明星の虚偽、常闇の真理   作:長閑

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似たもの集団 - 3

 

 練武館に到着し、ウォルターを中心にレイフォンが補足を入れつつニーナ達に事情を説明した。その中で嫌そうな顔をしたのが、やはりと言うかダルシェナとナルキだ。だがしかし決定してしまったものは覆すこともできないため、事実は事実だとして淡々と告げた。しかし、どうやらそれが一番ダルシェナの癇に障ったようで、その綺麗な眉をきつく寄せた。

 

「…他の小隊でも良かっただろう。何故、この小隊ばかりがそうして対象になる?」

「あ、…悪い、オレがうちでって言ってるからだわ」

「……貴様……」

「まぁまぁシェーナ! とりあえず落ち着けって。お前がカリカリしてても話進まねぇからよ!」

「うるさいシャーニッド、何度も言うがお前は馴れ馴れしいんだ」

 

 軽く肩を組んだシャーニッドの手を払いつつ、ダルシェナは腹立たしそうに腕を組んだ。フェリは暫し沈黙していたが、ウォルターとレイフォンを訝しげに見つめていた。

 

「…あなた達…というより、イオ先輩ですね。あなたは甘いというか、緩いというか…」

「いやぁ…悪いとは思ってンだけど…他の小隊に任せてはっちゃけられても困るし…それにほら、一緒の場所にいてくれる方が口裏も合わせやすいだろ? …まぁ実際、いざとなったら叩き伏せるくらい出来るヤツがいる十七小隊に置くのが一番安全なンだよって言うのが上層部に伝えてあることだから、どうやってもなる」

「う…む…確かに、お前の近場に配置しておくのが一番こちらとしても安心感はあるが」

「オブジェクト扱いか…」

「わかります。ついでに僕を少し遠くに配置しておいてくれればいざって時には殺 れ ま す」

「レイフォン、そんなマジな顔で錬金鋼握るな。ウォルターも引いてんぞ」

 

 真顔で言ったレイフォンにシャーニッドが頭を振った。そりゃそうだという顔でニーナがレイフォンを見れば、不服そうな顔で首を傾げつつレイフォンは腕を組む。意図を理解できていないレイフォンにフェリはため息を吐きながら、ウォルターに視線を向けた。

 

「相変わらず仲悪いですね。あの弓使いの方は置いておいて、ハイアとレイフォンは犬猿…と言うより犬猫って感じですね」

「酷い言われようだ…」

「事実だろ」

「ウォルターまで! 大体なんですか犬と猫って!? そんなに僕は犬っぽいんですか!」

「……絶対逆なんだよなぁ……」

 

 はは、とから笑いを零したウォルターにレイフォンが噛み付くが、はいはいと流してその議題を放る。レイフォンはやはり不服そうであったが、周囲はさり気なく頷いて納得していた。

 とりあえずと話の方向を戻したウォルターは軽く顎に手を当てる。

 

「とりあえず…、えっと、ライアとルファをうちの小隊にいれるのはいいのか?」

「っ……ま、…まぁ…、それ以外…ないだろう…なっ。…なっ、シャーニッド、なっ」

「……隊長…気持ちはわかるけどよ……」

「隊長、そのニヤけ顔なんとかしてください」

「い、いや、わざとじゃないんだが…その…つい、ついな!」

「うるさいです」

 

 フェリのピシャリとした一喝に、ニーナは小さく笑いを零しながら視線を逸らす、が、未だ緩んだ顔は直らない様で、頬が緩いままだ。当のウォルターはいまいち理由が分かっていないらしく、「一応いいってことでいいのか…?」と首を傾げる。

 

「まぁそういうことですね」

「…先に言っておくが、私は賛成した訳ではない。そこの隊長が認可したから従うだけだ。そこを間違えるなよ」

「あぁ、それでいい。十分だ」

 

 厳しい言葉だったが、絶対にと否定するものではなかった。軽く笑い頷いたウォルターに、ダルシェナはバツが悪いとばかりに視線を逸らす。小さく何かを呟いたが、ダルシェナの隣にいたシャーニッド以外には聞こえなかった。

 咳払いをしつつ表情を整えるニーナがそうだ、と口を開いた。

 

「ところで、当のハイアとミュンファはどこに?」

「アイツらはいま学力テスト中。それによって学年振り分けるんだと」

「あぁ、リーリンもしていたな。…聞く話では傭兵として都市外に出ていたらしいが、学力は大丈夫なんだろうか…」

「武芸はできても知能は低い可能性ありますね」

「……みんな同じこと言うンだなぁ……」

 

 

 

 

 翌日、カリアンに呼び出され、ウォルターは再び生徒会室へ向かっていた。道すがら、レイフォンが同級生のエド・ドロンといた所を見つけ、さり気なく連行しつつだ。

 

