オリ大名をブッこんでみた。   作:tacck

44 / 68
メインどころの書き換え、加筆は終了。
残りは折を見て編集します。
方針は姫武将録を見た限り、オリキャラの能力がやけに高めだったため、全体的に下げることです。
外伝の登場人物紹介と一部被る人物もいます。


登場人物紹介 第一部

 

○熊野家

・星崎昭武 序章より登場。完全オリジナル

統率 91 武力 92 知力 82 政治 88

本作主人公。武勇に優れた武将で武功を多く挙げている。

見た目はバサラの家康(青年)に十文字槍を持たせた姿に近い。

武勇だけでなく、やりたがらないが内政もできるオールラウンダー。

性格は温厚だが、雷源を貶されたりすると荒れる。尻垂坂では復讐の権化となり、普段からは一切考えられないほどの暴虐を行なった。ただ、それは一時的なことに過ぎず、根幹は天下泰平にあるので、割と早めに酔いから覚める。覚めた昭武は常に自己嫌悪に苛まれることになる。

二部で国主になる。

 

・瀬田優花 序章より登場。完全オリジナル

統率 85 武力93 知力52 政治50

昭武の義妹。弓に優れた姫武将。

戦場では昭武の露払いを主にしており、生え抜きの将兵は弓の扱いに長けている。

見た目は黒髪のショートヘア。大食いで素直な性格。

雷源に対する考え方は昭武と同様にアイデンティティの根幹である。が、昭武と異なり優花にはこれといった大望がないため復讐心を自制するまでが長く、渾身の一射を外したことでようやく割り切れた。

 

 

・熊野雷源 序章より登場。完全オリジナル

統率99 武力104 知力86 政治56

熊野家当主。昭武と優花の義父。

剣術槍術弓術薙刀を極めた武人でありながら、計略をしばしば用いる策士でもある。元は越後の出身だが、流浪の果てに飛騨にたどり着く。旧名勝定。

自らの過去からか、一門同士で争うことに嫌悪感を示す。

今まで各国を転々としてきたが、根幹とする考えはただ一つ。昭武、優花を育てあげることである。これは復讐が終わった雷源にとっては生きる理由だった。

本人は口にしなかったが、昭武の天下泰平はそうなればいいなと共感している。

病を持っているが、作中最高の武勇を持つ。

最後は景虎を徹底的に追い詰めたのち、定満に討たれた。

 

・宮崎長堯 一章より登場。 完全オリジナル

統率92 武力92 知略75 政治59

雷源に越後時代から仕える。

武勇に優れ、雷源の戦術に欠かせない存在。

熊野家臣中では年が近いこともあって雷源と最も仲がいい。

大聖寺城の戦いで宗滴に右目を斬られ、隻眼となる。

 

 

・荒尾一義 一章より登場。 完全オリジナル

統率95 武力94 知略80 政治42

雷源に越後時代から仕える。

防衛戦に優れ、防衛戦の時は雷源に指揮を委ねられることもしばしばある。

寡黙な性格で冗談が下手。

 

 

・戸沢白雲斎 一章より登場。準史実武将

統率70(対忍だと+10)武力94(式神などに対しては+10)

知略89 政治33

熊野家に仕えてきた戸隠忍び。家中では最高齢。

自分より身分が圧倒的に上、あるいは自分より年上の人間にしか敬語を使わない。

実在はしないが、講談などで真田十勇士の猿飛佐助の師とされている。忍術と調略に優れ、情報操作が得意。

敵に対しては結構容赦がない。

退魔の名刀、童子切安綱を所持している。

 

・ 琴平桜夜 序章より登場。 完全オリジナル

統率83 武力67 知力90 政治93

雷源の教え子。知略と政略に優れる。

容姿は黒髪のポニーテール。

元は一揆衆の総大将だったが、熊野家加入後は昭武の世話役兼宰相になる。人心を惹きつけることに関してはすでに一国の大名並みの実力がある。左近加入後は軍師役を彼女に譲った。

 

