翌日の訓練も昨日と同じように模擬戦形式で行われていた。
今日の訓練の相手はタンジェントであった。早くもタンジェントから注意が飛んでいる。
「鳳さん!またその龍咆という物を打つ直前に打つ場所の方向を見ていますよ!もしその癖を織斑に見破られれば不利になる可能性があります!!」
「す、すいません!タンジェントさん」
「まあ、癖という物は一朝一夕で治るものではありませんからね。もし、対抗戦までに直せないようであれば、その癖を逆に生かす方向を考えましょう」
「はい!お願いします」
タンジェントが鈴音を指導している間、ソレイユは覇気の鍛錬をしていた。覇気は鍛えれば鍛える程に強くなるとサカズキとタンジェントから教え込まれてきたソレイユは暇な時間(飲酒中と賭け事中は除く)があれば鍛錬を怠る事は無い。
「ふっ!!はっ!!せいっ!!」
「うわ~!鉄板を叩いてるのにソーソー全然痛そうにしてな~い!!どうして~」
昨日に続き見学している本音はソレイユが行っている訓練を見て驚きの声を上げた。一方で簪は何か考え事をしているようであった。
「・・・(昨日の目隠しをしてのあの動きといい、あんな事が出来るといい、ソレイユ少将にはどんな秘密が。もし私にもあんな力が使う事が出来るなら・・)」
「どうしたの簪ちゃん?」
「あ!ほ、本音!ご、ごめんちょっとボーっとしてた」
簪は心中での考えを見透かされないように慌ててごまかした。しかしソレイユは簪の自分を見る視線から簪の中にある危うさをなんとなく察した。
「(あの娘の目、昔の俺と似た目をしているな。力だけを求めている目だ。少々気になるが彼女から打ち明けられるまで今はまだ置いておこう)」
その後、鈴音が少しバテテきたので休憩を取ることにした。休憩中にタンジェントがふと何かを思い出したかのように鈴音に話しかけた。
「そういえば、昨日のソレイユさんとの模擬戦で思ったのですが、貴女は頭に血が上りやすいようです。戦いでは冷静さを失ってしまった人間は著しく不利になります。手始めに日常生活で腹が立つ事があってもグッと堪えるようにしてみてください」
「は、はい!わかりました」
「頑張ってくださいね。さあ、休憩は終わりですよ」
その後アリーナの使用時間いっぱいまで訓練は続けられた。鈴音は言葉も発せないほどに疲れてしまったが、心は充足感に満ちていた。この訓練を続けていけば必ず自分は強くなれると確信したからである。
その翌日はアリーナを借りられなかったので、クラス代表決定戦でソレイユと戦った時の映像を借り受けて、それを参考に対織斑戦に向けてのミーティングを行うことにしたのである。映像には織斑がヤケクソで零落白夜を行った場面が映し出されていた。
「ち、ちくひょーーー!喰らえーーーー零落白夜!」
「見ての通りだ鳳さん。あいつの基本戦法はハッキリ言って猪武者そのものだ。俺と戦った時も突っ込んできてばかりで、単一仕様能力頼りの戦い方だった。」
「そ、そうなんですか・・・」
鈴音はソレイユから織斑一夏との戦いの内容を聞いて、内心少しガックリした。単一仕様能力頼みの戦法もだが、一番ガックリきたのは遠距離攻撃を卑怯呼ばわりした事である。
「(あるもの全部使って勝つのが戦闘じゃない・・・何考えてんのよ一夏・・・)」
「そこでだ、アイツが突っ込んできたら躱して体の側面に思いっきり強烈な一撃を当ててやれ。突っ込んでくる攻撃は側面からの攻撃には弱いからな。もしくは距離を保って遠距離攻撃を当てまくれ。どんなに強烈な単一仕様でも当たらなければ意味ないからな」
「分かりました」
「よし、もう一度映像を見ながらアイツの弱点を見つけていこう」
