしその代償を踏まえても効果は十二分。サーヴァントを軽く凌駕した力を以て、全てを粉砕する災厄と化す。
アルフェリアが竜の心臓をその身に取り込んだ逸話から生まれ、人々の伝承によって歪められて作り上げられた『存在しなかったはずの宝具』。彼女の持つ数々の宝具でも極めつけに面倒くさい仕様となっている。
使用中は完全に理性が消滅し、マスターの命令であろうとも確率で失敗する。実質敵地の真ん中で発動して暴れさせるしか使いどころのない盛大な特攻宝具。更に周囲への被害も尋常な物では無くなるので、本人も発動を心底忌避している。
何より元に戻るには令呪が必須という甚大な対価を支払わねばならない。
実質産廃同然の超危険宝具である。
バーサーカー限定宝具。逸話系の宝具のため他のクラスでは使用不可。と言うより使えたとしても狂化していても尚使用に抵抗があるこんな宝具確実に使わないだろう。
『
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:1~50
最大補足:100人
アルフェリアが持つ神造兵器。湖の乙女ニミュエに招かれた『神剣の座』にて封印されていた一振りの剣。
無数の神が消える際に遺した力の残滓を一点に集めて凝縮して生成・誕生した『剣の神』。この世のありとあらゆる物を両断する『絶対切断』の権能を所有する最強の一本である。この剣の前ではどんな障害であれ意味を成さず、星すら所有者によっては断ち滅ぼせる究極の一にすら届く可能性を秘めている。
概念すら切断できるので、やりようによっては『距離』の概念すら断ち切り、射程無視の攻撃すら可能とする。が、威力が著しく落ちるので相手によっては牽制程度に終わる。また、斬りたいものだけを切ることもできる(例:壁の向こうに居る者を壁を切らずに斬るなど)。
真名解放を行えば所有者の身体能力を四倍にし、攻撃を九割遮断する最高の鎧を纏わせ、身に付けた武具を最大限まで昇華させる規格外の能力を発揮する。
欠点は凄まじく燃費が悪い事。全盛期のアルフェリアでもバックアップ有りで十五分が限界時間であり、力を大きく削がれた彼女では十秒保つだけで精一杯だろう。
それでも並のサーヴァント相手ならば一秒も要らないだろうが。
クラス共通宝具。最強の手札は常に健在。
『
ランク:EX
種別:対星宝具
レンジ:測定不能
最大補足:測定不能
彼女の持つ切り札『
放たれる一撃は全てが至高。人の手に届かぬ星さえも両断仕掛けた最強の一撃。溢れ出る白銀の極光の前ではあらゆる概念が無意味となり、人、神、星全ての関係を無価値にして森羅万象を消し去る。『物理的』にも『概念的』にもダメージを与えるのでまず防御は不可能。回避しようが生じた風に掠っただけで全身をズタズタにされるので無意味。拮抗できるのは同じく世界を断てる剣である英雄王の乖離剣程度だろう。
大きく弱体化しているため、生前の様な星すら滅ぼせる一撃を放つことはできなくなっている。例え放てたとしても抑止力によって排斥されるので、結果としては全力発揮は不可能。それでも対界宝具程度の機能と威力は保持しており、直撃すればどんなサーヴァントであろうが死ぬので宝具としては十二分。もし満足に振るえればそれだけで聖杯戦争の結果が確定するだろうほど強力な宝具である。
当然ながら燃費は最悪。最低出力で『
まさに全ての物語に幕を引く終焉の剣である。
その一撃、全ての悲劇を幕引く忘却の幻想。
【真名】アルトリア・ペンドラゴン
【性別】女性
【身長・体重】154cm・42Kg
【スリーサイズ】B73/W53/H76
【出典】アーサー王伝説
【出身】イギリス
【属性】秩序・善(セイバー時)/混沌・悪(アヴェンジャー時)
【イメージカラー】青(セイバー時)/黒(アヴェンジャー時)
【特技】器械運動、密かに賭け事全般に強い、ストーキング(アヴェンジャー限定)
【好きなもの】家族、平和
【嫌いなもの】大雑把な食事、装飾過多、嘘つき、蜘蛛、抑止力
【天敵】世界
<概要>
第四次聖杯戦争にて衛宮切嗣に呼び出されたアヴェンジャーのサーヴァント。
すっかり生気の消えてしまった白髪に光の消えた碧眼の双眸が特徴的な少女騎士。右手には漆黒の聖剣を、左手には呪われし短剣を携えて相手を無慈悲に殺しにかかる。
当然、戦闘スタイルは白兵戦特化。両手の武器を卓越した技量で操り、全方位からの不規則な乱撃によって翻弄し回復阻害の短剣でじわじわと相手を嬲り殺しにする。例え相手が防御に徹しようが、一片の慈悲無く対城宝具で焼き殺す様はまさに覇王。
サーヴァントとしての評価は、一言で言えば『歩く爆弾』。基礎能力は全てにおいて高水準(ただし幸運除く)。技術面も凄まじく、並の英霊程度ならば宝具を使わずに十分撃破できるだろう。だが本人の精神が異常を来しているせいで燃費の悪い宝具をマスターの状態などを無視してバカスカ撃つので、はっきり言って短期決戦特化型。正直聖杯戦争に向いていない(セイバー時ならば優勝確定レベルの優良サーヴァントなのだが)。
もし彼女を最大限に運用したいのならば莫大な魔力源を確保する必要があるだろう。対策しなければ、死ぬのはマスターの方なのだから。
