一色いろはは大学でも諦めない   作:とまとと

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お久しぶりです!
1日以上空いたのは初めてですね!
よろしくお願いします!


一色いろはの誕生日はやはりあの場所で

「せんぱーい!遅いですよ!いつまで可愛い後輩を待たせるつもりですか!」

 

 

「そこは今来ましたじゃなかったのかよ・・・

まぁ、遅れたのはスマン」

 

 

「まぁ、いいとしましょう・・・

誕生日に連れていって欲しいとこが決まったので伝えようかと思いまして。」

 

 

「あっ、そうなの?

んで、どこに行くんだ?」

 

 

「あのですね、ディスティニーに連れてってもらおうと思いまして~

どうですかね??」

 

 

「どうですかねって

お前はいいのか?ディスティニーで

・・・あれがあれだったんだろ?」

 

 

「・・・あそこがいいんです。

あそこじゃないと意味が無いんです。

先輩、私あの日に言ったこと覚えてますか??」

 

 

「・・・責任とってくださいってやつか?」

 

 

「はい、そうです。

その責任をとっていただこうかと思いまして。」

 

私はもう諦めたくない、奉仕部の2人に譲ろうと思ったことも何度もあったし、先輩が卒業する時に先輩のことを忘れようとも思った、でも出来なかった。

待ってるだけじゃ先輩は絶対に動いてくれない、だから私から行くしかないんだ、私の本物を手に入れる為には先輩とあの場所に行くしか無いんだ。

私が本物を見つけることが出来たあの場所へ・・・

 

 

「お前がいいんならいいんだけどな

まぁ、約束だからな、で、いつにする?」

 

 

「やっぱりそこは私の誕生日で!」

 

今はそんなに重くすることは無いだろう。

この気持ちの責任は誕生日に先輩にとってもらおう。

私の本物が誰なのか、そして先輩の本物に1歩でも近づくために。

 

 

「ところで先輩?はるとのデートはどうだったんですか??ニコッ」

 

 

これはまだはるからもなぜか誤魔化されてうまく返事されていなかったのだが先輩にこう言えば必ず反応があるだろう。

 

 

「なんだよ、はるちゃんそのことまで一色に言ったのか・・・」

 

 

早速デートのことは認めるんですね先輩。

 

 

「なんだ、あれだ、前に約束してたオススメの本を紹介するってやつをしただけだ、ほかは特になかったぞ」

 

 

「先輩?それだけじゃないですよね??」

 

 

それだけなら他は特になかったとか先輩は言わないですよね、他に心当たりがあるからわざわざ他は無かったと言うのが先輩だって私はちゃんと知ってるんですからね。

 

 

「・・・はるちゃんからなんか聞いたのか??」

 

 

「はい、当たり前じゃないですか~」

 

 

はるにはこれから問いつめるつもりです。

 

 

「・・・はぁ、勘弁してくれよ・・・

まぁ、前に俺が本買いに行ったときに、おっ、ラスト1冊じゃんと思って手に取った本があったんだがな、そん時にちょうど俺の後で買えなかった子がいたんでその子に譲って違う本屋に行ったんだけど、その時の子がはるちゃんらしくてな。」

 

 

ほほう、そんなことがあったんですね。

これからはるに詳しく、くわしーくお話を聞かないと

 

 

「一色さん??目が笑って無いんですけど??」

 

 

「先輩、そんなことがあったんですね、ありがとうございます。これからはるとたーっぷりとお話があるので失礼しますね??

それではまた明日!」

 

 

後ろで先輩が、おい、そのこと聞いたんじゃなかったのかよとかなんとか言ってますが今はほっときましょう

それよりも早くはると話さなきゃな、と足を動かす私であった。

 

 

 

 




次回ははるとの修羅場!?
お楽しみにお待ちください!

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