こちらではちゃんとマスターズルール3で書けますし、何より折角だから投稿したい!という誘惑に負けました←
い、一応自分で考えたやつなので更新はかーなーり不定期になるとは思います。
でも、これも完結を当然目指します!
なので、応援よろしくお願い致します!
プロローグ
俺の名前は榊野雄牙(さかきの ゆうが)。至って普通の高校生だ。
「遊牙兄ちゃん、早くデュエルしよーよ!」
「わーった、わーった! 分かったから落ち着け。遊矢」
うん、至って普通の高校生だった……んだ。ホントに。
改めて自己紹介をすると、今は榊遊牙。そして今俺にデュエルをせがんでいたのは【この世界での】俺の弟の榊遊矢…………そう、俺は今『遊戯王ARC-V』の世界にいる。
何故こうなったのかと、言うと……俺が前にいたOCG次元(それっぽく言うとだけど)でカードの開封をしていたんだよ。俺のデッキとの相性が良さそうなカードを見付けたからな。それでパックを買ってホクホク顔で帰ってる途中で何故か蓋が外れてたらしいマンホールの穴に落ちてしまった訳だ。そして気がついたら……幼体化してしまっていたんだ。そしてその側にはまだ赤ちゃんの遊矢の姿があった訳だ。ちなみに、髪色や瞳の色とかからよく母親似ってよく言われるな。
そして俺が最初に榊遊勝……俺と遊矢の父さんとデュエルを初めてやったとき、まだ小さい遊矢がそれを見て満面の笑みで「にぃにと、とーちゃのでゅえるだいすき! ぼくもにぃにや、とーちゃみたいにでゅえるしたい!」って言ってたんだぞ……これで兄バカにならない方が不思議な位だと思う。少なくとも、俺は遊矢が可愛くて仕方ない。
そして、遊矢が小学生になったときに俺はサプライズでカードを買いに走った。少ないお小遣いながらも……必死に買えそうな物を探してな。そして、なんとか購入出来た一枚のカードをプレゼントで送った。あの時の遊矢の可愛さと言ったら……言葉では表せないよなぁ…………いや、ホントに。
そんで、まぁ現在は遊矢が小学3年生。そして俺は中学1年生な訳なんだ。んで、何で遊矢がデュエルをしたがってるか、と言うと……
「兄ちゃん明日、大会だもん! それに優勝したら新しいデッキが貰えるんでしょ? 絶対に勝って欲しいもん! だから一緒にデュエルしようよっ!」
そう、俺は明日からこの世界での初めての大会に参加する事が決まっている。しかも主催はLDSで、優勝すれば新しく作られたシンクロデッキをくれると言うから有難いよなぁ……何のデッキが貰えるんだろ…………っと、そういうのは後で考えるか。今は愛すべき遊矢とのデュエルを楽しむか!
「テーブルデュエルでも良いか?」
「うん! 今度こそ、兄ちゃんに勝つんだい!」
……あぁ、ホントにかわいい。満面の笑みで両手を突き上げてあんなこと言われるなんて……大抵の弟持ちは、弟にこれされたらたまらんだろ…………負けないけど。
あ、手元にライフポイント計算機(レオコーポレーション製・税込334円)があるからそれでライフ管理をするよ。
「「デュエル!」」
遊牙LP4000vs遊矢LP4000
「んじゃ、コイントスで先攻と後攻決めるぞー」
「うん! 僕は表!」
俺がコイントスをして確認すると……表、先攻は遊矢の様だった。
「先攻は俺だよっ! 俺は“EMアメンボート”を召喚!」
EMアメンボートATK500
一応、俺がデュエルの手解きをしてるからある程度は強くなってる筈なんだよ、うん。
「俺はカードを2枚伏せてターンエンド!」
遊矢LP4000
手札2
EMアメンボートATK500
伏せカード
伏せカード
うん、初手としては中々じゃないか。流石は主人公だな……
「俺のターン、ドロー」
手札5→6
っと、この組み合わせなら……
「俺は“召喚僧サモンプリースト”を召喚。召喚時効果で守備表示にする」
召喚僧サモンプリーストATK800→DEF1600
俺のデッキで回すときにはたまに使うカードだな。中枢になるモンスターを出すときにはいつも重宝してる。幸いにも、今日はかなり手札が良いし展開は終わるまで時間が掛かりそうだな……
「んじゃ、サモンプリーストのモンスター効果だ。手札の魔法カード……“魔法都市エンディミオン”を墓地に送って……デッキからレベル4のモンスター……“王立魔法図書館”を守備表示で特殊召喚」
王立魔法図書館DEF2000
さて、見てわかるだろうけど……俺のデッキは【魔力カウンター】。エンディミオンを主軸にしたデッキだ。あるギミックを搭載してるんだが……何を搭載してるかはお楽しみ、だ。
「俺はフィールド魔法“魔法都市エンディミオン”を発動。魔法カードが発動されたから図書館に魔力カウンターを1つ載せるぞ」
俺はそう言いながら手元にあったおはじきを1つ王立魔法図書館のカードの上に載せる。
王立魔法図書館
魔力カウンター0→1
