Fate/SAKURA   作:アマデス

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今回、書く予定だった内容の3分の1程で5000字越えちゃったので幕間として先行投稿、キリも良かったしね。少々短いですがご容赦を。

もーちょい地の文を減らすべきか悩みますね…。


幕間 メドゥーサさんは御機嫌

 一夜が明けた。

 窓に引かれたカーテンの隙間から朝日が差し、わずかに部屋を照らし出す。

 ライダーのクラスのサーヴァント───メドゥーサは今、自身の召喚者(マスター)である桜の寝室に居た。

 無論、桜を警護する為にである。

 昨夜、無事召喚を果たし軽く自己紹介をし合った後、空いている部屋を自身の寝室として桜は()てがってくれたのだが、ライダーはそれに従わなかった。

 自分を召喚した時点で既に桜は聖杯戦争の参加者、他のマスターにとっては敵なのである。

 始まりの御三家として家の場所が割れている桜は寝込みを襲われる可能性も十分あるのだ。

 故にライダーはそういった狼藉者から桜を護る為、眠らなくても身体の機能に支障が出ないというサーヴァントの特徴を活かし一晩中桜の寝室に居座っていた。

 

 つまりは桜が寝入った後、無断で寝室に侵入したのである。

 上記の理由も8割方建前で、本音は自分の好みドストライクな美少女である桜の寝顔を眺めていたいという、凄まじく低俗な欲望からの行動であった。

 もっと云うなら布団に潜り込んで添い寝をしたかったが、知り合ってからまだ半日も経っていない段階でその様なスキンシップをしては今後の信頼関係に響く可能性が高い。

 というか自分を抑えられなくなる可能性も高い。

 そんなことをしたら問答無用で自害を命ぜられ、DEAD END及び道場行きである。

 先ずは着実に好感度を上げ、絆を深め、お互いの心の内を晒し合える段階に至ってからが勝負である。

 ライダーの中でいずれ桜とベッドインすること事態は既に決定事項なのであった。

 

(それにしても、本当に良いマスターと巡り逢うことが出来ました…私には勿体無い程の)

 

 天使の様なあどけない寝顔を無防備に自身に晒しているマスターを見守りながらライダーは数時間前の事を回想していた。

 

 

         ∵∵∵

 

 

 ───何て綺麗な女性(ひと)だろう。

 

 自身の召喚に応じて現界(あらわ)れたサーヴァントを見て、最初に浮かんだ感想がそれだった。

 自分のそれに似た色をした地面まで届く程の長髪と、女性としての魅力を最大限に引き出し、尚且つ調和を保てる限界まで無駄無く実った肢体。

 それらをより引き立てる黒を基調とした際どい服と首輪。

 唯一異質なのが顔の約半分を覆い隠す程の眼帯だが、それを差し引いても尚美しいと解る美貌。

 寧ろ眼帯を外したらどれ程整った顔を拝めるのか、否が応にも想像と情欲を掻き立てられる。

 娼婦の如き淫靡さと淑女の如き静謐さ、(おおよ)そ人間には発露させる事等不可能だろう雰囲気を纏った女性。

 これが、サーヴァント。

 これが、英霊。

 桜は自身が召喚した使い魔の圧倒的存在感に呑まれ、呆然としていた。

 

「……?あの…」

「っ!な、なんですか!?」

 

 十秒程何も喋らず静かに佇んでいただけの女性が、首を僅かに傾げて怪訝そうに声を掛けてくる。

 目の前の女性の存在、その全てに()()()()()いた桜は突然の事に思わず敬語で返事をしてしまう。

 

「私の問いに答えて頂けませんか?貴女が、私のマスター…なのですよね?」

「あ……ご、ごめんなさい。ちょっと、びっくりしちゃって…」

 

 そうだ。

 相手が自分に対して名乗りを挙げてくれたのに、一切反応無しでは困惑して当然である。

 相手の気分を悪くさせてしまったかもと思った桜は少し顔を伏せて素直に謝罪した。

 

「あ!いえ!あの、びっくりって言っても別に恐いと思った訳じゃなくてですね!ただ、その、凄く綺麗な方だな~って、思わず見蕩れちゃって………」

 

