ONEPIECEの世界で大切なものを   作:与麻奴良 カクヤ

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3 「3ページ目 王族での生活」

 私は神様にリクエストした通りに王族に生まれ変わってから10年の年月が経った。

 

 

 

私の一日はメイドさんに起こされるところから始まる、というか起こされるまで起きられない (一度、本の続きが気になって早くから起きていたら怒られた)王族って以外とめんどくさい。

そして起こされたら着替えさせられる、そう着替えさせられるのだ。

始めは小さいからだと思っていたがどうやら自分の思っていた王族とは違うようだ。

私の生まれた家、ツァーリ家は小さな島(と言っても北海道ぐらいの広さはある)を統一する王家で国民の信頼性はほどほどにある。

この家では、服を着替えさせられるのも、身の回りのことも、物を持つのも、お風呂で体を洗うのも、自分が絶対にしないといけない事以外は全て使用人の仕事なのだ。

私には二人の専用の使用人がいる。

私が女の子(性別転換しなくてよかった~)なので使用人も二人とも女性なのでメイドさんだ。

華やかな服に着替えた私は、ベテランのおばあちゃんメイド、アゲスを連れ朝食の為食堂へ向かう。

食堂に着くと三人の家族が席についていた。

「おはようございます。少し遅れました。」

そう言い決められた席に着くと

「ああぁ~ 私の天使ソフィーちゃん、少し遅いから心配したのよ」

初めに反応したのがウェリ・ツァーリ私のお母さんだ少しばかり親ばかなところがある。現在の王妃だ。

「遅いぞソフィア、父上と母上を待たせるな。」

次に反応したのは、第一王子のイジュン・ツァーリ、私のお兄さんだ。

私の一つ上でこの年から王子の自覚があり、頭が少し堅い。

「そう怒るな、イジュン ソフィア 気にすることはない」

イジュンに怒られた私に気にするな、と言うのは現国王である。

ヘヴァン・ツァーリ、私のお父さんだ。

私が早く本が読みたくて、歩くことやしゃべりだすのも、文字を読み書きできる様になったのも一般的よりかなり早くから出来た事により私に期待している。(期待していると言うのも次期王女として)

しかもこのカラダは記憶力よく頭の回転がよく運動以外はハイスペックで何でもできてしまう。

これにより私は、天才を演じないといけなくキツイ、まぁある程度の自由が認められているのだが……図書室に引きこもりたい。

「むぅぅ おはよ くぅーーーZzzz」

最後にメイドさんにせかされ入ってき椅子に座りまた寝たのがセア・ツァーリ、私の三つ上のお姉さんだ。

前の世界だったら家でダラダラとゲームをしたり漫画を読んだりしてポテチを食べていそうな性格なお姉さんだ。

私はこんな個性豊かな王家の末っ子、ソフィア・ツァーリとして暮らしている。

全員が揃い朝食を食べ終わると私とお兄さんとお姉さんは勉強時間だ。

勉強部屋に移動し先生が帝王学、経済学、法学、兵法、歴史、地理、数学、語学など王になるための知識を詰め込まれる。

ここでの内容は語学と数学は前世でやっているので難なくクリア、経済学、法学、は教科書や参考書を読むのと前世の知識でクリア、帝王学と兵法は前世では学べなかったので本が読めて新しい知識が増え楽しくクリア、歴史と地理はこの世界にしかないことなので特に勉強してクリアと言うことで今年ノルマは終わったのでそれぞれの分野を少しずつ来年のノルマをこなしている。

私はいいとしてイジュンとセアはどうだろうか

イジュンは悪くないのだけど私がハイスペックなので私より少し遅れている。

こっちはいいとして問題はセアだ、まるでやる気がない内容は全部まだ初歩で机に頬杖ついて寝ていて先生を困らせている。

まぁ私に関係ないことだ、ここで勉強をし始めて一つ驚くべき事に気が付いた私は前世で大人気のマンガ『ワンピース』の世界に転生している事だ。

初めは似たような世界かな~と思っていたが偉大なる航路(グランド・ライン)とか天竜人などが地理と歴史に出てきて否定できなくなった。

まぁ私には関係ないはずだ。

お昼まで勉強すると各自お昼ご飯をとると私には夜まで自由時間だ。

やっとこの時間がやってきた、勿論図書室にこっもて本を読みあさる、勉強時間は参考書などを読むがこの時間は文学本や童話、冒険記など物語を読む。

これだよ、これ、私はこの時間の為に真面目にやっている。

幸福な時間と言うのもすぐに終わる。夜になると朝食と同じように家族全員で食事をとる。

ここでお父さんが最近はどうだ?とか聞いてくる。

夕食が終わるとお風呂に入らされ体を洗わせられて部屋に戻りベッドに入らされる。

これで私の一日が終わる。

 

 

 

 

 

 

しかし幸せな生活は突然に壊れていく

 「海賊だ~~!!海賊がきたぞ~~~~~!!!!」

死亡フラグきちゃったよ 神様のイジワル さてどうしようか?

 

 

 


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