感想に助けられてます。これからもよろしくお願いします!
そしていつも誤字修正をして頂いているSnow flower様ありがとうございます!
「で、比企谷君?さっきはなんの話をしてたのなかぁ~?おね~さん気になるなぁ」
「いや、ほんと何でもないです。すみませんでしたほんとすんません。」
比企谷先輩が小さく丸くなってびくびくしている。
陽乃さん怖すぎですよ・・・いやほんとまじで・・・
あらやだ比企谷先輩の口調うつっちゃった相性いいんじゃね?・・・ごめんなさい調子に乗りました・・・
私の脳内一人芝居が終わった頃陽乃さんの攻撃がこっちに来てしまった。
「ところではるちゃん?どうしてまた比企谷君と一緒に居るのかな??前は全然お話出来なかったから今日はいっぱいお話したいな~って思ってさ!
大学での比企谷君のお話も聞きたいしね~!」
「そーゆうことなら大歓迎です!
今日は本当にたまたまあの本屋さんで会ったんですよ~!
比企谷先輩大学では人気なんですよ??」
「ちょっと、はるちゃんその話はやめてくれ・・・」
「や~ぱり大学じゃぁ人気出てきちゃうか~、おねーさんそんな気がしてたんだよ~
それじゃ、雪乃ちゃんもガハマちゃんも頑張らなきゃだね~」
「やっぱりってどーゆうことですか??」
「高校の時とかって異性に求めるのはステータスじゃない?単純にカッコイイとか、運動できるとか。比企谷君の良さはそーゆとこじゃないじゃない?
一色ちゃんとか雪乃ちゃん、ガハマちゃんは奉仕部で比企谷君の中身をしっかり見ることが出来たから別だとして他の子はそ〜じゃないじゃない?
でも、大学に進むと皆中身をちゃんと見るようになるからさ。
周りがやっと比企谷君に追いついたって感じだと思うよ!」
確かに、私が高校の時じゃ絶対に関わろうとは思わなかったタイプだし、高校の時じゃいいと思わない感じの人だと思う。
「陽乃さん、ほんとやめて下さい・・・」
顔を赤くして頭をぽりぽり掻いている先輩を見ると胸がホッコリしてくる。
あぁ、これが恋なんだ。そう実感させてくれる比企谷先輩がほんとにほんとに大好きなんだ。私。
「ところで、これが1番聞きたかったんだけど、はるちゃんて、比企谷君のことどう思ってるの??」
「私ですか?私はですね・・・比企谷先輩のこと大好きですよ。・・・生まれて初めてですよ。こんなに人を好きになったの。私の初めての恋の相手が比企谷先輩でほんとに良かったと思ってます。」
「およ?およよ?あっれれ~?比企谷君?このこと知ってたの??」
「まぁ、はい、一応・・・」
「一応じゃないですよ!ちゃんと言ったじゃないですか!」
「・・・、いや、改まって言われたらはずいだろ・・・」
「へ~、ふ~ん、なるほどなるほど今のところはるちゃんが1歩リードとかかな?
こりゃ皆うかうかしてられないね」
「いやぁ、それが私振られちゃいまして~・・・
でもまだまだ諦めて無いですけどね!」
「ほんとやめてくれ・・・俺の心臓がもたないから
いやホントまじで・・・」
「ほ~、ほ~、なんか今日は驚くことばっかりなんだけど!
これから頑張らなきゃだね!王子様!
わたしも堂々参戦しちゃおっかな~?
ねぇ、比企谷君?」
「ほんとやめて下さいよ・・・
俺を殺すつもりですか・・・」
・・・私は気づいてしまった。いや、比企谷先輩に恋している人ならみんな気づくであろう、陽乃さんが冗談であろうことを言った時の陽乃さんの笑顔はいつものような仮面を被った笑顔では無いことを、心から本心の笑顔で笑っていたことを。
これはまたすごいライバルが出てきたな~と改めて実感するのであった。
・・・・・・あれ?いろはでてなくね?
どーもお久しぶりです。(2日目)
いろはメインのSSのはずなのにまさかのはるちゃんメインのようなSSになって来てますね・・・