遊戯王ARC-V 風纏いの振り子   作:瑞田高光

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これも予約投稿になっております。

さてさて、最後に発動されたカード。一体どんな効果なんでしょうかねぇ?←
※感想欄でどんな推理が行われてるかは今書いている状態では知らないです



それでは、お楽しみくださいませ


第1話-3

「オレのターン! ドロー! 更にリバースカード“タイムトラップ~after.5~”発動!」

 

手札1→2

 

 うん……? 今発動したカード……見たことがないカードだが……

 

「フフフ、タイムトラップは場のすべてのカードのターン経過を進めたり戻したりするカード……そしてこのafter.5はすべてのカードを発動させた時から5ターン経過させたものとするカード!」

 

タイムトラップ~after.5~ オリジナル罠

通常罠

このカードは、フィールドで発揮されているカードの全てを発動した時のターンから5ターン経過したものとして扱う。

この効果を発動したエンドフェイズにこのカードを墓地から除外し、このターンに自分の墓地に送られたカードは全て除外する。

 

 ……え、それだk……いや、これは…………!

 

「そしてメインフェイズ! オレは【6ターン経過した進化の繭を装備しているプチモス】をリリースして、現れよぉ! “究極完全態・グレート・モス”!!」

 

究極完全態・グレート・モスATK3500

 

 出て、来やがった……こんな序盤から正規(だよな? 一応、補助カードはあったけど)召喚してくるとは思わなかった……ちょっと、ヤバいな、これ…………

 

「魔法カード“埋葬呪文の宝札”を発動! 二重召喚、トゲトゲ神の殺虫剤、手札抹殺を除外、その後2枚ドロー! まだまだぁ!“強欲で貪欲な壺”を発動! デッキトップ10枚を除外し、2枚ドロー!」

 

手札

1→0→2→1→3

 

 ……ヤバいな、明らかに相手に流れが……!

 

「魔法カード、“ハーピィの羽根箒 ! お前の魔法、罠カードを破壊する!」

 

 これは防げないとはいえ……展開の要を潰された……!

 

「装備魔法、“団結の力”をグレート・モスに装備!」

 

 

「バトル! インセクト女王でデーモン・イーターを攻撃! クイーンズ・ヘル・ブレス!!」

 

 ……伏せカードも何もないし、見送るしかない、な。

 

「インセクト女王のモンスター効果でインセクト・ラーバを特殊召喚! いけえっ! グレート・モスでタツノオトシオヤを攻撃ぃ! モス・パーフェクト・ストームゥ!!」

 

 グレート・モスの起こした、鱗粉を巻き込んだ竜巻はタツノオトシオヤをを取り込むと、その体をズタズタにしていき、最終的に大爆発を引き起こした……!

 

「ぐっ……ぐああああっ!!」

 

LP4000→200

 

 …………っくそ、流石に……3000超えを一発で受けると……キツいな…………

 

「インセクト・ラーバでヘイカンに攻撃!」

 

「……ヘイカンの効果で表側攻撃表示で“闇竜星-ジョクト”を特殊召喚!」

 

闇竜星-ジョクトATK0

 

「ヒョッヒョッヒョ……カードを伏せてターンエンド! さぁ、サレンダーするなら今のうちだぜぇ?」

 

「……生憎と俺はしぶといんでな。まだまだライフが残ってる今は俺は諦めねぇ!」

 

「……フン、まぁいい。さあ、貴様のターンだ!(今は伏せたのはミラーフォース……どうしてこようと、これで一網打尽だ!)」

 

 

「俺のターン……」

 

 現在の残りライフは200で場はジョクトのみ、対して羽蛾は無傷の4000……フィールドも伏せカード1枚に攻撃力1200のトークンがいるとはいえ、攻撃力3000と5900の大型がいる……そして俺の手札はドローを含めて5枚。うち1枚が公開情報……正直、今の手札じゃあ勝ち目がない……でも、ドローカードで切り抜けるしか今の俺に出来る手立てはない。やるしかない!

 

「ドローッッッ!!」

 

 引いたカードは……ドローソース! まだ、いける……!