それからソレイユと鈴音はミーティングを続けられ、打倒織斑一夏に向けての作戦が固められていくのであった。
翌日、ソレイユとタンジェントが食堂に向かおうとしていると織斑一夏と鈴音が廊下でなにやら口論している所にでくわした。普段なら織斑に関わりたくないソレイユだが、相手が鈴音だったので何があったのかと思い、二人に気づかれないようにソレイユとタンジェントは物陰に隠れて話を聞くことにした。
口論の原因は織斑一夏が、ソレイユ達と鈴音が訓練をしているのが気に食わない為辞めろと言うのを、鈴音が何でそんな事を言われなければならないのかと反発した事から始まった。徐々に感情からの口喧嘩になり、互いの短所の言い合いから織斑一夏は決定的な一言を口にした。
「黙れ、貧乳!・・・あ・・・」
その瞬間、空気が凍った。鈴音は体をプルプルと震えだし、今にも織斑一夏を殴ろうとしたが、タンジェントに言われた事を思い出して、その衝動をこらえて織斑に背を向けた。
「・・・クラス対抗戦覚悟しておきなさいよ!!絶対にぶっ飛ばす!!」
鈴音はそう怒鳴るとそのまま走り去った。見ていたソレイユ達もそのまま立ち去った。その後、午後の授業の間タンジェントが教室に姿を現すことは無かった。
放課後になり、訓練の為に鈴音はアリーナに向かおうとした。まだ腹立ちは収まらないが、訓練で体を動かせばイライラも無くなるだろうと考えていた。そんな鈴音の元にタンジェントがやってきてこう告げた。
「鳳さん、今日の訓練はお休みです」
鈴音は一瞬呆気に取られた顔をしたがすぐに気を取り直した。
「あ、あのどうしてですか。何か用でもあるのですか?」
「いえいえ、最近少し根詰めて訓練をしましたので今日はお休みにしようと思いまして。折角ですから中庭でお菓子でも摘まみながらお茶会でもいたしましょうニャハニャハニャハ」
「そ、そんな!?私は全然疲れてなんかいません!昨日したのもミーティングでしたし、寧ろ元気は有り余っているぐらいです。休みなんて必要ないです!訓練を付けてください!」
懇願する鈴音であったがタンジェントはゆっくりと首を横に振った。先程あった事から今日訓練を行っても集中出来ないだろうことは明白だったからである。
「鳳さん。あんな事があった後で訓練を行っても意味が有りませんよ」
「えっ見てたんですか!?」
「ええ、立ち聞きしていた事は申し訳なく思います。教え子とあの男が口論しているのが聞こえたものですから、心配だったもので」
タンジェントは鈴音に頭を下げた。そして姿勢を正し、鈴音に休む理由を話し始めた。
「さて、鳳さん何故今日の訓練がお休みなのかと言いますと、恐らくは先程の事を訓練中に思い出し怒りがこみ上げてきて、訓練が身に入らないことは簡単に予測できます。それにコミュニケーションを取るのも大切な事ですよ。もし、相手の気持ちや考えを無視して押し付けるような指導をしてしまえば最悪な事態を引き起こしかねません。この国で有名なスポーツ漫画「ダンクシュート」という作品でも指導者と教え子の気持ちのすれ違いで悲劇は起きています。鳳さん、どうか私の事を信じて今日の所はゆっくりお茶会をしませんか?」
「・・・わかりました」
「ありがとうございます。鳳さんなら分かって頂けると思ってましたよ、ニャハニャハニャハ。それと、よく言いつけを守って堪える事が出来ましたね。ご褒美に私の出来る範囲で願いを叶えてあげます。では行きましょうか、ソレイユさん達はもう向かっていますから」
タンジェントの言う事にも一理あると思った鈴音は逸る気持ちを抑えて、タンジェントに付いて行った。その道中鈴音は先程の会話の中で引っかかった事があったので尋ねた。