一応普段は冷静沈着であるのだが、家族のこととなると途端に暴走を開始する暴走特急。持前の戦略眼や直感、技術などを惜しみなく駆使して暴れ出す。実に面倒くさい。このサーヴァントと信頼関係を結べるのはよほどの物好きか、それとも天然ジゴロの落とし魔か。きっとどこかのブラウニーが攻略してくれるような気がしなくもない。
しかし、仕方のない事。
一度は全てを得た彼女が全てを失っても尚、道の果てにて見ることができた光はどんなことをしてでも取り戻したいと願う物なのだから。
真名はアルトリア・ペンドラゴン。
かつてのブリテンの君主であり、女の身で王となった悲劇の少女。
様々な苦悩があった、数多の試練があった。だが彼女は、彼女たちはそれらを乗り越えてきた。乗り越えてはならない物を乗り越え続けて――――その果てに世界に見捨てられた。
ただ幸せを願っていただけの少女は、世界の手により全てを失った。愛する家族を、慕ってくれた騎士を、幸せに笑ってくれた民を。『皆で平和に暮らしたい』というほんのささやかな願いすら許されなかった少女は、その瞳に何を見る。
復讐。
世界へと募る復讐心。憎悪。ああ何故だ、何故許さない。私の願いは間違っていたのか。誰でも一度は思うだろう『家族と一緒に平穏な生活をしたい』というちっぽけな願いさえ貴様は受け入れてくれないというのか。
憎い。憎い憎い憎い憎イ憎イ憎イ憎イ憎イ憎■■■■■■■■■■■■■■■■■――――。
ならば世界を滅ぼそう。お前の護ろうとした人類史を焼き、我が楽園を此処に創り上げよう。
エゴに塗れた願望を胸に、彼女は時の果てに旅立った。
己が願いが間違ったものと知りながらも、彼女は諦められなかった。故に気づかせてくれ円卓の騎士たちよ。
私の抱いた願いは間違っているのだと。
<ステータス>
【セイバー】:筋力A+ 耐久A 敏捷A+
魔力A 幸運A+ 宝具A++
【アヴェンジャー】:筋力A+ 耐久B 敏捷A++
魔力A 幸運E- 宝具A++
<固有スキル>
・直感(A):戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。Aランクの第六感はもはや未来予知に等しい。また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。
※アヴェンジャー時にランク低下。
・魔力放出(A+):武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではないため、非常に燃費が悪くなる。
Aランクともなれば強力な加護を持たぬ武器を一撃で破壊できるモノとなっている。
・カリスマ(B):軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。生前は王として君臨した三者は高レベル。稀有な才能だが、稀に、持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。
Bランクならば一国の君主としては十分な度量
※アヴェンジャー時にランク低下。
・精神汚染(A+):精神が錯乱しているため、他の精神干渉系魔術をシャットアウトできる。ただし、同ランクの精神汚染がされていない人物とは意思疎通ができない。このスキルを所有している人物は、目の前で残虐な行為が行われていても平然としている、もしくは猟奇殺人などの残虐行為を率先して行う。
ただしアルトリアのそれは悲劇の末の発狂によって発生したようなものであり、条件が次第でスキルの無力化が可能である。
※アヴェンジャー時限定スキル。
・自己暗示(C):自らを対象にかける暗示。通常は精神に働きかける魔術・スキル・宝具の効果に大して高い防御効果を持つスキル。
Cランクであるため効力は微弱だが、彼女の自己暗示は『瀕死の体でも戦闘を問題無く続行する』ための物。どんな状態であろうが『動く』と自身の体に自己暗示することで、このスキルがある限り彼女は腕が千切れようが腹に穴が空こうが地獄の亡者の如く剣を振るい続ける。言ってしまえば戦闘続行スキルと同質の物。
※アヴェンジャー時限定スキル。
<宝具>
『
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1~2
最大捕捉:1人
彼女の剣を覆う、風で出来た第二の鞘。厳密には宝具というより魔術に該当する。幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物を透明化させ、不可視の剣へと変える。敵は間合いを把握できないため、白兵戦では非常に有効。ただし、あくまで視覚にうったえる効果であるため、幻覚耐性や「心眼(偽)」などのスキルを持つ相手には効果が薄い。透明化は副次的な役割であり、その本質は彼女の余りにも有名すぎる剣を隠すためのもの。
また、纏わせた風を解放することで破壊力を伴った暴風として撃ち出す『
『
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:1000人
由来:アーサー王の聖剣エクスカリバー。