・琴平宗晴 序章より登場。完全オリジナル

統率78 武力81 知略64 政治75 二章

雷源の教え子で桜夜の弟。武勇に優れる。

姉に似て顔立ちは整っている。

桜夜の護衛役として働くことが多い。

 

・金森長近 一章より登場。史実武将。

統率81 武力76 知略72 政治83

元は金環党という山賊の頭だったが、昭武に仕え、飛騨三奉行の一人になる。

武勇は微妙だが、強い求心力を持っている。

容姿は黒髪を茶せん髷にして、着物を片肌脱ぎにしている。昭武に仕えるようになってからは赤い外套を纏うようになった。意外にも文官としての才があったため、桜夜の補佐役を務めている。騎馬鉄砲隊設立以後は騎馬や鉄砲の調達もしている。

 

・井ノ口虎三郎 一章より登場。完全オリジナル

統率90 武力91 知略72 政治42

元金環党の副将。長近と共に昭武に仕える。

見た目はノブヤボの信長に近い。

武勇に優れ、山賊らしからぬ誇り高い性格を持つため正々堂々と戦うことを好む。長近とは昔から主従だった。

二十五話以降、鉄砲騎馬隊を率いるようになってから熊野家中でも有力な武将になる。

 

・島左近 三章から登場 史実武将

統率89 武力80 知略91 政治68

元筒井家臣で文武両道の姫武将。

筒井家最後の戦いの際に順慶を逃がすために囮となり、その結果久秀に抑留される。のちに昭武たちに救出された。救出後は桜夜の代わりの軍師として一時的に昭武に力を貸し、戦後正式に熊野家臣になる。

桜夜とは異なり、刀を振るいながらも指揮ができる完全に戦闘向けの軍師。謀略は本来好むところではないが、やれる人材が自分しかいないために止むなくやっている状態。

 

 

・柳生宗厳(石舟) 三章から登場 史実武将

統率71 武力95 知略49 政治46

筒井家臣だったが、親友の左近が久秀に捕らえられたため、心ならずも久秀に従う。現時点で畿内最高の武力を持つ姫武将。柳生新陰流開祖として名高い剣豪でもある。左近が助けられたことを知ると昭武方に従った。

 

・出浦盛清 二章から登場 史実武将

統率32 武力81 知略69 政治40

戸沢白雲斎の愛弟子。年こそ昭武たちより年少だが実力は一流。とはいえ、道順などに比べると劣る。

白雲斎と同じく、戸隠の石由来の能力を持っているが、白雲斎の方針で使い方を教えられなかった。

 

・高知四万 三章から登場 完全オリジナル

統率78 武力69 知略74 政治76

二十代前半で、元雷源の侍女。雷源不在の十年間で越中一揆衆の頭目になる。高知家という越中の没落した名家の出。神保長職と共に雷源に援軍を請い、戦後は熊野家臣となる。

尻垂坂の戦いでは、越軍の先遣隊を押さえる活躍をするが、本戦では雷源死後に復讐の鬼と化す。

しかし、それでも彼女は雷源の飛騨行きに付き添えなかった負い目から自らを雷源の家臣だと認めることが出来なかった。

長尾政景出馬ののち、劣勢へと傾いていく戦場の中で斎藤朝信に討ち取られる。

 

・塩屋秋貞 雷源伝から登場 史実武将

統率45 武力12 知略69 政治86

飛騨三奉行の対商人政策担当。雷源の教え子。出自が商人。熊野家加入までは内ヶ島家に仕えていた。十九歳で見た目は腰まで届く長さのポニーテール。首から下は原作松永久秀より色白で露出を控えたような感じをイメージ。半田為五郎とは知己の間柄。

 

 

・山下時慶 今のところ名前のみ 史実武将。

内ヶ島一族。

 

・山下氏勝 今のところ名前のみ 史実武将。

飛騨三奉行の一人。雷源の教え子で時慶の娘。史実では清洲越しの進言者で弓に優れる。

 

○飛騨の武将

 