「あの一つ気になった事があるんですが・・・」
「何でしょうか?私に答えられる事なら答えますが」
「どうして日本の漫画の「ダンクシュート」をご存じなんでしょうか?確かあの国には無かったはずですよね」
「ああ、それはですね支部の海兵から借りたんですよ。この国に来たら読みたいと思っていたもので。評判通りの面白さでした。一気に読んでしまいましたよ」
「そ、そうでしたか。ああいったの読むんですね」
「はい、サブカルチャーは大好きですから。ニャハニャハニャハ」
タンジェントの意外な一面を見た鈴音は、タンジェントに持っていた印象が少し変わったのであった。
中庭に着くと5人掛けのテーブルにソレイユと本音と簪が座って待っていた。テーブルの中央にはクッキーが入ったバスケットとティーカップが準備されている。
「お待たせしました、皆さん」
「お、来てくれたか鳳さん。突然の誘いになのに来てくれてありがとうな」
「いえ、こちらこそお誘いいただきありがとうございます」
「ニャハニャハニャハ、堅苦しい挨拶はそれぐらいにして鳳さんも座ってください。今お茶を入れますから」
タンジェントが一人一人に紅茶を注いでいき、最後に自分のカップに注ぎ終わった後、お茶会が始まり、それは楽しくおしゃべりしながら行われた。
簪がヒーロー物が好きと知ったソレイユが今度「海の戦士ソラ」を持ってくると約束したり、ソレイユのお父さんがどんな見た目なのか知りたがった本音にソレイユが写真を見せたり、タンジェントが鈴音に自分の人生を変える切っ掛けとなった書物が中国の物だと言った事で驚かれたり、鈴音が今回の特訓のせめてものお礼に酢豚を作ってきたいと言ったのをソレイユは楽しみにしてると歓迎したり、本音達3人が美味しいと好評だったクッキーが買ったものではなく、タンジェントが手作りしたものだと判明したことでかなり驚かれたりと終始和やかな雰囲気で過ぎていった。
「そろそろお開きにしましょうか」
時間にして1,2時間ほどが流れた頃タンジェントがお茶会の終了を告げた。本音と簪はソレイユ達にお礼を言って帰っていった。鈴音はタンジェントに先程のご褒美は癖を直す為の訓練をスパルタにする事をお願いして帰っていくのであった。ソレイユ達も軍艦に乗って基地に帰っていった。
「皆楽しんでくれて良かったな」
「ええ、腕を振るった甲斐がありました。それにしても・・・」
タンジェントが少し口を尖らせていた。
「どうした?」
「私が料理上手な事がそんなに意外でしたでしょうかね?あんなに驚くなんてちょっと失礼では!?」
「まあ・・・俺達海兵は基本的に戦うのが仕事だからな、イメージ的に料理が上手だとは思えなかったんじゃないか」
「・・・ニャハニャハ、それもそうですね」
「さあ、帰ったら書類仕事と訓練を終えて一杯やろう」
翌日からの訓練は鈴音の希望通り、癖を直す事を重点的にスパルタで行われた。今までは寸止めされていた攻撃が当てるようにしたのである。少しでも癖を出せば容赦なくその隙を突いて攻撃が飛んできた。手加減はしているとはいえ攻撃には違いないので鈴音は連日肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまったが、決して弱音を吐くことは無く、辞めたいとも考えなかった。この訓練は間違いなく自分の為になると、そして二人についていけば必ず強くなれると信頼が出来ているからである。因みに本音と簪はソレイユが鈴音の特訓に集中したいからと見学を断られていた。二人は少し残念そうにしていたが、事情が事情なので納得してもらった。
そして対抗戦の前々日ついに鈴音は癖を無くす事に成功した。
