時間に追われていたからだよ。
主にfgoとか課題とかfgoとか他のゲームとかfgoとか。
三蔵さん始まりましたねーー。自分は前回の鬼殺し級は式の即死が一発入ったのしかクリアできませんでした……。ほんとやばかったです。しかし三蔵さんも三蔵さんでイベントのやつ集めないと次のストーリー見れないという…
この辺にしときます。
今回は説明多いので注意して下さい。(そのせいで分量が少し多いです)
「それ間違いなく聖骸布、なんだよ?」
インデックスはそういった。
予想はしていたものの、とても嫌な展開だ。
こんなところにいる魔術に関わる一品を持った人間ってだけでマジ怪しいのに、中身と外が入れ替わっていないときた。
とある魔術の禁書目録では御使堕し(エンゼルフォール)は、天使を現世に落としてくる術式だった。
その天使が堕ちてきた影響が、入れ替わりだ。
正直、すごい魔術師(聖人や土御門)が、ものすごい結界のなか(ウィンザー城等)に居ても、体は変わらなくても他人には入れ替わっているように見えるという具合にまでにしか軽減出来ない。
ましてやフツーの魔術師や一般人では対応することすら不可能だ。
そして、入れ替わらないのは術式を発動した本人しかいない。
つまり入れ替わらないと言う事は、犯人として疑われる確率がというかほとんど犯人しかいないのである。
そしてこの術式は世界に混乱をもたらすものである。
入れ替わりなんて起きてんのだから当然だろう。そもそも魔術体系にも影響がある。
そのため、正直どの勢力も犯人探しをしている。
原作では、明かされているだけでも、ロシア成教、イギリス清教が探していた。
いや、ロシア成教のミーシャは結局のところ、帰る手段を探していた天使だったのだから、違うかもしれないが。
そしてローマ正教、こいつもこの術式については後々語っている。
衛宮士郎の前世の少年は、この物語を最初に読んだ時は、作者描くものがなくて入れ替わり何かやったな、と言う感想であったが最後のほうにこれが関わってくるとは全く想像していなかった。
まぁ何を言いたいかと言うと、犯人として疑われると、少なくとも世界の最大個人戦力の1人『聖人』神裂火織、元『土御門の天才』土御門元春、『天使』ミーシャ、そしてとある魔術の禁書目録の主人公『幻想殺し』上条当麻を一気に敵に回してしまうということである。
しかしただいま犯人として疑われかねない状況になっている。つまり、ここでインデックスに対しての答え方を間違えると死亡フラグがビンビンに立ってしまう。それを回避するためにはどう答えたらいいか、衛宮士郎はしばし考えて、こう答えた。
「ーー君、魔術関係者なのか?」
ーーそう、疑われるなら疑う方になってしまいばいいじゃない、的な議論で、この問題を解決しに来た『特殊な礼装を保持する』魔術師を装うのだ。
まぁインデックスにちょっかいを出すと、上条さんがめちゃくちゃ怖いのでやめておく。この事件の事は言わないことにしておくのだ。
上条さんは、とある魔術の禁書目録劇中で、一貫して、この少女を事件から遠ざけるきらいがある。もし、巻き込んでしまったら、そして、その上で犯人と思われたら、愉快な現代風オブジェになること間違いなしなので、できる限りこの現象のことは伝えない方向で行こうと思った。正直あの主人公属性の塊は、敵に回したくないですはい。
そしてそう問い掛けられたインデックスは、マジで少し虚をつかれたように
「ーーじゃあ、しろーも魔術師なの?」
と問いに問いを返してきた。まぁそのこと自体が魔術関係者だと言うことを明かしているのだが。
そのことに対して衛宮士郎は
「ーーああ、魔術を扱う者としてのならそれは間違いじゃない。だけど少し違う。俺はーー魔術使いだよ」
なぜここで魔術師ではなく魔術使いと衛宮士郎は答えたか。
それは型月ととある魔術、その2つに置いて魔術師の定義が違うからだ。
型月では、魔術回路と呼ばれる1種の才能がある者のことを魔術師と呼ぶ。それをうまく扱えるかどうかは個人によるかとりあえずその魔術回路がなければ魔術は使えない。
そしてとある魔術の禁書目録では、魔術師は才能のない者で、才能あるものを目指したことを言う。
天然の能力者、つまり原石のことを才能があると考えるならばその才能のない者たちが、才能のある者たちに追いつくために編み出した術。それが魔術でありそれを使うための魔術師だ。つまり魔術師は才能のないものであり誰でもなれる。(いろいろなリスクを度外視すればだが)
つまり、何が言いたいかというと、先ほどの実験から魔術回路があるらしい衛宮士郎は、型月風でいうと、「魔術回路という才能」を持ってしまっているのだ。
これでこちらの世界の初歩的な魔術を使ってみろ(そんなのはあるかはよく分からないが)なんて言われた日には、全身から血を吹き出して死ぬ可能性が普通にある。
なぜなら、魔術は才能のないもの達の技であって、才能のある物が使うと全身の血管が破裂するという自体が引き起こるからだ。
魔術回路というものが、こっちの世界でいう原石に当てはまるかは分からないが、リスクはできるだけ避けたい。故にこう答えたのであった。
「魔術師じゃなくて、魔術使い?」
「よくわからないなら普通とは違う魔術を使う人間と覚えてもらって構わない」
先ほども言った通りらこれなら嘘はついていない。それに完全記憶能力を持っているインデックス相手なら、間違って覚えられていることもない。つまり後から突っ込まれた時、言い訳が通りやすいのだ。
「じゃあ、その聖骸布って?」
「あーーすまない、俺は普通の魔術に疎くてな、君が魔術関係者とは思わなくてね。つい隠そうと思っちゃったんだ。ーー巻き込みたくないから」
「ーーしろーは良い人なんだね」
いきなりインデックスがそういった。その言葉に、どう返していいか分からず、立ち尽くす士郎。
なんとか言い訳を絞り出したのに、そのことで、いい人だねと言われてしまったからだ。
ーーいや、違うさ。と言いかけようとしたた途端、インデックスが
「あー、ごめんとうまがいた。しろーありがとう。また会ったら宜しくね。アイス美味しかったよ」
と言いつつ浜辺を宿の方へかけていった。
すっかり言うタイミングを逃してしまった衛宮士郎は少ししたのち宿の方へ帰ることにした。
これからは魔術師を演じるなんて胃が痛くなるなーーと思いつつ。
ーーああ、忘れていた。先ほどインデックスに褒められた時にすぐに答えられなかった理由がもう一つある。
我らが主人公、上条当麻さんの元へ連れて言ってもらおうと思ったのだ。だが、それは諦めた。何故ならインデックスを上条は避けている。
あの時ーーインデックスは笑いかけながら言っていた。そうそれがたとえ12歳前後だとしても美少女だったら、美少女が言っていたら様にもなっただろう。てゆうかインデックスは美少女なのだが。
しかーし、ただいま発動している術式を考えてみてもらいたい。体を入れ替える。つまり、インデックスは今野郎の体なんだ。青髪ピアスという名の! 野郎に屈託のない笑顔でニコニコしてやってきてみろ、うんマジ怖い。
なんで最後にこんなこと言ったかと言うと、同じことを考えた上条当麻さんがやったであろう、インデックスが浜辺に垂直に埋まる事件の惨状をぶらぶらした帰りに見てしまったからに他ならない……。
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