 何とか場の空気を良くしようと先程感じたままに相手を称賛するが、見蕩れてしまっていたという事実を相手に告白するという、明確な好意の表現をしてしまった桜は何とも言い難い羞恥心で言葉が尻すぼみになってしまう。

 顔も真っ赤に茹で上がらせていた。

 

「…っく、ふふふ…ぷ、ふ、はは…」

「っ!!!」

 

 そんな桜の様子を見た女性の口から僅かに笑い声が漏れた。

 例えるなら、初々しいものを見た時に思わず顔がにやけてしまうという感じの、友好的な笑い方だ。

 そう理解した桜は益々顔を羞恥で紅くし、同時に相手の機嫌が損なわれていない事に安堵した。

 

「なるほど、随分と愛らしい方ですね。私の様な反英雄を呼び出すなんて一体どんな相手だろうと思いましたが、杞憂だった様で安心です」

「ぁ、ぅ…愛らしいなんて……反英雄?」

 

 女性の言葉で更に羞恥心を煽られた桜だが、その中に気になる単語が混じっていた事に反応した。

 

「ええ、私は世界にそう認識されています。一先ず自己紹介をしましょう。お互いの事をよく理解せねば作戦を立てるどころか呼び合う事も出来ません」

「そ、そうですね、その通りです!じゃあ先ずは私から」

 

 自己紹介をしようという自分のサーヴァントの至極真っ当な意見に桜は必要以上に張り切って返事をする。

 先程の様な醜態は二度と晒さないぞ、という気合いに満ち溢れているのだが、傍から見ると完全によくできた姉と空回り気味の妹の図である。

 何だかほんの2分程でお互いの力関係が決定してしまった様な気がする。

 桜は何とも言えない微妙な敗北感を味わっていた。

 

「私は間桐桜。聖杯戦争始まりの御三家、その一角を務める間桐家の現当主です」

「───さくら、サクラ…確かこの国の代表的な樹木の名前でしたか…ええ、貴女にぴったりの可憐な名前です」

「あ、ありがとうございます…」

 

 女性は発音を確かめる様に桜の名前を繰り返すと微笑みながら言葉を紡ぐ。

 桜は自分の顔が再び熱を帯びていくのを感じた。

 なんというか、まだ自己紹介も済んでいない段階なのに好感度高過ぎじゃないだろうか?

 生来、人懐っこい性格の人なのかな、なんて思考を桜は巡らせる。

 

「では、次は私の番ですね」

「はい。貴女の名前を、聞かせてください」

「私は───西の果て『形なき島』にあった、三姉妹が一柱───メドゥーサと申します。此度の聖杯戦争ではライダーのクラスを獲て現界致しました」

「─────」

 

 その名前を脳が認識した時、桜の眼は反射的に見開かれていた。

 メドゥーサ。

 ギリシャ神話に登場する三柱の女神、ゴルゴン三姉妹の末妹。

 女神アテナにその美しさを嫉妬された事により、見た者を石にしてしまう蛇の怪物、ゴルゴーンに姿を変えられてしまった存在。

 先程自分の事を反英雄と言っていた理由を理解すると共に、明かされたその真名にどこか納得してしまった。

 こんな、同性の自分でも見蕩れてしまう様な美貌の持ち主なら女神に嫉妬されても仕方無いと思えてしまうのだから。

 怪物として語り継がれる反英雄、その逸話は伊達ではなく何人もの屈強な戦士達を葬ってきた。

 だがそんな恐ろしい伝承とは裏腹に目の前の女性は凄く友好的で、マスターである自分への誠実な姿勢が所作の所々から感じられる。

 マスター権限によってステータスを閲覧してみても、中々の高水準。

 

 ハッキリ言ってこの上無い大当たりである。

 触媒無しの召喚でこれ程のカードを引き当てた自身の幸運に桜は興奮を抑えきれなかった。

 可能なら今すぐ奇声を挙げながら小躍りしたいくらいにテンションはMAXでヒートしている。

 だが今後、共に背中を預けながら戦う相手に先程以上の醜態を晒すなんて事は断じて否だ。

 故に桜は興奮で小刻みに震える拳を握り締めて自身を静める様に俯く。

 