生前のアーサー王が、一時的に妖精『湖の乙女』から授かった聖剣。アーサー王の死に際に、ベディヴィエールの手によって湖の乙女へ返還された。人ではなく星に鍛えられた神造兵装であり、人々の「こうあって欲しい」という願いが地上に蓄えられ、星の内部で結晶・精製された『
神霊レベルの魔術行使を可能とし、所有者の魔力を光に変換、集束・加速させることで運動量を増大させ、光の断層による「究極の斬撃」として放つ。攻撃判定があるのは光の斬撃の先端のみだが、その莫大な魔力の斬撃が通り過ぎた後には高熱が発生するため、結果的に光の帯のように見え、地上をなぎ払う光の波に取られる。
要するに聖剣ビーム発射機。超強力な一点集中攻撃により正面に存在するすべてを焼き払う。
『
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大補足:1000人
人々の希望たる『
また魔剣の中では間違いなく最強の部類であり、人々が恐れる『災厄』の概念そのものを力としてぶつけるので、その威力は元の『
アーサー王自身が『絶対に殺す』と決めた相手には容赦なく抜き放ち、その者の死を見るまで決して止まらぬ狂気の人形となるだろう。
※アヴェンジャー時限定宝具。
『
ランク:C+
種別:対人宝具
レンジ:1〜10
最大捕捉:1人
彼女の剣を覆う、真っ黒な霧状の魔力。触れただけで身を犯す毒素であり、収束して放ったり自身の周囲で高速回転させるなど応用性も高く、攻防一体の宝具であると言える。また魔力放出の様に加速に使う事も可能であり、乗り物などに纏わせることもできる。
※アヴェンジャー時限定宝具。
『
ランク:D+
種別:対人宝具
レンジ:―
最大補足:1人
姿隠しの布。これを纏っている限りBランク相当の気配遮断スキルと認識阻害の効果を獲得し、他者からその存在を気づかれることが無くなる。ただし攻撃態勢に移った場合、その効力は大きく落ちてしまう。それでも微かな残像や幻影程度は作り出せるぐらいは可能であり、近接戦遠距離戦共に厄介な守りとなるだろう。
※アヴェンジャー時限定宝具。
『
ランク:C+
種別:対人宝具
レンジ:1
最大補足:1人
由来:魔女を切り殺した鋭き短剣。
アヴェンジャーと化したアルトリアが所有する呪いの短剣。無骨でありながら美麗を思わせる白い刀身とは裏腹に、その中には高密度の呪術が施されており、傷に再生阻害と持続激痛の呪いをかける凶悪な短剣。呪いは解呪できないほどではないが、それでも戦闘中に解呪するのは困難であり、相手を徐々に苦しめていく様はまさしく呪われた武器の証。そして時間が立てばたつほど呪いは蓄積されていき、真名解放することで傷をグチャグチャにかき混ぜたように抉じ開け、呪いが蓄積された時間によって比例するダメージを与える。ただし行った後は呪いが解呪されてしまう欠点がある。
元々はただの鋭い短剣であったが、アルトリアがアヴェンジャーと化すほどの怨念に影響され変質。相手を苦しめるためだけの宝具となってしまった。
※アヴェンジャー時限定宝具。
『
ランク:E-
種別:対人宝具
レンジ:―
最大補足:1人
アヴェンジャーであるアルトリアの精神状態を表した宝具にして、ストッパーと発破役を務める精神異常系宝具。普段は他者への感情の一切を抑制し、無駄な感情をすべて取り除く役目を持つが、一定以上の感情が抑制されると『留め金』が外れて感情を一気に爆発させる。その際に発揮される精神は異常としか言いようがなく、彼女が秘めたありとあらゆる感情が外へと吐き出されて暴走を開始する。
感情が解放された際に身体能力系ステータスを1ランクアップ。特定の相手ならば2ランクアップ。
しかし同時にAランク相当の狂化が付与され、正常な判断が不可能な状態に陥る、まさに諸刃の剣である。
宝具発動の兆しは、体が黒化する現象。これは宝具発動を重ねる度規模が拡大していき、やがて全身を黒く染め上げる。全身が染まった時、一体何が起こるかは本人にもわからない。
※アヴェンジャー時限定宝具。
【真名】モードレッド
【性別】女性
【身長・体重】154cm・42Kg
【スリーサイズ】B73/W53/H76
【出典】アーサー王伝説
【出身】イギリス
【属性】秩序・善
【イメージカラー】赤
【特技】奇襲、釣り
【好きなもの】勝利、栄誉、鍛錬、父上、姉上
【嫌いなもの】敗北、失墜、無視、約束破り
【天敵】モルガン、アグラヴェイン
<概要>
第四次聖杯戦争にて召喚されたセイバーのサーヴァント。
輝く金髪に碧眼、そして何より天真爛漫な性格が特徴。銀色の鎧を纏い、赤い雷を散らしながら戦場を駆け抜ける様は正しく赤雷の騎士。今日も彼女は元気に笑顔で愛剣を振るって暴れる。
え? 兜はどうしたのかって? ……曰く「窮屈で邪魔」だったらしい。宝具なのにこの扱いである。
戦い方は鮮麗にして豪快。父や叔母から吸収した技術を駆使しながらも、自身が確立したパワースタイルを交えながらの力強い剣戟で相手を堅実に追い詰めていく。攻防のバランスが良く、攻撃にも守りにも簡単に転じることができる臨機応変な剣の使い手である。
サーヴァントとしての性能は良好の一言。騎士の誇りにはあるっちゃあるが、基本的に手段はあまり選ばない。使えるのならば道端の小石すら利用して勝ちを拾おうとする。それでも最低限の矜持はあるので人質を取るような真似はしない。堅実に追い込む戦法もさながら、切り札も強力であるので万能型の一流サーヴァントと評せられる。