・姉小路良頼 序章のみ登場 史実武将

統率50 武力 30 知略 63 政治 76

飛騨姉小路家当主。父である三木直頼死後の飛騨の乱に心を傷める。臆病な性格だが意思は固く、最期は昭武の才幹に飛騨の泰平を託し、切腹した。

昭武が初めて倒した相手。だが、その思いは確かに昭武に引き継がれた。

 

・姉小路頼綱 序章のみ登場 史実武将

統率79 武力85 知略73 政治70

良頼の息子で「飛騨の鷹」とあだ名された英雄。獰猛な性格で武力に優れている。史実では彼が飛騨を統一する。

桜洞城の戦いで桜夜に狼藉を働いている隙を昭武と優花に突かれ討ち死にする。江馬輝盛とはライバル関係にあった。

 

・鍋山顕綱 序章から登場(序章は名前のみ) 史実武将

統率55 武力51 知略59 政治60

良頼の息子で頼綱の弟。鍋山城主。

桜洞城の戦いの後に旧姉小路家を糾合し戦うが、箕輪砦で雷源の策に嵌められ討ち取られた。

 

・江馬輝盛 序章から登場(序章は名前のみ) 史実武将

統率80 武力86 知略71 政治52

兇悪な性格だが、認めた者には深く入れ込む。

二メートル超えの巨漢で武勇に優れる。

熊野家による飛騨統一の最後の壁。

「武士には器に足る死に様を与えられなければならない」という信念を持っており、宿敵である頼綱の不相応な死に様に哀しみと怒りを抱く。そして、ついぞ着かなかった勝敗を飛騨統一ではっきりさせるために八日町で熊野家と交戦するが、井ノ口に討ち取られる。

最期は、自らの死に様に満足して逝った。

 

・牛丸又太郎 一章のみ登場 史実武将

統率46 武力75 知力21 政治14

江馬家臣で昭武と同い年。昭武を妨害して輝盛を助ける。

昭武の追撃で討ち死にする。

彼らを初めとする武士の奮戦を偲び、大坂峠は十三墓峠と呼ばれるようになった。

 

・内ヶ島氏理 一章と雷源伝に登場(雷源伝は名前のみ) 史実武将

雅氏の娘で雷源の教え子。帰雲城主。

一時江馬家に滅ぼされる。雷源から教えを受けたが怠けていたため、さして能力が高いわけではない。

 

○織田家

・織田信奈 一章から登場 原作キャラ

言わずと知れた原作ヒロイン。桶狭間の戦い後、美濃を落とすために熊野家に援軍要請し、稲葉山城陥落後に熊野家と同盟を組む。

熊野家の力は高く買っており上洛や、京周辺の征討、金ヶ崎など多くの戦に参戦させている。

 

・相良良晴 一章から登場 原作キャラ

こちらも言わずと知れた原作主人公。未来知識を持ってはいるが、その知識の中に熊野家に関係するものが何一つないため熊野家を警戒しているものの、半兵衛調略の際に共に行動したため昭武と優花とは仲良くなった。

 

・明智光秀 一章から登場 原作キャラ

織田家臣で元道三の小姓。長良川の戦いで道三側に味方して美濃から離れるが、信奈が美濃を手に入れた後に家臣になる。上洛案の立案者で上洛戦で井ノ口と並んで大活躍し、清水寺では琴平姉弟と協力して寡兵で松永軍を防いだ。

 

・柴田勝家 二章から登場 原作キャラ

織田家の家老で尾張最強の武将だが、脳筋。

 

・丹羽長秀 二章から登場 原作キャラ

織田家の家老で信奈のお姉さん役。物事に逐一点数をつける奇癖を持っている。

 

・前田犬千代 二章から登場 原作キャラ

織田家臣。寡黙な性格で武に優れる。半兵衛調略に行く良晴に同行した。

 

・斎藤道三 一章から登場 原作キャラ

美濃の蝮とあだ名される梟雄で信奈の義父。

昭武と桜夜の戦略に感銘を受け、濃飛同盟を結ぶ。

八日町の戦い後、義龍に謀叛を起こされ、稲葉山城を追放される。再起を図るため長良川で義龍と戦うも敗北。良晴たちの手引きで尾張に亡命した。

 

