ROMANCE DAWN STORY   作:ヘビとマングース

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トレジャーバトル 準決勝一回戦

 休憩が終わった直後、昼過ぎの時間帯に町は大いに盛り上がった。

 トレジャーバトルの再開である。

 次の試合は準決勝の一回戦。ここで勝った者は決勝へと駒を進めることができる。大事な局面に町中の人間が釘付けとなっていたようだ。

 舞台は常秋島。幾分広い小島の町にて選手たちが向き合っていた。

 

 《準決勝を始めるぞォ! まずはルフィ&ビビペア VS Mr.2・ボン・クレー!》

 

 ハッタリーは鳥の背に乗り、実況を務めていた。無理やりとはいえその前の試合でMr.2のペアを務めた男であったが、彼の実力を見て個人での参加を特別に許可したのだ。

 彼は普通ではない。一人で戦うというならそれを認める価値がある。

 

 必然的に二対一の試合となった。

 ここへきて突然認められた変則的な内容に観客たちは注目する。

 

 対峙した時、ビビは一際緊迫した表情を見せていた。

 彼とは後にもう一度戦うことになるだろう。それはきっと避けられぬ戦いであり、またどちらも避けようとはしていない。言わばここが前哨戦。

 逃げる訳にはいかず、負けることも許されてはいない。

 

 ルフィは左手に右の拳をぶつけ、にやりと笑う。緊張はしていなさそうだ。

 対するMr.2もまたくるくる回って笑顔を見せていた。

 これが彼らとの違い。ビビは唇をきつく噛む。

 

 《抜群のコンビネーションで勝ち進んだルフィ&ビビペアに対し、たった一人の力でここまで進んできた実力者、Mr.2・ボン・クレー! 果たして勝者はどっちだァ!》

 「ボンちゃん、負けねぇぞ」

 「んが~っはっはっは! 上等ォ! あちしだって負~けない!」

 

 戦闘が始まる直前、独特の空気や匂いを感じた。

 その境地に立ったことを誇る暇もなくビビはわずかに汗を掻き、開戦の合図が出される。

 

 《それでは行くぞ! 準決勝第一回戦、Ready~GO!!》

 

 ハッタリーの声によって両者同時に動き出す。

 ルフィとMr.2は宝箱へ向かい、その動きで戦闘を始めるつもりでいた。

 一方、敢えてその場に残ったビビは曲げた小指を軽く噛み、真っ先に指笛を鳴らす。

 

 「来なさいカルー!」

 「おおおおっ!」

 「行くわよ~う!」

 

 ルフィとMr.2が鋭く拳を突き出して、全くの同時に互いの体へ届く。Mr.2の頬へ強烈なパンチが入れられ、ルフィの脇腹に同じく凄まじい勢いのパンチが刺さる。

 ここで違いがあったのは能力の質だった。

 同じパラミシアでも全身がゴムに変わっているルフィに対し、Mr.2のそれは能力を使用しなければ外見の変化はない。つまりはただの人間である。

 

 互いに殴り飛ばされて宝箱から遠ざかるとはいえ、ルフィの体にダメージは一切なかった。

 どちらも地面を転がるが先に立ち上がったのはルフィ。素早い動きで再び駆け出し、宝箱ではなく数秒遅れて立ち上がったMr.2へと向かう。

 

 体勢を立て直したMr.2は笑顔で構える。

 正面からルフィを迎え撃とうとする意思が見えた時、ビビが彼への攻撃を開始した。

 

 「孔雀(クジャッキー)一連(ストリング)スラッシャー!」

 「アァン!?」

 

 それは予想外の行動だった。

 勝利に必要な宝箱を狙うことなく、二人掛かりで攻撃を行ったのである。それもルフィの邪魔をせぬようにと立ち位置を考えて、タイミングを見極め、反撃が来ない距離から攻撃した。その攻撃自体に重傷を与える威力がある一方で、援護に努めた行動と言えるだろう。

 

 瞬時に理解したMr.2は向かってくる長く連結した羽根の刃を見て、跳び上がって回避する。

 素早い動作により回避には成功した。ビビの武器は背後にあった壁を削る。

 だがその行動はルフィの攻撃を回避できない場所へ身を躍らせたようだ。

 

 「ガトリングッ!」

 「んげぇ~っ!?」

 

 跳んで回避したMr.2の体をルフィの拳が襲い掛かる。

 一度と言わず二度も三度も、可能な限りパンチを叩き込んでいく。

 Mr.2は姿勢を捩り、両腕で防御するも到底防ぎ切れるものではなかった。全身に拳がぶつかって殴り飛ばされてしまい、石造りの建物へ激突する。

 壁から離れて落ちた彼は、しかし倒れることもなく平然と両足で着地した。

 

