けど毎回文字数が少なくて申し訳ないです。
ではどうぞ!
奉仕活動を命じられ俺は平塚先生に特別塔のある一室に連れてこられた。
奉仕だなんて言葉はエロイけどこの場合確実にやばい方の奉仕だろう。
本来日常生活に出てきていいワードではないからだ。
草むしりとかかなぁ…はたまた校内くまなく掃除とかかなぁ…
「着いたぞ、ここだ。」
うだうだ考えているうちに目的地に着いたようだ。
ここは選択肢を間違えたら確実に死ぬな…
「先生、俺このあとバイトがあるので今日は失礼し「男なら覚悟を決めろ」…はい」
やっぱりこの人サイドエフェクトなんて持ってないわ。
もし持ってても絶対認めないつもりだわ。
「雪ノ下いるかー?」
「先生入るときはノックをしてくださいと」
俺は思わず見惚れてしまった。
長い黒髪に華奢な体。
そして雪ノ下という名前に俺は心あたりがあった。
学年主席、眉目秀麗、才色兼備という言葉がふさわしい女と聞いたことがある。
まさか目の目に現れるとは思ってもみなかったが
「紹介しよう。彼女は雪ノ下雪乃。そして彼は比企谷八幡、入部希望者だ。」
ふーん、本名は雪ノ下雪乃っていうのか~…ん?
「え、俺入部するなんて言ってないですし聞いてもないですよ¡?」
「もちろん君のことだ、入部しろと言っても入部しないだろう。だから私はここでの部活動をペナルティとして与える。
「いや、俺ほんとバイトあるから無理ですよ。それに俺親も居ないんで妹の為に早く帰らないといけないですし」
俺の親は第一次近界民侵攻の時に両親を亡くしている。
だから小町は本当に一人ボッチだったのだ。
だから俺は小町を一人にはできないしするつもりもない。
だから俺は部活とかいうのに入っている余裕など無いのだ。
「では比企谷、なんのバイトをしているか言ってみなさい。私も事情がきちんとしているなら無理にとは言わんさ。」
しかし俺はここで言えないのだ。
学校でボーダーであることがばれるとかなり目立つ。
俺はしかも帰還者だ。
もしクラスメイトや学校関係者に被害者がいてそのことがばれたら自分の家族も連れ戻したいであろう。
なにより近界への遠征はトップシークレットだ。
だから俺は絶対に言えないのだ。
「…というわけで雪ノ下、見ればわかるだろうが彼は相当根性がひねくれている。ここで人との付き合い方を学べば変わるであろう。」
「俺は何も変えるつもりはないですし、変わるつもりもありません。」
俺は眼鏡をはずし目力を強めていう。
すると雪ノ下の口から俺は一番聞きたくない言葉を聞いてしまう。
「あなたは眼鏡を外すと目が腐っているようね。眼鏡は外さずにした方がいいのではないかしら?」
「お前に何がわかんだよっ!!!」
俺は言ってから後悔してしまった。
初対面の女性に挑発されてキレてしまった。
先生も雪ノ下も目を丸くしてしまっている。
「…すんません、今日は帰ります。
時間のある時にはちゃんと顔出しますんでそれで勘弁してください。」
俺は逃げるようにその場から離れた。
だが俺は知らなかった…
まさか雪ノ下とあんな形で再開するなんて
八幡が切れた理由は次回か次々回で明らかにさせます。
では今回も読んでいただきありがとうございました。
感想あればお待ちしております。