レミリアさんの幻想郷巡り   作:atchi

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今回でお空との戦いは終わりですね。
てか核爆発とかくっそ強い気が…。
本気で殺し合いしたら最終的には1番
生き残りそうな気がしますね、お空は。
まぁあんな脳内快適鴉(いい意味)なら
殺し合いとかダメそうですけどね。
おっと、話がそれましたね。
それでは第5章、お楽しみください。


第5章 『猫と鴉と吸血鬼』

 

ー現在 煙と暑さの中の灼熱地獄跡ー

 

 

「ウッソだろ…あれだけ食らって

生き残ってるのかよ…」

 

「でも、無傷って訳ではないと思うわ」

 

 

確かにフランの言った事は当たっていた。

その証拠に…。

 

 

「お空も…すごい息が上がってるみたいだな。

それに所々流血もしてるし…」

 

「ええ、それにキツそうな顔してるわね」

 

 

無敵…というわけではなさそうだ。

良かった。これで勝機が見えた。

魔理沙は心底ほっとしていた。

無敵と思っていた敵が、

無敵じゃないことがわかるだけで

どれだけ救われるのか、初めて

知った瞬間だった。

なんせ無敵の相手なんて今まで

戦ったこともなかったわけだし。

 

 

「でもまだ生きてるな。

一気に決めるぞ!フラン!」

 

「うん!魔理沙!」

 

 

ー同刻 正直体が辛い霊烏路空ー

 

 

ー…うにゅ?私は一体…ー

 

ーあぁ、連続でスペカ食らったのか…

体が思うように動かせないな…ー

 

ー煙吸ったのかな。上手く息が吸えない…ー

 

 

空がそんな事を考えているうちに、

煙の向こうから光のようなものが見えた。

 

 

ー弾幕!?ー

 

ー…避けなきゃー

 

 

その弾幕…もといスペルは、

空の顔の横スレスレを通っていった。

その風圧に恐怖を覚える。

 

 

ー危な…かった…ー

 

 

急に全身の力が抜けたかと思うと、

空の体は、灼熱地獄跡の地面に

真っ逆さまに接近していった。

 

 

「…はい、お疲れ様」

 

 

空の体が地面に叩きつけられそうになる

その刹那、誰かが空の体を受け止めた。

その誰かは、猫のような耳に尻尾を

持っており、黒いゴスロリ風の服を

着ていた。

 

 

「…ん?あ、お燐!」

 

 

今、魔理沙が呼んだ名前。

 

ー火焔猫 燐ー

 

これが彼女の名前だった。

 

 

「…あ、魔理沙!ごめんね〜お空が

迷惑かけちゃって」

 

「いや、問題ないぜ。久しぶりに

本気で弾幕ごっこ出来たしな」

 

「あの状況を弾幕ごっこって

呼んじゃうんだ…凄いわね魔理沙」

 

 

どうやら2人は顔馴染みらしい。

お空と面識がないのに不思議だなと、

そうフランは遠くから思っていた。

 

 

ー10分後 地霊殿医療室ー

 

 

「…目を覚ます気配がないわね…」

 

「なんというかその…悪かったぜ」

 

「ごめんなさい…」

 

「謝らなくていいのよ。何より

私やさとり様のいうことを聞かなかった

この子自身が悪いんだもの」

 

 

灼熱地獄跡から少ししたところ。

暑さも何もなく、むしろ寒気すら感じる

ところに、地霊殿はあった。

今魔理沙達は、その中の医療室で

動かなくなった空の介抱をしていた。

 

 

「あなた達、ここはいいから

さとり様方のところに行ってくれば?

会いに来たんでしょ?」

 

「いいのか?じゃあ、そうさせてもらうぜ」

 

「あの…ありがとうございました」

 

 

珍しくフランが控えめだ。あいつ、意外と

人見知りな1面もあるんだなと、

魔理沙はなんだか、微笑ましくなった。




お燐が出てきましたが、この子もまた…ね?
キャラ崩壊注意報発令ということで…すみません。
次回はさとり様に会いに行くんですが…
さとり様のキャラがまたわからなくてですね…
キャラ崩壊不可避になるかもしれません。
崩壊したらすみません。
次回も投稿なるべく早くします。
それではさようなら〜。

ー8月某日 熱帯夜を感じる頃にー

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