 「いぃったぁ~い! やるわね麦ちゃん!」

 「当たり前だ。おれは海賊王になるんだ」

 「んが~っはっはっは! 言うじゃなぁ~い! だったらあちしも手は抜けないわぁん」

 

 特異な構えを見せ、Mr.2は笑みを浮かべながらも雰囲気を変えた。

 

 「オカマ拳法、見せたるわァ!!」

 「しっしっし! 来い!」

 

 再びルフィとMr.2が接近し、視線を合わせたまま、ほんの一瞬の静寂を感じる。

 先にMr.2が動いた。長い腕によるパンチを顔面へ向けて繰り出して、常人には反応できない一撃を完全に見切ったルフィは潜るようにそれを避ける。

 上背が違ったことが不利とはならなかった。

 気付く暇も与えず懐へ飛び込んだルフィは彼の腹を全力で殴る。

 

 思わず白目を剥いてしまうほどには強烈だった。

 それで気絶するとまではいかず、Mr.2はルフィへ向けて肘を落とした。

 ルフィは拳で敢えて受け、ゴムの自身は痛みもなく、彼の攻撃を押し返した上に痛みを与える。

 

 この時点でMr.2は正しく理解した。

 ルフィはアーロンより強い。そう思った直後に腹に回し蹴りが入り、再び体が飛ぶ。

 

 二人の大きな違いは体格の違いによる“速さ”。それでいて純粋な腕力はアーロンが上であるが、こと打撃に関して言えばルフィには慣れと技術と経験が多い。

 小柄な体を精一杯使う分、懐へ入られた上にその腕力。明らかに普通ではない。

 ゴムであることを差し引いても脅威だ。

 Mr.2は地面を滑り、思わずバタッと倒れてしまった。

 

 観客がわっと湧く。

 たとえモニターで近く映しているとはいえ、その速さでは彼らの目にはほとんど何が起こったか見えていないだろう。それでも彼らの迫力が伝わって喜んでいたようだ。

 

 《つ、つつ、強~い!? ルフィ選手の息もつかせぬ連続攻撃にMr.2選手は堪らずエスケープ! ビビ選手が手を出すまでもなく殴り飛ばしてしまったァ!》

 「げふぅ……や、やるじゃなぁ~い」

 「ああ。ボンちゃんもな」

 《さぁ! この時点でビビ選手のカルガモが宝箱を運んでいるぞ! たった今ブルーチームの陣地へ置かれた! 回収船スタートだ!》

 

 ルフィが拳を握って笑っている。それを見て楽しいと思うMr.2には実況が聞こえていなかった。

 彼とて自分の力量は誇張なく理解している。

 確実に一撃を入れたはずだ。決して軽くはない打撃を入れて表情も態度も変わらないところを見ればおかしいと思うのは当然。

 

 おそらく効いていないと思ったのはこの瞬間だ。

 しかしMr.2はその事実を面白いと考え、悩まずに構えると彼との戦闘を継続させる。

 

 勝てるか否かではない。この舞台は祭り、ならば楽しむことこそ第一であり、些細なプライドや勝利への執念など二の次だ。

 今この場を楽しめるかどうか。そのためにMr.2はルフィと対峙した。

 

 「こっからよぅ! こっから本気! あちしの根性見て帰れやァ!」

 《Mr.2選手の様子が変わったぞ! 仕掛けるか!》

 

 Mr.2が地面を蹴り、撃ち出されるように前へ走った。

 その瞬間、ルフィも同じく地面を蹴るが、後ろでも前でもなく空へ上がった。

 予想外の行動にぽかんとしたMr.2が見上げた瞬間。

 ビビの攻撃が迫った。

 

 「んがぁああっ!? 危なっ!?」

 「おおおっ! スタンプガトリング!」

 「ほげぇぇっ!?」

 

 長く伸びてくるビビの武器を辛うじて避け、直後に上に居たルフィが両足を素早く動かし、無数の蹴りで彼の体を捉えた。

 一撃だけでも威力は相当なもの。それが複数襲ってくる。

 咄嗟に防御の姿勢を取っていたMr.2だが蹴り飛ばされ、またしても勢いよく地面を滑る。

 とはいえ、すぐさま起き上がるまで二秒とかからなかった。

 

 さらに気付いたことが一つ。

 てっきりルフィも同類だと思っていたMr.2は一騎討ちになるのではと想像していた。

 間違っていた。ビビが参入することを念頭に置いて立ち位置を選んでいたのだ。

 

 理解できないと思ったのはほんの一瞬のことであった。

 彼の眼を見たMr.2は理解する。

 

 話していた時の感じからすればおそらく物を考えるのは得意ではない人間。こういった人物が本来の考えを曲げてまで行動するには相応の理由がある。

 脳裏に彼の顔が浮かんでいた。

 Mr.2はそれだけで優しく微笑む。

 

 (麦ちゃん、あんた……)

 

 直後には凄まじい形相となってルフィへ襲い掛かった。

 

 (いい男ねぃ――!)