・斎藤利治(新五) 一章から登場 史実武将

統率78 武力66 知略71 政治60

道三の息子で信奈の義弟にして佐藤忠能の養子。

真面目な性格。

長良川の戦いの際に道三側に味方する。道三が敗北すると熊野家を頼り、稲葉山城に復帰するために昭武たちと共に中濃に攻め込む。加治田城が織田領になったため、織田家に仕える。

 

・佐藤忠能 二章から登場 史実武将

統率 65 武力53 知略61 政治73

中濃三城の一つ、加治田城主。熊野・斎藤連合軍に協力する。

本人は保身のために長良川の戦いでは義龍側につくが、本音は下剋上が好き。

 

・佐藤忠康 二章のみ登場 史実武将

統率66 武力71 知略50 政治51

忠能の息子。加治田城で半兵衛と戦い、討ち死にする。

 

・佐藤堅忠 二章で登場 史実武将

統率60武力45 知略68 政治74

忠能の一族の姫武将。忠康死後、利治に嫁ぐ。嫁いだ後は加治田軍の副将として活躍する。

 

・湯浅讃岐(新六) 二章から登場 史実武将

統率65 武力84 知略44

加治田城所属の一兵士。槍さばきに定評がある。加治田城の戦いの際、忠康が討たれてバラバラになった加治田城兵をまとめ上げて半兵衛に突っ込み、連合軍の勝利に大きく貢献する。戦後、侍大将になり利治の家臣になる。

 

・蜂須賀五右衛門 二章から登場 原作キャラ

良晴の忍びで川賊・川並衆の頭領。三十字以上でかみかみになる。なお今作では三十字以降のかみかみ加減が原作以上に激しい気がする。

墨俣の戦いで良晴をかばって銃弾を受けた。

 

・竹中半兵衛 二章から登場 原作キャラ

美濃随一の陰陽師軍師。ゆえあって戦場では影武者に式神を使っている。織田勢を十面埋伏の計、石兵八陣を用いて二度撃退するが、加治田城の戦いでは優花と桜夜の策と予想もしていなかった讃岐の突撃により敗れた。良晴たちに調略された際、献身的に信奈に仕える良晴に惹かれて良晴家臣になる。

 

・安藤守就 二章から登場 原作キャラ

西美濃三人衆筆頭。半兵衛の叔父。

長良川の戦いの際、義龍政権に付くも自らが道三の片腕だったため、長井道利などと比べると重用されなかった。そのことがきっかけで姪の半兵衛を義龍政権に出仕させる。半兵衛の調略の際に浅井長政に誘拐された。

 

・松永久秀 三章から登場 原作キャラ

天下三大悪人の一人で多聞山城主。

三好長慶死後、足利義輝を襲撃し三好三人衆との戦いで東大寺を焼くなど畿内で大暴れする。

大和で筒井順慶を倒し、その股肱之臣であった島左近を多聞山城で抑留し、宗厳を従属させた。傀儡使い。

清水寺の戦いの後、信奈に降伏する。

 

・結城忠正 三章から登場 史実武将

統率70 武力83 知略81 政治52 (全能力降霊術で更に増加)

松永家臣で降霊術師にして剣豪であり、学者でもあるという多才な武将。

伏見で昭武たちを迎撃し昭武たちを大いに苦しめたが、昭武の一太刀で術を維持できなくなり敗れる。

 

・筒井順慶 三章から登場 史実武将

統率75 武力70 知略76 政治81

前筒井城主。島左近の救出を昭武に依頼した。

亡国の姫大名だが気概は失っていない。生き延びなければならない立場だったとはいえ、左近を置き捨てて戦場を離脱したことに強い罪悪感を持っていた。行動がわりと荒唐無稽で昭武から指揮権を脅し取ったこともある。清水寺の戦い後、信奈に臣従。

 