「鈴音さん、よくやりましたね。あの癖は完全に治りましたよ」
「は、はい・・・」
「これにて訓練は終わりです。明日はゆっくりと休んでクラス対抗戦に備えてください。決して勝手な自主練などは行わないように。するとしても軽いストレッチぐらいにしておいてください」
「わ、わかりました・・・」
息は絶え絶えだが鈴音は何とか返事を返している。初めの頃に比べたら間違いなくタフになっている。この鈴音の様子を見て、二人は目を細めた。
「・・・よく訓練をやり切りましたね。私は嬉しく思います」
「俺もだ。鳳さん、根性あるな。立派だぜ」
「そ、そんな・・・あ、ありがとうございます」
「当日には俺達も応援に着くからな。頑張れよ」
「は、はい!」
「何度も言っただろう、私はもう大丈夫だと。お前に心配される程私はヤワじゃないぞ。それじゃ学校でな」
場所と時間は変わって、その日の夜織斑家では明日から出勤する為、織斑千冬が準備をしていた。因みに一夏は外出許可が下りなかったので家に戻れなかったので先程電話で話していた。復帰の為に書類に目を通していたがある書類を見た途端に手に力が入り書類がくしゃった。
「ソレイユめ・・・あいつのせいで・・・あいつのせいで私は・・・!!」
書類には織斑千冬が起こした愚行の後始末について書かれていた。
今回の件はテロリストが起こしたという事で公的に処理している事。ソレイユ少将は一切関係が無い事になっている事。この件を周囲に話す事を禁じる事。怪我については労災が下りるようにし、治療費なども学園側が持つが次にこのような事が起きた場合は全額自己負担になる事、今後このような事を起こすことが無いように。という旨の事が書かれていた
「ふざけるな!何がテロリストだ!ソレイユが一切関係無いだ!!この私の顔を・・ブリュンヒルデである私の顔をこのようにしておきながら・・・クソッ!クソッ!!ソレイユの奴め・・・許さん絶対に許さん!」
自らの愚行を棚に上げてソレイユへの逆恨みを募らせる千冬であった。その顔は以前のような美人ではなく、ソレイユに半殺しにされた影響でゆがみ切った顔に憎悪をメイクした醜悪な顔であった。最もこの女には似合いの顔かもしれないが。
「必ず、必ず復讐してやる!!この顔の借りは必ず返してやる!!」
織斑千冬がソレイユへの復讐を決意している頃、ソレイユはタンジェントと鈴音からもらった紹興酒をどのようにして飲むか揉めているのであった。
翌日、結局公平にロックと燗で飲んだソレイユは欠伸を押し殺しながら、ホームルーム開始を待っている所であった。
「(簪さん、海の戦士ソラ気に入ってくれたみたいだったな。先日昼食の時に渡してから暇さえあれば読んでるって本音さん言ってたし。読み終わったら2巻目も貸そうかな。プロバガンダ性さえ目を瞑れば、SF物として傑作だし。ジェルマの方が好きになったら海兵として少し困るけどな。まあ、どんな形でもファンが増えるのは正統読者である俺からしたら嬉しい限りだけど)」
ソレイユが心中でそのような事を考えていると、ホームルーム開始のチャイムが鳴ると同時に顔を包帯で巻いた織斑千冬と山田先生が入ってきた。それと同時にクラスの千冬ファンから悲愴な声が沸き出たが織斑千冬はそれを一喝して黙らせるとホームルームを始めた。時折ソレイユを周囲にはバレない様に殺気を込めた目で睨みつけていたが、ソレイユは相手にする事は無く、流していた。
その日は特に何か起きるわけでも無く一日が終わった。帰り際に一夏と箒が猛特訓(ソレイユからしたら軽い特訓)を行なっているのをソレイユは冷めた目で見てから帰路に着いた。帰る途中でいつもの如く蚊トンボ共が沸いて出たが、ソレイユとタンジェントは難なく処理して、生き残ったゴミクズを尋問兵に引き渡した。その後はいつも通り訓練を指導して、自身の訓練を行い、書類仕事を終わらせて定時連絡を行った後タンジェントと酒盛りをしてから床に就いた
