一色いろはは大学でも諦めない   作:とまとと

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皆さんお久しぶりです。
ただ、また連続で投稿出来るかどうかは怪しいところですが・・・


そんな物分りのいい女の子じゃないんですよ?

 

「あっ、比企谷先輩!お久しぶりですね!」

 

あの告白から数日後、私は運命の本屋さんで私の大好きな人に再び遭遇することとなったのだ。

 

 

「おっ、おお、はるちゃん、ひ、久しぶりだな・・・」

 

 

なーんか比企谷先輩がキョロキョロオドオドし始めてしまった。多分、いや、絶対前の私の告白のせいだ・・・

そんなことで比企谷先輩と疎遠になっちゃうなんて絶対に嫌だ!

 

 

「なーにそんなオドオドしてるんですか!比企谷先輩!告白のことなら全然気にしないでくださいよ!

逆に意識し過ぎてキモイですよ?」

 

 

「・・・あの後家に帰ってから頭を壁に打ちつけて悶えてたら小町に壁ドンされたあれはなんだったんだ・・・」

 

 

「えっ?比企谷先輩そんなことしてたんですか??

気持ち悪すぎじゃないですか・・・」

 

私が両手で自分を抱えて自分を守るようにすると比企谷先輩が

 

 

「いやほんと真面目な告白なんて生まれて初めてだからどうしたらいいか分からなかったんだよ・・・

そんなに引かれるとか今すぐお家帰りたいんですけど・・・」

 

 

「冗談ですよ。比企谷先輩。先輩のは・じ・め・ていただきました♪」

 

 

「ジョーダンでもやめて頂けませんかね・・・

俺の心臓がもたなそうなんですが・・・」

 

顔を赤くして頭をぽりぽりと掻いている。その姿がまた可愛くて私をますます本気にさせてく。

こんな表情をいろはの前でもさせると思うと少し胸の奥がズキンと痛む。

私は確かに先輩を応援するとは言ったけど私は私の初恋を諦めない、いつか、いろはもビックリするくらい先輩の中の私を大きくしなければならないと思うととても難しいことだと思う。

 

 

「もたなくてもいいですよ?

あっ、先輩これからまた喫茶店でお茶でも行きましょうよ!」

 

 

「もたなくてもいいとか酷くない??

・・・まぁ、暇だからいいんだけどさ・・・」

 

「いいんだけど??」

 

「前もあそこで陽乃さんに遭遇したからな・・・

なんかあの人との遭遇率が高くて俺にGPSでも付けられてるんじゃないかってレベルなんだが・・・」

 

 

「あれあれ~?比企谷君?なーんかとっても失礼なこと言ってないかな~?」

 

 

「げっ、陽乃さん・・・

これはまたどうしてこんな所に?」

 

 

「比企谷君?質問にはちゃんと答えないと~?

ちょ~っとそこの喫茶店でお茶でも飲みながら読む本を探しに来たんだよ~

なんか比企谷君とはるちゃんの2人で喫茶店に行くんだよね??私も一緒に行ってもいいかな??」

 

 

前の時と同じようにスキのない、完成された笑顔で私たちに聞いてくる陽乃さん 。

ここで断るという選択肢は先輩はおろか、私にも無いだろう・・・本当は先輩と2人で喫茶店に行きたかったのだかこの際それは諦めよう・・・

 

 

「そうですね。陽乃さんも一緒に行きましょうよ!」

 

「はるちゃんありがとう~!これで決定だね!

それと比企谷君?後でちゃんとさっきの事言ってもらうからね?」

 

 

「はい。すみませんでした陽乃さん・・・」

 

 

 

こうして私と比企谷先輩、陽乃さんの3人で2度目のお茶をする事になったのだった。

 

 

次回、比企谷死す!?見てくれよな!




それではまたお会いしましょう!

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