異能者の少女は彼を救う。   作:black cat☆

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短い……
ネタが切れてきたよ!!


彼らは動く。彼の為に。

戸塚side

 

皆は、なんで八幡が死んだのに平然としているんだろう。僕には考えられない。なんで、八幡がいなかったことにされているの。なんで、なんで、なんでなんでなんでなんで………

 

「なんでなの!!!!」

 

周りの音が消える。僕がいきなり大声を出したから。けど、そんなの知らない。もうこんなクラスいたくない。でも、八幡のように一人になる勇気はない。

けど、もう沢山。友達が傷付いたままのは。

 

***

 

八幡が死んでから一週間過ぎた。そして、僕は知った。八幡がこのクラスの男子からイジメられていたことを。八幡はそれを教えてくれなかった。なんで、八幡はそうやって一人でやろうとするの。僕は、このクラスが憎い。こんなクラス、壊れちゃえば、いいのに。

 

***

 

川崎side

 

一週間が経った。私は、ここ最近心に穴が空いた感じがしてならない。あいつ、比企谷が死んだからかもしれない。私は、あいつが好きだ。だから、そのせいだ。

 

「……会いたいな」

 

例えそれができたとしてもどうする。告白?そんなの無理だ。だったら、私は何をすればいいんだろうか。

 

「ねぇ、川崎さん」

 

「……戸塚?どうした?」

 

「ちょっと手伝ってほしいことがあるんだ。だから、少しハナソウ?」

 

この時、私は戸塚から言われた『手伝ってほしい』ことを私はゾッとした。そして、これでなにかが変わるかもと思っている自分がいた。

 

***

 

「それで、なんでこんな人気のない所に来たの」

 

何故か戸塚は人気のない屋上に来ていた。戸塚はここ最近暗かった。前に叫んでたところを見るとかなりショックだったはずだ。

 

「実は、このことはあまり他の人には聞かれたくないんだ。それに、八幡のことだし」

 

「……話して」

 

「……いいよ」

 

戸塚はニコリと笑い、話した。比企谷がイジメられていたこと。比企谷がしてきたことを。私は、文化祭の時あいつを軽蔑していた。けど、もうそんなことは出来ない。私は、比企谷の真意を知ったから。

 

「……それでさ、復讐をしようと思うんだ」

 

「復…讐………」

 

「うん♪だから、手伝ってほしいんだけど……?」

 

「やる」

 

「……本当に?」

 

戸塚の目はゾッとする程冷たい目をしている。だけど、もう決めたことだ。

 

「うん、本当。もう決めたことだし」

 

「……良かった」

 

戸塚の言葉に続けようしたら、次の言葉になにも反応出来なかった。

 

「もし、嘘だったら八幡が受けたイジメを体験してもらう所だったよ」

 

この時の戸塚は、怖かった。ただただ怖い。それだけだった。

 

 


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