・稲葉一鉄 二章から登場 原作キャラ

西美濃三人衆。墨俣の戦いで良晴に寝返る。半兵衛の将来を嘱望していた。頑固一徹の語源。

 

・氏家卜全 二章から登場 原作キャラ

西美濃三人衆。墨俣の戦いで一鉄と行動を共にする。同じく半兵衛の将来を嘱望していた。

 

○浅井家

・浅井長政 二章より登場 原作キャラ

近江の大名。信奈に愛のない政略結婚を申し込む。稲葉山城を織田家と連合軍に盗られることを恐れ半兵衛の調略に参加するも、良晴と昭武のせいでペースを乱された末に守就を攫い無理やりに半兵衛を家臣にしようとするが失敗。信奈が美濃を抑えると原作通り盟を結んだ。

四章になると原作通り久政に家督を剥奪される。

 

・浅井久政 四章より登場 原作キャラ

浅井家先代。浅井に無通知で朝倉を攻めたことに憤り、長政から家督を奪取した。

 

○美濃・義龍政権

・斎藤義龍 一章から登場 原作キャラ

道三の息子だが、土岐頼芸の息子であるという風聞がある。道三と仲が悪い。道三が信奈に美濃を譲ろうとしたことに反発して謀叛を起こす。墨俣の戦いで奮戦するが、井ノ口郊外で連合軍に捕らわれた。戦後、信奈によって放逐される。

 

・岸信周 二章のみ登場 史実武将

統率83 武力82 知略77 政治42

中濃三城の一つ、堂洞城主。道三が下剋上した時から戦ってきた猛将で、道三と信奈の父、織田信秀が戦った加納口の戦いでは信奈の従兄を討ち取った。堂洞合戦では昭武達からの内通や降伏勧告をことごとく跳ね除け、徹底抗戦する。最期は妻の坂額と刺し違えて死亡した。

 

・坂額 二章のみ登場 準史実武将

統率58 武力68 知力41 政治39

信周の妻。堂洞合戦の際、自ら刀をとって戦う。最期は辞世の句を詠み信周と刺し違えた。

史実では信周の妻とだけ書かれているが、今作では刀をとって戦う様が平安時代の女武者坂額に例えられていたので坂額と名付けた。

 

・岸信房 二章のみ登場 史実武将

統率71 武力75 知略45 政治36

信周の息子。内通を拒否する際に覚悟を見せつけるために実子を殺した。堂洞合戦では北をまもっていたが、兵が継戦不能になり自らも傷を負っていたので自害した。

 

・長井道利 二章から登場 史実武将

統率51 武力39 知略79 政治71

中濃三城の一つ、関城主。中濃三城による同盟を主導する。

堂洞合戦では援兵を率いて後詰めするが、昭武に奇襲をかけられて潰走した。加治田城の戦いで義龍、半兵衛と共に戦うが、敗北。戦後、関城で籠城の準備を進める。稲葉山城で半兵衛をいぢめ、半兵衛が式神を大量召喚した際にどさくさに紛れて白雲斎に暗殺される。

 

○長尾(上杉)家

・宇佐美定満 雷源伝から登場 原作キャラ

越後一の軍師で雷源の親友。為景に対して反旗を翻すも失敗。戦後為景に降伏した。原作では謙信が生まれた時には為景の元にいたが、今作では謙信が生まれてしばらくしてから降伏した。(そういうことにしないと昭武達の年齢がおかしなことになってしまうため)

四章でいよいよ雷源らとの対決が迫り、少し心が惑っている。

尻垂坂の戦いでも迷っていたが、直江大和が討たれ、景虎までもが雷源に討ち取られようとした時についに決断。

雷源の胸を貫き、討ち取った。

 

 

・長尾景虎 三章から登場 原作キャラ

為景の娘で越後国主。越後の龍、軍神と称される不世出の戦巧者。

昭武の夢の起点ともいえる人物。

彼女の姿を戦場で認めた時、復讐に逸っていた昭武は目が覚めた。

尻垂坂の戦いでは、雷源との壮絶な一騎打ちにより虚弱な身体が保たず、昏倒する。

 