「な に がッ、さり気なくですか!!」

「暴れるな暴れるな」

 

 襟首を掴まれて後ろに引っ張られ、よろよろと転びそうになりながらなんとか歩いていたレイフォンは、グッと右足を軸に身体を捻ると、ウォルターの腕を弾く。学校の廊下でどうしてこんな動きをしなければならないのか、と盛大に溜息を吐きながらレイフォンは制服を整えた。

 

「こんなことされなくてもついていきますよ。僕だって同意した身ですからね」

「はは、そりゃ助かる」

「…ちょっとは素直になりました…?」

「割と聞こえてンぞアルセイフ。そういうお前がもう少し素直になれるといいよな」

「ううううるさいです! 僕が素直になるにはウォルターより気長に繊細な気遣いが必要ですよ! まだまだレベルが足りませんね!!」

「はは、そりゃ残念だ」

「……全然そうは見えないんですけど……」

 

 軽快に笑ったウォルターに、レイフォンは拳を握りしめて言葉を絞り出す。そんなレイフォンにやはりウォルターは軽快に笑い、先を歩いて行く。その後ろを、少しばかり恨めしい様な嬉しい様な、やっぱり複雑な気持ちでレイフォンはついて歩いた。

 

 

 

 

「おっ、同級生」

「ハァ!? どっちのですか!!」

「アルセイフの食いつき方エグいから落ち着けよ…」

「お前…うるさいさ」

 

 レイフォンの声に、ご丁寧に不機嫌ですと顔全面に貼り付けたハイアは、じっとりとレイフォンを睨みつけるように見ていた。その後ろにはミュンファが気恥ずかしそうにソワソワしつつ立っていて、ウォルターは2人の剣帯を見てふむ、とやはり繰り返した。

 

「ひとつ下」

「誰がですか!!」

「お前マジうるさいさ。生憎おれっちはお前の先輩入りさ~」

「うっっっわ」

「心底嫌そうな顔すんなさ。おれっちだってお前に先輩呼ばわりされたくないに決まってるさ~」

「残念ながらあなた方につけるような先輩は僕の中にありませんので」

「さり気なくオレも一緒にまたディスられた」

「お前本当失礼さね…」

 

 ハァ、とため息を吐き出したハイアは面倒くさそうに腰に手を当てた。いままでのラフな格好とは違い、一応カッターシャツにネクタイ、ツェルニ支給のズボン。ミュンファも同様にシャツ類に武芸科のネクタイとスカートだった。正直そこまで渡すならもう制服支給でいいんじゃないのか…とウォルターは少し思ったが、そうして「あぁ」と小さく零した。

 

「どうしたんです?」

「アルセイフ不機嫌隠せ。いや、1人で納得しただけ」

「え? な、何をですか?」

 

 ミュンファも不思議そうに首を傾げる。自然と自身に視線が集まったことに、ウォルターは少し自分の髪の襟足を弄びながら苦笑した。

 そうしている間にカリアンが到着し、ウォルターに視線を向けると口を開いた。

 

「とりあえず、学力的には相当の学年で良い事になった。ただ、学費の方だが…」

「短期扱いだから奨学金は出ねぇンだろ。学費はオレの口座から出す。天剣時代のそのまま持ってきたし、死ぬ程あるだろ、持ってけ持ってけ」

「…そう言う気がしていたから、手続きが出来るよう用意しておいた。後で渡す必要書類に記入しておいてくれ」

「はっ!? ちょ、ちょっと待つさ! そんな事聞いてない!」

 

 当然制止をかけたのはハイアで、その隣にいたミュンファやウォルターの後ろにいたレイフォンもウォルターを凝視していた。

 ようやく意味の理解ができたらしいレイフォンが、少し遅れて声をあげる。

 

「ばっ……ばかじゃないですか!? 三人分の学費って…一体いくら掛かると思ってるんですか!?」

「オレ奨学金Aだから。あとオレの分はその口座から払ってないンだけどな」

「いやいや、だったらだったで問題さ! アンタ何のために奨学金もらってんのさ!?」

「俺が入学しようと思った時は天剣授受者の仕事で使ってた口座が可動できなかったンだよ。で、しょうがないから別で使ってた口座でやったンだが足りなくてな。奨学金申請することになったンだが…最近使用申請してようやく可動できるようになったンだよ。そしたら結構あってあぶれてンだ」

「…いやだからってバカですかほんと!! 大事にとっとけばいいじゃないですか!」

「なンでそんな非難轟々なンだよ…」

「非難じゃなくて…あぁもう、アンタのそういうところほんっと勘弁してほしいさ…!」

 