「んで、更に魔法カード“魔力掌握”を発動。図書館に2個目のカウンターを載せる。そして魔法カード発動に伴い、図書館とエンディミオンに魔力カウンターを載せる。そしてデッキから2枚目の魔力掌握を手札に加える」
王立魔法図書館
魔力カウンター1→2→3
魔法都市エンディミオン
魔力カウンター0→1
「そして図書館の効果。コイツに載ってる魔力カウンターを3つ取り除いて1枚ドローする」
王立魔法図書館
魔力カウンター3→0
ふむ、流石に展開補助は厳しいか。まぁ、まだ回せるけどもな
「俺は魔法カード“トゥーンのもくじ”を発動」
「今日も魔法カードいっぱい手札にあったんだね……」
遊矢のジトーとした視線に思わず苦笑いをしてしまう。まぁ、俺のデッキは罠が少ないし、自然とこうなるだけなんだが……
「俺のデッキがこの動きなんだから……仕方ないだろう? 続けるぞ。もくじの効果で2枚目のもくじを手札に。2枚目発動で3枚目を手札に。3枚目発動で“トゥーン・ワールド”を手札に加える」
王立魔法図書館
魔力カウンター0→1→2→3
魔法都市エンディミオン
魔力カウンター1→2→3→4
「んで、また図書館のカウンターを3つ消費して1枚ドロー」
手札4→5(内2枚トゥーン・ワールド&魔力掌握)
おっと、これは予想外。もうちょっとターンが続きそうだ。
「俺はライフを1000支払ってトゥーン・ワールドを発動。そして装備魔法“ワンダー・ワンド”をサモンプリーストに装備。そして“愚かな埋葬”発動して、デッキから“神聖魔導王 エンディミオン”を墓地に送る」
こいつを特殊召喚してもいいんだけど……攻撃はどっちにしても防がれる。ここは攻め手ができるまでエンディミオンは墓地で待機しておいてもらおう。
「エンディミオンの効果で1枚ドロー。サモンプリーストをワンダー・ワンドの効果で墓地に送ってさらに2枚ドロー」
手札
2→3→5(内1枚魔力掌握)
んー……流石にこれ以上は無理か。
「俺はカードを2枚セットして永続魔法“補給部隊”を発動。これでターンエンドだ」
遊牙LP4000
手札2
王立魔法図書館DEF2000 魔力カウンター1
魔法都市エンディミオン 魔力カウンター8
補給部隊
伏せカード
伏せカード
「いくよ。俺のターン、ドロー!」
さて、どんな風に返してくるかなぁ?
「よし! 俺は“EMディスカバー・ヒッポ”を召喚!」
EMディスカバー・ヒッポATK800
「更に俺は魔法カード“二重召喚”を発動!」
「魔力カウンターが1つずつ乗るが……来るか? 遊矢のエース!」
王立魔法図書館
魔力カウンター1→2
魔法都市エンディミオン
魔力カウンター8→9
「当然! ヒッポをリリース! ヒッポは2体分のリリース素材になる! 本日の主役、世にも珍しい二色の目をもつ龍! “オッドアイズ・ドラゴン”!」
オッドアイズ・ドラゴンATK2500
「相変わらず、よく出てくるな」
「だって、俺のエースだもん! 勿論、遊牙兄に貰ったアイツも俺のエースだけどね!」
「でも、そいつの攻撃でも俺にはダメージはほとんど通らないぞ?」
「分かってる!(伏せカード2枚残ってるけど……ここは遊牙兄のデッキの軸のモンスターを削る! その上でダメージをこれで上乗せして与える!) 俺は装備魔法カード“デーモンの斧”をアメンボートを対象に発動!」
ファッ!? そ、そうくるか……
「これでアメンボートの攻撃力が1500になるよ!」
EMアメンボートATK500→1500
王立魔法図書館
魔力カウンター2→3
魔法都市エンディミオン
魔力カウンター9→10
これはしてやられたな……これは大ダメージを受けるしかないな……
「バトル! オッドアイズ・ドラゴンで図書館に攻撃! 更にアメンボートでダイレクトアタック!」
「……王立魔法図書館に乗ってるカウンターはエンディミオンに乗るぜ。そして補給部隊で1枚ドロー」
……うん、ここはどれも受けるか。
遊牙LP4000→2500
「よっし! 俺はこれでターンエンド!」
遊矢LP4000
手札0
EMアメンボートATK1500(装備:デーモンの斧)
オッドアイズ・ドラゴンATK2500
デーモンの斧(対象:アメンボート)
伏せカード
伏せカード
さて、これからどう挽回していくかな……?
さて、投稿してしまったわけですが……←
実は、まだオリキャラ(オリ主ではない)のデッキが一部決まってないので、もしよろしければ皆さんのご希望があれば、そのデッキを使うキャラを登場させようかと。
勿論、一発キャラにするつもりはなく、サブキャラ(ランサーズへの加入可能性が大)として、出す予定です。
ただ、何十とは出せないので、そこは厳選をさせていただきます。
投稿後、活動報告を出しますので、出してほしいデッキがあればそこにご提案ください。個人的にはできる限り採用したいと思っております。
期限も、活動報告に示す予定ですので、詳しくは活動報告をご覧くださいませ
使用禁止制限
・OCG 2015年10月1日リミットレギュレーションを適応