破壊者は愛する者たちを守るために戦う   作:ダーク・リベリオン

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番外編
番外編 新年だよ!全員集合!


IS学園の食堂、現在ここは新年会の会場となっており、学園のみんなはそれぞれワイワイとはしゃいでいた

 

 

そしてもちろん彼らも

 

 

「ぷはぁ〜…まさか、新シリーズで新年を迎えることになるなんて思わなかったよ」

 

 

「だよな〜、しかも前作だと俺、いなかったしな」

 

 

「まぁ、前作の俺は千冬姉に拾われた設定になってて、千冬姉は一人っ子設定になってからな」

 

 

「うぅ〜、俺、出てこれてよかったよ〜」

 

 

新作で出てこれたことに感動の涙を流す一夏だった

 

 

「士、一夏」

 

 

「「っ?」」

 

 

自分たちを呼ぶ声がする方を見てみると

 

 

こちらの方へと近づいている箒たちがいた

 

 

「おー箒、セシリア。あけおめことよろ〜」

 

 

「今年もよろしくな2人とも」

 

 

「あぁ」

 

 

「こちらこそですわ♪」

 

 

新年初の挨拶を交わし、笑い合う士たち

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと待ったぁぁぁぁぁ!!??」クワッ!

 

 

 

 

 

 

「「「「っ!?」」」」ビクビクウガ

 

 

 

しかし、突然の大声に士たちはびっくりした

 

 

その大声がした方に目を向けるとそこには

 

 

「鈴!シャル!ラウラ!簪!楯無さん!」

 

 

ISの残りのヒロインズがそこにいた

 

 

「おいおい、どうしたんだよお前ら?」

 

 

一夏が恐る恐る訪ねてみた

 

 

「どうしたの?じゃないわよ!何あたしたち抜きで楽しそうにしてんのよ!」

 

 

「そうだよ!僕たちだってISのメインキャラなのにぃ!」

 

 

「私を差し置いて嫁と新年を過ごそうだなどと、絶対に許さんぞ!」

 

 

鈴たちが激おこプンプンな顔をして怒鳴りつけた

 

 

「そ、そんなこと言われても〜」アセアセイヴァー

 

 

「士く〜ん」

 

 

「た、楯無さん?」

 

 

「酷いじゃないの、私だって君と新年を祝いたかったのに勝手に進めるなんて…お姉さん、怒っちゃうわよ〜」プンスカプンスカル

 

 

いつの間にか後ろに回ってきた楯無がソファー越しから士に抱きつき、その際に楯無の大きくて柔らかい2つの膨らみが背中に当たる

 

 

「あっ、いやだから〜」オドオドリアン

 

 

「士~」

 

 

「かっ、簪?」

 

 

楯無のじゃれつきに困り果てているとそこには簪がいた

 

 

「ぐすっ…ずるいよ士~…わ、私も…士と一緒に祝いたかったのに」シクシクロカゲ

 

 

簪は今にも泣きそうな感じで目をうるうるさせていた

 

 

「あーもう!ちょい落ち着けやお前らぁぁぁぁぁ!!」クワッ!!

 

 

『!?』ビクビクウガ

 

 

士が怒鳴るとともにみんなが静まり返る

 

 

「だぁ…だぁ……まったく、好き勝手言いやがって、お前らの気持ちもわかるけどしょうがないだろうが!……みんなまだ"本編に登場してないんだから"!」

 

 

『ガーン!』ゼツボウダ~ゼツボウダ~

 

 

本編に出てない、その言葉を聞いた鈴たちは絶望して今にもファントムを生み出してしまいそうな勢いなくらい落ち込んだ

 

 

「皆さん。士さんのいう通りですわ〜、何せあなた方はまだ本編にでてませんし〜♪」ニコニコーカサス

 

 

「うむ。だからここは私たちに任せてお前らはあっちで楽しんでいたらどうだ〜?」

 

 

セシリアと箒が本編ですら出さないようなゲス顔で鈴たちを邪険に扱う

 

 

ちなみに箒が指差した場所には『本編未登場キャラ』と看板の書かれたスペースがあった

 

 

「くっそ〜!自分たちだけ先に出てるからっていい気になってムカつく〜!」ムカムカイザ

 

 

「なんのことです〜?無駄な抵抗はやめて早くあそこに行ってしまいなさいませ〜♪」

 

 

露骨に『未登場キャラ』スペースへと追いやろうとするセシリアに鈴たちはイライラを募らせ

 

 

それを見て士と一夏は苦笑いするのだった

 

 

 

 

 

 

 

「でもさ~、なんでまたこの作品をリニューアルしたんだろうな?」

 

 