・直江大和 三章から登場 原作キャラ

長尾家臣。定満と共に景虎を育てた。

尻垂坂の戦いで景虎を庇い、討ち死に。

最期に兼続へ景虎を託した。

 

・直江兼続 四章から登場 原作キャラ

長尾家臣。宇佐美と直江大和に育てられた。

戦の経験はまだ浅く、尻垂坂の戦いでは大和の死に動揺して何も出来なかった。

 

○加賀衆

・杉浦玄仁 雷源伝から登場 史実武将

統率80 武力78 知力65 政治59

加賀にゃん向一揆衆の頭目。為景を討った後の熊野一党を率いれるが、雷源の声望に恐怖を抱き、雷源の移住の際に討伐軍を差し向けた。にゃん向宗に全てを捧げた姫武将。竜田派を毛嫌いしている。

狂信者という表情は、門徒たちに別離の苦しみを紛らわせるために示した仮面である。玄仁は教団を否定することができず、雷源や広幸が断じたように偽善に過ぎないが、それでも救われた人はいると信じ、道化を演じている。

 

 

○能登畠山家・渡辺町衆

・竜田広幸 雷源伝から登場 完全オリジナル

元加賀にゃん向一揆衆の将。

一時的に雷源と共に行動する。

雷源が加賀衆を辞めたのち、反旗を翻すも失敗。

能登に逃れて渡光総とともに渡辺町を作る。

 

・渡光教 北陸十年史編から登場 完全オリジナル

統率91 武力82 知略96 政治85

渡光総の息子。

知略に優れた将で、重泰が教育係であったために銃への造詣も深い。

押水の戦いで初陣を果たす。竜田派の禁制に反抗することを決意し、渡辺町での決戦を目論み勝利。戦後能登最大の勢力になる。

渡辺町の戦いの後は三年で能登を平定する。

熊野家に対しては警戒心を持っており、金ヶ崎の退き口では援兵として穂高を派遣する。

北陸大戦では地の利と外交、海運を駆使し、自軍に五倍する連合軍を撃退した。

 

・穂高正文 北陸十年史編から登場 完全オリジナル

統率87 武力93 知略58 政治34

元小笠原家臣。光教と同年齢で作者曰くシリアスブレイカー

武田晴信の松本平平定に最後まで反抗した勇将で、居城失陥後は雷源を頼り平湯村に向かう。しかし雷源に仕官を断られて奨められるがままに渡辺町に流れて渡家に仕官する。端正な顔立ちだが、酒癖が悪く女好き。

渡辺町では新参者だが、すでに光教の右腕の地位を確立した。

北陸大戦では、副将の島々直成と協力し越中軍を防ぎきった。

 

・島々直成

統率83 武力61 知力71 政治50

穂高の副将。

堅実な用兵を得意とする。だが、即戦即決は苦手で、そこを突かれて昭武たちの荒山峠からの撤退を許した。

 

・下間頼廉 北陸十年史編から登場 史実武将

竜田御坊住職。

はじめ石山本猫寺の重鎮であったが、教団の変質に心を痛めていた。

その時、広幸に出会い、雷源の宗教観を聞かされて本猫寺がもはや歴史的な役割を終えたと悟り、竜田御坊住職の話を受けた。

渡辺町の戦いでは、籠城戦の指揮をとった。

 

・鈴木重泰 北陸十年史編から登場 史実武将

光教の教育係。光教より二歳年上。

頼廉に付き従って渡辺町に居つく。

北陸に鉄砲をもたらした。

 

・畠山義綱 北陸十年史編から登場 史実武将

義総の娘にして義続の妹。

加能越一の美少女と名高い才媛。

影の内閣を構築して中央集権を目指している。が、続光の離間により妨げられ再起のために能登を退去する。

四章では、熊野家と加賀衆を糾合してついに能登奪還に打って出る。が、光教に負けた。夢破れ、死を選ぼうとしたが玄仁に喝破され押し止まる。

 

 