性格の方も信頼関係を築くならばそう難しい物では無く、一人の『人間』として接して居れば自然と仲良くなる。積極的に取り組めばズッ友レベルにまでなれるかもしれない。言ってしまえば子犬の様な感じ。放っておかずに一緒に遊べば、背中を預けるに値する相棒となって共に聖杯戦争を駆け抜けられるだろう。
総合評価、超当たりサーヴァント。よほどの屑でもない限り一定以上の信頼関係を構築でき、尚且つスペックも十二分。未熟なマスターでも優勝を狙えられる可能性が高い。
真名はモードレッド。どこかの時空では反逆の騎士とどこかのスパPが喜びそうなあだ名を貰っていたが、この世界ではアーサー王に生涯忠義を示した赤雷の騎士と称されている。
負けず嫌いではあるが家族思い。アーサー王の息子であり、アルフェリアの姪であり、円卓の騎士であることを誇りに思っている。また子供が好きで、生前は休暇を取れば遊び場で子供と遊んでいたぐらいには大好き。性格も純粋な子供そのものである。
普段こそ猪突猛進な所が目立つが、偶に物事の核心をズバッと言い当てたりするので将来有望。
一言で言えば家族大好きモーさん。でも母ちゃんはやっぱり苦手らしい。
その生涯は、決して恵まれた物ではなかった。母に道具として生まされ、父には一度だけ己が存在全てを否定されたことがある。もしそのまま何もなければ、彼女は反逆の道に進んでいただろう。
だが、そうはならなかった。彼女がホムンクルスだろうと、人の紛い物だろうと、心の底から『愛している』と言ってくれた存在が居たから。家族として接してくれた聖女が居たからこそ、彼女は邪道に堕ちることなく騎士としてその生涯を終えることができた。
最期には、父に息子として認められることができた。
遅すぎた。と人々は言うだろう。だが、彼女にとってそれは大きな救いだった。救われたのだ、敬愛する父に息子として認められる、これ以上幸せなことがあるだろうか。故に彼女は笑顔で生涯の幕を閉じられた。
だけど、ただ一つ心残りがあった。
その最期に、父が泣く姿を見てしまった事。それが彼女に取っての後悔。愛する父を悲しませてしまった事を、彼女は後悔した。
もし適うのならば――――彼女は父の安らぎを願うだろう。
どうか穏やかに、眠ってくれと。
<ステータス>
【セイバー】:筋力A 耐久A 敏捷A
魔力B 幸運C+ 宝具A+
<固有スキル>
・直感(B+):戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。Bランクもあれば相手の行動をある程度先読み可能な域。
・魔力放出(A):武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではないため、非常に燃費が悪くなる。
Aランクともなれば強力な加護を持たぬ武器でも一撃で破壊できるほどのモノとなっている。
・戦闘続行(B):名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。「往生際の悪さ」あるいは「生還能力」と表現される。
モードレッドの物は傷を負おうが『どう動けば負担が少ないか』など蓄積された経験によるモノ。ただし本人の生命力の大きさも影響しており、生前では体のほとんどを槍で貫かれても数分は生存するほどの耐久力は備えていた。
・カリスマ(C):軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。生前は王として君臨した三者は高レベル。稀有な才能だが、稀に、持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。
Cランクでは国の統治こそ不可能であるが、ある程度の団体の士気を上げたりと団結力を高めることが可能。
<宝具>
『
ランク:B+
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
由来:アーサー王の武器庫に保管されていた、王位継承権を示す剣。
「如何なる銀より眩い」と称えられる白銀の剣。モードレッドの主武装であり、通常はこの状態で戦闘を行う。アーサー王の『勝利すべき黄金の剣』に勝るとも劣らぬ価値を持つ宝剣で、王の威光を増幅する機能、具体的には身体ステータスの1ランク上昇やカリスマ付与などの効果を持つ。
この世界では強奪されず、(一応)所有者であったアルフェリアが正式にモードレッドへと譲渡したのでボーナスがしっかり働いている。
『
ランク:A++
種別:対軍宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:800人
『
剣が持つ『増幅』という機能を最大限まで稼働させ、モードレッドの魔力炉心から大量に生産される魔力を赤雷として相手に叩き込むのがこの宝具。姉に教わって絶え間ない修練により、本来の力を完全に引き出すことができたモードレッドはその有り余る魔力を数倍に増幅し、巨大な雷撃により形成された斬撃を叩きこむ。また少ない魔力でも『増幅』することで十分な威力をはじき出せることからコストパフォーマンスも良好。