 そんな桜の態度がメドゥーサに誤解を与えてしまった。

 

「…申し訳ありません…やはり、そうですよね」

「え?」

 

 あからさまにメドゥーサの様子が変わった。

 バイザーで表情は読めないが声のトーンが下がり、明らかに落ち込んでいる風である。

 

「いえ、いいのです。私は多くの人間達の命を奪ってきたばかりか、己の姉妹すらも食い殺した怪物。マスターが恐怖を抱くのも当然の事でしょう」

 

 落胆と諦観、そして哀しみ。

 メドゥーサの声色からそれらをありありと感じる事が出来た。

 桜は自分の失態に気付く。

 震える自分の様子を見て、メドゥーサは自身の真名がマスターに恐怖を与えてしまったと考えたのだ。

 

「ち、違いますライダーさん!別に貴女の正体を怖がった訳じゃないんです!」

「無理をなさらなくて結構ですよマスター。たとえ貴女が私を信頼してくださらなくても戦闘に支障は来さないと確約します。この身はただ、貴女の敵を殺す為の機械となりましょう。貴女は私に関心等置く必要はありません。純粋に己の道具として活用すればいいのです」

 

 感情を殺してメドゥーサは淡々と言葉を紡ぐ。

 つい先程とは別人の様に見えるくらい、その言葉には感情が乗っていなかった。

 

 桜は自分を恥じた。

 つまらない見栄で相手を不安にさせては本末転倒だ。

 逸話、伝承、ステータス、メドゥーサを構成する情報ばかりを見て本人の心の内を知ろうとしていなかった。

 お爺様を殺した時から何も成長していない。

 自分の事ばかりを優先する穢れた女(卑しい蟲)だ。

 自分は間桐の魔術を正しく受け継いでいるのだと桜は自嘲する。

 奪うだけで与える事が出来ない。

 自分に歩み寄ってくれたメドゥーサの心すら知らず知らず奪ってしまっていた。

 この身に付いた性質を変える事はきっと生涯を懸けても出来ないだろう。

 変えるつもりもない。

 ならばその責務だけはしっかりこなさねばならない。

 間桐の当主として、間桐の術の真髄を。

 『愛』をもって、相手を束縛する(しばる)

 

「ライダーさん」

「────ッッ!!ぇ…ぁ…」

 

 桜は静かに相手の名前を呟くと、微笑みながらメドゥーサの胸に撓垂(しなだ)れ掛かった。

 恋人が男に甘える様に、或いは友人にじゃれつく様に。

 相互理解を早々に諦め、機械に徹するつもりだったメドゥーサは主人の予想外の行動に動揺を抑えられなかった。

 頬に朱が差す。

 

「ま、マス、ター?」

「ほら、どうライダーさん?私、恐がってなんかないでしょ?私、臆病だから、信じてもいない相手にこんなこと出来ません」

「え、っと、あの…」

「ごめんなさい不安にさせて。貴女みたいな凄い人を呼べた事が嬉しくて…ちょっと(はしゃ)ぎ過ぎちゃったみたい。情けないな私、これから一緒に戦っていく味方の足を引っ張っちゃうなんて…」

「そ、そんなことはありません!私が早とちりをしただけの話です。マスターの責では…」

「ううん、私って昔から鈍臭いから…こんな頼りないマスターでごめんね。でもせめて背中を預け合う相手には信じて欲しいから。私も、貴女を信じたい」

「………サクラ…」

「だから貴女の事、もっと教えて?」

 

 桜は己の心の内を偽る事無く曝け出した。

 相手を受け入れる為には、相手に心の内を曝け出して貰うには、先ず自分がそれを行わなければならない。

 相手のモノを奪う以上、自分はそれに見合うだけの痛みを負う必要がある。

 それが、間桐の教え。

 それが、桜の覚悟。

 メドゥーサは目の前の少女の強さ(優しさ)を知った。

 その在り方(美しさ)も。

 暫く見詰め合った後、二人は表情を破顔させて笑い合った。

 

