レミリアさんの幻想郷巡り   作:atchi

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ということで、第3部、始めましょう!
…その前に、投稿期間が
だいぶ空いてしまいました。
申し訳ありません。
それにしても、どんどんタイトルから
物語が離れていく…まぁ続けるんですが。
それではどうぞー。


第3部 『貧乏巫女貧乏化事件』
3部1章 『犯人探しの仲間探し』


 

 

〜早朝 霧雨魔法店〜

 

 

「…つまり、今更二年前の事件を

ほじくり返してお金を返してもらうと?」

 

 

魔法の森。霧雨魔法店には、犯人探しの

仲間を集めるために来た博麗霊夢と

寝起きで機嫌の悪い霧雨魔理沙が

玄関で立ち話をしていた。

 

 

「そういう事。しっかりと返して

貰わなきゃ腹の虫が収まらないって

話よ。魔理沙もそういう推理系は

好きでしょ?手伝ってよ」

 

「…寝起きは話が別だぜ…」

 

 

どうやら乗り気ではないらしい。

しかし打開策はすぐに見つかりそうだ。

…脳を起こせばいい。それだけなのだから。

 

 

「…ッッッ!!何すんだよ!

痛いじゃないか!」

 

 

つまりは肉体的苦痛。俗に言う『鉄拳』

によって魔理沙を起こすことには成功した。

 

 

「だって眠そうだったし。いやいいのよ?

別に手伝ってもらわずに寝てても」

 

「…目が覚めたからには動かないと

暇になるしな…チッ」

 

 

結果的には霊夢の頭脳勝ち。

…少しだけ友情を犠牲にしたが。

 

 

「五分待ってろよ!準備するから!」

 

 

そう言うと急いで魔理沙は

準備を始めるのであった。

 

 

〜10分後 魔法の森上空〜

 

 

「にしても二人で探すのか?

流石に無理がないか?

それに手がかりも何も無いんだろ?」

 

「手がかりなら一つ二つあるわよ。

それに私だって二人で探すなんて

馬鹿な事はしないわ。

もっと人数が必要だもの。

…そうねぇ。もう2人3人ほど欲しいわね」

 

 

霊夢にしては馬鹿がつくほど真面目だ。

流石貧乏巫女。金に関しては完璧と言える

までにぬかりがない。

 

 

「しかし仲間と言っても…どんなやつを

誘うんだよ。色々いすぎるだろ?幻想郷には」

 

「そうね…手当り次第に探してみますか」

 

.

訂正。ぬかりがないのではない。ただ単に

手がかりがあっただけだった。

そう心の中でツッコミを入れつつ、

魔理沙は仲間になってくれそうなやつを

片っ端から思い出していた。

…今の所ゼロだが。と、その時。

 

 

「…紅魔館にでも行きますか。

あの2人なら推理系好きそうだし」

 

 

魔理沙が考えているうちに霊夢は

先を進んでいたらしい。魔理沙は少し

焦りながらも、霊夢と一緒に紅魔館に向かった。

 

 

〜数時間後 紅魔館〜

 

 

「何それ!面白そう!」

 

 

一番に食いついてきたのはフランだった。

まぁある程度予想できていたとはいえ…

この食いつきようは予想外だった。

 

 

「実はね…最近探偵物の本を読んでから

ハマっちゃったみたいで」

 

 

まぁ子供によくあることか。フランの

はしゃぐ姿に微笑みながらレミリアも誘ってみた。

 

 

「え?あぁ、別に暇だからいいわよ。

楽しそうだし。暇潰しにはなるわよね?」

 

 

案の定、少し頬を紅潮させながら

必死に冷静を装っていた。なんだかんだで

レミリアもはしゃいでんじゃん。

結局幼女は幼女なんだと、改めて

思わされた。そんなひと時だった。

ちなみに魔理沙は…動く大図書館と

戦っている真っ最中だった。

 

 

〜to be continued〜




始まりました犯人探し!
結局少しは接点もたせとかないとと
思い、レミリアさん出しましたw
是非、楽しんでいただければと思います!
ありがとうございました!

ー9月某日 曇の続く天候の元でー

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