八幡「トリガー起動」   作:チャカーロ

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今回はちょっとばかし過去の話です。

たぶん3話ぐらいになると思いますがここをかけないと自分では作品を書けなくなってしまいそうなので厳しい指摘をお待ちしております。




記憶①

学校から防衛基地に向かう最中に学校でのやり取りを思い出してしまった。

 

そして俺は不意に思い出してしまった。

 

いや、思い出させせられたのだ。

 

彼女には恐らく悪意は無かったのだろう。

 

だとすると、俺がキレてしまったことで彼女はもしかしたら傷ついてしまったかもしれないなぁ…

 

 

考えていると不意にいろいろな事がフラッシュバックしてくる。

 

 

 

~--------------~

 

 

第一次近界民侵攻のとき俺は家に居た。

 

それは小町と他愛のない時を過ごしているときに訪れた。

 

「お兄ちゃん、退院おめでとう!」

 

高校入学早々俺は車から犬を庇い交通事故にあってしまっていて今日ようやく退院できた。

 

「おう、小町面倒みてくれてありがとな。」

 

「もう二度と無茶しないでって約束してよね?

 

あ、今の小町的にポイント高い♪」

 

なんのポイントだよそれ…

 

「はいはい。とりあえず我が家に帰るか~」

 

そんな能天気な事を言いながら俺は家路についた。

 

「しっかし今日はなんか変な天気だなぁ~

 

なんつうか気味が悪いっていうか落ち着かないっていうか。」

 

この日は曇天の中に光が差したり急に雷がなったりと普通ではない天気だった。

 

「お兄ちゃん、小町もそんな感じがするから早く帰ろ?」

 

「…そうだな。なんとなくだが急ごう。」

 

俺はなんとなくだが嫌な予感がしたので早く家に帰りたかった。

 

そして家に帰ってから事件は起きた。

 

「さてとテレビでもつけるか…ん?おい小町テレビ壊れててつかないぞ?」

 

「え、さっきまで映ってたよ?壊れてるのはお兄ちゃんじゃないの?」

 

俺はさっきのなんとなくが急に現実を帯びてきた気がした。

 

ズドン!!!

 

いきなり外で大きな音がした。

 

小町は完璧に怖がってしまっている。

 

俺は意を決して外に飛び出した。

 

すると

 

「なんだよ…これ…」

 

町の半分はすでになくなっていた。

 

代わりに視界にはいって来たのは大きい怪獣みたいな奴だった。

 

鎌を持ってる奴や人間を食ってる奴まで居やがる。

 

そしてビームを出す奴がこちらに向けてビームを放ってきた。

 

次の瞬間俺の家は崩れ落ちた。

 

「…っ!こまちいいぃぃぃ!!!」

 

家の中には小町が居た…

 

 

小町だけでは無い

 

両親だって居る…

 

その家がたった一瞬で崩れさっていった。

 

俺は無我夢中でがれきとかした家を掘り返した。

 

頼む…親父にお袋…小町必ず生きていてくれ…

 

しかし現実は厳しいものであった。

 

お袋と親父は小町を守るよう覆いかぶさっていた。

 

もう帰らぬ人となってしまいながらも子供を守り抜いていた…

 

生きていた小町は放心状態だったが俺を見るや否や泣き出してしまった。

 

そして次の瞬間背後に近づかれていた怪獣達に俺たちは捕まってしまう。

 

小町はショックで意識を失ってしまい俺も身動きが取れない。

 

そしてブラックホールのようなものが開きそのまま連れて行かれそうになる。

 

くっそ…親父たちが守ってくれた小町だけでも…

 

「トリガーオン」

 

何かが聞こえたような気がした。

 

そして次の瞬間には小町の事を捕まえていた怪獣は切り捨てられていた。

 

「大丈夫かー?俺が君を助けるまでもう少し我慢していてくれー!」

 

助けが来た。

 

軍でもなくたった一人の青年の助けであった。

 

俺は喜びのあまり泣きそうになるが現実はそんなに甘くなかった。

 

すぐさま別の怪獣が小町を捕まえようとしていた。

 

俺はなりふりかまっていられなかった。

 

「お、お願いします!!俺のことはいいのでなにがあっても小町を助けてください!!!」

 

俺はこう叫ぶのが限界だった。

 

 

その男は小町を守りながらも俺を助けようとしてくれていた

 

しかし孤軍奮闘虚しく俺は小町が守られているのを見届けながらゲートを潜ってしまい向こうの世界へ連れ去られてしまった…







どうでしょうか?

この後はドロウの話で一話、眼鏡の話で一話ぐらいで考えています。

やっぱり臨場感が薄い気がしますがこのペースで頑張っていきたいと思います。

感想お待ちしております。

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