「どうやら似た者同士らしいですね、私達は」

「うん。やっぱり触媒無しで呼べただけの事はあるわ」

「え゛」

 

 まさかの相性で自分が召喚されたという事実にメドゥーサは顔を引き攣らせた。

 桜はアハハと苦笑して誤魔化す。

 

「こほん…先程の言葉は撤回しますマスター。これより私は、貴女を護る騎手となります。道具として、機械としてではなく、背中を預け合う相棒(パートナー)となります。この手綱を持って、必ずや貴女を聖杯の下へ導きましょう」

「はい…よろしくお願いしますね、ライダーさん」

「ライダー、で構いませんよマスター。敬語も使う必要はありません。私は貴女のサーヴァントなのですから」

「え、え~…っと、は、はい…じゃなくて…うん、よろしくライダー。私の事も、桜って呼んで」

「了解しました。よろしくお願いしますね、サクラ」

 

 言葉を交わした。

 身体を触れ合わせた。

 まだまだお互いを十全に理解し合えたとは言い難いが、この人となら上手くやっていける。

 それだけは間違いないと二人は感じていた。

 

 

 

 その後、お互いの能力を知る為に情報を交換したり軽いデモンストレーションをしたりしたのだが、その時見せられたライダーのペガサス───魔法級の存在である幻想種に桜が大はしゃぎしてライダーを内心ほっこりさせたりと色々あったが、それはまた別の話。

 

 

         ∵∵∵

 

 

 ライダーは回想を終える。

 桜は自分を呼び出せて幸運だと言ってくれたが、それは此方も同じだった。

 まだまだ洗練され切っていない部分も多々あるが、現代の魔術師としては十二分の実力。

 使い魔に過ぎない自分に当初は敬語で接したりと気遣いの出来る献身的で優しい人間性。

 更にはスタイル抜群の美少女で、年齢から察するにおそらく処女。

 

 最高である。

 正しく理想のマスター。

 これ以上があるなら教えてくれってくらいの完璧さ。

 本当に、この娘の召喚に応じて良かったとライダーは心の底から思っていた。

 故に、昨夜の誓いを(たが)えるつもりはない。

 

(必ず守り抜きます、サクラ)

 

 この少女に聖杯を。

 そして、いずれ訪れるであろう輝かしい未来まで、護り、導く。

 決意を新たにライダーは桜の目覚めを待った。

 

 

 

 

 

         ∵∵∵

 

 

 

 

 

 その後、目覚めたサクラについて───無論霊体化して───()()とやらの家に行ったら、サクラの様子が急変した。

 何事かと思って目の前の男を注視すると、なんと令呪になる前の聖痕持ち。

 これは好機と先手必勝をサクラに進言したらめっちゃ怒られた。

 

 

 凄い(へこ)んだ。




ライダー「敵はまだ契約すらしていない!チャンス!」
桜「あ゛?」
ライダー「(´・ω・`)」

 ということで桜ちゃんとライダーさんのイチャイチャ回でした。
 慎二の横入りが無いのに加えて桜ちゃんの性格がかなり明るいので、原作のSNやHAに比べて仲良くなるスピードが大分早いです。
 今後もどんどん仲を深めていくでしょう(意味深)。

 ライダーさんの好みはスタイルの良い処女とされています、桜ちゃんは正にストライクゾーンど真ん中ですね!
 本当に処女ならな…まぁ精神的なあれを考慮すればノーカンでもいいかもしれませんが。

 以下はライダーさんのステータスです。
 と言っても幸運以外原作と変わりませんが。
 サーヴァントステータスって書くのめっちゃ疲れますね…orz


真名:メドゥーサ
マスター:間桐桜
クラス:ライダー
ステータス:筋力B/耐久D/敏捷A/魔力B/幸運C/宝具A+

クラス別能力
対魔力(B):魔術への耐性。三節以下の詠唱による魔術を無効化し、大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術を持ってしても傷付けるのは困難。