 

 鋭く繰り出された蹴りは油断していなかったルフィの腹を突き、彼を後退させる。

 地面に足を踏ん張ってすぐに耐えたものの、明らかに先程までとは異なる一撃だったようだ。

 

 感情によって強さが変化する人間が存在する。

 分類するならばMr.2がそれであり、中でもルフィは典型であった。

 Mr.2自身がその事実に気付いていたかはわからないが、少なくとも目を見ただけでルフィの覚悟を感じ取り、強い信念に共感したことは確かだろう。

 その結果が彼の腹を蹴り飛ばした速攻。

 痛みは感じていない。異なる理由からルフィはわずかに眉間へ皺を寄せていた。

 

 「まだまだ行くわよ~う!」

 《さらにMr.2が敵へ向かう! 宝は取らない気なのかァ!?》

 

 Mr.2の猛攻は、全てルフィへ向けられた。

 隙を見ては攻撃を仕掛けてくるビビを敢えて放置し、攻撃が来れば必ず避ける。そうしながら自身の攻撃は常にルフィを狙い続け、拳や蹴りを次々繰り出した。

 確かに彼は強いが第三者を意識しながら戦って勝てるはずもない。

 注意力が散漫になるせいでルフィの攻撃が当たり、その度に後方へ押し返された。

 

 「ゴムゴムのブレット!」

 「ぐへぇっ!?」

 

 腹に強烈な一撃が入った。思わず息が詰まるがやはり倒れない。

 音が鳴るほど歯を食いしばり、少なからず血も吐いていた。

 あまりの迫力にビビが背筋をぞっとさせる。ただのゲームになぜそれほど本気で挑むのか。彼が戦う理由が知れずに肝を冷やしてしまうのも無理はない。

 

 ただ時間を潰しに来たという言葉は嘘だったのか。否、そうではない。きっとその言葉は嘘ではなかったが試合の中で変わったのだ。

 ルフィばかりを攻めている姿はそうとしか思えなかった。

 

 援護はすべきだ。だがわずかにビビが逡巡する。

 二人の戦いはさらに加速していた。

 

 どちらも速さと力、加えて技を併せ持つ二人。得物も同じく己の体のみである。

 単純な殴り合いに見えてミスが許されない一瞬の判断があり、時間さえ忘れる極限状態の中、最善の一手を読み合う戦いを繰り広げていた。

 ルフィは本能で、Mr.2は経験で体を動かす。

 その二人の戦いはビビが横から割って入れるものではなく、動きたくても動けなかった。

 

 (すごい……この人たち、本当に……!)

 

 同じ感想は観客たちにも与えられていた。

 派手な能力を使わないからこそ、彼らの強さが如実に伝わる。

 目で追い切れないほど速い動きと的確な攻撃。それでいて回避と防御までしている。

 とにかくわからないが大きな歓声が上げられていた。

 

 一方で麦わらの一味は静まり返っていた。

 ルフィは船で一、二を争う力を持つ。その男を相手にMr.2がどれほど対抗できるのか。注目するのはその一点であり、固唾を呑んで見守っていた。

 

 どうやら戦況はルフィが押していた。

 言い換えれば、決め切れずにいるということだ。

 

 「ピストルッ!」

 「んがっ……!?」

 

 渾身の一撃が交差した両腕に防御された。

 それでもMr.2は地面を滑り、わずかとはいえルフィとの距離ができる。

 逆に好都合。助走を取れた彼は大技を繰り出そうとする。

 

 「なんの、まだまだァ!」

 《試合終了~! たった今回収船が到着したァ!》

 「あらん?」

 《勝者は! ルフィ&ビビペア~!》

 

 勝者の決定に観客が湧く。

 反対にMr.2はぱちくりと瞬きを繰り返し、ようやく理解すると驚愕した。

 

 「あぁ~っ!? しまったぁ! 宝を取らなきゃいけないんじゃないのよぅ!?」

 《おっとMr.2選手、やはり戦闘に夢中で宝箱に気付かなかったのか。今頃驚いております》

 「ちょっとハッタリちゃん! 何で言わないのよぅ! 教えなさいよぅ!」

 《えぇ? いえ、ルール説明はちゃんとしましたし……》

 「そんなのちょっと集中したら忘れちゃうでしょうが! その都度教えなさぁい!」

 《そんなこと言われましても……》

 

 観客の熱狂とは正反対に、ルフィとビビは喜ぶこともなくじっと彼を見ていた。

 大きく息を吐き出し、Mr.2が心を落ち着ける。

 それからやれやれと首を振って冷静に言い始めた。

 

 「ぷぅ~っ、仕方ないわぁん。負けは負け。あちしはとっとと帰るわよぅ」

 「帰るってまさか……」

 「そうよぉん。アラバスタにねぃ」

 