威力こそ『
因みにこのクラレントは
『
ランク:C+
種別:対人宝具(自身)
レンジ:―
最大捕捉:1人
モードレッドの顔を隠している兜。ステータスやクラス別スキルといった汎用的な情報は隠せないが、真名はもちろん宝具や固有スキルといった重要な情報を隠蔽する効果があり、たとえマスターであっても兜をかぶっている間は見ることができない。また、戦闘終了後も使用していた能力、手にした剣の意匠を敵が想起するのを阻害する効果もあり、聖杯戦争において非常に有用な宝具。ただしこの宝具を使用していると、彼女の持つ最強の宝具を使用することが出来ない。
更にアルフェリアが改良を加えることで耐久性が向上。鎧も含め、竜に踏まれても問題ないほど頑丈になっている。
『
ランク:A++
種別:対軍宝具
レンジ:1~99
最大補足:1000人
王剣クラレントの機能『増幅』の
しかし安全を度外視した魔力の増幅はモードレッドの体を容赦なく傷つけ、過剰な魔力生産と大量消費によって使用後は凄まじい疲弊を強いられる。
まさに捨て身の奥義。彼の『
【真名】ランスロット
【性別】男性
【身長・体重】191cm・81Kg
【出典】アーサー王伝説
【出身】フランス
【属性】秩序・善(セイバー時)/秩序・狂(バーサーカー時)
【イメージカラー】濃紺
【特技】武芸、乗馬
【好きなもの】礼節、伝統
【嫌いなもの】本音トーク
【天敵】ギルガメッシュ、イスカンダル
<概要>
第四次聖杯戦争にてバーサーカーのクラスで召喚されたサーヴァント。
濃紺の髪に漆黒の鎧が特徴。全体的に根暗な雰囲気を醸し出しており、あながち間違ってない。戦闘スタイルはとりあえず目についた使えそうなものを宝具化して突撃し、壊されてもまた拾って宝具化して――――と、しつこいもとい粘り強い戦い方をする。つまり長期戦特化。切り札は存在しているが、マスターへの負担が大きいのであまり使いたがらない。
人間の限界レベルにまで精錬された技量は師以外の追随を許さず。膨大な経験と天性の勘によってどんな状況下であろうがしぶとく戦い続ける、相手からしてみれば厄介極まりない存在となる。根暗っぽいといって舐めてはいけない。俺のサーヴァントは最強なんだ!(謎ポーズ)
サーヴァントとしては破格の性能を持つ。ただしその分洒落にならないほど魔力を消費するので、ハイリスクハイリターンなサーヴァントである。セイバーであれば本人が多少自重して負担を軽減するが、バーサーカーの時はそんな物あるわけがなく、実際彼の元マスターは現界させるだけで血反吐を吐いていた(元マスターの方が貧弱過ぎたのもあったが)。
だが性能は前述した通り凄まじい物であるため、十分な用意ができているのならば優勝は十分に可能だろう。
真名はランスロット。彼の湖の騎士にして、本作品では人妻を寝取った挙句速攻で姿をくらました割とアレ過ぎる奴でもある。でも本人が死んだ後でも自身の行動を後悔し続けているのでプラマイゼロだと思います(小並感。
愛する女性と生涯を共に過ごすことができた。第三者視点からすれば大往生だろうが、彼の場合は逆。自身の薄情な行いを死後忘れることなく後悔している。彼が行ったことは敬愛する主君の妻を奪った挙句、国を混乱に陥れ、責任も取らず逃げてしまったというもの。
彼は完璧な騎士だった。主君に誓ったことも心の底から思っていたことだった。だが、裏切ってしまった。状況がそうせざるを得なくしてしまったから? それはただの言い訳に過ぎない。誰が何という言おうと、彼は彼自身を一生許さなかったのだ。それは、彼の妻もまた同じであった。
故に彼は裁かれることを願った。罪深き私に罰を与えてください、と。それもまた『逃げ』であることを知らず。
時の果てに馳せ参じた彼はかつての初恋の者と出会い、その事に気づかされる。そして彼はこの業を、死後も尚背負い続けることを覚悟した。それが彼への『罰』なのだから。
<ステータス>
【セイバー】:筋力A 耐久A 敏捷A++
魔力B+ 幸運B+ 宝具A+
【バーサーカー】:筋力A+ 耐久A+ 敏捷A++
魔力B 幸運B 宝具A+
<固有スキル>
・対魔力(D):魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。
Dランクでは、一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
・精霊の加護(A):精霊からの祝福によって、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。その発動は武勲を立て得る戦場においてのみに限定される。
・無窮の武練(A++):ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。 ランスロットはこのスキルを有するため、狂化していても冴え渡る技術を発揮出来る。
<宝具>
『
ランク:A++
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:30人
由来:相手の策によって丸腰で戦う羽目になったとき、楡の枝で相手を倒したエピソード。
