「『麦わらのルフィ天竜人を殴る』か、そろそろ頃合いかな?」
ある島のカフェのテラスで新聞を読んでいた私は目印となる記事を見つけた。
(なんじゃもうそんな時期か早く我も頂上戦争とやらで暴れてみたいぞ)
「はいはい、大将と戦う事になったら嫌でも力を借りるからそれまで我慢して。じゃあ移動するからね」
私は能力を発動させてカフェのテラスから消えた。
「お前の父親は海賊王ゴールド・ロジャーだ」
(時間じゃぞ)
「もうちょっと待って」
ペラ、ペラ、ペラ
(おい)
「あと100ページ」
(本など読んどる場合か!?)
「集中力を上げているのよ」
(もう十分じゃろ!1週間もぶっ通しで読み続けておって)
「終わったから出るよ」
私は能力で異空間を作りそこで集中力上げもとい読書をカフェのテラスで新聞を見た日からしていた。
やっぱり読書はいいルーティンになったね。
これなら戦争が終わるまで能力をフルに発動出来るはず。
これならエースを絶対に救える。
(さっさとするのじゃ)
「ハイハイ」
エイちゃんにせかされるのでそろそろこの空間からでますかね。
能力を使い海軍本部マリンフォードの湾内に出た。
私の造った異空間は見聞色でも気づけない。
よって出てくる前兆が完全にない。
完全に不意に出て来た私、海軍側は一瞬静まり返ってしまうがすぐにざわめきだした。
絵で見るのと実際に肉眼で見るのは全然迫力が違う。
約10万人の海軍の精鋭を目の前に私は動けないでいた。
大丈夫、大丈夫、海軍側の動きは大体知っている。
私はそれを見て落ち着いて対処すれば必ずエースを救う事ができる。
まずは
「私はアスそこにいるエースの義姉よ。私はあなた達と交渉をしに来た。私の要求はただ一つエースを解放する事そうすれば実力行使は止めるわ」
まずはやっぱり平和交渉だよね。戦争が起こらないのならそのほうがいいからね。
「アス、悪いがそれはできん話しだ。」
ですよね~私の要求はセンゴクさんに即却下された。
まぁ元々通るとは思ってもいなかったしね。
さてこれからどう動こうかと考えていると急に私の真下、海面から船が出て来た。
これらの事を考えていた私は船、モビーディック号に突き上げられ船首に転げ落ちた。
イテテ、急だったから受け身が取れずにおしりから落ちちゃったよ。
おしりを撫でていると隣で「グラララララ!!」なんて聞こえた。
まさか?と思い横を向くと居た。
私がまた別の事に気を取られている内に隣りまで来ていた。
世界最強の男“白ひげ”エドワード・ニューゲート
初めての会う世界最強なのに私は今この男に文句を言いたい。