おかしい、私は火事の中を走り抜けながらそう思ったのは三度目もの異常な体験を思い出していたからだ。
一度目は見聞色の覇気、なぜ今になって使えるようになったのかは分からないけどこれは急に開花する事があったはずだ。でもきっかけが分からない。
二度目は壁を飛び越したジャンプ、お昼すぎに色んな所を使って逃げ出した時にはこんなにも跳べなかった。
三度目は炎に触っても熱いと感じるが火傷をしなかった。
これには思い当たる節がある。
確か武装色の覇気を鍛えると皮膚に見えない鎧をしているみたいになるんだっけ。
一気に二つの覇気の発動にいきなりの身体強化、なぜ今になって?
本は関係がないはずだ、関係していたら別人格さんが出てきて私の意識はなくなるはずだから説明が付かない。
あれこれ考えていると見聞色で見えていたエースとダダンさんの所にたどり着いた。
原作どうり中間の森の川縁にいた
「やっと見つけたエース、ルフィは何処?」
「アス逃げてこれたんだな!ルフィは他の奴らと一緒だ。あれサボは一緒じゃないのか?」
「うん ちょっとあってね でも町にいるから無事よ」
「そうか………」
「それとこれ、ダダンさん火傷してるでしょう」
私は拝借した薬品を取り出すが
「絶対に足らないな。」
「まさかここまで酷い状態だと思わなかったわ」
「ブルージャムと戦ったんだ。何とか倒したんだが火に道を塞がれてて何とかここまで来れたんだ。」
「大変だったのね。さて早くダダンさんを回復させないと」
「ああ、そうだな」
それから数日間、私達はダダンさんの命を繋ぐ為に色んな事をした。
そしてダダンさんの容態がまだ動けないけどだいぶ良くなったのでエースが家に運んでいる。
その時私は町にいた。
エースとダダンさんが家に帰る時に話さなければいけない人がいる。
見聞色で見つけてそこに行くと目的の人は船を出す準備をしていた。
「サボ…行くのね」
「あぁ、アスか………悪いけどおれは一足先に海へ出ようと思う。」
「自由をつかめるといいわね」
「じゃあもう行くから…またいつか会おう。手紙を出したけどエースとルフィに伝えておいてくれ。」
「分かったわ12年後にまた会いましょう。」
そう言って私はサボの船を押して海に送り出す。
そしてサボは天竜人の艦の前を横切って砲撃により沈めさせられた。
こうなると分かっていたのに……………………………
サボは革命軍に助けられるって分かってるのだけど
サボを撃ったあいつがにくい
コロシテヤル