「ダダン!! 出てこい!!」
開いたドアから出て来たのはダダンさんだ!ダダンさんって意外といい人なんだよね。
ここら辺は原作どうりガープさんがダダンさんを脅して私とルフィを育てるように言って、
「どうせ怪物なんだろ!?あのガキも小娘も!!」
私、今怪物呼ばわれされたよ、怪物じゃないのに酷いなガープさんが保護者ってだけで。
あっエースが帰ってきた、十歳であんなに大きな野牛を獲ってこれるなんて、私なんてあと十年経っても出来る気がしないよ
「あいつがエースじゃ歳はルフィより3つ上、アスより2つ下、今日からこいつらと一緒に暮らすんじゃ仲良うせい!」
「う!!」
「………」
「分かったわ」
ガープさんが帰ってから私達はご飯を食べている。
ダダンさんから仕事と保証をもらった、掃除・洗濯・クツ磨き・武器磨き・窃盗・略奪・サギ人殺しと言ったお仕事に1日に一回の茶碗一杯の米とコップ一杯の水と言う保証だった。
うん、知っていたけどこれは過酷だね。
食料をどうにかして手に入れないとね。
山で獲るのは無理だし、やっぱ持ってきたお金で買うしかないか…本を買う資金がぁー
あ、ルフィがエースを追いかけて行った。
さて、こっちも行動開始
「ダダンさん」
「何だい?お前も追いかけて行くのか?」
「いいえ、仕事はするわ、住ませて貰うもの けど窃盗・略奪・サギ人殺しはしないわ 捕まりたくないの それと誰か町への道を案内して」
「町になんか行って何する気だい?」
「食料と本を買うのよ」
「買うって言ったってお金はどうするんだい?」
「お金はあるわ そうね、今あるのは1000万ぐらいかしら」
「な なんでそんな大金なんか持ってるんだい?」
「たまたま殺した海賊が賞金首だったのよ」
「分かったよ、ドグラ!!案内してやれ」
「分かったニューお頭」
「ありがと 帰ったら仕事するわ」
そして辛い山道を歩いてついに私は『ゴア王国』下町についた。
ほんっと疲れた、早く本屋さんに言ってこの疲れを癒さないと
「ここにゅーは貴族がおるかもしれからきーつけろよ」
「大丈夫よ もしからまれても権力でねじ伏せるから」
「権力ってゆーて…」
「じゃあ帰っていいわよ」
こうして私は自由を手に入れて下町の本屋さんを満喫するのだった。
日が暮れる少し前、買ったばかりの本を読みながら山道を帰っていると木の上にいるエースとサボを見つけた。
海賊貯金でもしまっているんだろう。
じっと見つめていると気が付かれた。
そして木に縄で縛り付けられた。
え なんでなの!?