 このある種のトンチンカンにどう言えば伝わるのか。ハイアとレイフォンが同じ理由で頭を抱えた。ウォルターは未だ首を傾げて2人を怪訝そうに見つめている。

 

「あ、あの…」

 

 そんな中手を挙げたのはミュンファだ。

 

「わ、わたし達の分はわたし達でなんとかしますから…あの、ウォルターさんにこれ以上お世話になるわけには…いかないと…思うんです…が…どうでしょう…?」

 

 ハイアとレイフォンが同時にミュンファを見た。そういうことが言いたかったと言わんばかりの力強い肯定に、ミュンファはたじたじしたまま2人に視線を返す。

 しかしやはりというか、それに同意を示さないのがウォルターだった。

 

「ていったって、お前ら学園都市の学費エグいぞ。死ぬほど持ってかれるぞ」

「で、でもおれっちは、」

「とにかく。……いいから…、……なんていうか……、とにかく……オレが払うから、お前らは自分の面倒みれる分だけ稼げって。良いな」

 

 バツが悪いとばかりに襟髪を触りながら言うウォルター。珍しく譲らない態度に、ハイアはグッと言おうとしていたことを堪えた。そしてレイフォンは珍しく口ごもった様な言い振りに、ハッとした。

 

─────圧倒的に理由付けが下手すぎる……!!

 

 ここまで来てレイフォンはようやく理解した。

 ウォルター本人は事実の三点しか理解していないことを。

 『ハイアとミュンファをツェルニに滞在させる理由のために無理を言って学生にした』、『言い出したのはウォルターだから責任はウォルターにある』、『だからウォルターが学費を全面的にバックアップする』。

 しかしおそらくそれだけではない。ウォルターの今回の異様なバックアップ行動の影には彼が確実に、かなり、必ず否定する3K、つまり彼の“面倒見の良い面”が関わっていると考えられる。

 レイフォンは心底不服で認めたくないとは思っているが、実際面倒見が良いという事実は理解しているし分かっている。

 そして今回のハイアとミュンファの件に、そのウォルターの“面倒見の良い面”が発揮されているのだと、いくら朴念仁だの鈍感だの言われているレイフォンでも気がつけた。

 

─────それにしても本人が理解してないんだよなー!

 

 責任面の理由もあるだろうが、それ以外の“とにかく自分がそうしてやりたいんだ”と言えばいいだろう。そう言えば目の前の男は云々言っても頷くだろう。レイフォンはグッと喉奥からせり上げる言葉を押さえながら思った。これを押さえる理由はひとつだ。

 これを言ってウォルターに否定されたらもっと厄介なことになる。

 理解していないのだから肯定するわけはないし、言われて理解しても否定するだろう。どちらにせよ否定される未来しか見えない。レイフォンは盛大なため息を吐き出し、天井を仰いだ。

 

「…どうした、アルセイフ」

「いえ…あなたは心底面倒くさいなと…」

「…よくわからん…」

「でしょうね。自覚があってそれならあなたはちょっと頭の病院にかかった方が良い話に変わります」

「方向性が急だな」

 

 ウォルターのけろりとした顔に再び盛大なため息を吐き出しながら、レイフォンはとりあえずとハイアとミュンファの方を見る。おそらくここでレイフォンも同意しなければ、ウォルターとハイアは堂々巡りになり話の収拾もつかないのだろう。話の収拾をつけるためにも、レイフォンは仕方なく同意を示すことにした。

 

「実際ウォルターの提案をのまなければ不可能なことなんですし、一応承諾しておいては? 後で返すなり何なり出来るでしょう…。…僕はどうしてここにお前が居座ることになったのか未だにイマイチ理解できないけど」

「そう…なんだけどさ。……てか後半マジ余計さ」

 

 ミュンファはただハイアを見つめるばかりで、何を言うこともしない。その視線にハイアはやはり渋り表情を歪めて暫し沈黙する。そうして深呼吸をしてから、ハイアはウォルターに深く頭を下げた。

 

「…よろしくお願いします、さ」

「はいよ、よろしくされます」

 

 話に一旦キリがついた。レイフォンはようやくかとばかりに息を吐き出す。ハイアは未だ納得がいかないという顔であったが、言った以上グダグダと言いはしない。これからまた面倒くさいな、なんて第三者目線で再びこっそりと息を吐いた。

 話は進み、主にはウォルターがカリアンと話をしていた。レイフォンは時折ウォルターの言葉に制止をかける様に言葉を挟んだが、それはさほど話に影響をもたらされなかった。というのも、ほぼほぼウォルターからの提案で、カリアンはそれを承諾する形になっていただけだからだ。議題の中心になっているハイアとミュンファは、時々ハイアとミュンファに求められる同意に頷くのみで、いつもの様な雰囲気はなかった。