・飯川光誠 北陸十年史編から登場 史実武将

畠山家臣。義綱の教育係。

光教と同い年で義綱の影の内閣の一人。

義綱に引けを取らない美少女としても知られる。

義綱に能登退去を進言した。

 

・長続連 北陸十年史編から登場 史実武将

畠山家臣。押水の戦いで光総と共に行動する。

所領が渡辺町の隣の穴水城で義綱の影の内閣の一人。

竜田派禁制以後は渡辺町側に着く。目的はお家の発展。

 

・長教連 四章から登場 半史実半オリジナル武将

光教の家臣で続連の娘。

元は長綱連と名乗っていたが、渡辺町の戦い後に改名した。

 

○北陸の武将

 

・神保長職 三章から登場 史実武将

越中最大の武家。越中にゃんこう一揆衆とは対立していたが、長尾家や加賀衆に対抗する為に手を結ぶ。

尻垂坂の戦いでは、椎名康胤と激しく戦い合う。

 

・朝倉義景 四章から登場 原作キャラ

事跡は原作と変わらず。

 

・正覚院豪盛 四章から登場 原作キャラ

事跡は原作と変わらず。

 

・土御門久脩 四章から登場 原作キャラ

事跡の大筋は原作と変わらないが、金ヶ崎の退き口の際に白雲斎に式神軍団を一蹴されたため、半兵衛に加えて白雲斎にも敵意を持つようになる。

 

○畿内の武将

・六角義賢 三章から登場 原作キャラ

六角家当主で観音寺城主。

上洛の際に織田連盟に支城を全て落とされ、観音寺城を明け渡した。

 

・今井宗久 三章から登場 原作キャラ

堺の豪商。たまにたこ焼き屋台のおっちゃん。

名物対決でたこ焼きの独占権を手放すが、代わりに良晴が思いついた揚げたこ焼きを独占した。堺の中では信奈寄り。

 

・津田宗及 三章から登場 原作キャラ

堺の豪商。ライバルである宗久とは真逆の神経質な性格。

名物対決での光秀の大ポカを他の会合衆を買収して尻拭いするはめになった。光秀とは知己。

 

・半田為五郎 三章から登場 完全オリジナル

堺の豪商で秋貞の知り合い。青田買いが好きで明智光秀や昭武に入れ込み、馬鈴薯が食用に耐えることを示す手伝いをした。このことから熊野家と太いパイプを持つようになる。

 

・納屋助左衛門 三章から登場 史実武将

堺の豪商で為五郎の盟友。今井宗久の納屋で奉公している間に各地を回ったため方言ごちゃ混ぜで喋る。

 

・伊賀崎道順 三章から登場 史実武将

伊賀出身の雇われ忍びで忍びの世界では指折りの攻城巧者。

久秀に雇われて多聞山城の地下牢を守備するが昭武に敗北し、遁走した。

苦無の扱いにも長けている。

 

・琴平宗方 三章から登場 完全オリジナル

やまと御所参議にして桜夜、宗晴の実父。

飛騨に下向していた時に雷源と知り合い、一時期学び舎の講師をする。熊野家が上洛すると関白・近衛前久に上奏して熊野家の主な武将に官位を与えた。

 





術などの独自設定
*童子切安綱についての設定
酒呑童子を斬ったことから刀身に陰陽道と同質の気が宿ったために式神や傀儡などを斬ることができる、退魔刀としての性質を持つようになった。
宿った気は強固で数百年経っても落ちない。

*降霊術についての設定
・術者が霊に自らの身体を貸し出す。
・霊は生前と比べるとやや劣化する。
・口寄せした霊の格が高ければ高いほど維持するのに術者の体力をより多く消費する。
・武力は術者の身体に依存し、知識は霊と術者の知識の両方を使える。(だから項羽とか呂布を口寄せしてもあまり意味ない)
・頑張っても二日しか持たない。

*傀儡についての独自解釈
・術者と傀儡の情報伝達は術者の気で作られた回線で行われる。
・回線を作る時は術者と人形は近いところにいなければならない。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。