破壊者は愛する者たちを守るために戦う 作:ダーク・リベリオン
士は束との逃亡生活を終えて、家族である一夏たちの元に戻るため
一夏が入学したIS学園へと入学することとなり
学園ついた士はこれからいく自分のクラスの副担任を務める山田真耶と遭遇し
彼女の案内のもと、転入先である1年1組の教室にたどり着いた
しかし到着して早々、室内からとてつもなく騒がしい音が聞こえ
真耶が先んじて入っていったが、なかなか戻らないので
こちらから入ろうと思い立ち教室内に入る
すると自分の登場に驚きのあまり静まり返る生徒たち
そんな彼女たちをよそに士はやっと逃亡生活を始めた日からずっと再会することを願っていた一夏と再会する
最初こそ不信に思っていた一夏だったがそれが士だと知るや否や感動のあまり泣きじゃくった
しかし、嬉しい再会だけに終わらず、士は背後から漂うオーラに振り向き
自分の姉がここの担任であり、行方をくらませていた自分に対してすごいお怒りであることを知った
そして姉に連れて行かれ、強烈な説教を食らうのだった
説教を受けてから数分後~
「っと。言うわけで、急遽お前たちに転入生を紹介する…と言っても全員既に顔は見ているがな、といわけでさっさと自己紹介をしろ」ギロボライダー
「わ、わかったからそう怖い顔で睨まないでくれよ」アセアセンゴクドライバー
冷汗をたらしながらみんなのほうを向いて挨拶をかわす
「初めまして、俺の名は神童士。既にわかってると思うがそこにいる一夏とここにいる千冬姉の姉弟だ。急遽このクラスでみんなとISを学ぶことになった。みんな宜しくな、ちなみに趣味は音楽を聴くことと、好きなものはスイーツだ。以上!」
そう言うと士は自己紹介を終えた
『』シーン
「……あれ?」キョトン
しかし周りはまるで人形なのかと思うくらいなんの反応もなかった
それを見た士が目を丸くしながら小首をかしげる
「つ、つか兄!今すぐ耳を閉じたほうがいい!!」
「ふぇ?」
突然一夏が士にそう呼びかけながら急ぎ耳を閉じた
その刹那
「きっ…」
「き?」
「「「「「「「「きゃ~~~~~!!!!」」」」」」」」
「○△×□~~!?」キーン
静かだったはずだった教室は一気に黄色い声援に包まれ、それだけでもうガラスなどが割れてもおかしくないほどだった
そして耳を塞ぐのが間に合わなかった士はそれにより耳がキーンっとなり、
意識が遠のきそうになるほどの衝撃を体感した
「驚いたわ!まさか千冬さまと神童くんにもう1人姉弟がいたなんて!」
「この人も神童くんと同じくらいかっこいい~♪」
「すっ…すごいな…」アセアセイヴァー
「な~…」アキレモン
あまりのことに思わず苦笑いをしてしまう士と一夏だった
「ところで。まだわたくしとの話しは終わってませんわよ?」
そう言うと先ほど一夏ともめていた金髪少女ことイギリスの代表候補生「セシリア・オルコット」が再び士たちの前に顔を現す
「おや、さっきの金髪のお嬢さんじゃないか、何か用か?」
「用があるのはあなたではなく、あなたの弟さんにですわ。先ほどはこの方に邪魔されてしまいましたが、改めて言いますわ!神童一夏、あなたに決闘を申し込みます!」
「俺だって受けてたつぜ!」
「えっ?決闘ってなにが始まるの?」
来て想像、決闘と言う穏やかじゃない単語に士は小首を傾げる
「それは私が説明してやろう」
すると千冬が士に一夏とセシリアがいがみ合っている理由を説明する
「今、このクラスのだれが代表としてクラス対抗戦に出るのかを決めていてな。皆、神童弟を推薦したのだが。どうやらオルコットはそのことが不満のようでな」
「なるほどね」
士に説明を終えると千冬は一夏とセシリアの方に歩み寄る
「いつまでやっているつもりだバカ者ども?」
「ちっ、千冬姉!」
「しっ、神童先生!」
「いがみ合う元気があるのなら決闘の日まで取っておけ。お前たち二人のうち勝ったものをクラス代表とする。それでいいな?」
千冬が若干睨むように2人を見ると2人は体をビクつかせながらうなづいた
ということで数日後に一夏とセシリアのクラス代表をかけた決闘を行うことになった
そして時間は休み時間になった
士と一夏はおしゃべりしていた
「なんかいろいろ大変なことになったな一夏~?」
「あぁ…でも一度決めたからには負けるわけには行かねぇぜ!」
「それでこそ俺と千冬姉の弟だ。がんばれよ」カタトントン
「おう!」
士の励ましでセシリアとの戦い、絶対にかつと決意を固める一夏だった
「…士」
「えっ?」
その時、自分を呼ぶ声に振り向いた先には黒髪の綺麗な大和撫子という言葉がよく似合う女子が立っていた
「もしかして…箒か?」
「あぁ…まさか、本当にお前なのか?」アセアセイヴァー
箒は士が現れたことに驚きを隠せなかったようで、かなり動揺してるようだった
「…よ、よぅ。久しぶりだな箒」ポリポリ
士もまた箒の姿を見て驚きを隠せなかった
「……」プルプル
「箒?どうした?」
自分と再会した箒だったが、体をプルプルし始める
士は気になったのか箒の顔を覗こうとした
その時
ダキッ
「っ?」
「ファっ!?」
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
「……////」ギュ
いきなり箒が士を強く抱きしめた
さっきまで静まり返っていた周りから徐々に騒ぎ出していた
「えっ、…えぇっと〜……ほっ、箒?」
困惑しながらも自分を抱きしめている箒に尋ねる
「っ!?すっ、すまん私としたことがつい////!?」アタフタイガ
「い、いや。ちょっとびっくりしただけだから気にすんな…久しぶりだな箒」
「あぁ……あぁ…」ジワ
士は箒に優しく声をかけ、頭を撫でながら再会を喜ぶ
箒のほうは嬉しさとともに目元に涙が溜まっていた
こうして二人もまた再会の喜びに吹けていた
しかしこれによってクラスの子達からキャーキャーという声や自己紹介の時とは違う騒がしさが教室内に響き渡るのだった