 思わず出てしまったビビの呟きにMr.2が反応する。

 去ろうとした彼だが足を止め、二人に振り返ってルフィを指差した。

 

 「麦ちゃん」

 「ん?」

 「あんた強いわねぃ。ひょっとしたら本気でやったらあちし勝てなかったかも」

 

 落ち込む様子もなくあっさり告げて、彼の顔には笑みがあった。

 

 「でも今度はルール無用の世界でやりましょ。あんたたち、来るんでしょ?」

 「ああ」

 「んが~っはっはっはっは! 紙ちゃんが居るからそうかもとは思ってたけど、あんたと戦ってはっきりしたわぁん。あんたはもっと強くなる。死ななきゃね」

 

 腕を降ろして、実況を無視してしばしの間を置く。

 ルフィが何も言わずにいるとMr.2が言った。

 

 「あちしに勝ったから教えてあげるわぁん。あんたと一緒に居る紙ちゃん、昔より楽しそうよ」

 

 それだけ告げるとMr.2は背を向けて歩き出す。

 

 「あの子もあんたもあちしのダチ。でも勝負の世界じゃ油断もしないし見逃しもしない。次はタイムアップで戦いが終わるなんてことはないわよ」

 

 その言葉にビビは悲痛そうな面持ちで俯き、ルフィは背を見送る。

 見えなかったが、Mr.2の笑みは少し変化していたようだ。

 

 「できれば、紙ちゃんにはあのままでいてもらいたいけどねぃ」

 

 そう言って彼は船に戻っていく。

 出場者が乗る船の傍には町へ戻るための小型船が来ていて、彼が乗り込むのはそちらだ。

 ふと、出場者の船の欄干の上、キリが座っているのが見えた。

 Mr.2はフッと笑ってそちらへ足を伸ばす。

 

 「負けちゃったわぁ~ん。紙ちゃん慰めてくれるぅ?」

 「うん。よく頑張ったよボンちゃんは。でもちょっと熱くなり過ぎたね」

 「んが~っはっはっは! その通りねぃ! あんたにアドバイスもらうのは久しぶりな気がするわぁん。そんなに時間も経ってないのにねぃ」

 

 不思議と負けたMr.2の方が機嫌が良さそうだった。

 キリは苦笑し、敵意を持つ訳でもなく語り掛けている。

 ただ遊びに来たと言わんばかりの気楽さだ。

 

 「もうアラバスタに帰るんでしょ?」

 「そうよぅ。大事な作戦があるらしいからねぃ。全戦力が待機中よぅ」

 「ふぅん。そっか」

 「他に聞くことはないのぅ?」

 「どうせ聞いたってボンちゃん全部は知らないでしょ? じゃあ聞いても意味ないよ」

 「んが~っはっは! 冷たい一言だけどまさにその通りねぃ! あちしまだ何も知らないもの」

 「じゃあなんとか自分で考えるよ」

 「でも相手があんたたちってことはわかったわぁん」

 

 Mr.2は笑顔でキリを見ていた。しかしただ楽しげであるだけでなく覚悟を感じさせる。

 

 「あんたの船長、中々よぅ。多分だけどねぃ」

 「うん。ボクもそう思う」

 「先に行って待ってるわぁん。その時には手加減しないからよろしくねぃ」

 「ひどいなぁ。お手柔らかにってみんなに言っといてよ」

 「んが~っはっはっは……」

 

 歩き出したMr.2は彼が乗る船の脇にある船へ移動しようとした。

 しかし歩き出した後で立ち止まり、再び彼に体を向ける。

 

 「紙ちゃん」

 「何?」

 「人生、楽しみなさいよぉ! んが~っはっはっは!」

 

 ズビシッと指差して叫んだ後、Mr.2は独特な走り方で敗者用の船に乗り込んでいった。

 彼の言葉に驚きつつもキリはくすりと微笑む。

 手の中にあった紙を操作し、宙に浮かせて手を触れることなく紙飛行機を作った。

 

 「わかってるよボンちゃん。でもその前に、けじめはつけないとね」

 

 できた紙飛行機を島に向けて飛ばした。

 風に乗って、意外にも美しい弧を描いて陸地へ到達する。

 

 時間を置かずにエースが傍へやってきた。

 険しくもあるが笑みも見せ、彼はキリの隣に立つ。

 そしてルフィたちが居る島を見ながら呟いた。

 

 「いよいよだな」

 「っていってもエースの戦いでしょ?」

 「ああ。付き合わせて悪いが、この一試合だけは頼む」

 「もちろん。元々こっちが引きずり込んだんだしね」

 

 準決勝一回戦はルフィ&ビビペアの勝利。

 次の試合は、エースが標的と正面から見える一戦だった。

 


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