手にしたものに「自分の宝具」として属性を与え扱う宝具能力。どんな武器、どのような兵器であろうとも(例えば鉄柱でも、戦闘機でも、銃でも)手にし魔力を巡らせることでDランク相当の擬似宝具となる(その際、対象の武器をバーサーカーの黒い魔力が葉脈のように巡り包む)。宝具を手に取った場合は元からDランク以上のランクならば従来のランクのまま彼の支配下に置かれる。ただし、この能力の適用範囲は、原則として彼が『武器』として認識できるものに限られる(例として、戦闘機は宝具化できても空母は『武器を運ぶもの』という認識になるため宝具化できない)。
『
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人
由来:友人の名誉のために変装で正体を隠したまま馬上試合で勝利したエピソード。
自らのステータスと姿を隠蔽する能力。聖杯戦争に参加するマスターは本来、サーヴァントの姿を視認すればそのステータス数値を看破できるが、彼はこの能力によりそれすら隠蔽することが可能。また、黒い靄状の魔力によって、姿の細部が分からなくなっており、兜を脱いで間近でみても素顔がはっきり見えなくなっている。
しかし、アルフェリアの手により狂化を解除されたせいか効力が希薄になっており、正常な運用が難しくなっている。が、本人はあまり使う気が無いようなので特に支障はないようだ。
『
ランク:A++
種別:対人宝具
レンジ:1〜2
最大捕捉:1人
由来:ランスロットの愛剣アロンダイト
ランスロット本来の宝具。上記二つの宝具を封印することによって解放できる。絶対に刃が毀れることのない名剣。「約束された勝利の剣」と起源を同じくする神造兵装。握るだけで全てのパラメーターを2ランク上昇させ、また、全てのST判定で成功率を4倍にする。更に、竜退治の逸話を持つため、竜属性を持つ者に対しては追加ダメージを負わせる。
更に、ランスロットの人間離れした剣技を応用し魔力を帯びた斬撃を『飛ばす』ことが可能。それでも尚ビームは撃てない――――わけでは無いが、ランスロット自身周りに被害が出る手段はあまり選びたくない様なので基本的に使用することは無いだろう。
『
ランク:A++
種別:対軍宝具
レンジ:1~2
最大補足:1人
アロンダイトを利用した絶技の宝具。
聖剣へ意図的に過負荷をかけ、内部に籠められた担い手を強化する魔力を攻撃へと転用して放つ技。膨大な魔力を熱量と変換し、その熱量を剣に纏わせ斬撃を加え、斬りつけた際に魔力を解放することで超至近距離から繰り出されるゼロ距離での光の斬撃。
本来であれば光の斬撃となる魔力をあえて放出せず、対象を斬りつけた際に解放する剣技に寄った宝具。
膨大な魔力は切断面から溢れ、その青い光はまさに湖のようだと称された。
【真名】ガウェイン
【性別】男性
【身長・体重】180cm・78Kg
【出典】アーサー王伝説
【出身】イギリス
【属性】秩序・善(セイバー時)/混沌・狂(バーサーカー時)
【イメージカラー】白銀/漆黒
【特技】職場への不満の封殺、野菜マッシュ/――――
【好きなもの】アーサー王/――――
【嫌いなもの】年上の妻/自分
【天敵】モルガン
<ステータス>
【セイバー】:筋力A 耐久A 敏捷A+
魔力A+ 幸運B+ 宝具A+
【バーサーカー】:筋力A+ 耐久A++ 敏捷B+
魔力A+ 幸運E 宝具A+
<固有スキル>
・聖者の数字(EX):特殊体質。午前9時から正午までの3時間、午後3時から日没までの3時間だけ力が3倍になる。「3」はケルトにおける聖なる数であり、それを示したもの。
・聖者の数字【反】(EX):ガウェイン持つ特殊体質が此度のバーサーカー化の際に性質が真逆に反転しまったことで生まれた突然変異のスキル。その結果『日が昇っていない』という条件下で発動するスキルとなってしまった。
この身は既に聖者であらず。太陽の騎士は地獄へ落ちる。今の彼には――――太陽の光は、眩しすぎた。
※バーサーカー時限定スキル。
・カリスマ(E-):軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。生前は王として君臨した三者は高レベル。稀有な才能だが、稀に、持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。
E-ともなれば兵士の士気の極端な低下を代償に一時的な団結を行える程度。その身から放たれる威圧による恐怖でまとめ上げるだけの『強引』なモノとなっている。
・罪過の黒炎(A):彼の心身を焦がす懺悔の炎。その手で肉親を、臣下を、騎士を、国民を手に掛けたことによる罪悪感が炎のように彼の魂を焦がしている証。積もりに積もった後悔と嘆きは、清い騎士を呆気なく黒一色に染め上げた。
通常攻撃に炎付与。ただし付与される炎は特質な物であり、一度燃えれば対象を全て燃やし尽くすまで消えない悪質な物となっている。さながら、ガウェインが死しても尚己を許さず自身を炎で焦がしているかのように。
<宝具>
『
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:20~40
最大捕捉:300人
