レミリアさんの幻想郷巡り   作:atchi

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…特に何も言うまい(´・ω・`)
なんて言ってる場合じゃないですね、はい。
いやそれにしても風邪の季節が来ましたね、
斯く言う私も風邪をひいたわけですが(笑)
みなさんも気をつけてくださいね。
それでは本編どうぞー。


第3章 『東風谷早苗の考えそうなこと』

ー妖怪の山山頂 守矢神社前ー

 

 

「…ねー、つまんないからさ、

早苗が何を考えてるか当ててみよーよー」

 

 

さとりが心を読もうとしたその時だ。

フランが突然駄々をこね始めたのだ。

まぁ確かに緊迫してたからフランにとっては

相当つまらなかったのだろう。

その気持ちを組んでやりたいのは

山々だが、生憎時間が限られている。

 

…が。

 

 

「いいな!それ!やってみようぜ!」

 

「そうね、さとりもいることだし、

こんなことできる機会なんてそうそうないしね」

 

 

好奇心旺盛な2人がいることを完全に

忘れていた。霊夢は正直参加したくなかった

のだが、3人から冷ややかな目線を

送られそうだったので、流される形で

当ててみることにした。

 

 

「じゃあまずはお姉様から!」

 

 

先頭はレミリア、それから霊夢、

魔理沙、最後にフランという順番で

案を出すという形になった。

…何か一人忘れている気がするが、

思い出せないという事はそれほど

重要でもないのだろうと思い、

深く考えないことにした。

…本当に重要な人物なのだが。

 

 

「そうねぇ…今日の夕飯のこととか?」

 

「早苗ならありそうだな…いい案を

取られちゃったぜ…」

 

「でしょ?早苗ならありそうよね」

 

「じゃあ次は霊夢!

なんかいい案ない?」

 

「んー…あいつああ見えて

変態そうだし…諏訪子のこととか?」

 

 

全国の早苗ファンに喧嘩を売った事は…

黙っておくこととしよう。

 

 

「じゃあ次は魔理沙!」

 

「そうだな…人間の頃のこととか?

考えてそうな気がしないか?」

 

「ありそう!何でもない

時とかに不意に思い出したりするのよね!」

 

 

珍しくレミリアが激しく同意していた。

こんなレミリアは初めてではないだろうか?

疑問に思ったので声にしてみる。

 

 

「ねぇ…レミリアってこんなに

興奮とかするタイプだったっけ?」

 

「え?…あぁ、別に?

ちょっと同意しただけよ?」

 

 

明らかにおかしい。

…と、思ったのだが深追いするのも

面倒なのでそれ以上は聞かないことにした。

 

 

「えーと最後は…フランよね?

何か案はある?」

 

「うーんとね…お夕飯のこととか?」

 

「それはレミリアが言ってたぜ?」

 

 

姉妹や兄弟は思考回路が似ている、

という話はどうやら本当らしい。

姉妹揃って同じことを言うなんて

正直笑いがこらえられなかった。

別段おかしいことではない。

ただ、微笑ましかっただけである。

 

 

「…それじゃあ、レミリアとフランが

お夕飯のこと、私が諏訪子のこと、

魔理沙が人間の時のこと、でいいわね?」

 

 

全員が異議なし、という顔をしていた。

それを確認した上でこの遊びで

一番重要な人物を呼ぼうとした…

そして唐突に思い出す。

霊夢が思い出したかった人物を。

 

…さとりが、いなくなっていた。

 

 

〜to be continued〜




喧嘩売りましたね。ことごとく。
それにしてもさとりさんは
意外とすねたりしやすい
タイプなんですかね?
いなくなっちゃいましたし。
そうですね…次回辺りにも書きましょう。
それでは…
atchiの次回作にご期待ください(確信犯

ー9月某日 この年最初の風邪の時にー

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