一色いろはは大学でも諦めない   作:とまとと

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友達もSSを書き始めてくれるようなので楽しみに期待しているとまととです。
まぁ、多分書かないんでしょうけど・・・


はるは1歩先をゆく

私は今日あの本屋さんへと来ていた。なぜならというと、比企谷先輩に気持ちを伝えるためにだ。なぜこのタイミング?急だろということもあると思うんですけど、こないだの1件でいろはと比企谷先輩の距離がまた少し近づいちゃったんで、私は私なりに比企谷先輩との距離を縮めようと思ったんです!って、私は誰に説明してるんだろう・・・

 

 

「悪いはるちゃん待ったか?」

 

比企谷先輩は時間の10分程前に来てくれたのだが、

 

 

「も~、比企谷先輩!めちゃくちゃ待ちましたよ!そのせいで足が痛いです!責任とってください!」

 

ものすごい意地悪を言ってしまった。

そのことで比企谷先輩は、

 

 

「え~、待ち合わせ時間前に来たのにこの仕打ち、ひどくない・・・嫌だわ~、俺の後輩俺の扱いひどくない・・・?」

 

ふふっ、やっぱり比企谷先輩は可愛いなぁ。とニコニコしてると

 

 

「あの~、そんな笑わないでもらえますかね?なんならそこら辺から女子が集まってきて、うわ~、こいつマジで来たんですけど~。とか言われて夜に家の枕を濡らすまである。」

 

なーに言ってんのこの人と、じと~っと比企谷先輩を見ていると

 

 

「あっ、何でもないですごめんなさい。」

 

 

「なにもしてないのに謝らないでくださいよ!」

 

いきなり謝ってくるもんだからびっくりしてしまった。

 

 

「それで、今日はどうしたんだ?」

 

 

「え~と、ちょっとそこのカフェに行きませんか?」

 

ちょっといきなりは流石に恥ずかしかったのでカフェでゆっくりしながら伝えたいと思いカフェを提案したのです。

 

 

「うん、まあ、いいけど・・・」

 

あれ?なんか煮えきらない返事だな~。

 

 

「比企谷先輩?どうしたんですか?違うとこの方がいいですか?」

 

 

「いや、なんでもない、ただなんか嫌な予感がするだけだ。」

 

??なにかあるのかな?でもまぁ、いいだろう。

気にせずに4人がけの、席につき注文をとる、

比企谷先輩はアイスコーヒー、私はミルクティーを頼むことにした。注文したものが届き、飲もうとした時、比企谷先輩が

 

 

「ゲッ、やべぇ、目が合ったかも・・・」

 

 

「誰かいたんですか?まさかいろは!?」

 

 

「一色ならまだずいぶんと楽なんだけどな・・・」

 

一体誰と目が合ったのだろう・・・そう考えていると不意に

 

 

「ひゃっはろ~、比企谷君久しぶり~、元気してた?

あんれ~、その子は誰?比企谷君の彼女?

おねーさん浮気は感心しないなぁ。」

 

 

「・・・お久しぶりです、雪ノ下さん

この子は一色の友達の四ノ宮はるちゃんって子です

浮気もなにも誰とも付き合ってないんですが・・・」

 

ほへ~、すっごい綺麗な人です~。顔だけでもすっごい綺麗なのにおっぱ、、胸の方も私やいろはが逆立ちしたって勝てないレベル。あれ、でも雪ノ下さんって・・・

 

 

「比企谷先輩?この方は?」

 

 

「前に部屋に高校の時の同じ部活のやつで雪ノ下がいただろ、あいつのお姉さんだ。」

 

えっ!?やっぱり!?雪ノ下さんのお姉さんなんだ。

顔もすっごい似てるし、綺麗だなぁ、でも、胸の方は・・・ゾクッぅ!?今すっごい寒気が・・・

 

 

「へぇ~、はるちゃんってゆーんだ、よろしくね?はるちゃん?」

 

ビクッ!?何この人!顔はすっごい笑顔なのに目の奥が笑って無い感じ、なんかすごい怖い、しかもなんかすっごい全身ちらちら見られてて品定めされてるみたい・・・

 

 

「・・・雪ノ下さんよろしくお願いします。」

 

これが私の精一杯の対応だった。

 

 

「そんな~、陽乃でいいんだよ?」

 

すっごい仮面のような笑顔を張り付けてそう言う陽乃さん。

 

 

「わかりました、陽乃さん」

 

そう言うと

 

 

「比企谷君でもこの子も凄いね、私の仮面にこんなすぐ気付いたの君以来だよ。ふふっ、私はるちゃんのこときにいっちゃった!今度また遊ぼうね??それじゃ!この後予定あるからじゃーねー!」

 

嵐のような人だったな・・・びっくりしちゃった。

凄い心の中見透かされてるみたいで怖かったな~。

 

 

「ごめんなはるちゃん。あの人の事は気にしないでくれ。でもよくあの人の強化外骨格に気づいたな。」

 

 

「いやいや!謝らないでください!

強化外骨格?」

 

 

「あの人の外面のことだよ。」

 

 

「あぁ、確かにあれはわかりづらいですよね・・・。」

 

 

「他の人には凄いいい印象ももたれるんだけどな、雪ノ下さん」

 

 

「えっ!?そうなんですか・・・」

 

 

「てか、はるちゃん今日は何の話があったんだ??」

 

 

「えっ!?えっと、ですね・・・」

 

ひいっ、さっきのことですっかり忘れてたぁ・・・

どうしようかな・・・この流れで言うのかぁ・・・

でも、今言わなきゃ、このまま言わなくなっちゃいそう・・・

 

 

「比企谷先輩、あのですね、私、比企谷先輩と再会した時から、いえ、あの本屋さんであった時からずっと気になってました。この気持ちが確信になったのは最近なんですけど。」

 

言った、とうとう伝えてしまった。でも比企谷先輩はどう答えてくれるんだろう。・・・そんなことは聞かなくてもわかってるんだけどね・・・比企谷先輩が特別に思ってる子がいる事はわかってる。だからその前に伝えておきたかった。あの2人の気持ちが通じた後には必ず伝える事は出来ないから。これが私の生まれて初めての恋、よく初恋は叶わないと言うけれど、わかっていてもやっぱり辛いんだなぁ。

 

 

「はるちゃん、あの、えっと、その、多分その気持ちは勘違いだ、助けたのだって、本を譲ったのもはるちゃんだったからじゃないし・・・たまたま俺だったたげだ。」

 

 

「比企谷先輩、それは無粋ってもんですよ?

本のことも、助けて貰ったことも続けば運命っていうんですよ?

ダメな事はわかってましたから。比企谷先輩が特別に思ってる子がいることも。だから、だからっ、気にしないで、比企谷先輩が好きな子を笑顔に、して、あげてください・・・」

 

あぁ、泣くつもりなんか無かったのになぁ、やっぱり我慢できなかったなぁ・・・

比企谷先輩このままじゃと絶対自分を責めてしまうよね、だから今までで一番の笑顔を比企谷先輩に送る。

 

 

「悪いな・・・はるちゃん・・・」

 

 

「いいんです。だから比企谷先輩も頑張ってください。

私、応援してますから!」

 

今度は素の私の笑顔を比企谷先輩に送ることができた。

私の初恋は叶わなかったけど、今までで一番幸せな時間をくれた比企谷先輩には絶対に幸せになって欲しい。そして私の親友にも・・・

 

 

 




はるの告白後の話はもっと詳しく後で文を増やすかもです!
八幡の気持ちとかももっと入れたいですよね!
時間があれば・・・

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