 宿泊先もこの一月と同様、ウォルターの住むアパートの一室となり、とりあえず十七小隊の面々と会うことになって廊下を歩く。ウォルターの先導のもと、その後ろをレイフォン、ミュンファ、ハイアと歩いて行くが、すっかり消沈した様子のハイアに、レイフォンは盛大なため息をひとつ吐き出した。

 

「ハイア、そろそろその機嫌直したらどうなの?」

「……うるさいさ」

「これから小隊の人に会うのに、そのテンションじゃあダメだと思うからって言ってるんだけど」

「……うるさいさ…」

 

 ミュンファは困ったように眉を下げ、レイフォンとハイアを見比べては、ウォルターに視線を送る。

 そんな視線にウォルターも気づいているが、正直だからどうしろというのか…と内心苦笑を浮かべていた。

 

(…ま、勝手にハイア・ライアが悩んでるだけなんだからほっとこうよ)

(まぁたアイツ悩んでんの…? 年頃の子どもは大変だなぁ…)

(うーん、ウォルターも人のこと言えないような…)

(それは言わないお約束だから)

(えぇ? そうなの?)

 

 くすくす、と『箱』の中でルウが笑う。だってそうだろ、と思考でルウに返し、ウォルターは音声では沈黙を保ったまま道を歩いて行く。

 

「っていうか、ウォルターも何か言ってくださいよ」

「…そこでオレに振るのか…」

「逆に振られないと思ったんですか?」

「お前その『バカですか?』みたいな視線やめろ」

「事実じゃないですか…」

「その『当然でしょう?』みたいな顔もやめろ。…これだからうちの後輩は…」

 

 はーヤだヤだ、と零すウォルターに、レイフォンは白けた顔で「早くしてください」と催促し、レイフォン自身はスタスタと先へ歩く。お前はスルーするのかよと言いたくもなったが、まぁ言っても無駄だろうと早々にその思考は捨てた。軽く息を吐きだしては、ウォルターはハイアの方へ足を向ける。

 

「そンなに嫌か?」

「い、嫌じゃないのさ。…こういう場ってちゃんといたことないし…憧れがなかった訳じゃあないのさ。…ただ…」

「方法の話か」

 

 ウォルターは軽く腕を組み、ふむと考える。しかしウォルターとしては最善策だと思っているし、何よりこれ以外の方法がないと思ったために提案した。ほぼ否定も肯定もしなかった事を今になって嫌だと言われても困るというのが実際だが、ハイア的には内心そういう状況なのだろうか、と思い至り、少しばかり勢いつけすぎたかと考える。

 

「…まぁ、お前らの意見あンま聞いてやれなかったし、オレが押し付けた様なモンだしな。文句言われても仕方ないンだが」

「違うのさ! …そうじゃなくて、…ただ…」

 

 はく、と音を無しに紡がれた言葉は、ハッキリとウォルターが気づくことのできる言葉だった。しかしそれはやはり同じ言葉で、ウォルターは顔を顰める。

 

「お前なぁ、」

「そうじゃない。って、…ウォルターは言うけど、おれっちからしたら同じなのさ…」

「……ふむ」

 

(しまったな。さっぱり理解できない)

(……僕分かったから一抜け~)

(待ってくれ、頼むよルウ…ここで置いて行かれたらオレ絶対たどり着けない、答え合わせは1人じゃ出来ないだろ? 一緒にいてくれ)

(もぉ~ウォルターそれ前の世界で言ってほしかった~! ……そうしたら僕……)

(…やめろやめろ、それ以上言うな。容易に想像できる)

(僕とウォルター以心伝心だもんね)

(そういうアレで済ませていいのか、この話題…)

 

 ふふふ、と心底嬉しそうで楽しそうなルウに内心で苦笑をこぼしながらウォルターは頭を掻く。

 

(とりあえず、嫌がられてる訳…じゃ、ないンだよな)

(うん、そうだね)

(…で…、方法が気に入らない?)

(うん、65点)

(65点!? …うぅん…)

(…ヒント、“ウォルターの”全面バックアップ)

(は? オレの? ……オレがバックアップするのが嫌とか)

(急にネガティブになったね。ちなみにその答えが正しかったらあいついまここにいないよ)

(ウン違うな)

 

 さすがにそこまで嫌われているとは思っていないが、最近の事を考えれば考えつかない話でもないかと思った、が、しかしそうではなかったらしい。

 

―――――確かに、数日前の廃都市の時の反応から一変してそうなったら気分の浮き沈み激しすぎだよな

 

 まぁ、現状ある意味そうと言える状況ではあるし、少し前までそうだったウォルターが言えたことはない。ウォルターは少しばかり息を零し、眉間を揉んだ。

 


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