「何事もなく一日が終わるのも久しぶりな気がするな。まあ、其れが一番だ」
試合当日、ソレイユとタンジェントは鈴音を応援するためにピットに来ていた。鈴音は若干緊張していたが、ソレイユから訓練をやり遂げた鳳さんなら必ず勝てると勇気づけられ、気を取り直して意気揚々とアリーナに向かって行くのであった。
先にアリーナに入っていた織斑は鈴音が入ってきたのを確認すると指差して叫んだ。
「鈴!この戦いに勝って、あんな奴等と一緒にいるお前の目を覚まさせてやるからな!!」
織斑の言葉に鈴音は何も答えなかった。呆れて物も言えなかったからである。そんな鈴音の態度に益々苛立たせたのか織斑はさっきよりも強い声で叫んだ。
「おい!鈴聞いてるのかよ!?」
「ごちゃごちゃ五月蠅いわね!!御託はいいからかかってきなさいよ!」
鈴音の啖呵の終わりと同時に試合開始のブザーが鳴った。織斑は鈴音の言葉に面食らっていたがすぐに顔に苛立ちを露わにして鈴音に向かって行った。
試合は開始から一方的な展開になった。織斑は相も変わらず単一仕様能力頼りの突撃ばかり行っていたが、鈴音はそれにあたる事が無いように一定の距離を取り続け、遠距離攻撃を当て続けた。織斑のISのSEはみるみるうちに無くなっていった。
「何だあれは。男性操縦者だというからどれ程の者かと思っていたが期待外れもいいとこだな」
客賓として招かれた中国の高官は一夏の戦いを冷めた目で見ていた。周りの客賓達も期待していたのか失望の眼差しを向けていた。しかし、中国の高官のみ、自分の国の代表候補生の成長ぶりに驚愕していた。驚いていたのは高官だけでなく、IS学園にいる中国出身の先輩達も同様であった。
「凄い、あの子国に居た頃とは動きが全く違う。数倍は強くなってる」
「うん。彼女以前は龍咆を打つ前に打つ場所を見る癖があったんだけど、それも無くなってるわ。猛特訓をしたんでしょうね」
「それなんだけどね、彼女から聞いたんだけど海兵に指導してもらったんだって」
「海兵に!?あの傍若無人の!?どんな頼み方したのかしら彼女」
「それがね、海兵の方から申し出たんだって。打倒織斑君を目指そうって」
「ええー同じクラスの代表を倒すって何考えてるのかしらね?」
「そうね。でも・・・指導能力はかなり高いみたいね。彼女を見れば分かるわ」
「ええ・・・少し羨ましいかも」
「クソッどうなってんだよ!?あんなに箒と特訓したのに」
一夏は一方的な試合内容が認められず、地面に拳を打ち付けていた。鈴音はその光景を冷ややかな目で見ていた。一夏がどんな特訓をしていたかは知らないが、自分はそれ以上の特訓をし続けてきたという自負がある。試合を通して一夏がどんな特訓をしてきたかは大方予想がついている。恐らくは突進ばかりの特訓をしてきたのであろうと。
「もういいわ。一夏、私言ったわよね。絶対にぶっ飛ばすって。今からそれを実行するわ」
鈴音はそう告げると、龍咆を一夏に向けた。せめてもの情けに一撃で仕留めるつもりである。
「くたばりなさい!!」
鈴音が龍咆を放とうとした瞬間、バリーンと大きな音がしたかと思うと見たこともないISがアリーナに侵入して来たのであった。
突然のISの出現に色めき立つ周囲
鈴音を助けるために割れたシールドから入り込むソレイユ
優勢に戦うソレイユに予期せぬ事態が!
次回、IS 復讐の海兵
「ソレイユ激怒!制裁の一撃」
あいつらは必ず地獄に落とす!!