由来:ガウェインの愛剣・ガラティーン。
柄に擬似太陽が納められた日輪の剣。アーサー王の持つ「約束された勝利の剣」と同じく、妖精「湖の乙女」によってもたらされた姉妹剣。伝承では多くを語られる事のない聖剣だった。
本来ならば太陽の加護の恩恵を受けるはずの聖剣だった―――しかし、担い手の数多の苦悩と罪悪感、そして狂乱により性質が真逆に反転。月でも無く、太陽でもない――――『
性能自体は変貌する前と大差ない。が、追加効果として決して消えることのない黒き炎を放つようになってしまった。相手を焼き殺すまでその炎は決して燃え尽きない。
ガウェインの内に眠る怨嗟と罪悪の炎の如く。
【真名】ベディヴィエール
【性別】男性
【身長・体重】187cm・78Kg
【出典】アーサー王伝説
【出身】イギリス
【属性】秩序・善
【イメージカラー】銀
【特技】簡単な手料理
【好きなもの】平和、善き営み
【嫌いなもの】理不尽
【天敵】無し
<ステータス>
【ランサー】:筋力B+ 耐久B 敏捷A++
魔力C+ 幸運B+ 宝具B
<固有スキル>
・軍略(C):多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
Cランクもあれば一つの戦いに置いて十分な戦果を上げることが可能。
・冷静沈着(B):精神系スキル。どのような状況下であろうとも冷静に判断をすることが可能であり、的確な行動を選択して戦いを有利に運ぶことができる。
Bランクもあれば混戦時であれ戦いながら判断が可能であり、周囲の物に的確な指示を送ることが可能。
・守護の誓約(B):騎士として守護を誓った証。誰かを守る際に一時的に筋力・耐久・敏捷パラメータに補正が付く。
・怪力(B):本人由来のスキルではなく義手による筋力増加からきたスキル。魔物・魔獣ではないため効果は本来の物より劣るが、人間の現界を越えた力が発揮できる。ただし回数を重ねる度に一定確率で義手が機能不全を起こしてしまう(時間経過で回復)。
大人九人を軽く吹き飛ばすほどの一撃を繰り出すベディヴィエールの筋力と組み合わせれば絶大な威力を発揮するだろう。
<宝具>
『
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:1
最大補足:1人
隻腕の騎士ベディヴィエールに与えられた魔法の腕。アルフェリアとマーリンが幻想種の素材を惜しみなく使って共同試作開発した超高性能義手である。希代の魔術師二人が手掛けた代物ゆえその性能は凄まじい物を誇り、元々並外れた筋力を発揮していたベディの力をさらに増幅して無数の軍勢を槍の一撃で軽く吹き飛ばせるようになった。
効果は装着して居る限り装備者の筋力パラメータを2ランク上昇させる。
ただし限界を越えた無茶をすると確率で熱暴走を引き起こし、時間経過による修復を強いる。修復中は義手の効果は無効となる。
『
ランク:B+
種別:対人宝具
レンジ:1~5
最大補足:1人
ベディヴィエールの義手の全力稼働状態から放たれる巨大な騎馬槍からの一突き。その一撃は九の攻撃とほぼ同じであり、実質九つ分の攻撃が一つにまとまった超強力なランスチャージと言ってもよい。そんな破壊力が一点に叩き込まれるので当然その攻撃は絶大な威力を発揮し、当たればどんな高名な英霊であれ致命傷は免れないだろう。
ただしはなった後義手が確実に熱暴走を起こすので数分のクールタイムが必須。連発ができない弱点を抱えている。
『
ランク:B++
種別:対軍宝具
レンジ:1~30
最大補足:120人
義手に内蔵された術式により、装着した者の魔力を光に変換し超強力な斬撃を手刀から放つ。薙ぎ払う事で一軍を殲滅することが可能であり、巨大な体躯を誇る竜すら一閃して空間ごと断絶せしめる。
魔力を光変換する術式は『
ただしやっぱり熱暴走して暫くのクールタイムが必須。流石に神霊レベルの魔術を再現かつ手軽にすることは希代の魔術師二人でも困難だった様だ。
【真名】トリスタン
【性別】男性
【身長・体重】186cm・78Kg
【出典】アーサー王伝説
【出身】イギリス
【属性】秩序・善
【イメージカラー】赤
【特技】立ったまま寝る
【好きなもの】美しい女性、友情、平和
【嫌いなもの】戦乱、裏切り
【天敵】妻
<ステータス>
【アーチャー】:筋力B+ 耐久B+ 敏捷A++
魔力B 幸運D+ 宝具A
<固有スキル>
・治癒の竪琴(C):聞く者の精神を平穏に保つ音楽を奏でるスキル。トリスタンは気が向いた時に琴を弾いては騎士たちの恐怖や過剰な興奮を宥めていた。
・祝福されぬ生誕(B):実の両親の顔を見ることもできず、離別してしまったトリスタンの悲しき運命を現すスキル。彼は時偶にその事を思い出しては悲しみ、しかしその感情は誰にも見せることは無い。
彼が悲しむのは仲間が傷ついた時だけでは無い、自分の所為で他の者が悲しむのもまた、悲しいことなのだから。
・騎士王への諫言(B):本来であれば騎士王の元を去る際に生じてしまった特異スキルなのだが、この時空の場合単純に民などを想っての進言の数々から生まれたスキル。何かしらの判断の際に上の者が出した提案に自分なりに改良を加えて進言することで、余計な被害や犠牲を生まない『優しい』戦略を取ることができる。