 

「魔法カード、“竜星の輝跡”を発動! 墓地の竜星モンスター……リフン、ボウテンコウ、シュンゲイの3体をデッキに戻し、2枚ドローする! ボウテンコウはシンクロモンスターだからエクストラデッキに戻る!」

 

 さぁ、この2枚で少しでも希望が見えれば……

 

「ドロー!!」

 

 ……1枚目は、貪欲な壺…………まだ、チャンスはある。2枚目は…………

 

「……あれ?」

 

 2枚目にあったのは、【俺がデッキに入れてないハズのカード】だった……なぜ、このカードが……と、とりあえず貪欲な壺でチャンスを……

 

「貪欲な壺を発動! 墓地のモンスター5体をデッキに戻して2枚ドロー!!」

 

 引いたのは、埋葬呪文の宝札と……また、やっぱり、だ。これも【デッキに入れていないハズのカード】……なんで、だろう……

 

「……ええい、こうなったら行けるとこまで行ってやる! 埋葬呪文の宝札を発動、補給部隊と竜星の輝跡、貪欲な壺を除外して2枚ドロー!!」

 

 ……3枚目の入れていないはずのカードと、ドローソースとなる魔法カード……セフィラシウゴが手札にあるから、何とか出せれば、だけど……これはやるべき、なのか? 俺がそう思案をしていると、突然、いつも首にかけていた遊矢と色違いの黄緑色の水晶のペンダントが光り輝くと同時に、俺の意識がブラックアウトしてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 遊牙が突然項垂れたのを見て、観客が少しざわつく……しかし、遊牙が手に持っていた手札の一部が光り輝くのとほぼ同じとき、別のデュエルフィールドでストロング石島とデュエルをしていた遊矢の手持ちのカードが変化を見せた。そして、手札の輝きが収まると、前を向いた遊矢とシンクロするようにバッと遊牙が顔を上げる。そして、光輝いていたり、変化したカードを2人は2枚手札から手に取り、デュエルディスクの【両端に表側でセットした】。

 

 

 

「俺はスケール8のオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンとスケール1のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンでペンデュラムスケールをセッティング!」

『俺はスケール1との星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!』

 

 二人の言葉と共に、遊矢の背後に2本の水色の柱が現れ、白い装束の魔術師……星読みの魔術師と黒い装束の魔術師……時読みの魔術師がその中に入っており、2本の柱の間に遊矢の胸に煌めくペンダントと同じようなものが浮かび上がる。そして遊牙の背後には黄緑色の2本の柱の中に緑と白の2色の竜……オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンと赤色と白色の2色の竜……オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンがそれぞれ柱の中に入っており、2本の柱の間に遊牙の胸で煌めく黄緑色のペンダントと同じものが浮かび上がり……そのペンダントの周りを風がぐるぐると渦を巻いていた。

 

「『これで、レベル2から7のモンスターが同時に召喚可能!』」

 

 突然起きた出来事に、遊矢とデュエルしているストロング石島、そして遊牙とデュエルしているインセクター羽蛾は何が起きているのか、全く分からない、と言った様子であった。

 

「揺れろ、新風纏いしペンデュラム! 天空を翔ろ新風のアーク! ペンデュラム召喚! 舞い降りろ、俺の仲間達よ!」

『揺れろ、魂のペンデュラム! 天空に描け光のアーク! ペンデュラム召喚! いでよ、我がしもべのモンスター達よ!』

 

 遊牙と遊矢の呼びかけに応じ、ペンダントが左右に大きく揺れる……そして、その軌跡から生まれた輪の中から複数の光が飛び出して、それが場に降り立つと、その光は消え、その場所にはモンスターが鎮座していた……

 

遊矢 フィールド

EMウィップ・バイパーATK1700

EMソード・フィッシュDEF600

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンATK2500

 

遊牙 フィールド

闇竜星-ジョクト(元からいる)

炎竜星-シュンゲイATK1900

秘竜星-セフィラシウゴDEF2600

オッドアイズ・ファントム・ドラゴンATK2500


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