「えっとたしか~?」

 

 

「それは俺が説明してやるよ」

 

 

「「えっ?」」キョトン

 

 

一夏の問いに士が答えようとした時、二人の背後から何者かの声が聞こえ、二人が振り向いた先にいたのは

 

 

「よっ♪」

 

 

「なんだよ~、誰かと思ったらつか兄か、驚かせんなよw」

 

 

「や~、わりぃわりぃw」

 

 

「あははははw……はっ?」

 

 

最初こそ軽い感じでそれこそ笑っていた一夏やそれを見ていた箒たちであったが、次第に顔から冷汗が垂れていき

 

 

『ホギャァァァァァァァァァァ!!!!!????』ビックリポン

 

 

「つか兄ぃぃぃぃぃぃ!!!!????」

 

 

「ドッペルゲンガー!!!????」

 

 

はっとなり気づいた瞬間、びっくり仰天というような顔を浮かべた一夏と箒

 

 

もちろんこれにはセシリアたちもびっくりしていた

 

 

「よ、旧俺」

 

 

「あけおめだな新俺」

 

 

「いやなに普通に会話してんのよあんたら!?」アセアセイヴァー

 

 

驚いている自分たちをよそに士同士で普通に会話していることに鈴が突っ込みをいれる

 

 

「つ、つか兄が二人…来るぞ遊馬!!」キリッ

 

 

「てぇ!?あんたもあんたで何言ってんのよ!?しかもなんか雰囲気が若干別のキャラになってるし!?」

 

 

一夏のセリフと豹変ぶりに再度突っ込みをいれる鈴だった

 

 

 

 

 

 

「おちついたかお前ら?」

 

 

「な、なんとかな」ゼェゼェ

 

 

あまりのことで混乱していた一夏たちだったがようやく落ち着いたようである

 

 

「で、旧俺、結局こうなったのってなにが理由だったんだ?」

 

 

「まぁ、俺の時『破壊者の力を手にし、ISの世界に転生しました 』から視聴者の皆さんからいろいろ「話しをなぞってるだけ」とか「オリジナリティが足りない」とか言われてて、作者も悩んだ末に考えついたのがこのリニューアル作品ってわけさ」

 

 

「そんなことが…でもさ、正直な気持ち、旧つか兄はこれで良かったのか?」

 

 

「確かに寂しい気持ちもあるけど、でも今の作品、視聴者のみなさんにも好評みたいだし、みんなが喜んでくれるなら俺的にはこういう感じでも良かった気もするから大丈夫さ」

 

 

一夏の問いに複雑な思いを浮かべるも、悔いはないという顔を浮かべて一夏にサムズアップをした

 

 

「ありがとな旧俺…でも安心してくれ、これからもお前の分まで視聴者のみんなを喜ばせる作品にさせてみせるから」

 

 

「…あぁ、頼んだぜ新俺!」スッ

 

 

「おう!」コン

 

 

互いに拳と拳を軽くぶつけた

 

 

その時

 

 

 

ピカァァァァァァン!

 

 

 

『!?』

 

 

突如()の身体が光りだすとともに徐々に身体が透けていく

 

 

さらには透けていくとともに光が()に吸収されていく

 

 

そして()が完全に消えた

 

 

「つか兄?」

 

 

沈黙を続ける士に一夏が恐る恐る尋ねると

 

 

「おう、なんだ一夏」ニコ

 

 

嬉しそうな顔を浮かべながら一夏に返事をした

 

 

「なんだったんだ今の?」

 

 

「どうもないさ、ただ俺は"託された"…ただそれだけさ」

 

 

士はそう言うと満遍な表情を浮かべていた

 

 

「よーし!みんな、なにはともあれ、今年一年。またよろしくな!」

 

 

「ふっ…」ニコ

 

 

「はい♪」ニコ

 

 

「えぇ!」キリッ

 

 

「こちらこそ」ニッコリ

 

 

「それ以外の異論は認めんぞ」ニコ

 

 

「お姉さんも同意しちゃうね~♪」ニッコリ

 

 

「うん」ニコ

 

 

今年もよろしくというその言葉に皆が返事を返した

 

 

「じゃあ閉めにもう一回視聴者のみんなに挨拶すっか!」

 

 

『おー!』

 

 

「ほら、一夏。なにぼーっとしてんだ?お前もこい♪」

 

 

「お、おう!」

 

 

 

 

 

みんな集合!

 

 

 

 

 

「てなわけでみなさん。今後共この作品『破壊者は愛する者たちを守るために戦う』を」

 

 

 

 

 

 

『是非ともよろしくお願いします!!!!!』

 

 

 

 

 

END

 


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