<宝具>
『
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:1~50
最大補足:100人
「無駄なしの弓」ともいわれる妖弦。だが、その実態は弓と言うよりもハープや竪琴などの弦楽器を無理矢理弓矢として扱っている。つま弾くことで敵を切断する音の刃を飛ばせる他、その特性から片腕さえ動けば発射でき、一歩も動かず、弓を構える動作を必要としないという利点を持つ。また、音の衝撃で空を飛ぶことも可能。
当然ながら他の者からは「貴方は弓の使い方を致命的に間違っている」との評。実際彼が普通の矢を使ったことは一度も無いのだが、仮に使ったとしてもその腕前は達人のそれを優に上回るだろう。
奥の手として多数の衝撃波を束ねた強力な一撃を放つことも可能である。
『
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:1~30
最大補足:150人
『
騎士道を重んじるトリスタンならば思いつくことのなかった宝具だったが、アルフェリアが「糸みたいに使えそう」という一言から始まり、仲間を守るためならばと悲痛な覚悟をして彼はこの宝具を編み出した。生前はこの宝具を駆使し、仕掛けた罠によって一万以上の軍勢を一瞬にして賽子状に斬り裂いた。
ゲリラ戦では無敵の強さを誇る反面、トリスタンの豆腐メンタルを刺激する諸刃の剣でもある。
【真名】ケイ
【性別】男性
【身長・体重】185Kg・68Kg
【出典】アーサー王伝説
【出身】イギリス
【属性】秩序・中庸
【イメージカラー】???
【特技】水泳、おせっかい、毒舌
【好きなもの】家族
【嫌いなもの】面倒事
【天敵】モルガン、マーリン
<ステータス>
【キャスター】:筋力C 耐久C+ 敏捷B
魔力A+ 幸運D 宝具A
<固有スキル>
・軍略(B):多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
Bランクもあれば天賦の才能と言えるが、ケイのはどちらかと言えば『言葉での戦い』に置いて常に優位に立ちまわることができる意味でのBランク。火竜すら逃げ出す得意の毒舌で図星を突きながら、こちらの情報を揺ら無矢にして相手の情報だけを一方的にむしり取る。それがケイという男の戦い方である。
・魔術(A+):このランクは、基礎的な魔術を一通り修得していることを表す。師があのマーリンだったこともあってかなりの高ランク。A+ともなれば基礎的な物を含めほぼすべての魔術に流通していることを示す。
攻撃、防御、補助、回復、雑事。全てにその腕を存分に振るうことができ、その手腕を以てキャメロットの雑事の多くを請け負ってきた。
・勇猛(D):威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、格闘ダメージを向上させる。
何か厄介事があれば真っ先に向かい、時間稼ぎをしていた彼の性格を現すスキル。最初に向かって行っては最終的に蹴散らされたが、それは後の者に事を託すため。彼は手柄では無く事の収束を望むのだ。
・高速詠唱(B):魔術の詠唱を高速化するスキル。一人前の魔術師でも一分は必要とする大魔術の詠唱を半分の三十秒で成せる。毒舌の弁舌さで鍛えられた早口は恐らくブリテン一。
<宝具>
『
ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:1
最大補足:1人
己の魔術や技能を最大限に活用することで発現したケイの超人的な特性。
例えば九日九晩水の中にいても息が続く、九日九晩寝ずに働ける、人に傷を負わせればその傷は絶対に治らない、機嫌のいいときは背が伸びる、手から出る熱で洗濯物もすぐ乾かしてしまう等々。さながら泥人形の如く伸縮変形自在の肉体。ケイは愛する家族の窮地や困りごとをこの能力で何度も解決してきた。
とはいえ基本的には家事や雑務に使っていたが。悪用したりせずささやかな事に用いるのは、やはり彼も謙虚な騎士という証拠だろう。
この宝具を限界まで利用することで水泳による高速移動を行ったり、休みなしで戦い続けたり、再生阻害の効果を持つ攻撃ができたり、手足を伸ばして不意を突いたり、終いには腕に火炎放射器を生やす。更に致命傷で無ければ身体を粘土状にして傷を塞ぐこともできる。
どんな状況にも対応できる万能宝具。弱点は、やはり決め手に欠けることだろうか。
『
ランク:B+
種別:対人宝具
レンジ:1
最大補足:1人
ケイが巨人ウルナッハから奪い取って首を断つのに使った巨人の短剣。ただし短剣と言っても巨人基準の話であり、サイズは二メートル近い。人間からしてみれば大剣である。
ぶっちゃけると書き始めた頃は円卓の騎士オンリーで第四次するつもりだったんですよねー。まぁ当時は情報が足りなさすぎてあっさりと諦めましたが。
六章で設定公開されてちょくちょく情報更新はしていたけど、出せる機会に恵まれず泣く泣くお蔵入りになったという・・・(´;ω;`)
次回更新は二月頃程を予定しております。それではお元気に~(´・ω・)ノシ
・・・姉貴のステータスがEXランク祭状態だなぁ(白目