IS 復讐の海兵   作:リベンジャー

4 / 19
すいません。宣言から一日遅れてしまって、反省しております。

そして、気づけばお気に入り登録100件越え!
登録してくださった皆さん本当にありがとうございます。


愚かな女尊男卑者 セシリアオルコット

その後の授業は、はっきり言って退屈で時間の無駄としか言いようが無かった。興味が全く無いうえに大嫌いなISの授業なのだから当然ではあるのだが、これなら鍛錬でもしていた方が余程有意義だ。

 

そんな中で山田先生の授業だけは楽しめた。あの馬夏は気付いてねえが、他の教師は女尊男卑主義者特有の人間が腐った匂いがしやがる。おまけに、授業中にこちらを見る時に明らかに見下した目で見るか、蔑んだ目で見てきやがり、気分が悪いことこの上ない。

 

しかし山田先生はそんな気配を感じさせることは無いので、こちらも気分良く授業を受けることが出来た。あのゴミ教師が補佐についてるのは気に入らねえがな。

 

「此処までで誰か解らない人はいませんか?」

 

山田先生は周囲を見渡し俺の方に視線を向けた。

 

「ソレイユ君、此処までで解らない所はありませんか?」

「ハイ、大丈夫です!すべて理解出来てます」

「そうですか、それは良かったです」

 

他の教師だったらこういう風に心配してくれることなどねえな。

「織斑君はどうですか?どこか解らない所は有りませんか?」

 

「え、え~と全部解りません」

 

馬夏の言葉に俺はガクッとなった。周囲を見渡せば周りも同じような状態になっている。どこをどうすればこの解りやすい授業が解らないというのだろうか。

 

「ぜ、全部ですか・・・」

 

あの馬夏の言葉に山田先生はショックを受けているようだ。自分の授業を全否定されたようなものなのだから当然だろう。

 

直後にあのゴミ教師が、織斑に対して入学前に渡された参考書はどうしたと聞くと、あの馬夏は「古い電話帳と間違えて捨てた」と答えた。その後出席簿で馬夏は殴られた。

 

俺は完全に呆れていた。どこの世界にこれから必要になる教材を間違えて捨てる馬鹿がいるのか。海軍でこんな馬鹿な事をしようものなら即座に懲罰物である。

 

「仕方ない。ソレイユ、おまえが織斑に参考書の内容を教えろ。男同士で聞きやすいだろうしな」

 

とんでもない事を言ってくれる、さすがゴミ教師だ。俺は日本支部の連中の訓練指導役も元帥から仰せつかってるんだ。こんな奴の面倒なんて見る時間なんて無い。

 

「断る」

「なに・・・」

「俺はこの学園の近くにある、海軍日本支部の訓練指導役を元帥から仰せつかってるんだ。残念ながらこいつの先生役なんてやる時間はねえな」

 

そう返してやるとあのゴミ教師はこちらを睨んできやがった。

 

「え~、そんな事言うなよ。俺達友達じゃないか」

 

あの馬夏も馬夏でとんでもない事を言い出しやがった。いつ俺がお前と友達になったんだよ!

 

「おまえの言い分は解った。だが、こいつに参考書の内容を教える時間ぐらいは作れるだろう」

「・・・はあ~しょうがねえなあ。ハッキリ言ってやるよ」

「何だ?」

「馬夏にかけてやる時間はねえんだよ!」

 

その一言に奴は初め面を喰らっていたが、すぐに顔を怒りに染めた

 

「貴様・・・どういう意味だそれは!」

「一夏に何てことを言うのだ、貴様!」

 

あのゴミまで絡んできやがった。うっとおしい事このうえねえな。

 

「言葉通りの意味だ。こいつが参考書を捨てたのは、こいつのミスだ。何故、俺がこいつのミスの尻拭いをしなければならない。参考書を無くしたのならば気付いた時点ですぐに再発行を頼むべきだったんだ。どうやらこいつはそれもしてないようだな。自分がすべき事もしてないような人間なんぞにかけてやる時間は無い。それと織斑一夏!」

「な、何だよ・・・」

「お前は俺の事を友達だと言ったが、俺は貴様なんぞと友達になった覚えはない!」

「そ、そんな事言うなよ!男子は俺達二人しかいないんだから、俺達助け合って・・・」

「お前のような温室育ちの奴となれ合うつもりは無い!」

「・・・そうかよ」

 

馬夏は不貞腐れたように向こうを向いた。言いたいことが言えて、すっきりしたぜ。

 

その後、あのゴミ教師はあの馬夏に参考書の内容を一週間で覚えて来いと言い話は終わった。あのモップ女は終始俺を睨んでいやがった。

 

しかし山田先生には悪いことをした。あの騒動の最中にずっとオロオロしてたからな。後で、詫びを入れとくか。

 

 

今日の授業はこれで終わりのようだ。最後の授業はゴミ教師の受け持ちだったのは気分が悪い。ああ、長かった。さっさとに海軍日本支部に戻って元帥に連絡して休むぞ。

 

「そう言えば大事な事を忘れていた。再来週にクラス対抗戦があるのだが、その対抗戦に出る為のクラス代表を決めなければならない。クラス代表に選ばれた者はクラス代表戦以外にも様々な仕事を受け持つことになる。一年間は変わらないと思え」

 

そう思っていた矢先、ゴミ教師がまた火種を打ち込みやがった。

 

