ONEPIECEの世界で大切なものを   作:与麻奴良 カクヤ

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31 「31ページ目 いつぞやの日」

 「ねえ、私がこの前食べた悪魔の実でエイちゃんの力を使う事が大体出来る様になったけど実体化はできないの?」

グランドラインにある無人島で私はこの前偶然食べた悪魔の実を使いエイフィアの力を最大限まで操る練習をしていた。

てかこれ絶対に私を転生させた神様のイタズラでしょ。そんなに私が頑張ってるのを見るのが好きか?!」

(まぁそう言うでない。その神とやらには妾は感謝をしておる)

あれ?いつの間にか声に出てたらしい。

私はこれまでに二重人格さんと話しが出来るまで成長していた。二重人格さんはエイフィアと言う名前で世界の王の娘だという。世界の王?天竜人のこと?って聞いてみたら逆に誰じゃそれは?と返された。どうやら私の知っているワンピースの世界にないものらしい。ちなみにエイフィアと呼ぶと私のこの世界の名前のソフィアと重なるのでエイちゃんと呼んでいる。

それにしてもここが無人島じゃないとエイちゃんと中々喋れないんだよね。傍から見ると見えない人と喋ってる変人だからね、こんなのが町にいたら私だったらいや私じゃなくても話しかけない。早く心の声でも話せる様にならないといけないのが課題でーす。まぁなんとかなると思う。

 かなりの話しが逸れてしまった。

「は?なんでエイちゃんが会ったこともない神様に感謝しているの?」

(エイちゃんと言うでない!それはじゃな、あくまで妾の推測なんじゃが、貴様の話しを聞くと元々ソフィア・ツァーリとして生まれるはずじゃったのが妾なのじゃ。そこにこの世界に転生してきた貴様が入り込んで来て妾が二重人格となったと妾はそう考えておる。)

「なんでエイちゃんは自分が元々ソフィアとして生まれて来ることを知ってるの?でも、まあそれだと神様に感謝するよりむしろ恨むんじゃない?動きを制限されるんだし。そこのところどうなの?」

(そうじゃな。そこまでじゃと妾も神とやらを恨んでおった。じゃが貴様が悪魔の実で妾を実体化出来るかもしれんとなったら恨みなど吹き飛んだぞ。)

「初めの質問には答えてくれないんだ…。実体化の方がいいの?」

実体化した方が元の体で動けるからの。それと実体化についてじゃが体力がまだ足りんと妾は思うとる。まあ貴様の場合本を読み貯めれば済む話しじゃろう。)

「そうかな?だったらこのままエースの処刑日までずっと本を読んで過ごそう。」

「ダメに決まっておるわ。そんな事しておったら体力の方は心配ないが動けんであろうが。」

 

 


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