UAが10万オーバーです!嬉しいです!!
良かったら後書きの方も読んでやって下さい・・・
今日は私が人生で一番楽しみにしている誕生日だ。
今までの誕生日は適当な男の子を私のしたいショッピングに付き合わせて後腐れの無さそうなものやご飯をプレゼントしてもらっていただけだったが今年は違う。
初めてできた大好きな人との私の運命が決まったあの場所で。
間違いなく今日この日は私の一生の思い出になる日だろう。
そんな私は先輩と千葉駅で待ち合わせしているのですが待ち合わせ時間よりも30分も早く来てしまったのだった。
「先輩・・・はやく来てくれないかな。
あ~、心臓がヤバイ・・・早く会いたいな。
今日のために私がどれだけ頑張ったと思ってるんですか~」
「何を頑張ったんだよ・・・」
「ひいっ!?」
急に後ろから先輩に声をかけられて変な声を出してしまった。
だって仕方ないじゃないか、あんなに声を聞きたかった人の声が急に聞こえて驚いてしまうのは、誰もわたしを攻めることは出来ないはずだ、きっとそうだ。
「・・・そんな声あげられるんだったら俺帰るけど。」
「なっ、なんでそんなこと言うんですか!?
急に後ろから声かけられたらビックリするに決まってるじゃないですか!バカ!アホ!八幡!」
「さり気なく八幡を悪口に入れるのやめて頂きたいんですが・・・」
「先輩の癖に生意気です!」
「ハイハイ、んじゃさっさと電車に乗るか。」
「もー!先輩なんなんですか!ほんとに!」
そう言いながら先輩はさり気なく私の前を私の歩くスピードに合わせて歩いてくれている。
そんな些細なことでも今の私は期待してしまっている。
「・・・先輩。優しいですね。」
「・・・なんのことだよ・・・」
「わざわざ私の歩くスピードに合わせてくれているのも、人混みの少ないところを歩いてくれてるのも、今日来てくれたことも全てこみこみです!」
なんだか少ししんみりしちゃったのでいつものあざと可愛い私を演じます。それすら先輩に見透かされてそうなので怖いのですがそんなことは無く。
「お、おう、これは別に一色だからとかじゃなく、小町にだな・・・」
「あー、はいはい、そーいうと思ってましたよ!
全く、先輩は小町ちゃんがいないとダメダメですね~!」
「小町がいなかったら今頃俺はこの世にいないだろうしな、まじ小町天使だわ。」
「・・・先輩、気持ち悪いですよ。」
そんないつもの先輩の自虐(先輩は自虐と思ってなさそうですが)を聞きながら私たちは電車に乗り込むのでした。
「あっ、先輩、ちゃんとお着替え持ってきてくれましたか??」
「あぁ、持ってきたがなんでいるんだ??この寒い中濡れたくないんだが」
「あれ?言ってなかったでしたっけ??今日は夢のお城でお泊まりですよ!!」
「・・・はっ?なにそれ、聞いてないんだけど。
俺帰っていいか?」
「こんな可愛い後輩を一人で夢のお城に泊まらせるつもりですか!先輩最低です!もうホテルのお金も払ってあるんですよ!
あっ、ホテル代はお父さんがプレゼントで払ってくれたんで、心配は無用ですよ!」
そう、今日は先輩と夢のお城でお泊まりだ。
先輩に事前に知らせると必ず来ないと思ったのでまさかの当日に伝えるという手段に出ましたが先輩なのでいいでしょう♪
先輩はゴニョゴニョと、そんなこと聞いてなかったわー、だから小町着替えまでコーデし始めたのか、っべー、まじいきなり過ぎて一色っべー
などと喚いてます。
・・・最後の戸部口調にイラッときたのはご愛嬌♪
こうして私と先輩の1泊2日の夢の国への冒険が始まるのでした!
更新ほんと遅くなってしまい申し訳ありません。しかも全然進んでなくて・・・
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