面倒な事この上ないな。さっきも言ったが俺は軍の仕事もあるし、この国にある支部の教官もしなければならないんだ。そんな事の為に時間を割くつもりは無い。

 

「誰か立候補者はいないか?推薦でも構わんぞ」

 

「はい!私は織斑君を推薦します!」

 

あいつが推薦されたか。まあ、物珍しさで推薦されたんだろう。女ばっかりの場所で男は珍しいからな。

 

「え、お、俺!!」

 

今頃気付いたのかよ、鈍臭い奴だな。

 

「はい!私はソレイユ君を推薦します!!」

 

ッチ!馬鹿女が推薦しやがった!あいつが推薦された時点でこうなるだろうとは思ったが出来れば外れて欲しかったぜ。

 

「あー悪いが俺は辞退させてもらう。軍の仕事などで忙しいので・・・」

「却下だ。推薦された者に拒否権は無い、辞退は許さん」

 

俺が拒否しようとしたら。ゴミ教師が却下しやがった!こいつ本当に教師かよ!あの屑共に匹敵する暴君だぜ!俺は軍の仕事があるとさっきの授業で言っただろうが!

 

「では、候補者は織斑とソレイユの二人という事に・・・」

 

どうやって断ろうかと俺が考えていると「納得いきませんわ!」と大きな声がしたかと思うと、セシリア・オルコットとかいう奴が突然立ち上がった。あの女尊男卑主義者のことだ、大方見下してる男がクラス代表になるのが気に入らないんだろう。

俺はさっきは忘れていたが、今回は忘れずに映像録画電々虫と録音電々虫を奴等には分からない様にセットした。

 

「男がクラス代表なんて恥晒しですわ!本来なら今の時点で専用機を持ち、実力がトップであるイギリスの代表候補生である私がクラス代表になるのは当然ですわ!珍しいというだけで男なんかがクラス代表に選ばれるなんて困りますわ!極東の国の猿がクラス代表だなんて私はとても耐えられませんわ!」

 

俺の想像通り出るわ出るわ差別発言の数々。これ、公になればかなり不味い問題発言なんじゃねえのか。さっきこいつは自分が代表候補性だと大威張りで言ってたが、自分の地位ってもんが解って発言してんのかね。

 

大体そんなに言うんだったら初めから自分が立候補しろよ。

 

「イギリスだって大したお国自慢ないだろう!世界一不味い料理何年覇者だよ!!」

 

馬夏が言い返しやがった。また面倒なことが起きるな。

 

俺の予想通り、それからはセシリアオルコット・・・ああめんどい!腐れ貴族でいいか。腐れ貴族と馬夏の言い争いがヒートアップして行き、ISで決着をつけることになったようだ。そして今、馬夏がハンデの話をして、クラス全員に馬鹿にされている。

 

そいつら曰く、男が女より強いのは昔の話だそうだ。屑どもが・・・お前らが偉ぶっていられるのも、パシフィスタに遠く及ばないISという玩具のおかげだろうが・・・それを自分の力だと思い込みやがって・・・

 

「じゃあ、ハンデはいい・・・」

 

「当たり前ですわ、男無勢が女にハンデを付けようだなんて、おこがましいにも程がありますわ。それで貴方はどうしますの

腐れ貴族が俺にも聞いてきやがった。

 

「俺?ていうか結局俺もやるの、めんどくせえな」

「あら、逃げますの?別に構いませんわよ。腰抜けは相手にしませんし」

「はいはい」

「ふん。あの国の人間と聞いて、ある程度予想はしてましたが、やっぱり想像通りでしたわね。礼儀もなって無い、野蛮人ですわ」

「・・・てめぇ、どういう意味だそれは?」

 

俺がそう言うと奴は小馬鹿にした笑みを浮かべた

「あら、怒りましたの?言葉通りの意味ですわ。貴方の国は、長い間他国との交流を拒んできた、云わば未開の蛮国。そんな国の人間が礼儀など知るはずがないですわ。聞けば、貴方の国には未だに海賊などというものが存在しているようですわね。そんなものが存在しているようでは国としての品格もたかが知れますわ。貴方の所属している海軍というのも大したこと無いようですわね。それともトップが無能なのかしら?」

 

ブチッ

 

「てめえ!もう一回いってみろゴラーーーー!!」

 

俺は剃で近づき奴の胸ぐらを掴みあげると、腐れ貴族を怒鳴った。俺の事はいくら言われても良いが、俺の国と、俺を助けてくれた、元帥と海軍の悪口だけは絶対許さねえ!!

 

「ひっ!」

 

「良いぜ、やってやろうじゃねえか!てめえ覚悟しとけよ!ぶっ殺してやるから覚悟しやがれ!!」

 

俺はそういうと腐れ貴族を落とした。

 

その後、ゴミ教師が来週の金曜日に試合をすることを決定して、終了となった。あの腐れ貴族が・・・絶対許さねえ・・・海軍少将を舐めた報い・・・元帥を馬鹿にした報い・・・海軍と国を馬鹿にした報いをその身に焼き付けてやる・・・




セシリア・オルコットの暴言に激怒したソレイユ。
怒りが収まらぬまま日本海軍支部に帰宅途中、ソレイユにアクシデントが

次回、IS 復讐の海兵
「発動、悪魔の実の力」
あいつらは必ず地獄に落とす!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。