騎乗(A+):乗り物を乗りこなす能力。生前には存在しなかった現代の乗り物はもちろん、竜以外の幻獣・神獣すらも乗りこなせる。

保有スキル
魔眼(A+):魔眼の中でも最上位と呼ばれる宝石級の石化の魔眼「キュベレイ」を所持。対魔力がC以下の者を石化し、Bでも判定次第で石化する。たとえ石化しなくとも全ての能力を1ランク低下させる「重圧」の負荷を与える。この効果は距離を置くと薄れるが、ライダーが認識せずとも相手がライダーを認識しただけで石化が始まる。

単独行動(C):マスターを失っても、1日程度現界し続ける事が可能。しかし吸血による魔力供給が可能なのでもっと長く現界する事も可能。

怪力(B):魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性で、一時的に筋力を増幅させる。

神性(E-):神霊そのものではあるが怪物に転じたためほぼ消滅している。

宝具
他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)
ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:10〜40
最大捕捉:500人
概要:形なき島を覆った血の結界。ゴルゴン三姉妹が追放された『形のない島』に作られた魔の神殿。訪れるものを石にし、また貪り食ったとされる神殿は、メドゥーサの持つ魔眼が作り上げた結界。魔眼を拡大投射する事で一定のフィールドを“自らの眼球の中に”置換し、中にいるものたちから生命力を奪い取る。対魔力の無い一般人では文字通り“体が溶けてしまう”程の吸収力で、血液の形で魔力へと還元して、使用者が吸収する。英霊であってもこの結界内では生命力を奪われてしまう。形はドーム状をしており、内部からは巨大な眼球に取り込まれたように見える。ただし、結界外からは敵に察知されないようにするために、そのようには見えないようになっている。土地の霊脈を傷つけるため、同一の場所に連続して施すのは不向き。死徒や真祖といった吸血鬼とは異なるが、吸血種であるライダーが効率よく血を摂取するためのもの、とされる。一般人には非常に有効だが魔術師などの抗魔力を持つ相手には抵抗される場合がある。

自己封印・暗黒神殿(ブレーカー・ゴルゴーン)
ランク:C-
種別:対人宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人
概要:対象に絶望と歓喜の混ざった悪夢を見せ、その力が外界へ出て行くことを封じる結界。普段のライダーはバイザーとして使用し、自身のキュベレイや魔性を封じている。使用中、視覚は完全に絶たれるため、ライダーは視覚以外の聴覚、嗅覚、魔力探査などを用いて外界を認識している。また当然、自身以外にも使用可能で、この宝具の見せる夢を媒介に対象から吸精をすることも出来る。結界は魔力を浴びせるだけで発動し、対魔力の低い者は回避どころか、結界の看破すら困難。

騎英の手綱(ベルレフォーン)
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:2〜50
最大捕捉:300人
概要:ライダーとしての宝具。あらゆる乗り物を御する黄金の鞭と手綱。単体では全く役に立たないが、高い騎乗スキルと強力な乗り物があることで真価を発揮する。制御できる対象は普通の乗り物だけでなく、幻想種であっても、この宝具でいうことを聞かせられるようになる。また、乗ったものの全ての能力を一ランク向上させる効果も持つ。アーマークラスも+100される。ライダーは専ら召喚したペガサスに使用。真名解放すれば、限界を取っ払って時速400〜500kmという猛スピードで、流星のごとき光を放った突貫となる。その威力は巨大な城壁が高速で突撃してくるようなもの。使用中は天馬の加護により、防御力も上昇するという攻守ともに破格の能力を持つ。

天馬:ライダーによって召喚される、神代の幻想種。ステータス上は「騎英の手綱」はこの天馬とセットで扱われるが、天馬自体は宝具ではなくライダーにとっては武装の一つに過ぎない。「騎英の手綱」を用いずとも騎乗することは可能。もともとペガサスは海神からメドゥーサに贈られたものであり、メドゥーサがペルセウスに退治されたおり、その断ち切られた首から滴り落ちた血から生まれたものとも言われている。通常の天馬は魔獣ランクであり、そう強力な幻想種ではない。しかしこの天馬は神代から存在し続けてきた個体で、幻獣の域に達しており、護りに関しては既に竜種に達している。


 幸運がEからCにアップしたよ、やったねライダーさん!
 この桜ちゃんがマスターならきっとこれくらいはいく(確信)。

それではまた次回。

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